異世界日帰り漫遊記

御結頂戴

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祭町ラフターシュカ、雪華の王に赤衣編

17.何が起点になるかなんて誰にも解らない

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※攻めが一人も出てません…:(;^ω^):スマヌ…




 
 
 に、憎しみで人が殺せたら……。
 というか、ホント一発で良いからやり返しナシでこのオッサンどもを殴りたい。

 復讐したくっても、所詮はモヤシと体力お化け(×2)だ。俺が嫌がったり怒ったりするたびに変態プレイのき目にってるので、相手にペナルティでもないと俺は存分に暴れられない。

 今だって、昨晩変な体勢をヤらされたせいでなんか股関節がおかしくなってる気がして、ただ立っているだけでも辛い。ちくしょう、四十八手も知らないくせに、ああいう俺が辛い体位だけは直感でやりだすんだからな、あの腐れ中年め。今日の所は収めといてやるが、今度やったら別れるからな本当に!!

「ぐぅう……内股の付け根がおかしい足痛い……」

 いつも通りの時間に起きれたのが奇跡だなと思いながら、俺は鈍痛を訴える腰をいたわりつつ、今日も今日とて台所で一人でスープを作る。
 子供達が手伝ってくれたお蔭で台所は綺麗になり、調理器具も俺が素人ながらも手入れしたので、今では真っ当に使えるようになった。
 今ではこの台所は、教会の部屋の中でも三本の指に入るほど綺麗でピカピカだ。

 調理をするのに支障はないし、後は食料庫に飢えないだけのたくわえを入れられるようになれば良いんだがな……と思いつつ、俺は大鍋に塩をぱらぱらと振った。

「うーん、やっぱ魚の干物とか欲しいなあ……かつおぶしとかあったらいいのに」

 基本的にマズい飯ばっかなこの世界だけど、高級料理店とか色んな食材がある国では美味しい料理も有ったんだし、味覚は俺とそう違いはないんだから多分ダシの文化とか有ると思うんだけど……今のところこの西洋ファンタジーな大陸では見た事がないんだよな。
 もしかしたら、俺に魚のさばき方を教えてくれたファラン師匠の故郷・シンロンや、日本に似ていると言うヒノワならダシの材料も沢山あるんだろうか。

「とは言え、今ここに持って来れるわけもないしなあ」

 ままならない事ばかりだなあと思いながら、スープを小皿にとって味を見る。
 今日は“一日育ち野菜”のポトフもどきだ。昨日調子に乗って大量に購入した苗や種を適当に植えてみたのだが、恐ろしい事にそれら全てが夜中のうちに収穫可能な大きさまで育ってしまっていたので、それを試しに料理に使っているのである。

 意外と味は悪くない。というかむしろ美味い。
 ……が、これがたったの一日で育ったと言うのが何だか怖くて、俺は大鍋の中でぐつぐつと煮える野菜達をじっと見つめた。

「クロウの話じゃ全然土も元気らしいし……本当になんなんだろうな、俺のこのチート能力って……」

 土の状態はあの時からずっと好調だ。グロウで無理矢理野菜を育ててみても、その曜気や土の状態は全く衰えていない。
 クロウの言う事をもはや疑う気はないが、それにしたってなんだか怖くて、俺は小皿を置いた。

 仮にこの状態が半永久的に続くとしても……それは、自然なものじゃなくなるって事だよな。「元の状態に戻す」ならまだしも、逸脱した状態に変えちまうってのは……なんだかどうにも気味が悪い。
 人やモノをパワーアップさせる程度の能力って事だったら、俺だって納得してバンバン使ってたんだけど……やっぱり、解らない事が多すぎてこの力は厄介だ。

「うーん……難しいなあ……」

 今は一人だから色々と考えていられるが、こんな事を話したらまたブラック達に変な解釈されて調教……いや、お仕置されそうで嫌だ。
 ホント色々困ったもんだと思って、野菜が煮えてるか調べようと自作の竹串(に似せてけずった木の枝)を取ろうとすると、背後から声が聞こえた。

「あの、何か手伝える事ないですか」

 ブラックともクロウとも違う幼い声に振り返ると、そこには藍色の髪と瞳を持つ少年……カインが立っていた。

「手伝いに来てくれたのか」
「はい、あの……俺のする事はもう終わったから」

 ああ本当にいい子だよなあ……ブラックには子供に懸想けそうするな的な事を言われたが、でもやっぱりしたってくれる存在は無碍むげにはできない。
 俺はカインに笑顔で振り返ると、味見を頼む事にした。

