異世界日帰り漫遊記

御結頂戴

文字の大きさ
上 下
1,146 / 1,264
廃荘ティブル、幸福と地獄の境界線編

 異世界の畑の作り方2

しおりを挟む
 
 
「んー……」

 両手を伸ばして、畑全体に土の曜気と大地の気が降り注ぐイメージを頭の中に思い浮かべる。すると、左手からは橙色だいだいいろ、右手からは金色の光のつたが現れて、俺の肩口までしゅるしゅると巻き付いて来た。いつもながら不思議な光景だが、久しぶりだと思うと何だか懐かしくも有る。

 何本もの蔓を両腕に絡ませて、俺はてのひらからシャワーのように気が降り注ぐ想像をたもちながら、曜気をたっぷりと土に降らせた。しかし、自分の意志で曜気を流すのは久しぶりだから、なんだか感覚がつかめないな。
 もしかして掛け過ぎただろうか。でも、掛け過ぎてイクナイって事は無いよな。

「よし……こんくらいで良いかな?」
「じゃあ、後はちょっと水を掛けてから土をほぐそう」
「分かった……あ、でも、土の曜気ってそそいだそばから逃げたりしない?」

 そう言えば、クロウが「土の曜気は一か所に留まらず対流している」みたいな事を言ってた気がするんだよな。だからそもそも土の曜気すらも少ないオーデル皇国こうこくでは曜気が全く集まらず、ナトラ教会の畑を改良する事も出来ないとかそういう話をしたような気がするのだが……。

「ああ、大地の気があればそれは関係ないよ。大地の気ってのは土の曜気にとっても栄養みたいなモノだからね。大地の気が多い場所に土の曜気は集まって、小さく対流を繰り返すんだ。まあ、この場合は……栄養ってより吸着剤って言うべきなのかな」
「きゅうちゃくざい」
「うん。でもほら、土の中にある大地の気は夜には一度空気中に出るから、その時に土の曜気の流動が起きるんだ。大地の気の効果で活性化した土の曜気が他の場所へと流れて、この世界の全ての土はゆっくりと豊かになって行くんだよ」

 まあ、夜の流動は微々たるものだから、広がるのにも時間が掛かるけどね。
 そう言いながら笑うブラックは、くやしいけど普通に大人っぽかった。
 ……むう、こういう所がいけ好かないんだよな……。普通にしてれば、は格好いいのに、いつもデレデレしてんだもん。最初に会った時は、そんなにデレデレしてなかったような気がするんだけどな……。いや、別にどうでもいいけど。

 えーとつまり……大地の気を注げば土の曜気は心配ないって事なのかな。
 正直よく判んないけど、夜に大地の気が一旦離れて行くことで土の曜気は離れて行っちゃうけど、朝になればどっちも過半数戻って来るから問題ないんだよな。
 じゃあ、少なくなったなと思えば、大地の気を注げばいいか。

 ……いや、待てよ。それなら、オーデルやプレインはどうなるんだ?
 ちゃんと流動が起こってるなら、百年以上も不毛の地らしいこの二か国もそろそろ植物の楽園になってたっていいと思うんだけどな。

「なあ、ブラック。そんな風にちゃんとなってるなら、オーデルとかプレインも今頃は緑化しててもおかしくなかったんじゃないのか?」

 曜気を流すのを止めて首を傾げた俺に、ブラックは「良い質問ですねぇ」とか言いそうな感じでうなづいて人差し指を立てた。

「普通はツカサ君の言う通りになるんだけど、この世界は国境の山で国が区切られているからね。それで他国には豊かな曜気が流れにくいって事も有るし……そもそも、あの二国は元から大地の気も土の曜気も少ない土地柄だ。曜術師の基本概念で言うのなら、『無の場所から有は生まれない』から、豊かになりようがないんだよ」

 じゃあ……あの二つの国は、一生荒野と雪の国なのか。
 愕然としたが、ブラックはそんな俺を見て何故か嬉しそうに微笑むと、俺のほおに手を添えて優しくつまんだ。

「まあ、ツカサ君みたいな破天荒な存在が曜気を与えられれば、別だろうけどね」
「……っ」

 綺麗に微笑んだ菫色すみれいろの目が、の光にキラキラしてる。
 普段は締まらない顔ばっかりしてるくせに、こういう時だけ普通のオッサンみたいな顔しやがって。そんな、普通の、格好いい顔とか、して……っ。

「あはっ。ツカサ君可愛い……顔真っ赤」
「んっ……」

 からかうようにそう言われて、頬に軽くキスされる。
 いつもの事なのに、何故だか妙にドキドキして来て、いつになく真面目な顔で笑うブラックを見ていると、体がカッと熱くなってしまって……ってオイ!
 熱くなったら駄目だろ頑張れ俺!

