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祭町ラフターシュカ、雪華の王に赤衣編
21.情けは人の為ならず
しおりを挟む「よし……じゃあロク、みんなに挨拶して~?」
「キュー! キュキュー、キュー!」
「みんなー、ロクはちっちゃいから、優しく撫でて一緒に遊んであげるんだぞー」
「はーい!」
うんうん、良いお返事だ。
久しぶりに起きてたっぷりご飯も食べたロクショウは、早速子供達に受け入れられてキャッキャと遊んでいる。ヘビは怖がられるかなと思ったけど、子供達は人懐っこくて可愛いロクを一目見て気に入ったらしい。
特に男勝りな女の子のシュシュちゃんは、ロクのフォルムに惚れたらしく、キラキラと目を輝かせてロクを頭にのっけたり肩に巻いたりしていた。
とても良い光景だ。和む。
年少さん組が遊んでいるのを見ながら、俺はかねてから頼んでいた事を報告して貰うべく、ギルベインさんとレナータさん、それに年長組のカイン達とお勉強部屋に籠り、彼らの話を聞く事にした。
もちろんブラックとクロウも居るが、今回は俺の後ろで静観してもらう。
「それで……どうでしたか?」
それぞれ机に座って話しを促すと、まずカインが話しだした。
「えっと、壁際の区域の人達は住み込みとかで家に居ない人も居たけど、祭りの夜には大体が家に戻るって言ってた。それと、お店は大体が職人ばかりで、この区域出身の下働きの人は少ないみたいだったよ。仕事がない人達は、国からの支援金で辛うじて暮らしてるみたい」
「子供は十人程度しかいませんでした。他はリン教会で預かってるって」
カインの報告に続いて、しっかり者のアイシャちゃんも補足を付けてくれる。
彼らに頼んでいたのは、主に壁際の区域の人達の祭りの夜の在宅率と子供の数の調査だ。ついでに、彼らの仕事においての下調べもして貰った。
思った通り、祭りの夜は流石に家族みんなで過ごすらしい。
下働き先の店も、鬼と言う訳ではないようだ。
「よく調べてくれたね、ありがとう」
慣れない事だったろうに、それでもバッチリ調べて来てくれた年長組さんにお礼を言うと、彼らは嬉しそうに笑った。
「では……ギルベインさんとレナータさんの方はどうでした?」
「全員に聞けた訳ではないが……大体の人間が衣食住はギリギリ足りているようでしたな。壁際の区域の人間は、そもそもが代々受け継ぐ職も能力も持たぬ人々……この街では底辺だと見られる事が多い。他の街の人々と比べると、娯楽に興じる暇すらないと言った所ですな」
ギルベインさんの深刻そうな声音に、レナータさんも愁い顔で頷きながら祈るように手を組む。
「彼ら自身、そんな生活から抜け出したいと願っているのに……技術もそれを学ぶ師もなく、ただ簡単で単調な雑事を命令され日銭を得る事しかできずに、苦しんでいるようです」
「なるほど……」
「そんな状態じゃ、何かをギフトとして贈っても無駄なんじゃないのかい」
背後から口を挟んできたブラックに、俺は腕を組んで唸ってしまう。
確かにそうだ。一年に一度の素敵なプレゼントったって、子供に玩具を贈るように気楽にプレゼントを渡しても、彼らにとっては焼け石に水だろう。
大人に贈り物をする、というのは存外難しい事なのだ。
――――実は、俺はギフトの儀の時に大きくコースを外れて、壁際の区域の人達にも何か贈り物をしようと考えていた。もちろん、街長にはナイショで。
だって、彼らも街の一員には違いないし……仲間はずれなんて嫌だしな。
そう考えたからこそ、街長に「欲しい物」の希望を訊かれていなかった人達にも喜ばれる物を贈りたいと思って、みんなに協力して貰い色々と調べていたんだが……実際の現状を教えて貰うと、贈り物が難しくなってくる。
食料はすぐに尽きる、玩具は大人には必要ない。
かと言って服を贈る訳にもいかないし、俺が生きた土とタネの鉢植えセットを贈ったとしても、俺の黒曜の使者の力がいつまで持続するのか解らない以上、途中で植物が枯れたら意味がないのだ。
