異世界日帰り漫遊記

御結頂戴

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波乱の大祭、千差万別の恋模様編

 波乱の使者は島に集い2

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 料理が乗った皿を落とさないようにお盆に乗せ、俺と師匠は早足で審査員席へと向かった。その間にも、先程から色んなチームを実況していた司会者の声が会場に響き渡る。今度は、くだんのファスタインの料理についてのものだった。

『おおっ!? 今回のファスタイン海賊団の料理はソースをたっぷりかけた干し肉料理ですかね……? 初めての試みですが、これはどういう狙いがあるのでしょうか、ホードエルさん』
『恐らく、干し肉が固くなったり腐ったりした時の料理を想定したのでしょう。ソースで肉の不快感を消し去る事で食べやすくするのです。これは食堂などがよく使う常套じょうとう手段という奴ですね』
『さすがは堅実で地に足の着いたファスタイン海賊団だ! 今回も実に考えられた料理で勝負をしてきたぁ~!』

 あ、そっか……。
 食材って、きちんと保存してたって天気によってはすぐ腐るんだよな。

 遠洋に出てたら嫌でもその食料を食べなきゃいけないんだし、そうなると腐ったものを調理して食べるって選択肢も必要になって来る。
 海賊ったって人間だもんな。腐ったものは食べたくないし、出来るなら美味しくしたいもんだ。彼らはそれを考えて今回の料理を作ったのだろう。

 うーむ、流石は五度目の優勝を狙う海賊団だ。
 経験がものを言うっていうか、目の付け所がシャープだね。

「でも、あんまり審査員にはウケが良くないみたいアルね」

 ファスタイン海賊団の後ろに付けて自分の番を待っている途中、ちらっと審査員席を覗き見るが、確かにそれほど美味しそうなリアクションはしていない。
 なんでだろう。俺が見てる限りでは美味そうなのに。

「なんでイマイチな反応なんスかね」

 師匠に耳打ちをすると、師匠も同じように俺に返す。

「多分、単純にこの場では美味しくないのと、水の量が問題ネ。ソースを作るにはどうしても水分が必要だから、審査員はその事が気になってるアルよ」
「へー……なるほど……」

 確かに、海の上じゃ水に限らず水分は大事だもんな。
 良く考えたら料理は一人二人の分量では作らないし、そう考えるとソースを使うのはちょっと躊躇ためらわれるかも……。

 審査員とファスタイン海賊団のリーダーらしき人は一言二言話していたが、頭を下げてそのままいさぎよくその場から退いて行った。
 ううむ、去り際もビシッとしている。俺もあのくらい毅然きぜんとした態度で挑みたいが、しかしここまで厳しいとなんかスゲー緊張するんだけど……。

「では、次の方どうぞ」

 スタッフの人が俺達を机の前に招く。
 よ、よし気合を入れるぞ。厳しい事を言われても落ち込まないように……。

「こ……これが、俺達の料理です」

 そう言って差し出した所には、なんとリリーネさんが座っていた。
 今頃それに気付いたのか、師匠がまたもや真っ赤になって固まってしまう。
 ちょっ、ちょっと! 肝心な時に!

「これは……本当に魚ですの……? 生臭くもないし、それどころか香ばしい匂いがいたしますが……」

 驚きながら、皿に盛られた魚のフライとポテトを取るリリーネさん。
 その姿に、おそるおそる他の三人も皿にフライを一つ取る。ああ、魚って本当に嫌われてるんですね……あの、その白身フライしっかり骨取ったし、味見もしたんで大丈夫ですよみなさん……。

「これはどういう作り方をしていらっしゃるの?」

 つぶらな可愛い目をしばたたかせながら俺を見上げて来るリリーネさんに、無意識にどもりながらも精一杯の虚勢を張って答える。

「え、えっと。これは魚の尾を切って、臭みが出ないように下拵えしてから骨を取り、小麦粉などをまぶして油で揚げています。魚は海では簡単に釣れますし、使った食材も芋やカンラン油という保存の効く物なので、航海の途中でも栄養や野菜を摂取出来ていいんじゃないかと思いまして……」