「うぅううっ、とっとにかく曜気があれば問題ないんだな! よしっ畑をたがやすぞ!」
「水をくのを忘れずにね」
「わーっとるわい!」

 ああもうっ、薬の効果が無かったら体温が上がろうがどうだっていいのに!

 ちくしょうめと思いながらも、俺は力強い力士のように水を撒き、くわを装備して囲いの中に足を踏み入れた。と、踏んだだけでも土の感触が明らかに違う事が分かり、少しびっくりする。他の場所は踏んだ程度ではへこまなかったが、俺が大地の気と曜気を注いだ囲いの中は、明らかに土が柔らかくなっていたのだ。

 ただ水を撒いただけではこうはなるまい。やっぱりファンタジーな世界なんだな。
 少し楽しくなって、俺は土に鍬を入れた。

「おおっ! めっちゃ土を耕しやすい!!」
「土の曜気は下に向けて堆積たいせきするから、深い所の土をえぐり出すようにすると良いよ」
「りょーっかい!」

 うほほほ、なんだこれ超楽しくなってきたぞ。
 鍬の扱いは任せとけ、俺は婆ちゃんの畑のお手伝いもした事が有るし、集落のにーちゃんの畑のお手伝いだってやったからな! お小遣い目当てで!!
 「ツカサは腰の入れ方が違うなあ、上手いぞぉ」なーんて褒められた俺ならこんなちっちゃい畑なんぞちょちょいのちょいって奴よ!

「うわあツカサ君凄い顔して笑ってる……」
「ふははは何とでも言うが良い、耕し王に俺はなる!」

 正直腰の入れ方とかは全くの意味不明だったが、とにかく和式トイレにも強い俺は足腰の鍛え方が違うと言う事なのだろう。田舎での経験が生きてるな。
 しかしうねを作るとなると、そこそこ深い場所から掘ったり、他の所からも土を持ってきたりしないと行けないな……森に腐葉土などがあれば、草木灰と混ぜて更に良い感じに出来るんだけど……。

「それにしてもツカサ君、楽しそうだねえ」

 俺の頑張りをしゃがんで見学しているブラックは、のほほんと俺の男らしい農作業を評する。まあ、確かに楽しい。久しぶりに俺の世界でやってたような事が出来たんだしな。それに、こんなにサクサク耕せるなんて思ってなかったし。

「ツカサ君、調合してる時とか、旅してる時みたい」

 ……そっか。そういや、そうだったな。いや、そうだったのかな。

 夢中になってる時って自分の事なんてまったく気にしてないから、どっかで同じ顔をしてるなんて、考えもしなかった。でも、そうか。同じ感じなのか。
 ……俺がガキの頃に畑の手伝いした時も、こんな感じだったのかな。
 ブラックと出会う前から、同じ顔してたのかな。

「…………」

 俺は、ブラックが嬉しそうに見つめる今の顔を、昔から見せてたんだろうか。
 ……だったら、嬉しい。
 ブラックが知らない昔の俺をブラックに見せる事が出来たような気がして、何故か俺はガラにもなく「嬉しい」なんて事を、思ってしまっていた。
 なんでかな。何だかよく判んないけど……でも、良かった。

「ツカサ君」
「な、なに」

 ちょっと変な事を考えてしまい、変にどもってしまった。
 またからかわれるんだろうかとブラックを見ると。

「良い顔。……ホント、ツカサ君のそういう可愛い顔……僕、大好きだよ」

 そう、言って。
 心底嬉しそうな、緩み切った顔で……笑った。

「――――~~~……っ!」

 なっ…………あ…………っ…………。
 ……ばっ……ばっかじゃ、ないの。
 ば、ばか。ばかばかばかばかばか!

「そっ……ッ、っ、な、コト、おとこにっ、言うな……っ!!」

 何遍なんべんも、何百回も言われた言葉のはずなのに。
 なのにどうしてこんなに恥ずかしくなるんだろう。なんで頭の中には「ばか」って言葉しか浮かばなくて、混乱して来るんだろう。どうして、笑顔を向けられるだけでドキドキしてしまうのか。

 恋人、だから? こ、婚約とか、したから?
 いやまさかそんな、だって、好きとかいつも言われてるし……だからその……。

「あーっ、ツカサ君のズボンに可愛いうねはっけーん!」
「んごっ!?」

 ドキドキしている最中に、唐突にスケベオヤジの風を感じて思わず変な声を出してしまった俺に、ブラックがずりずりと近寄る。
 そうして、俺の腕を引いた。と、その拍子に足がもつれて、足を閉じてしまう。

「ゲッ」

 瞬間、俺は気付いてしまった。
 そう……俺の愚息が、確かにズボンを押し上げていたのだと言う事に……。
 ……いや、今の話で何に勃起する要素があった!?
 薬のせいであってもおかしいだろ! なんだこれ!!

