異世界日帰り漫遊記

御結頂戴

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聖都バルバラ、祝福を囲うは妖精の輪編

1.借りはちゃんと返しましょう

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 二日後、俺達は準備を整えて出立する事となった。

 いつもの旅ならば最低限のグレードの馬車を使うのだが、今回は氷の中で眠っているヨアニスと、この国の重要人物でもあるアドニスが同行するので、そんな訳にもいかない。その上、出発地も皇帝領の中心である彩宮さいぐうの前と言う事で、俺達はすさまじい違和感を味わっていた。

 ……いやだって、俺達はいつもの冒険者服(冬仕様)なのに、目の前にあるのは宮殿なんですよ。加えて騎士団と時期皇帝陛下のお見送り付きってのはどうよ。
 ちょっと庶民にはキツいっていうか恐れ多いって言うか……!

 それに、俺達が乗る馬車もいつもとはまるで違っているんだってば。
 馬車はコンテナハウスかよレベルの大きさだし、最低限の装飾だけとは言え俺達が乗る馬車より豪華なのは明らかだし、その上ディオメデは四頭もいる。

 一頭でもかなりの馬力が有るのに、それが四頭って。
 争馬種のお値段を考えると、貧乏人の冒険者には恐ろしくて使えそうにない。
 国主の一大事となれば、こんな凄まじい装備を渡されるのか。

 いやそりゃそうだよな、何で勇者に渡すアイテムが「部屋から出るための鍵」と松明たいまつなんだろうって言う。現実はこうなるわな。
 いかんいかん、ゲームに毒されてるぞ俺。

「では箱を馬車に運び入れます」
「皆の者、決して落とすなよ! 落としたら斬首刑だ!!」

 なんか凄い事言ってますけど、騎士団の皆さん出立前にそういう話はやめて下さい。ヨアニスの入った箱を馬車に積むってんだから、何か有っちゃいけないと言うのは解るけどさ。だけどもっとこう……部下に優しく……。

「なんだか大事になって来たなあ……」

 ようやく暗黒騎士っぽい鎧から解放されていつもの服装に戻ったブラックは、頭をぽりぽり掻きながら馬車の様子を眺めている。
 クロウも同じような気持ちなのかどうなのか、大きなあくびをしながらいつもの無表情な顔で目をしぱしぱとしばたたかせていた。

「一国の王の身を扱うのだから、慎重しんちょうになるのも仕方ない。オレの国でも、王の体を洗う時に爪痕一本でも付けたら鞭打ち刑だからな」
「こわっ……なんだその超絶対王政……」

 ベーマス王国厳しすぎないっすか。獣人の国怖い。
 いや待てよ、獣モードだとモフモフだろうし、モンスター補正もあるから鞭打ちも数発程度なら耐えられるのか……? わからん、異文化ほんとにわからん。

 そんな変な事を考えていると、アレクとボーレニカさんが近付いてきた。

「ツカサ兄ちゃん……」
「おう、アレク」

 臣下の人の前で呼び捨てはどうかとは思うが、アレク自身がそう呼ばれたいと言ったので、はばかりながらも変わらずに名前を呼ばせて貰っている。
 よくよく考えたら皇帝陛下のお世継ぎを弟扱いしてたんだな俺……やだ怖い。

 アレクはこんなに可愛くて健気な子なのに、将来はカイザーとか呼ばれるようになっちゃうのか……あれ、むしろ皇帝にツナギ作ってる俺って逆に凄くね?
 コレは久しぶりに調子に乗っちゃっても良いヤツかな? いや、そんな場合じゃないけど、ちょっとくらいは明るく振る舞ってもいいかなって……。

「本当にもう大丈夫なの?」
「えっ!? あ、ああ。大丈夫だ。ほら、もうこんなに動かせるしな!」

 まさに貴族な服を着た“お坊ちゃんスタイル”のアレクは、俺を心配そうに見上げている。父親の事も有って、かなりナイーブになっているんだろう。
 よし、ここは俺が元気な姿を見せてやって、ヨアニスも大丈夫だという事を証明してやらねば。弟分を安心させるのも兄貴の役目だからな!