 俺の世界だと魚は釣り糸を垂らしても釣れるかどうかだけど、この世界では魚は簡単に釣れるし、調達は簡単だろう。
 そんな感じので質問に答えると、リリーネさんは興味深げにフライを見て、それからフライをほんの少しだけ口に入れた。

 サク、サク、と小気味いい衣の音が聞こえる。
 良かった、丁度良く揚げられたみたいだ。
 そんな小さな事にホッとしていると……リリーネさんが一際大きな声を発した。

「ウソ……こ、これが魚……!? 上質な鳥肉みたいに柔らかくて、それに臭みが少しもない……調理次第でこんなに美味しくなるなんて……!」

 驚きが溢れた言葉に、他の審査員もフライを口にする。
 すると、おおっと声が上がって次々に二口目を求め始めた。

「まさかこんなに美味しくなるなんて……魚を見くびっていたわ」
「しかも調達も容易で、小麦粉などは手に入りやすい。我々の国であれば尚更だ」
「リモナの実もカンランもこの周辺では手に入りやすいし、油に関してはまだ種類がある。揚げたイモも実に美味いし……設備さえ整えれば船でいくらでも食べられるだろう。これはいいな……!」

 揚げ油の温度の問題もあるし、かまどはブラックほど上手には火力調節できないけど、それでも曜具として造られたものだから頑張れば火力はどうとでもなる。
 俺でも練習したら作れる物だし、これなら料理はぶきっちょな人でも簡単にマネできるよな? 少なくとも、海賊の料理番なら楽勝だろう。

 俺達の新たな提案に審査員たちは色めき立ち、次々にフィッシュアンドチップスを皿に盛っては平らげていた。ものの数分で空になったお皿には、もう搾りカスのリモナの実の皮しか残っていない。

 す、凄すぎ。タルタルソースも無いのにこの威力って……。
 ああ本当にありがとう、偉大なるブリテン島とアイルランドの美味しい料理よ。
 今度はタルタルソースとケチャップを作って美味しく頂きます。

「お、お皿おさげしますね」

 それぞれ満足したかのように口をハンカチで拭いている審査員達を見ながら、俺は空になった皿を引き上げる。その刹那、全員が少し物惜しげな視線を送ったような気がしたが……まあ、あの、気のせいだろう。

「ふう……実に良く出来た料理でしたわ。この下拵したごしらえの方法は、ファランの国の方の技術なのよね?」

 リリーネさんが俺達を見上げて訊いてくる。
 思わず俺が頷きそうになったが、いや、こんな時こそ師匠の出番だろう!!
 師匠、リリーネさんが話しかけてくれてますよ!

 真っ赤になったまま固まっている師匠の背中を思いっきりつねって無理矢理正気に戻すと、俺は師匠の背中をそのまま一歩押し出した。

 ――ツカサ君……恩に着るアル……!
 ――いえ、これも……モテナイ男同士の友情ッスよ……!

 なんて会話を目でしたかどうかはどうでも良いが、とにかく師匠はしどろもどろでリリーネさんに応えた。

「わ、私の国と……あと、ツカサ君の国でもよ、よくやるアル。魚はか、神様からの贈り物ネ……。だ、だから、魚を無駄にしないように、食べるの、ご先祖様達は頑張ったアル……私、そ、それをとても誇りに思うネ……」

 なんか言ってる事が多少ずれてる気もするけど、とにかく喋れたな。
 リリーネさんも師匠の言葉に何だか感じ入ってるのか、何度も深く頷いていた。
 やっぱお嬢様であって剛腕な海賊でもあるから、他の国の話とか未知の物への探求心ってのはリリーネさんにもあるんだろうなあ。

「今まで、東の陸地には行った事が無かったけど……凄く興味がわいたわ。料理を作ってくれてありがとう、ファラン」

 そう言って、にっこりと花のような笑みで微笑むリリーネさん。
 あ、あっ、そんな魅力的な笑顔といたわりの言葉を師匠に向けたら。

「あっあ、あぁあああああととととんでもな、あ、ああああ」

 わー! 師匠が全身真っ赤になって煙を噴き始めたー!!