「んもー。ツカサ君、色気のない声じゃなくてもっと可愛い声を出してよぉ」
「アホかぁ!! ちょっ、はっ離せ」
「離さない~。ツカサ君から先にやる気になってくれたんだから、今日こそはちゃんとセックスさせてよね!」

 そう言いながらグイグイ俺を引き寄せるブラックに、抵抗も出来ず土を混ぜ返しただけの囲いから連れ出されてしまう。
 あまりにも強引に引っ張られるので尻餅をつきそうだったのだが、それすら許されず、俺は腕一本で釣り上げられブラックの傍に移動させられてしまった。

「あは……ツカサ君たら、僕に好きって言われただけで勃起しちゃったの? もうすっかりエッチな子になっちゃったんだねえ」

 そう言いながら、ブラックは直球で俺の股間に手を伸ばしてくる。

「っ!? おいっ、やだって、ここ外……!」
「誰も居ないんだから良いじゃん。ここには僕とツカサ君の二人だけなんだよ?」

 二人だけって、そうは言ってもこんな場所じゃあ何が見てるか解らないだろうが!
 股間に潜り込もうとする手を掴もうとするが、ブラックは俺の牽制けんせいなど物ともせずに、思いっきり太腿ふとももの間に手を突っ込んでしまった。

「うあぁあっ!」
「ん~、ツカサ君の大事なところ、やっぱりちょっと熱いねぇ。興奮してる証拠かなぁ~? んじゃ、こっちはどうかなー」
「ふあぁっ!? やっ、なっあっそこだめっ、撫でちゃやだ……!」

 股間に潜り込んだ指が、膨らみの更に奥……会陰へと伸びて、ズボンの合わせ目をこすって来る。そこには何も無い場所なのに、ブラックに何度か責め立てられたせいか執拗に撫でられるうちに足がもじもじしてきてしまう。

 合わせ目の盛り上がった布が会陰を順繰りに刺激するたびに下半身が震えて、腹の奥がきゅうっとして、声が出そうになってしまって。
 そんな自分が恥ずかしくて、女みたいで情けなくて、俺はブラックの胸に頭を押し付けてすがりつくことしか出来なかった。

「あはっ……ツカサ君たら可愛いなぁ……はぁっ、ハァっ」
「んっ、ぅ……んんん……っ!」
「ほら見て、ほらぁっ、ツカサ君の女の子の部分を触ったら、おちんちんがどんどん膨らんで来るねぇえ……あはっ、あはぁあ……っ、つ、ツカサ君、たまらないんじゃない? もう僕のペニスが欲しくなってきちゃってるんじゃない?」
「ばっ、か……! ぁんた、が……したい、だけだろぉ……っ」

 必死に頭を押し付けて、歯を食いしばる。
 しかし、ブラックはそんな俺に荒い息を吹きかけるだけで、少しも「解放しよう」などとは思ってはくれなかった。それどころか、撫でる指の動きを加速させてきて。

「ぅっ、やっ、やぁあっ……! あっあぅぅう……っ」
「あはっ、ツカサ君たら薬のおかげかいつも以上に気持ち良くなってるね! ……そうなったら、もうセックスでもしないと収まらないんじゃないかな~?」
「うぐっ、ぅ、うぅう……」
「ほらほら。ツカサ君、これは治療の一環なんだよ? ツカサ君がセックスしてくれなきゃ僕の腕はもっと治りが遅くなっちゃうかもしれないよぉ~」

 ちくしょうめ、えっちなんかしなくたって、曜気は吸い取れるだろうに。
 精液でも摂取できるとか、そんなのブラックの都合でしかない。そうに違いない。
 なのに、セックスすれば全てが解決するみたいな事言いやがって。

「ぐぅう……っ」
「セックスしたら、ツカサ君も更に気持ち良くなれるし……この熱からも解放されるよ……? だからさ、ねっ」
「………………」

 結局、こうなるんだ。
 本当にもう、このオッサンが嫌になる。

 笑うだけで簡単に俺の事を振り回して、力でもかなわなくて口でも負けて、結局……ブラックがしたいように、させられるんだから。

「ツカサ君」

 どれだけ「いやだ」とダダをこねても、結局は無駄になる。
 ブラックにこの声で名前を呼ばれたら、もう俺は何も言えなかった。











 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ウザキャラに転生、って推しだらけ?!表情筋を殺して耐えます!