 俺は目いっぱいの笑顔で、怪我をした方の足を上げたり下げたりして動かすと、とどめとばかりに最後はパァンと良い音で叩いて見せた。
 ぶっちゃけ最後のは痛かったが、笑顔をキープしてアレクの頭を撫でてやる。

「ほらな? だから心配すんなって。ヨアニスの事だって、絶対に助けてやるさ。そんで、絶対にもう一度ここに帰って来るから」
「絶対だよ?」
「おうよ、俺がアレクに嘘ついた事有ったか?」

 そう言いながら抱き上げて高い高いしてやると、アレクは恥ずかしかったのか顔を赤くしたが、はにかむような笑顔で小さく頷いた。
 よしよし、女の人は笑顔が一番だけど、やっぱ子供もそうでなくちゃな。
 アレクは今からが大変なんだし、不安は少しでも取り除いてやらねば。

 しかし……「足にやいばを受けてしまってな」的な台詞を言うキャラにならなかったのは良かったけど……よくよく考えると三日程度で完治ってのも妙だな。

 前にもボコられた傷とかがすぐに治った事が有ったけど、これも黒曜の使者の能力の一つなんだろうか。まあ、回復薬で治る程度の怪我なんだし、大地の気が体に充分に有れば自己治癒能力も増すんだから、その気を作り出せる俺にも多少の追加効果とかが有る可能性はあるよな。

 いるのかいないのか良く解らないが、俺にこんな能力を授けた神様的な存在も、どうやら鬼ではなかったようだ。
 よーしこれなら骨折しても平気だぞーわーい。……とは行かんな。やっぱ骨折は怖いので、これからも己の能力を過信かしんせずになるべく地道に行こう。うん。

「おっと、もう積み荷の運び込みが終わるみたいだな」

 ムサい酒場の親父からガタイの良いイケメン護衛騎士にすっかりクラスチェンジしたボーレニカさんが、馬車の方を見ながら己の腰に手を当てる。
 俺と話した事で少しふっきれたのか、彼の顔にはもううれいはない。
 彼の方も、どうやら心配はいらないみたいだな。

 相手の姿に心から安堵あんどしていると、いきなり俺の腕が重くなった。
 いきなりアレクが重たくなったのかとあせったが、実際はそうでは無く……背後からブラックが俺にぴったりとくっつきながら、アレクを持ち上げた腕をぐいぐいと降ろそうとしていやがったのである。

「ツカサ君もうすぐ出発だよ、もう良いよね、もう良いよねえぇ。さっさと用意して馬車に乗り込もうか~」
「ちょっ、こらっ、お前! 何アレク相手にヤキモチ焼いてんだよ!」

 重い! 腕が重い!!
 アホかこの中年、子供にまでヤキモチ焼くとか大人のする事じゃねーぞ!
 でも腕が限界なので降ろさざるを得ないっ、悔しいっ。

 仕方なくブラックにされるがままに俺は腕を降ろそうとしたが……アレクは面倒臭い中年に負けたくないと思ったのか、俺の首に手を回してしがみ付いてきた。

 きゃー、おぼっちゃん凄い良い匂いの髪ですねー、しかもふわっふわ!
 この匂いの石鹸、教会の子供達にも送ったら天使がより天使に……じゃなくて!

「あ、アレク、重たいってば!」
「この小僧……」
「ブラックも未来の皇帝陛下と口喧嘩しようとすんなってば!」

 アレクの顔もブラックの顔も見えないので、二人がどんな雰囲気になっているのか解らないが、何にせよ険悪なのは間違いないだろう。つーか旅立つ前にそんな事してんなよなあもう!