「うわっはー! し、失礼しましたー!!」

 何かポカをやらかす前に逃げるに限る。
 俺は皿と師匠の服を引っ掴んで、急いでその場を離れた。
 うわーもー本当に耐性ないなあこの人は! 俺より酷いぞ!

「師匠、変な声出して固まるのやめましょうってば! だからリリーネさんに格好つけられないんですよ!」
「だっ、だっ、だって、リリーネちゃんの前に行くと、なっ、なんだか心臓がドキドキして止まらなくて、頭が変になってしまうアル……! ど、どうしようもないアルよぉ」
「う、うーん、何も言えねぇ……」

 気持ちは分かる。分かるし俺もそんな感じの時があったが、それをハタから見るとこんなに面倒くさいとは思わなかった。
 でもなあ、好きな人を見るだけでオーバーヒートしちゃうのは仕方ないしなあ。

 格好良く優勝とか言う前に、これは師匠の純情度を下げる必要があるのでは。
 少女漫画じゃあるまいし、ちょっとピュア過ぎですよもう。

「師匠、とにかくまずは緊張しないように練習する……」

 ことが必要です、と伝えようとした俺の目の前に――何故かでっかい図体が立ちふさがった。ブラックかなと思ったが、この無駄に分厚い胸板は絶対違う。
 なんでこう一々突っかかって来るかなあとゲンナリしつつ、俺はキッと顔を上げて相手……ガーランドを睨んだ。

「邪魔なんですけど」
「つれないなぁ。ツンツンしてるとモテないぜ、子猫ちゃん」
「モテなくて結構。師匠行きましょう」

 こういう手合いは無視無視。
 早く後片付けをしなくてはと考えつつ、俺はガーランドの横を通り過ぎようと動く。そんな俺の耳に、呟くような相手の声が聞こえた。

「そんな態度じゃ、この島で苦労する事になるぜぇ?」

 俺にだけしか聞こえないような、呟き。
 その呟きを聞いて、俺は立ち止まった。

「…………え?」

 どういう意味だと問い詰めようとしたが、相手はもう俺達から離れて審査員席の方へと向かっていた。
 ……おかしい。今の台詞も気になるが、態度がやけにあっさりしすぎている。
 さっき思いっきり絡んできた相手が、ここで簡単に引き下がるものだろうか?

 だけど、今は料理勝負してて構ってられないって事もあるだろうし、台詞自体もおかしい物ではない。
 俺達はこの後もクジラ島に待機して、島に横付けされるリリーネさんの巨大な船の上で格闘戦を行う事になっているのだ。
 だから、この島で苦労する事になると言うのは尤もな言葉だが……――。

「なんだ、あいつ……」
「ツカサ君、どうしたアルか?」
「いや……何でもないッス。さ、後片付けして俺達もメシ食いましょう」

 早く到着すれば、それだけ休む時間も多く確保できる。
 人が多くなってきた会場で人を除けながらブラックとクロウの元へ戻ると、二人は実に誇らしげな顔をして俺を迎えてくれた。

「ツカサ君、この反応なら本当に優勝も狙えそうだね!」
「周りの奴らもツカサの料理に驚いて感嘆していたぞ。すごいな」
「え、えへへ……まあ、あの、料理自体は他の人の発明ですけどね……」

 なんかそこまで誉めそやされると恥ずかしい。
 フィッシュアンドチップスは俺の発明した料理じゃないし、俺はそれをこの世界に持ち込んだ異世界人ってだけなので、なんかむず痒くてもじもじしてしまう。

