異世界日帰り漫遊記

御結頂戴

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神域島ピルグリム、最後に望む願いごと編

29.長い旅の終わりに

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「さあ、どこから打って来ても構いませんよ? ああでも、曜術は勘弁して下さいね。まあ……君のその状態では使えるかどうか解りませんが」

 踊るように一二歩後退したクロッコに、言葉で痛い所を突かれる。
 確かに、その通りだ。今の俺には集中するほどの余裕が残っていない。そもそも、曜術師は完全な後衛で、誰もが集中しなければ術を発動できないんだ。
 ブラックだって、一瞬でも何かに気を取られたら術が霧散してしまう。

 それなのに、俺がこの状態で戦いながら集中して術を出すなんて、到底できる訳がない。クロッコは解ってて、俺を嘲笑っているんだ。
 相手の態度に自尊心が腹を立てるけど、痛みでそれも上手くいかない。

 今の俺は、重たい剣を震える両手で持って、ガクガクと揺れる足で立っているので精一杯な有様だった。
 けれど、やらなければならない。覚悟して、覚悟を、して、今から……クロッコを、俺の手で……ころさ、なければ……。

「……っ!」

 考えた瞬間に震えて来る手が恐ろしくて、俺は振り切るように駆けだした。
 ふらふらして思った以上に速度が出ないけど、でも、逃げたクロッコになんとか一太刀浴びせようと、剣を振り上げる。その重みが肩に乗って来てまた体が傾いだ。

「はははっ、剣も満足に扱えないんですか! きみ、一体この世界で何を学んできたんですか!? まったくお笑い草ですね!」
「うるっ、さ……ぃ……!」

 カッとなって、反射的に剣をクロッコに振り下ろす。だが、相手は俺の攻撃なんて既に見切っているのか、慌てもせずに右へ左へ避けやがる。
 自分のあまりの不甲斐なさに頭が興奮して来るが、それでも力が付きかけている俺には決定打を打ち出す事が出来ない。ただ、避けられてばかりだった。

 右に、左に、おどけるように一歩飛んで後退してクロッコは俺を誘って来る。
 どう動いているのかも分からない。途中、生成装置にうっかりぶつかって倒れてしまったが、クロッコは俺が立ち上がるのをただ嗤って見ているだけだった。

 完全に、侮られている。俺が何をしようが「どうにもできまい」と思ってるんだ。

「っ……」

 クロッコが嗤う通りなのかもしれない。
 だけど、だからと言って引き下がる訳にも、負けを認める訳にも行かない。
 ブラックは今も枷に苦戦している。普通の枷じゃないんだ。さっきから赤い光が体を覆っているのが見える。焦っているのか、黒く光る粒子が時折見えた。

 アレが何を意味するのか解らないけど、あの状態はブラックが真剣に力を使おうとしている証だ。まだ時間が足りない。負ける訳にはいかないんだ。
 クロッコの約束なんて信用できない。だから少しでも時間を稼がないと。
 自分が遊ばれているんだと解っていても、相手が何かを企んでいるかも知れないと解っていても、剣を振り上げる事は決して止められなかった。

「剣術すら学んでいないとは……まったく、甘やかされてきたんですねえ」
「うるっ、さい……!」

 追いかけて剣で薙ごうとして、失敗する。
 その最中にクロッコは汗一つ掻かず、俺に対して戯言を吐いて来る。
 剣術なんて才能が無ければ学ばなくたって当然だろう。俺は曜術を使う魔法使いで、まだ使いこなせないけどボウガン使いでもあるんだ。剣術なんて必要ない。
 それをやらせているお前が悪いんだ。

 力任せに横からクロッコを剣の腹で叩こうとするが、それも避けられる。
 蝶のように定まりなく動く相手は、黒衣を靡かせてまた嗤った。

「そんな哀れになるくらい役立たずなのに、今まで何をして来たんです? 剣術など知らず、曜術も満足に使えない。おまけに体力は平民にすら劣る脆弱さだ! ああ、もしかして娼姫の真似事をして生きて来たんですか? だったら納得ですね、だって君はどこからどうみてもメスですから!」
「ッ、の……! 煩いって言ってるだろ!!」