「ツカサ兄ちゃんに酷い事したら許さないからな、オッサン」
「ほーう? 恋人の“こ”の字すら知らないようなガキが僕を牽制しようとは、実に笑わせるねえ。僕とツカサ君が恋人同士で仲良くやってるのを酷い事とは、これは将来が思いやられるなあ」
「相手に嫌な事を強制させるのは悪人のやる事だぞ。そんなの俺より下の子供達だって知ってるのに、それでもツカサ兄ちゃんにをやってるお前なんて、恋人に相応ふさわしくない。いい加減兄ちゃんに甘えるのやめろよ。オッサンのくせに」
「ちょっと、二人とも……っ」

 アレクの言う事はごもっともだが、このオッサンから甘える要素抜き取ったら、ただのえげつない中ボスになるから駄目だよ! 勇者に殺されるよ!
 あと一応俺の恋人だからあんまり責めないでアレク!

「ふ、ふふ……言ってくれるじゃないか、ガキのくせに……僕達の仲睦なかむつまじい姿を見せつけてもそこまで刃向はむかって来るとは、将来が危険だね……いっそここで」
「望むところだ、お前なんて決闘で完膚なきまでに倒してやる!! 駄目な大人に負けるもんか、俺だって修羅場潜ってるんだからな!」

 何言ってんのこの人達何言ってんの! クロウも頷いてないで止めて!
 もうどうしようもなくてボーレニカさんに助けを求める視線を送ったが、相手は苦笑した顔で「お手上げ」とばかりに両手を天に向けて肩をすくめた。

「モテモテでうらやましいこったなあ、坊主」
「この状況でよくそんな事言えるな!?」

 ボーレニカさんまでこんな事言うぅうう。
 えーんえーん大人がいじめるよー、もうやだこのオッサンども!

 勘弁してくれと涙目になっていると、荷物の積み込みを監督していたアドニスがこちらにやってきて呆れたように溜息を吐いた。

「何してるんですか貴方達。アレクセイ様もバカで小汚い中年にムキにならないで下さい。こんな小物、相手する価値もありませんよ」

 アレクを抱え上げて降ろすと、まともな事を言ってアドニスは指を振る。
 まさかこの場をコイツに収められるとは思っていなかった……。

「この国の奴らは一々いちいち僕に喧嘩を売らないと気が済まないのかなツカサ君」
「怒りたい気持ちは解るけど、お前もちょっとは大人になろうなブラック」

 俺はねブラック、こういうやりとりは不毛だと思うんだよ。
 お願いだからもう少し大人としての余裕を……持てるくらいなら、こんな性格にはなってないか……ホントこのオッサンは……。

「さ、出発しますのでアレクセイ様は騎士団の元へお帰り下さい。流石さすがに四頭のディオメデの引く馬車だと、土煙で目をやられる危険がありますから」

 ええ、そんなに馬力あるんすか。
 いつも思うんだけど、ディオメデって普通の馬の何倍のパワーなんだろう?

 つのが生えててひづめに爪がある黒い馬って、もう逆に馬という種族にして良いのかと言う問題があるが、ヒポカムも毛がフサフサのカバちゃんなのに馬扱いだったし、考えるだけ無駄なんだろうか……うーん、久しぶりにファンタジーの世界に戻ってきた感じがするから、まだ頭が「こまけぇことは良いんだよ」思考になり切れない。やっぱ謀略渦巻く宮殿ってのは長く居すぎるといかんな。

「では、参りましょうか。……アレクセイ様、どうかしばしの御辛抱ごしんぼうを」
「…………うん。ツカサ兄ちゃん……気を付けてね」

 名残惜しそうに俺を見上げるアレクに、俺は「大丈夫だよ」と思いっきり笑ってみせると、元気付けるためにアレクの頭をぽんぽんと叩く。
 そこで、ふと思い出して俺はふところを探った。

「おっとそうだ。アレクにこの指輪を返さなくっちゃな」

 取り出したのは、アレクが俺に貸してくれた大切な指輪だ。相手の小さなてのひらにそっと返すと、アレクは首を振って指輪を返そうとした。

「だめ、これはお守りだよ。ツカサ兄ちゃんが持ってて」
「……それは出来ない。確かにその指輪はお守りで、人を守る力が込められているけど……俺を守ってはくれなかっただろう?」
「あ……」