美しい風景を見せるのもいい。だが、それでその人の明日を救えるのだろうか。
二度と見れないかも知れない物を見せたって、心に余裕のない人にはどうしようもないだろう。この壁際の区域の人々は夢を見る事すら許されないのだ。
それに、夢を持っても彼ら全員が今の苦しみから救われるわけじゃない。
ルーベンスの絵を見て死ぬ事が万人の幸せではないのと同じように。
となると……。
俺は少し考えて、ある事を思いだしふと顔を上げた。
「そうか、狂信者」
「え?」
「いや要するにさ、壁際の区域の人達は代々受け継ぐ職業がないから、あんな風に下働きをして貧しい暮らしをしてるんだろう? って事は、あの人達が彼らなりに適した職に就けば、もう壁際の区域なんて言われないで済むんだよな」
「まあ、それはそうだけど……それが狂信者と何の関係があるんだい?」
イマイチ解らない、と首を傾げるブラックに俺はドヤ顔で指を揺らした。
「ふふーん、嘆願書だよ!」
「嘆願書……あっ、なるほどね!」
「どういうことだ?」
怪訝そうな声を出すクロウに、ブラックは珍しく説明してやる。
「今ツカサ君には、この街の実権の一部を握ってるリン教の司祭や修道士と言う、そうそうたる面々が屈服している。リン教の教義は“力ある物に従え”だ。なら街に影響力のある面々に嘆願を働きかければ……」
「なるほど、街長もここの区域に支援せざるを得なくなると言う事か。……だが、相手はあんなのでも街長だろう? いくら国教からの働きかけでも、市政における決定権が街長の手に在る以上、権力的にはあちらが上だから厳しくは無いか」
ふむふむ、狂信者も権力には勝てないんじゃないかって事ね。
でもそこは俺にも考えがある。
「そっちが権力を振りかざすなら、こっちは腕力だよ。……な、ブラック!」
「えっ、僕がやるのぉ!?」
「だってクロウじゃ相手が危険だし、俺じゃ相手にならないし……手加減も出来る強い奴って言ったらお前しかいないだろ?」
「んっ……ま、まあそうだけど……」
照れるな照れるな。カイン達がドンビキしてるだろ。
でもこの場合はどんどん図に乗ってくれた方が話が早くて助かる。俺は精一杯の笑顔でブラックを褒め称えると、説明を続けた。
「だからさ、街長には余興の一種としてブラックと対決して貰うんだよ。魅力的な対価を支払えば相手も決闘くらいはやってくれるだろうし」
「魅力的な対価って……はっ、も、もしかしてツカサ君のからだ……」
「ちがーう!! 俺の! 木の曜術!!」
何を言うんだこいつは本当にもう!!
自分の体を対価にするなんて二度と御免だ。っつーか、俺自身が「対価に俺の体を差し出すぜ!」って言ったら、自分の体に自信がある見てーじゃねーか。冗談じゃない、男に掘られるのなんてブラックだけで十分だ。そんな事考える訳が無いだろうがどつきまわすぞ。
そうじゃなく、俺の考えはこうだよ。
俺は今のところ、失敗せずに確実に回復薬を作れる方法を知っている。それに、黒曜の使者の力でなら巨木を生やす事も出来るのだ。
この力を取引に使えば、街長も嫌な顔はすまい。司祭達やエレジアさんにも壁際の区域の人達の話をすれば無碍にはされないはずだ。
エレジアさんは何故かナトラ教会を凄く気にかけているし、話せばきっと解ってくれる。もし難色を示されても、この条件を出せば考えるくらいはしてくれるだろう。なんたって俺はリン教に貸しを作ってるんだしな。
ゲスいと言うなかれ、使える物は使わないとな。
そんな感じの事をブラック達に説明すると、オッサンのみならず子供達まで何か解ったかのようにコクコクと頷いていた。
カインとアイシャちゃんは良いとして……バッツとリュースタフは解っているんだろうか。無理して頷かなくてもいいんだぞ二人とも、俺もそれやって痛い目にあった事があるからな。
でも解ったフリをしてるのは可愛いなあと思いつつ和んでいると、カインが心配そうな顔をして俺を覗きこんできた。