 なけなしの体力で叫び声を上げて、足を地面につけ力を籠める。
 腰を屈めて地を蹴った、瞬間、怒りのせいなのか自分でも驚くほどの速度が出て、一気にクロッコとの距離が縮まった。だが、手が震えていたせいかその剣の切っ先がぶれて、黒衣を滑り俺はクロッコに思いきり体当たりしてしまった。

「――――ッ!」
「ツカサ君っ、く……ッ……!」

 ぶつかった瞬間、ブラックの声が聞こえた。
 そうだ、驚いている場合じゃない。早く、相手よりも早く反応しなければ。
 すぐにそう思い、重い体を必死で起き上がらせると……俺は、クロッコに馬乗りになっている事に気付いた。

「っ……あ……」

 俺の真下に居るクロッコは、黒衣のフードが後ろに弾かれて素顔が見えている。
 神族の特徴である、エルフとしての長い耳と若々しい美貌。
 くせひとつない紫色を含んだ銀色の綺麗な髪色に、金色の瞳。
 金……金色? この人……こんな瞳の色だったっけ……?

「……どうしたんです? 今が殺す絶好の機会ですよ」
「っ、あ」
「君が、私の心臓をその剣で突き刺したら、全てが終わる。簡単な事です」

 組み敷かれているのに、クロッコは微笑みを崩さない。それどころか、俺が握っている剣の刃を軽く抓んで、自分の心臓の上へと持って来る。
 俺の腕は、震えて動かない腕は、それに従うしかない。

「そのまま落として良いんですよ? 重いでしょう、その重みで簡単に私の心臓まで一気に貫く事が出来ますから」
「ぅ……ぁっ……あ、ぁあ……っ」

 解っている。そうすべきだ。コイツを殺すには、全てを終わらせるためには、そうするのが一番なんだ。それは理解している、それが最善策だと知っている。
 だけど手が、震えて動かない。それどころか、滑り落ちそうになる剣を必死に掴み下へと降ろさないように無意識に力を籠めていた。

 なんだ、これ。どうなってる。
 「一番良いこと」が出来ない。どうして。何でそのまま落とせないんだよ。

 それが最善だと解っている。そうしなきゃいけないって分かってるんだ。
 でも、動かない。思い出してしまう。あの時の、あの、兵士を、俺が殺した時の……あの思い出したくない光景を……。

「人を殺すのが、そんなに怖いですか?」

 クロッコの人を小馬鹿にするような声が俺を撫でる。
 ……ああ、そうだ。怖い。怖かった。今度は自分の手で、魔法の力じゃなく、この自分の手でその感触を知ってしまう。それを心に刻んでしまう。
 なにより「罪を犯す」のだと思ってしまえば、もうそれだけで怖くて仕方がない。
 震えが止まらなくて、勝手に歯が鳴って、どうしようもなかった。

「はは……っ。はははっ、ははははは! 君は本当に最高だ! こんな世界で生きて来てまだ人を殺したくないだと!? 愚かで哀れにもほどがあるな、お前の存在意義は神を殺し成り替わることだというのに!!」
「っ、う、あぁ……っ!」

 クロッコの俺を殴りつけるような怒声が体を痺れさせる。
 びりびりと鼓膜を震わせ破らんばかりのその狂気に、耐え切れずに怯んだ。
 その、刹那。

「だが、その“お人好し”のおかげで……私は、悲願を達成できる」

 さっきとはまるで違う、冷静な声。嬉しそうな気配すら感じさせる、声音。
 そう知覚したと、同時。

「ツカサ君!!」

 ブラックの声が、聞こえて……

 何故か、胸に強烈な違和感を、覚えた。

「…………え……?」

 違和感。違和感が、熱を持つ。だけどその前に、それが抜けた。

「お休みなさい、哀れで可愛い今代の黒曜の使者……。次に目が覚めたら、きっと君は“一番幸せな世界”に居ますよ……」
「あ゛……ぁ゛、う゛っ……げごっ」

 体が痙攣する。何か声を出そうとした瞬間、口から胃液ではない何かが溢れた。
 息が、続かない。これ、では、負ける。
 ……だけどクロッコは、俺を追い払うでもなく……立ち上がり抱き上げた。