セイヂ・カグラ
BL
青年は突如として思い出した。イベントで人の波にのまれ転び死んでいたことを、そして自らが腐男子であることを。 BLゲームのウザキャラに転生した主人公が表情筋を殺しつつ、推し活をしたり、勢い余って大人の玩具を作ったり、媚薬を作ったり、攻略対象に追われたりするお話! 無表情ドM高身長受け ⚠諸事情のためのらりくらり更新となります、ご了承下さい。

身の程を知るモブの俺は、イケメンの言葉を真に受けない。

Q.➽
BL
クリスマス・イブの夜、自分を抱いた後の彼氏と自分の親友がキスをしているのに遭遇し、自分の方が浮気相手だったのだろうと解釈してしまった主人公の泰。 即座に全ての連絡手段を断って年末帰省してしまう主人公の判断の早さに、切られた彼氏と親友は焦り出すが、その頃泰は帰省した実家で幼馴染みのイケメン・裕斗とまったり過ごしていた…。 何を言われても、真に受けたりなんかしないモブ顔主人公。 イケメンに囲まれたフツメンはモテがちというありがちな話です。 大学生×大学生 ※主人公が身の程を知り過ぎています。

美少年に転生したらヤンデレ婚約者が出来ました

SEKISUI
BL
 ブラック企業に勤めていたOLが寝てそのまま永眠したら美少年に転生していた  見た目は勝ち組  中身は社畜  斜めな思考の持ち主  なのでもう働くのは嫌なので怠惰に生きようと思う  そんな主人公はやばい公爵令息に目を付けられて翻弄される    

【完結】ぶりっ子悪役令息になんてなりたくないので、筋トレはじめて騎士を目指す!

セイヂ・カグラ
BL
⚠縦(たて)読み推奨⚠ ひょろっとした細みの柔らかそうな身体と、癖のない少し長めの黒髪。血色の良い頬とふっくらした唇・・・、少しつり上がって見えるキツそうな顔立ち。自身に満ちた、その姿はBLゲームに出てくる悪役令息そのもの。 いやいや、待ってくれ。女性が存在しないってマジ⁉ それに俺は、知っている・・・。悪役令息に転生した場合は大抵、処刑されるか、総受けになるか、どちらかだということを。 俺は、生っちょろい男になる気はないぞ!こんな、ぶりっ子悪役令息になんてなりたくないので、筋トレはじめて騎士を目指します!あわよくば、処刑と総受けを回避したい! 騎士途中まで総受け(マッチョ高身長) 一応、固定カプエンドです。 チート能力ありません。努力でチート運動能力を得ます。 ※r18 流血、などのシーン有り

宰相閣下の執愛は、平民の俺だけに向いている

飛鷹
BL
旧題:平民のはずの俺が、規格外の獣人に絡め取られて番になるまでの話 アホな貴族の両親から生まれた『俺』。色々あって、俺の身分は平民だけど、まぁそんな人生も悪くない。 無事に成長して、仕事に就くこともできたのに。 ここ最近、夢に魘されている。もう一ヶ月もの間、毎晩毎晩………。 朝起きたときには忘れてしまっている夢に疲弊している平民『レイ』と、彼を手に入れたくてウズウズしている獣人のお話。 連載の形にしていますが、攻め視点もUPするためなので、多分全2〜3話で完結予定です。 ※6/20追記。 少しレイの過去と気持ちを追加したくて、『連載中』に戻しました。 今迄のお話で完結はしています。なので以降はレイの心情深堀の形となりますので、章を分けて表示します。 1話目はちょっと暗めですが………。 宜しかったらお付き合い下さいませ。 多分、10話前後で終わる予定。軽く読めるように、私としては1話ずつを短めにしております。 ストックが切れるまで、毎日更新予定です。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

愛されなかった俺の転生先は激重執着ヤンデレ兄達のもと

糖 溺病
BL
目が覚めると、そこは異世界。 前世で何度も夢に見た異世界生活、今度こそエンジョイしてみせる!ってあれ?なんか俺、転生早々監禁されてね!? 「俺は異世界でエンジョイライフを送るんだぁー!」 激重執着ヤンデレ兄達にトロトロのベタベタに溺愛されるファンタジー物語。 注※微エロ、エロエロ ・初めはそんなエロくないです。 ・初心者注意 ・ちょいちょい細かな訂正入ります。

俺は成人してるんだが!?~長命種たちが赤子扱いしてくるが本当に勘弁してほしい~

アイミノ
BL
ブラック企業に務める社畜である鹿野は、ある日突然異世界転移してしまう。転移した先は森のなか、食べる物もなく空腹で途方に暮れているところをエルフの青年に助けられる。 これは長命種ばかりの異世界で、主人公が行く先々「まだ赤子じゃないか!」と言われるのがお決まりになる、少し変わった異世界物語です。 ※BLですがR指定のエッチなシーンはありません、ただ主人公が過剰なくらい可愛がられ、尚且つ主人公や他の登場人物にもカップリングが含まれるため、念の為R15としました。 初投稿ですので至らぬ点が多かったら申し訳ないです。 投稿頻度は亀並です。

処理中です...