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最果村ベルカシェット、永遠の絆を紡ぐ物編
思惑を悟らせるような悪人はいない2*
しおりを挟む「早く早くっ」
「ああもう解ったから囃し立てるな!」
どけ、と怒鳴りながら引き剥がすと、ブラックは布で覆った藁の上に座り込んで、何を考えたのか指をちょいちょいと動かしながら俺を誘った。
何だかよくわからないが、伸ばした足をまたげという事らしい。
そんな事をすると、足を閉じようとした時に動きづらくなるんじゃないかと思ったが、ブラックが望んでいるなら仕方ない。
というか、この流れってもう、えっちするの決まってるようなもんだし……。
…………べ、別に期待してるとかそう言うんじゃないぞ。ブラックが不安がるから恥を忍んでケツをまくって見せるだけで、だけど目の前のブラックの股間はめっちゃ張り詰めてるのが見えるから、ああ仕方ないなって思う訳で……。
とっ、とにかく、ヤるなら早く済ませるに限る!
「ほらほら、ツカサ君早く僕に可愛いお尻を見せてっ」
「ぐぅう……」
誘われるがままと言うのは悔しいが、足を跨いで背を見せる。
自分でズボンを降ろそうと思ったのだが、ブラックは待ちきれなかったのか片腕で器用に俺のズボンと下着をずりおろしやがった。
「わあっ!!」
「あはぁっ……ツカサ君のお尻は本当安産型の良いお尻だねぇえ~っ」
一気に寒くなったと思ったら、ブラックの手が尻の肉を鷲掴んでくる。
思わずギャッと色気のない声を出してしまったが、ブラックは構わず俺の尻の片方をグニグニと揉んでくる。無駄に力が強いもんだから、指を食い込ませるようにしてゆっくりと揉みこまれると、思わず体がビクついてしまった。
なんでこんな事でって思うけど、でも、きゅ……急所に近い所だし、その……臀部とか他人に揉まれるなんて事は有り得ない訳だから、そりゃ反応しても仕方ないワケで。それに、その……恋人、なんだし……。
「はぁあぁ……ツカサ君のお尻の肉は、本当に気持ち良いなぁ……ねえ、このお尻は揉まれたの? どんな風にされたのかな、こうやってパクパクさせられたりした?」
「ぃっ……! やっ、ぁっばかっ、や、だ……んなこと、する、わけ……っ」
ブラックの手が、尻の垂れた部分の付け根まで指を伸ばして、上へ下へと揉み上げながらグニグニと押し込んだり引っ張ったりして来る。
そんな事されたら片方だけ垂れるんじゃないのか俺の尻。何それ怖い。
しかし慌てるよりも先に、ブラックの手の感触や時折吹きかかる息に体が反応してしまって、声が漏れそうになる。こんな事くらいで声を出すなんて悔しいから必死に口を閉じて我慢しようとするんだけど、ブラックはそんな俺を見て笑う。
「ふーん、そっかぁ。まあでも、ツカサ君の体をゆっくり楽しめる僕みたいな恋人じゃないと、こんな風にツカサ君のお尻を広げて、ツカサ君のエッチな穴をじっくり観察するなんて出来ないかぁ」
「っ……ぅ……、うぅ……っ、も、いい、から……っ!」
「僕が納得してないんだから、まだだーめ。うーん……もっと確認したいけど、僕は腕が片方しかないから、お尻を広げられないなぁー」
「……!」
まったく、恩着せがましく言いやがる。
でも、腕の事を持ち出されると拒否する事も出来なくて、俺は唸りつつも、自分の両手を尻に持って行って、両側から掴んでソコを開いてやるしかなかった。
「わおっ、ツカサ君たら大胆~! 自分から恥ずかしいトコを広げちゃうなんて……随分とえっちな子になったねえ……」
「おっ、お前が言うからだろ!? やめるぞもう!!」
「あーっごめんごめん! ほらそのまま開いてて!」
「ぐぅううう……」
アンタが不安だって言うからこんな事してるのに、いちいち人の神経を逆撫でしてきやがって。なんでそうお前は毎回俺をおちょくるんだよ。
ひ、人がせっかく、恥ずかしいのを堪えて開いてやってるってのに……!