 言葉を失くすアレクは、恐らく俺がナイフで刺された時の事を思い出しているのだろう。ショックな事かも知れないが、でもこれはアレクのためにも伝えてやらなければ行けない大切な話だ。
 忘れずに話せて良かったと思いながら、俺は指輪を持つアレクの手を包み、その指輪をぎゅっと握らせた。

「アレク、この指輪は他の誰でも無い、アレクを守るための指輪なんだよ。だから俺じゃなくて、アレクが持つべきなんだ。どんなに辛くても、悲しい出来事を思い出してしまうとしても。……だってこの指輪は、ソーニャさんの愛情が込められている……お前のお母さんののこした、世界でただ一つの指輪なんだから」

 そう。俺を守らなかったのは、その指輪を持つべき人間が俺では無かったから。
 俺の指にその指輪がはまらない事には、確かに意味が有る。
 彼女は、アレクに確かな愛情を残してあげたかった。自分とアレクとヨアニスを結ぶ確かな絆を、アレクに持っていてほしかったのだ。
 だから、指輪という形でアレクを守るアイテムを作り、彼に与えた。

 その愛情は、誰でも無いアレクだけに向けられたものだったはずだ。
 だから、この指輪は誰にも渡せない。アレクが持つ事で、初めて意味を持つ。
 自分の命をけてでも子供を守りたいと思った母親の愛だけは、誰かが奪える物ではないのだ。……この指輪は、それを確かに示している。

「……お母さんの遺した、指輪……」
「そうだよ。それに、その指輪はもうアレク一人だけの物じゃない」
「え……?」
「アレクのお母さんの事をとても愛していたヨアニスも、きっとその指輪を大事にしてくれる。だから……これからは、二人でその指輪を守るんだ」

 もしヨアニスがこの場に居たら、彼はアレクごと指輪を抱き締めただろう。
 アレクが来る事を待ち望んで、俺の持つ指輪を恋しそうに見つめていた。そんなヨアニスなら、きっとアレクの事も優しく包んでくれる。
 アレクと一緒に恋しがって、泣いて、喜んでくれるに違いない。
 ソーニャさんの分まで、家族としてアレクの事を愛してくれるだろう。

 だから、今はその指輪を持っていてほしい。
 そう思って、小さなアレクの手を両手で優しく包み込むと――アレクは少し下唇を噛んで何かに耐えてから……潤んだ目で、俺を見上げて笑った。

「ツカサ兄ちゃん……俺、待ってるから。ボーレニカと一緒に待ってるから、絶対にお父さんを連れて帰って来てね」
「おうよ、任せとけ!」

 色々と不安はあるが、それだけは必ずげて見せる。
 迷い無い笑みで決意を見せつけてやると、アレクもやっといつもの子供らしい笑顔で笑ってくれた。……もう、大丈夫。きっと大丈夫だ。

 俺は改めてアレクとボーレニカさんに一時の別れを告げると、豪華な馬車へと乗り込んだ。御者ぎょしゃはもちろん俺達では無く、四頭引きの馬車専用の御者さんだ。
 彩宮の中の客間のようにしっかりとした部屋に驚きながらも、俺は後部が見える部屋へと移動してアレク達を見やった。