「何をする!!」

 ブラックの声が聞こえる。だけど、そっちを見る事が出来ない。
 咳き込むたびに血が溢れて、体中を赤く染める。クロッコにも飛び散るのに、相手はそれを厭う事すらなかった。ただ、俺をどこかへ連れて行く。

 どこへ、行くのか。
 霞み始めた目で、正面を何とか見る。すると、そこには――

「準備は出来てますね。ご苦労様です」
『…………お前に礼を言われる筋合いはない』

 白く輝く、巨大な水晶の群れと……その下で、こちらを振り返る……
 キュウマが、いた。

「きゅ、ぅ……ま……っ」

 なんで。アンタ、何でクロッコと平然と話してるんだ。
 意味が解らず驚こうとするが、息が引きつって、胸が痛くてどうしようもない。
 そんな俺に、キュウマは申し訳なさそうな顔をして目を伏せた。

「おや、今更そんな顔をしてこの子の同情を引こうというんですか? どうせ君も、もうすぐ消滅してしまうだけの存在なのに」
『煩い……ッ!』

 キュウマは人を殺しそうなほど鋭い視線でクロッコを睨むと、すぐに表情を変えて俺の方へと飛んできた。そうして、俺を覗き込んで悲しそうにする。

『すまない、ツカサ……だが、こうするしかなかった……。俺はこの装置を操作する事は出来るが、再び使用できるよう起動させるのは無理だったんだ。だから、こんな男に頼んでまで……ずっと、ずっとお前を待っていたんだ……』
「ぁ……え゛……っ」
『ああ、そうだよな、何でって思うよな……。だけど……お前に叶えたい願いが有るように、俺にも……俺にだって……死ぬ前に、一つだけでも……何か一つだけでも、人の記憶に残る事を成し遂げたかったんだよ……!』

 そんなの、勝手だ。ひどい。ひどいよ。騙したんじゃないか。
 クロッコの事を他人みたいに言って、ここまで誘導して、俺達の気持ちを聞いても、自分の願いを最優先させるなんて。勝手すぎる。
 俺だってそうかもしれない。だけど、騙すのは違う。そんなの、そんなの……!

「さあ、彼を元の世界に帰してあげましょうか。良かったですねえ、これで“神にすらなれなかった男”も晴れて人を救った神の仲間入りだ」
『煩いと言っているだろ!! さっさとツカサを祭壇に乗せろ!』
「はいはい。まったく……本当に神って存在は殺したくなるほど不快ですね」

 クロッコが動き始める。だめだ、このままでは絶対に、駄目だ。
 回復さえできれば逃げられる。少なくともここから離れられるはずだ。

「ツカサ君! やめろお前ら……ッ、くそ……!!」

 ブラックの叫び声が聞こえる。ああ、そうだ、ブラックの為にも絶対に身を任せてはいけない。俺は帰るんだ。クロウ達が待っている。だから、帰らなきゃ。
 俺の居る世界は、もう“そっち”じゃない。この世界なんだ。

「っ……う゛……っ」
「おっと、回復して貰っては面倒だ。君の大事な道具とも、お別れしましょうね」
「あ゛、ぁ……ッ」

 ベルトがちぎられた音がする。急に腰が軽くなった。
 バッグが、床に落ちたんだ。

「さあ、お眠りなさい。……これで君は、もう二度と悲しい運命を背負う事は無い。神となって、誰かを悲しませる事も無い……」

 白く光る場に、寝かされる。眩しい。右から光が降り注いできて、力無く左を見ると、そこには操作盤の前に経っているキュウマが見えた。
 ここは、あの水晶と操作盤の間なのか。光が強くて「祭壇」なんて見えなかった。
 こんなものが有ったなんて。逃げなきゃ、早く、はやく……。