 あんまり褒めるなよ、と言うが、オッサン二人は「赤くなって可愛いなあ」とかなんとか失礼な事を言いながら俺を見下ろしてくるので、なんつうかモジっていうかイラッとしてくる。コンチクショウ、俺は子供じゃないぞ。大人でもないけど。

「とりあえず、俺達の分の料理をまた作るか……」
「じゃあ、魚をまた釣ってこなきゃいけないアルね。調理台は後から来るパーティーのために片付けなきゃ行けないアルから、川原で作るヨ」
「そっすね。ブラック、クロウ、そう言う訳だからまた食材を……どうした?」

 今まで話に加わっていたのに、いつのまにか二人は海の方をじっと見ていた。
 何事かと思って俺と師匠も海の方へ顔を向ける。

「…………なにか、変ネ」
「確かに……砂浜の人達がなんか海の方見てますね」

 船を海岸へ付けたら、真っ直ぐに森に入って食材を探すのが普通だ。
 なのに、今しがた砂浜に付いた人達は何かを窺うように海上を見ていた。
 何が見えるのだろうと水平線を見て見るが、やっぱり俺には何も見えない。一体どうなってるんだと思っていると――不意に、クロウが呟いた。

「…………霧が、来る」
「え……?」

 その呟きに全員が似たような声を漏らしたと、同時。
 本当に会場に薄らと霧のようなものが現れ始めた。

『おおっと!? な、なんですかこれは、霧が……!? ――――ザッ――これは、ホードエ――ザザッ――みなさん避な――――ザーッ――』

 司会者の声にノイズが混ざって、やがて聞こえなくなる。
 そのノイズに呼応するように霧がどんどん濃くなって行って、まだ海上を彷徨さまよっていた船の乗員たちもにわかに騒ぎ始めた。

「お、おいヤバいぞ! あれヘタしたら危ないんじゃないか!?」
「ひ、火アル! 海岸で大きな火を焚くアル! そうすれば、霧の中でも炎の光に向かって漕げるアルヨ!」

 師匠が大きな声を出して、他の人間にも訴えるように叫ぶ。
 その声にやっと周囲の状況を知ったのか、他の料理をしていた参加者達も海を見てざわついていた。みんな、この異常事態に戸惑っているのだ。
 動揺する男達の低い声の中で、それを切り裂くように凛とした声が聞こえた。

「ファラン!」

 審査員席の方から声が聞こえて振り向くと、リリーネさんが机に足を掛けて飛び越え、勢いよくこちらへと走って来た。さ、さすが海賊……!

「りっ、リリーネちゃん!」
「ファラン、ありがとう。そうよね、まずは参加者の安全の確保よ。私の船に居る曜術師にも手伝わせるから、一緒に火を焚いてくれないかしら」
「分かったアル……! ブラックさん、お願いしていいアルか?」
「仕方ないね。祭りが中止になったら困るし」

 思惑はどうあれ、協力するのはえらいぞブラック。
 俺達は満場一致で頷くと、リリーネさんと一緒に海岸へと走った。

 でも、その間にもどんどん霧が濃くなっていく。司会者の実況もノイズすら聞こえなくなっていて、島の遠景は白に塗り尽くされてしまっていた。
 まるで、島全体が外界と切り離されてしまったかのようだ。

 この状態で船を動かしたら、座礁する船も出て来るかもしれない。
 俺達とリリーネさんは息を切らせて海岸に向かい、まだ陸に上がっていない奴らに呼びかけようとしたのだが……。

 その船の群れの向こう。
 白くよどむ霧の奥深くから現れた巨大な影に――その場の全員が、絶句した。

「なんだ…………あれは……」

 誰ともつかない呆気にとられたような声が、耳に届く。
 だけど砂浜に集っていた俺達は固まったまま、その影から目を放せずにいた。

 俺達の身長などゆうに超えた、その天を突くような化け物の影から。









 
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