 窓の外の騎士団とアレク達は、馬車をじっと見つめている。
 やがて――出発を知らせる四頭の馬のいななきが一斉にその場に響き――馬車は音を立てて動き始めた。

「意外と静かだね……車輪に何かあるのかな」
「あれ、お前達も来たのか」

 クロウはともかく、アレクを敵視していたブラックまで、見送りに手を振り返すためにこの部屋に来るとは。
 驚いていると、ブラックは眉をしかめてクロウは首をかしげた。

「見送る相手に手を振るのは礼儀だろう?」
「……僕はあのクソ眼鏡と二人きりになりたくないんでね」

 クロウは偉いので良いとして、お前はそれで良いのか。
 まあでも気持ちは解るから、ツッコミはいれないけども。

「ツカサにいちゃーん!! 絶対に、絶対に帰って来てよー!!」

 そんな言葉が、動き始める馬車の向こう側から聞こえる。
 土煙にわずかに霞んだ視界の向こうで手を振るアレクとボーレニカさんに、俺は「もちろんだ」と強く手を振り返した。
 きっとこちらからの声は聞こえないだろう。でも、決意だけは伝えたい。
 そう思って、クロウと一緒に何度も何度も手を振り続けた。

 少しの間不安な思いをさせるけど……でも、必ずお前の父ちゃんを復活させて帰って来るからな、アレク。それまで頑張るんだぞ。

 そんな俺の思いを余所よそに、車窓はどんどん彩宮が遠ざかって行く。
 この国で唯一鮮やかな世界が、その世界で不安と戦いながら頑張ろうとしている人達が、見えなくなっていく。
 この馬車に、この国の命運を握る国主を乗せて。

「…………もう、見えなくなっちまったな……」

 四頭引きの馬車は自動車のように素早く加速し、無情に思えるほどの速度で外の風景を置き去りにしていく。今はもう、街並みしか見えない。
 俺は名残惜しく思いながらようやく手を降ろした。
 やっぱこういう別れって苦手だな……寂しくて仕方ないや。

 そんな事を思う俺の隣で、ブラックが窓の外の景色を見ながら呟いた。

「……その人を守るための指輪、か……」
「ん? 指輪?」

 俺が顔を覗き込むと、ブラックは照れ臭そうに苦笑して首を振った。

「ううん、何でもない。それよりツカサ君……これからは、あのガキに必要以上に構わないでね? ツカサ君は気付いてないかもしれないけどさ、あのガキ、絶対にツカサ君にれてるんだから」
「……は? どうしてそうなるんだよ。アレクは俺の事を兄貴みたいに……」
「だーかーらー! そうじゃないってば! 大体、兄貴分だと思ってるんならどうして教会でセックスを見せつけてやった時に僕の事だけ睨んで……っ」
「………………は……?」

 いま、何て言った?

 教会での、せ……えっちを、アレクに見せつけた……って……。
 …………え?
 まさか……あの変態くさいえっちを、どっかでアレクにみ……みられ……っ。

「……あ」
「自ら墓穴を掘ってどうする、愚か者め」

 うう、ううううう、ううぅぅううううう……!!

「こ、んの…………超ド級バカ――――――ッ!!」

 ふざけんじゃねえよこのうすらトンカチぃいいい!!

 ああくそ、耐えられん。
 何故か手近にあったほうきを振り回し、俺は遠慮も無くただ思いっきりブラックの頭をひっぱたいて吹っ飛ばした。

 ……世間は「理不尽な暴力を振るってはいけません、そんな事をすると嫌われる暴力ぼうりょくヒロインになります」と言うが、でもこれは理不尽な暴力じゃないし、第一俺は男でヒーローだから許してほしいと思う。つーか許してよ!!
 何なんだよ! 何勝手に見せつけプレイしてんだよ!
 つーか子供に! 純粋な子供にあんな恥の極みのただれた行為を見せつけるとか何してんだテメエ!! お前の血は何色だチクショ――――!!

「つ、ツカサ君……意外と良い所に当てる…………ぐふ……っ」
「あ、ブラックが死んだ」

 もう本当最低、なんでコイツが俺の恋人なのかなあ!?












 
※謎の研究施設とかある国なんだから、飛空艇とか…!と思ったんですが
 それだと旅って感じが減るし流石にハイテクすぎなのでやめました(´・ω・`)
 そもそもファンタジー世界なので、バードストライクどころか
 モンスターストライクしょっちゅう起こしそうだし空の旅は竜でもいないと
 難しそうですよね…魔物が居る世界で飛空艇……(´・ω・`)ムムム…
 
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