「どうかな」
「あっ、は、はい。美味しいです……! でもこれ、ツカサさんを手伝ってる事になるんでしょうか……」

 相変わらず敬語なのがなんだか悲しいけど、それだけカインはしっかりしてるって事なんだよな……本当この年で偉いこっちゃで……。
 内心涙ぐみつつ、俺は偉いカインに目いっぱい優しい声で笑いかけた。

「味見も立派な仕事だよ。自分一人でやってたら、他の人にとっては美味しくない味になったりもするからね」

 子供が食べられるように作ってるんだし、塩味が効き過ぎたら体に悪いもんな。
 俺の舌では問題なかったけど、カイン達にはしょっぱい可能性がある。食べる人の健康を保つためにも、他人に味見をして貰うのは決して無駄な事ではないのだ。
 そんな事を説明したら、カインは納得したような顔をして小さく頷いていた。

「ツカサさん……そんなに俺達の事を考えてくれてるんですね……」
「いや、まあ……自分から作るって言いだしたんだし、そのくらいはね」
「でも……俺達に仕事をするための技術を教えてくれたり、それにあんな凄い畑を作ってくれたり……それって物凄く大変な事ですよね。だけど、ツカサさん達は全部やってくれて……俺、本当に御使い様なんじゃないかって思うくらいで」

 そう言うカインの頬が、わずかに紅くなっている。
 なるほど、さてはカインは年長さんだからそう言う夢見がちな事を言うのが恥ずかしいんだな? 解るな~、でも年相応の表情で可愛いぞ!

 ささくれ立った心が癒されていくなあと思いつつ、笑顔でカインを見ていたら、不意に彼は少し難しそうな顔をして、俺を見上げて来た。

「あの……ツカサさん」
「ん? なに?」
「ブラックっていう人は……ツカサさんの、恋人なんですか?」

 えっ。
 な、なに? なんだって?
 思わぬ質問が来ましたよ!?

 ここは誤魔化……いや駄目だ、そんな事したら生真面目な性格のカイン君は絶対にショボンとしてしまう。はぐらかされたと思って好感度が下がるかもしれない。
 それに……アイツも嫌なタイミングで出てきかねないし……。
 ……まあ、その……事実、だもんな……。

 色々考えたけど、俺は少し屈んでカインに目線を合わせると、小さく頷いた。

「……うん。アイツは、俺の……恋人」
「どうしてあんな悪そうな人と恋人なんです?」

 うっ、痛い所を突いて来るな……。
 まあでもハタから見てたらブラックの顔って中ボスの美形オッサン貴族みたいな顔だし、悪役に見えてもおかしくは無いから仕方がないか。
 苦笑して、俺は肩を揺らした。

「まあ、確かに悪いオッサンではあるよな」
「だ、だったらどうしてあんな奴と……!」
「えっ?」
「ツカサさん、あの男に酷い事されてるんでしょう? 貴方はこんなに良い人なのに、なのに、どうして……! 貴方が酷い事をされてるなんて、そんな……そんなの……許せない……間違ってる……! あんな奴と一緒に居るくらいなら、俺達と一緒にいてください!!」

 つかみかかって来て俺を揺さぶるカインに、何が起こったのか解らず俺はただただ驚いて目を丸くする。
 ブラックの何がカインにそう思わせたのかは解らないが、だけどカインの表情は本当に必死で、俺を真っ直ぐに見て説得しようとしていた。

 ……なんだろう。何か、誤解している以上の何かが有るような気がする。

 直感的にそう思えて、俺は掴みかかった小さい手を優しく捕まえると、安心させるようにその手を合わせて両手で包んだ。

「カイン、その……アイツは確かに酷いオッサンだし、顔も悪役みたいだけど……でも、俺の大事な仲間で恋人なんだ。……それに、俺…………ブラックを、一人にしておけないんだ。……あんなでも、大事な奴だから」

 相手を説き伏せるための言葉だが、何故かいつもは言えない言葉がすんなり出てきた。ブラックには言った事も無い、気恥ずかしい言葉。
 ……だけど、ずっと心の中に留めて来た言葉だ。

 カインには嘘を吐きたくないと思ったから出てきた言葉なのか、それは今の俺には解らなかったが……昨日の今日でこんな事を言える自分も少々頭がおかしいかも知れないなと自嘲しつつ、俺は続けた。

「カイン。カインの気持ちは嬉しいし、俺を心配してくれたのもとってもありがたいけど……どうして今、そんな事を? 何か理由があるんだろう?」

 いつも子供達を束ねている優等生のカインがいきなりこんな事を言うなんて、何かが有ったに違いない。優しくさとすように言い、じっとカインを見ると――相手は泣きそうな表情で頬を紅潮させて、怒られた子供のように目を伏せた。