もう強制的に終わらせてやろうかと思っていると、尻の谷間に何かが上から垂れて来て、俺は思わず驚いてしまった。
「うあぁっ!?」
「ああ、ほら、動かないで……」
「だ、だって、なに、これ……何垂らして……っ」
「何ってそりゃ、唾液だよ。こうでもしないと……」
視界の下部で何かが動いたような気がする。
思わず意識がそちらに向いたと同時、俺は肩を強く掴まれて、強引に四つん這いにさせられた。瞬間。
「っ――――!?」
慣らされてもいないソコに、無理矢理に中を広げるほどのモノが侵入してきたのを感じて、俺は声にならない悲鳴を上げた。
だけどそれだけじゃ済まなくて、入った瞬間
「あっ、あぅう……っ。き、昨日の今日だから、慣らさなくてもすんなりペニスが入っちゃったねぇ……っ! 困ったなぁ、これじゃ……あはっ、犯されたかどうか、分かんないや……!」
「ひぐっ、ぅ……うぅうっ、あ゛っ、や、ぁっ、あぁっ……!」
よく言うよ、アンタ最初から確かめる気なんて無かったじゃないか。
こんな事しなくたって、俺の態度で分かるって前に言ってたんだから、顔を見れば後ろめたい事をしたかどうかなんて一発で解った癖に。
なのに、分からないふりをして、またこんな、ことして……っ。
ぅ……うぅ……それに、乗っちゃう、俺も……どうかとは思うけど……っ。
でも、やっぱり悔しい。何かヤだ。ブラックのえっち、スケベ、ばか!!
「うっ、ぃっ……ひ、ぅ……っ、う……! うそっ……つきぃ……っ!」
「あはっ……詰られると感じちゃうよぉ……。でっ、でもね、ツカサ君……っ、はぁ、は……。心配だったのは……本当だよ……っ」
出し入れされて、一番気持ち良い所を何度も何度も擦られて、体がのたうつ。
日を置かずにまたせっくすしてるから、ナカが敏感になってて、奥までぎちぎちにブラックのおちんちんが入って来たら、声も涙も抑えられなくて。
「っ、く……ぅ、ぅあぁあっ……!」
「あいつ……いつ爆発するか解らないからね……それに、馬鹿じゃない……ッ。いつ僕達の事が知られて、ッく……ツカサ君が、犯されるか分からない……っ」
「やっ、ら……やっあ゛っ、ぅあぁっ、あっやぁあぁ……! らぇっ、そっ、な、うごっや、いっ、いっひゃぅっ! いっ……あぅう……!」
後ろ以外触られてないのに、こんな格好してるのに、体が気持ち良いのに痺れて何もかもがどうでもよくなる。
ブラックの低い大人の声が気持ち良くて、中を熱いのが満たすのがぞくぞくして、ずちゅずちゅと音を立てて出し入れされるともう、声が勝手に溢れてとまらなくて。
「ツカサ君……ッ、犯されたら、すぐ帰ってくるんだよ……っ! あのクズを殺してっ僕がっ、あぁっ、僕がっセックスし直してあげるから……ッ!!」
もう、なにも考えられない。ブラックに抱き締められて、たくさん気持ち良くて。
考えなくちゃ、反論しなくちゃいけないのに、幸せになって体が震えて、この心地良さに流されてしまう。抱き締められると、もう、それだけで。
……こんなの、ブラックだけだ。ブラックじゃないと、こんな風にならない。
「あぁっあ、ひっぐっ、ぃううっ、ぁっ、あぁあ゛あっあっやっあぁああ……!」
「いいよ……ッ、僕も……っ、もう……ッ、くっ……う……ッ!」
ブラックの切羽詰った声にすら体が反応して、体が反る。
こんな風になるのは、やっぱりブラックだけ。恋人、だけなんだ。
その事に言い知れぬ安堵を覚えながら、俺は意識を手放した。
◆
…………えっちって、やってる内は結構長く感じちゃうんだけど、実際はじっくりやるんでもないと、三十分もなかったりするみたいなんだよな……。
この世界では時計が一般的ではないから、昔の日本みたいに村や町には鐘突き台があって、番の人が正午や夕方と言った節目に鐘を突いてくれるんだけど……あの小屋でブラックとえっちしていた間は、鐘が鳴らなかった。それどころか、した後も結構話したような気がするのに時間はそんなに経ってはいなかった。
森で野草を摘んでも正午前に帰って来れたぐらいだ。
時間が経つのは早いとは言うけど、反対に色々予定があると時間が過ぎるのが遅くなる場合もあるんだな。……まあ、学校の授業とかだと、体感で一時間以上あるように思えるから、人間の体内時計って結構曖昧なのかも知れないけど。