「ツカサ兄ちゃん、それ大丈夫なの……? リン教から帰って来た時、兄ちゃん達凄く疲れてたじゃないか。俺……ツカサ兄ちゃんが危ない目に遭うなんて嫌だよ。俺達や、ここの人達の為に頑張ってくれてるのは凄く嬉しいけど……でも、それで兄ちゃんが怪我でもしたら、俺は全然嬉しくない」
その言葉に、アイシャちゃんも遠慮がちに頷く。
「私達、今でもとてもお世話になってるし……こんな事を言うと、他の街の人達に悪いけど、お兄ちゃん達に迷惑をかけるのならそんな事やって欲しくない。お掃除の仕方や、仕事をする時の心構えとか、お料理とか……色々教えて貰ってて、それだけでも一生かかっても返せない恩があるのに……」
「オレもやだ! ツカサ兄ちゃんやクロウ兄ちゃんと遊べないのやだ!」
「……やだ」
バタバタ暴れるバッツと、口を歪めて席を立つと、俺のところにやって来て袖をぎゅっと握ってくるリュースタフ。それだけでもう愛しくて堪らなくて、俺はちょっと涙ぐみつつリュースタフを膝の上に抱き上げて抱き締めた。
「ありがとな~……でも、大丈夫。俺にはブラックもクロウも付いてるから。それに、リュースタフやみんながずっと元気に暮らせる策が有るんなら、やっておきたいんだよ。……このままじゃ、何をしたってきっとこれ以上変わらないから」
リュースタフを撫でると、彼は前髪の奥に見える綺麗な銀の目を俺に向けて、ぎゅっと抱き返してくる。
解ってくれただろうかとカイン達の顔を見て、それからギルベインさん達に視線をやると……二人はちょっと涙ぐんでいた。
だけど、俺の意思を尊重してくれるらしく、何度も頷いてくれる。
牧師様とシスターが肯定しているのを見て、カインは少し顔を歪めたが、しかし彼らが肯定した事を覆すのも嫌だと思ったのか、決心したように俺を真っ直ぐに見つめて来た。
「……分かった。でも、無茶はしないでツカサ兄ちゃん」
「おうよ、まかせとけって! な、ブラック、クロウ!」
そう言うと、二人は俺……じゃなくて何故かリュースタフをじっと見ていたが、俺に言われてハッと我に返ると強く頷いた。
「ああ、こうなったらもう何だってやるよ」
「ツカサには指一本触れさせん」
そう言う二人に、子供達はぱあっと顔を明るくした。
……が、カインだけは何故か不満げなような、あるいは訝しげな表情を浮かべて、ブラック達を軽く睨み付けながら声のトーンを落として呟いた。
「ツカサ兄ちゃんに何かあったら、絶対に許さないから」
思っても見ないその発言に目を丸くしてブラック達を見ると、二人はどこか挑戦的な顔をして、カインに向かって目を細め軽く口角を上げていた。
◆
そんな訳で、俺達は早速考えた事を行動に移すことにした。
なにせもう祭まで時間がないのだ。こういう事は即決即断するに限る。
善は急げとばかりに鬼門のリン教に訪問し、狂信者から逃れながらエレジアさんに会い、事情を説明して、壁際の区域の人達への支援に関する嘆願書を作ることを約束して貰った。
実は話がこじれるかなと思ってたんだけど、エレジアさんにナトラ教会の子供達の事を伝えると、不思議なほどすんなりと了承してくれたのだ。
いくらエレジアさんがナトラ教に友好的だとは言え、軽く説明しただけでOKしてくれるとは予想していなかったので驚いてしまったが……それも、クールに見えて実はとっても優しい彼女の性格の成せる技なのだろうか。
そういえば、レナータさんの事を言うと、エレジアさんの目が少し潤んでいたような気がしたが……いや、気のせいだろう。多分。
狂信者……もとい、位が高いはずの司祭さん達も「ツカサ様のためならば!」とすんなり嘆願書への連名を了解してくれたが、この教会はこれでいいのかと不安になってしまった。変な人に騙されたりしそうで怖い。
まあそれは置いといて、これで壁際の人達も職を得る事が出来るようになった。
その話の途中、エレジアさんに子供達にやって貰おうとしていた仕事――近距離間の配達業や、掃除サービス――について話すと、彼女は前者の仕事を気に入り、壁際の人達を集めた街専用の配達組合を新たに立ち上げる事を提案してくれた。