「おや、まだ逃げる気なんですか。……いい加減にして欲しいですね」
『もう少し待て。まだツカサの生体スキャンが終わってない』

 余裕がある。逃げようと思って体を少し動かした、途端、クロッコが俺の首を掴み祭壇に押し付けて来た。苦しくて目を歪めながら相手を見やると――――

 クロッコは、余裕など微塵もない……憎悪を露わにした表情で俺を凝視していた。

「もう二度と、動くな」
「…………!」
「何故、他世界の人族などに私達が左右されなければいけない。どうして、お前達のような低俗な存在に創られなければならない……ッ! お前らのせいで、どれだけの神族が死んだ。お前達が争うせいで、どれほどの命が消えたと思っているんだ!! お前らが存在する事こそが害悪だ、この世界を蝕む悪だ……!! 消えろ、もう二度とこの世界に来るな……何度でも、何度でもお前達を殺す、還す、神などという存在は、この世界にいらない……お前達など必要ない!!」

 クロッコがそう叫んだ、瞬間。
 水晶が急に光を強め、白だけでない様々な色で明滅を始めた。

『おい、離れろ』
「…………さようなら、今代の黒曜の使者……。最後に告白しておきますが、君自身には何の恨みも有りませんでしたよ」

 ……じゃあ……アンタは……俺じゃ無く、俺の【称号】そのものにだけ、その怒りを抱いて、今まで俺をこんな風に苛んできたって言うのか。
 俺じゃなくて、俺が持つ……長い間この世界を縛っていた、ことわりに……――

『ツカサ……本当に、すまない……。だがきっと、お前はあっちの世界の方が合っている。幸せに暮らせるんだ。だから……俺を、許してくれ……』

 それは、キュウマが勝手に信じている事じゃないか。
 俺が望んだ事じゃない。俺が決意した思いと全く違う。

「ぃ……やだ……ッ」
「ツカサ君!!」

 ブラックの声が聞こえる。
 俺を必死に呼びとめようとしてくれる、大事な人の声が。
 ……そうだ。こいつらの思い通りになってたまるか。

 俺が黒曜の使者でも、神であっても、一緒に居るって二人で決めたんだ。
 ブラックの隣にいるって、俺は…………――――

「ああ、綺麗な七曜と命の光だ……これからはずっと、この光のお蔭で……この世界が異世界人に踏み荒らされる事も無くなる……」
『…………』

 起き上がろうとするけど、力が足りない。いや、動けない。
 明滅する度に代わる七色の光が俺を動けなくしているみたいで、力に負けて祭壇に仰向けに押し付けられてしまった。

「…………!」

 見上げた水晶の群れは、あの刻まれた幾何学模様に緑の光を満たし、水晶が放つ様々な光に負けないほど煌々と輝いていた。

「あ……あ、ぁ……っ」

 その緑色の光が、いくつもの線と円の繋がった魔法陣のような紋様が、俺に刻まれていく。痛みも無く、まるで光を投影するように足元から俺の体を包んで行った。
 もう、動かない。足が自分の思い通りにならない。腰が、胸が、口が、目すらも、光の魔法陣に囲われて支配され、息すらままならなくなる。

 もう、水晶しか、高く遠い真っ暗な天井しか見えない。
 だけど、何かが割れるような音がして。

「ツカサ君ッ、ツカサ君――――――!!」

 ブラックの声が、聞こえた。

「……――――、――――……っ」

 名前を、呼びたかった。
 一番大事な、世界でたった一人の、俺の、恋した人。

 これが、最後だとしたら……たった一言で良い、名前を呼び返したかった。

 だけど。




 膨大な光の洪水と、暴風のような音が全てを奪い――

 大事な人の声すらも掻き消して、俺を闇の中に叩き落とした。












 
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