やっぱこれも「脳の不思議」関係なんだろうか。実に不思議だなあ。
でも腹時計は脳みそに直結してないのか、いつも正午には鳴るんだけどなあ。
……まあそれもあって、まだ正午じゃないって正確に知る事が出来るんだが……何と言うか情けない。えっちして疲れてても腹は減るんだもんな……。
なんというか、色気より食い気って感じがするんだけど、それでいいのかな。
大人だと自負するのなら、もう腹時計を使うのは止めた方がいいのでは。って言うか、まず鳴らす事をやめるべきだと思うんだが。
「うーん……それでも鳴ってしまう……何が悪いんだ……」
腹を擦りながら、俺は目の前のでっかい鍋の中身をぐるぐる掻き回す。
今日は帰りがけに村長さんの家に寄って、女将さんに骨付き肉をたんと貰ったので、ダシでも取れないかと思い丁寧に掻き混ぜているのだ。
何の肉か名前を聞いただけでは解らなかったので、骨からダシがとれるのかも謎ではあるが、やらないよりは挑戦だ。
細かく煮立つさまをじっと見つめながら、俺は腕を組む。
「さて……今日はどうしたもんかな……」
レッドは今日も朝から出かけていて、昼には戻ると言っていたが……そうなると、掃除の間に部屋を調べるぐらいの事しか出来ないかな。
書斎はもう調べ尽くして何も無いと確信してるし、一回の部屋は別に気になる所は無い。となると、あの物置部屋かお母さん部屋を探すしかないわけで。
……本当は残されたもう一つの部屋を見たいという気持ちは有るんだけど、レッドにバレたら俺が記憶を完全に取り戻していると勘付かれてしまう。
そうなったら、逃げられるかどうか解らない。
ブラックは「お守り」と語尾にハートマークを付けながら、こ、婚約指輪を返してくれたけど……こんなもんズボンの中から出せないし、持ってると知られたらこれはこれで一発アウトだ。何故持っているのかと聞かれたら隠し通せる気がしない。
絶対に秘密にしなくては……。
秘密……そう言えば、レッドのお母さんは生々しい本を持っていたな。
レッドの話を聞く分にはそんな本とは無縁そうな淑女だと思えたけど、誰かに殺されたと言う事は、良かれ悪しかれ感情が激しい部分も有ったのではなかろうか。
だってそうじゃないと、あの物置小屋の説明が出来ないし。
穏やかな性格だったのなら、いくら憎かろうが夫だった人の所有物を、あんな風にぞんざいに放置しないだろう。あれほどの本に囲まれているんだから、本自体は好きだったんだろうし……そうなると、縄でくくられた本が適当に投げ出されているのは何だかおかしい。そもそも、本ってこの世界じゃ高価な物なのに。
そんな物を放置するって事は、あの本達にはレッドのお母さんが見たくない何かがあるんじゃないかと思うんだよ俺は。
……やっぱりあの本は調べて見なきゃな。
「よし、掃除の時にちょっと確かめてみるか……」
俺が掃除している間、レッドは居間で本を読んでいるから、大丈夫だろう。
上がって来る時は階段が軋む音もするから解るし。レッドはこの家の中では結構音を鳴らす方だから、気配察知が低レベルな俺でも心配はいらない。
とにかく、今すぐにブラックの腕を治すのは難しいと解った以上、ここに長居してはいられない。一刻も早く「ブラックは犯人じゃないんだ」と言い切れる確証を見つけないと。そうでもしなければ、多分一生レッドに付き纏われる事になるだろうしな……。
「……本当、どうしてこうなっちゃったんだかなぁ……」
友達として付き合う分には、レッドは良いヤツそうだったのに。
そうは思えど、もう自分達の関係は歪み切っている。
大事な人を殺されない為には、騙して必死に笑顔を振りまくしかない。
けど、そう思うたびに、胸はずきずきと痛んだ。
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追記:3.21
忙しさに落ち着きが見えそうなのでゆっくり更新再開します。需要があるかわかりませんが1人でも続きを待ってくれる人がいらっしゃるかもしれないので…。
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