エレジアさんは街長の娘だからか、街に置いての不便な点などを常日頃からチェックしていたらしく、街専用の配達人が居ればと思った事もあったらしい。
ベランデルンでもそうだったけど、このオーデルでも“配達人”と言う世界を股にかける配達業者が予約殺到で動かず困っていたので、代替業者……特に、街の中で働ける業者を探していたと彼女は言っていた。
「ツカサさんも知っていらっしゃるでしょうが、この街はほとんどの者が何らかの職業に就いております。それらは全て世襲制で、そのため街に新たな職業が加わる隙間は無かった。配達も『配達人』に任せきりだったのです。私達はそれを当たり前だと思っていましたが……その事に疑問を持つべきだった。私は、街長の娘としても国教の遣いとしても、それに早く気付くべきだったのです。……全ての人間が等しく職を持ち、能力によって平等に扱われる街……確かにそれは、国教の教えに適う事です。私達も喜んで協力させて頂きます」
そう言って、少し気弱な笑顔で微笑んでくれたエレジアさんを見て、俺は彼女が本当に聡明で良い人なのだなと感じた。
自分が今まで当たり前だと思って来た事を「間違いだった」と認める事は、想像以上に難しい事だ。俺だって、未だに認め切れずにいる事も有る。
だけど、エレジアさんはそれが正しいと言い切った。
自分の認識は誤りだったと確信し、自分を恥じていたのだ。
大人だって、きっとそこまで思いきれないだろう。だけど、彼女はナトラ教会をずっと気にかけて来た人なのだ。それを思うと、彼女が何故そこまで素直に自分の認識を改める事が出来たのか解るような気がした。
多分、エレジアさんは……。
いや……俺が言うこっちゃないか。
とにかく、これで国教の後ろ盾は得られた。
最初はナトラ教会だけを立て直そうとしてたのに、何だかんだで結局壁際の区域丸ごと救う事になっちまったな。
まあでも、その方がいい。ナトラ教会だけが豊かになったって、問題は解決しなかったんだもんな。むしろそうなったら余計な火種が増えそうだったし……まあ、狂信者をゲット出来てタナボタラッキーって事で考えておこう。
街長をぎゃふんと言わせる計画には別に変更がない訳だしな。
そっちは絶対に成功させてやるんだからな。
ってな訳で、後は……。
「街長に決闘を申し込むだけだな!」
「ウキュウ!」
俺のフードの中に体を埋めて、首の横からロクが顔を出す。
フンスフンスと鼻息荒くロクが見上げているのは、こちらも二度と来たくねえと思っていたラフターシュカの役場だ。
「ツカサ君、鼻息荒いのは良いけど変な事言わないでね」
「心配だ」
「あのなあ、俺だって場は弁えてますよ。って言うか……俺はお前らが何かしないかの方が不安なんですけど」
俺の背後で仁王像よろしく立つ二人のでかいオッサンを睨むと、二人は同じような顔をして俺を真上から見下ろしてくる。
「それはこっちの台詞だよ。ツカサ君、あの街長に言いくるめられそうだし」
「尻も触られそうだ」
「あ、それそれ。本当もうあの時はあのクズ殺してやろうかと……」
「待て待て!! わ、わかった分かったから落ちつけ!」
確かに今まで不覚を取ったが、今回は大丈夫だって!
街長に対峙する前から殺気を放たれちゃ色々ヤバい。街長が怒ったらどうすんだ、あの人一応この街のボスなんだからな。
必死に二人を宥めて額の汗をぬぐうと、俺は手に持った書状を軽く握り締めた。
この書状は嘆願書であり、エレジアさんが用意してくれた紹介状だ。
折角の好意を無駄にしない為にも、絶対にこっちの有利に話を進めねば。
「よし……行くぞ!」
「キュー!」
今日は背後に頼もしい仲間が二人もいるし、なんたって俺の肩には可愛くて頭がいいロクが付いていてくれる。だから、何にも心配はいらない。
俺は一度深く息を吸うと、気合を入れて役場へと足を踏み入れた。
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