「…………俺……母さんが……」
「……?」
「母さんが……悪い男から逃げて……それで、母さんが、病気になって……ここに、預けられたから……」

 断片的な言葉。
 だが、いくら賢いとは言え相手は子供なのだ。初めから詳しく訊き出そうとするなんて、相手を混乱させるような物だろう。
 俺はカインの背中を優しく擦ってやりながら、彼が落ち着くのを待った。

 そうするとカインは少しだけ落ち着いたのか、目をごしごしとこすって冷静さを取り戻した。

「……俺の母さんは、その……悪い男にさんざん乱暴されてて……それが嫌で逃げ出したんです。でも、男は追って来て……母さんは俺を守るために、ここに俺を預けたんです。その時、俺は何もできなかったから……だから、俺達を助けてくれたツカサさんを、そんな男と一緒にしておくなんて、出来なくて……」
「そう言う事だったのか……」

 何を見てそう感じてくれたのかは解らないけど、カインはカインなりに俺を心配してくれたんだろう。正直酷い事はされてるし……俺も、別れるだのなんだの色々と言ってるけど、俺はブラックのそう言う部分も認めて一緒に居るって決めたんだし……まあ、ある意味自業自得ではあるんだよな……。
 カインの母親の苦しみと比べたら、俺の苦しみなんてちっぽけな物だろう。

 それにしても……子供達にはそれぞれ事情が有るっては聞いていたけど、まさかカインにそんな悲しい過去があったなんて……。

 俺を自分の母親に重ねて心配してくれるのは、やっぱり俺を慕ってくれているからだろう。そう思うと泣きそうな顔のカインが愛しく思えて、俺はまだ頼りない体を優しく抱きしめてやった。

「あっ……」
「俺の事も心配してくれてありがとうな、カイン」
「ツカサさん……」
「でも、大丈夫だから。ブラックはさ、確かに酷い奴だけど……でも、悪い奴じゃないから。……だから、カインも心配しないで」

 そう言って深く抱き込んでやると、カインは少し戸惑ったように体を震わせたが、やがておずおずと手を動かして、俺の首に手を回した。
 まるで、久しぶりに抱き締められて勝手がわからないとでも言うように。

 ……そっか、カインは子供達のリーダーだもんな。
 他の子供達に遠慮して、レナータさん達に甘えられなかったのかも知れない。
 そう思うと余計にカインに優しくしてやりたくなって、俺はカインの頭を優しく撫でて出来るだけ「好きだよ」と伝えようと努めた。
 カインが自分の母親に思うのと同じく心配してくれたのを、感謝するように。

「……ツカサ、さん……」
「だから、さんなんて付けなくていいんだって」
「…………つかさ……おか……」
「ん?」
「お……おにい、ちゃん」

 恥ずかしがりながら言うカインに、俺はくすぐったくって笑いながら頷いた。

「カイン。俺がここに居る間だけだけど……でも、その間は、遠慮なんてしなくていいから」
「…………ほんと……?」
「うん。カインがしてほしいなら、こうしてギュッとするし、ワガママも言ってくれて良いから。……だから、あんまり我慢するなよ」

 少しの間しか一緒に居られないけど、寂しい気持ちや親が恋しい気持ちは痛いほど良く解る。だから、俺に母親を重ねてくれたのなら、その分甘えさせてやりたい。まだ小さいのにリーダーとして頑張っているからこそ、もっと大人に甘えて欲しかった。

 そんな俺の気持ちが分かったのか、カインは一度ぎゅっと強く俺に抱き着くと、決心したように俺からゆっくりと離れる。
 カインの顔は、もう恥ずかしそうな泣き顔ではなかった。

「ツカサ兄ちゃん」
「ん?」
「あの……俺…………」

 なんだろ。まだ何か心配な事があるのかな。
 背後で鍋がそろそろ沸騰しかけている音が聞こえて、そっちに一瞬意識がいったと同時……カインの声に被さるように、レナータさんの声が外から聞こえてきた。

「つ、ツカサさん! 大変です、あのっあの!」

 大きな声で俺を呼びながら走って台所に入って来たレナータさんに、俺は目をしばたたかせながらカインと顔を見合わせた。

「あの、どうしたんです……?」
「そ、それが……その……街長様が、あの……い、いまここに……っ」

 ツカサさんも呼んで来いと言っているんです、と息も絶え絶えに言うレナータさん。どう考えても嫌な予感しかしなかったが……出ない訳にもいかず、俺はポトフもどきの監視をカインに頼むと、レナータさんと共に礼拝堂の方へ向かった。









 
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