異世界日帰り漫遊記

御結頂戴

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最果村ベルカシェット、永遠の絆を紡ぐ物編

19.あなたはだれ

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※ちと遅れてすみません_| ̄|○







 
 
 昨日は夕方から急に雨が降って、俺は初めて「雨」というものを認識した。

 物語の中ではあまり雨が降る場面が無かったから、空から落ちて来る水と言うのはどういう感じなのだろうかと思っていたが、雨が降ると辺りが薄暗くなって空気も急に冷たくなるし、こんなに晴れの日と違う物なんだってびっくりしたよ。

 天気というものは、一気に世界を変えるんだな。
 人気のない村の道も、雨が降るだけで何だか歩きたくない道になってしまう。
 煉瓦れんが敷きの地面から跳ね返る水はズボンのすそを汚すし、靴にも染みて来る。それに何より、俺の目みたいに空が赤くなって、そのうえ雰囲気が暗いんだ。

 俺は、こんなに背筋が寒くなる感覚を覚えた事は無かった。
 きっとこれが本当の「怖い」って感覚なんだ。レッドに夜にされる事は、逃げたいとは思っても、レッドを怖いと思うよな事は無い。だから、レッドのそばに居られるけど……雨の夕方の空は、ずっと見ていたいと思えない。

 震えそうになってレッドの腕にしがみ付くぐらい、何故かその光景が怖かった。

 なんでだろう。赤って言うと、俺の目の他にレッドの髪色やかまどの火も連想するけど……もしかして、俺の左腕の火傷も何か関係あるんだろうか。
 俺は見た事が無いんだけど、曜術って奴で怪我でもしたのかも知れない。
 だから、レッドも俺を心配して、誰かに会せたり外に出したがらないんだろうか。

 村長さんの家に行く時はいつも人気ひとけのない道を通るし、何か……人の気配のようなものがしたら、道を迂回うかいしてまで誰も居ない場所に行こうとするし。
 まあ、ずっと手を握ってくれてるから迷う心配は無いんだけど、今考えてみたら何でだろうなって感じだ。理由は有るんだろうけど、そういう理解出来ない行動をする時のレッドは、ちょっと質問しがたい雰囲気だからな……。

 ……でも、夜の間ずっと降っていた雨の音を聞いて、俺は新たに決心したのだ。
 やっぱり、俺は「ノザクラブドウ」のジャムを作りたい、と。
 もっと距離が縮まれば、俺には解らない事も教えてくれるかもしれないし、もっと昔の俺の事も話してくれたりするかもしれない。レッドは今のままの俺で良いって言ってくれるけど……でも、やっぱり今のままじゃ申し訳ないよ。

 何とかして、レッドの役に立つ奴隷として働かないと……。
 だって、物語の中の「良い奴隷」はどんな時だって役に立ってたんだから。

 恋人って言うのが何をしたら喜んで貰えるか解らない以上、俺はそちらの方面から攻めるしかなかった。だからこそ、ジャムなのだ。
 食事作りだって奴隷の仕事のうちに入る。なら、レッドの好きな食べ物を作れば、喜んで貰えるし奴隷としてもまずまずの仕事になるのではないかと考えたのだ。

 それなら、この雨の翌日は絶対に逃す事は出来ない好機だった。
 家に帰った後、書斎にあった「植物図鑑」を見て確かめたけど、くだんのブドウは雨のすぐ後には水分を多く含んでとても甘く美味しくなるらしい。それこそ、砂糖なんかを入れずに煮詰めても美味しいジャムになるくらいに。そのブドウを使ったジャムの味は、例えようもないほどなのだとか。
 だけど、雨の日から一日経過すると、再び通常の酸っぱいブドウに戻ってしまうとのことで……仕組みがよく解らないが、とにかくそれなら今日採るしかない。

 なんてったって、その甘いノザクラブドウのジャムは、レッドの好物なんだから。
 酸っぱいブドウの時のジャムも酸味が有って美味しいらしいけど、レッドは雨後のブドウの方が好きって女将さんが言ってたし。この機会は絶対に逃したくない。

 だから、怒られるかなって思ったけど、いつもと違う服装のレッドに食い下がったら……何故か今日のレッドは嬉しそうに笑って、外出を許可してくれたんだ。
 昨日はあんなに反対してたのに、どうして今日は良いんだろう。

 そこも不思議な所だったけど、まあそれは良い。
 これで晴れて森の中に行ける事になった俺だったが、しかし、レッドはしっかりと俺に「約束」を取り付けた。いわく、レッドは今日一日出かけるので同行出来ないが、その代わりに女将さんとずっと一緒に居るなら森に行っていいとのことで……。

 …………俺、男なんだけど、そんなに頼りないかな……。
 いやまあ、確かに女将さんは美人な上に俺より体格が良くて、腕なんてぶら下がりたくなるほど剛腕だし、俺は森の事なんて全く知らないから仕方ないんだけど……。
 ううむ、女将さんより頼りない体型ならそりゃ当然か。

「はぁ……」
「まあまあ、ツカサちゃん落ちこまないの。レッド様はすぐ帰って来るさ。だから、その前にさっさとノザクラブドウのジャムを作っちまおうじゃないのさ」
「はい……」

 その事でがっくり来てたんじゃないんだけど、でも話すのも何か居た堪れないし。
 こうなったらさっさと採取してしまおうという事で、俺と女将さんは霧の壁の傍にある森にやって来ていた。
 しかし、森って木が沢山あってなんだか昼でも薄暗いんだな。

 村では木や草に視界がさえぎられて先が見えなくなる事なんて無かったし、地面もでこぼこしてなかったのに、なんだか凄く歩き辛い。
 これは確かに俺一人で来ていたら帰れなくなったかもしれない……。

 やっぱり、レッドの言う通り女将さんと一緒に来て良かった。

「それにしても、ツカサちゃんも頑張り屋さんだねえ……。病み上がりなのに、掃除も料理もしようとしてるんだろう?」
「は、はい。俺、目一杯レッドに迷惑かけてるから……」

 歩き辛い道を女将さんに時折補助されて進みながら、答える。
 すると、女将さんは少し表情を歪めて俺の頭を撫でて来た。

「アンタも色々苦労してるんだねえ……。だけどね、レッド様がアンタの事を大事に想っているのは確かなんだから……無茶な事をしないようにね」

 そう言いながら、女将さんは優しく笑ってくれる。
 物語の中の優しいお母さんって、こんな感じなんだろうか。
 そう思うと何だか胸にじわじわと込み上げて来る者が有って、俺は女将さんと手を繋ぎながら、しばらく黙って移動していた。

「それにしても、今日はなんだか森が……」
「……?」
「ああ、いや、何でもないんだよ。……そうだね、ここいらで少し休もうか。ツカサちゃんも疲れただろう? 普段はこんなに歩く事も無いだろうし」
「あ……は、はい……」

 確かに疲れてないとは言えないけど、女の人にそう言われるともぞもぞする。
 俺だって男なのに、なんだかなあ……いやでも、鍛えれば俺だってレッドみたいに体がガッシリするらしいし、変な気分になりたくないなら鍛えればいいんだよな。
 そうだ、最初はこうやって歩く事から始めるんだ。
 これが最初の一歩なのだから、深い事は思わず今はこれで充分と思っておこう。

 そんな事を思いつつ、女将さんに手を引かれて歩いて行くと、森の中の少し開けた場所に、小さな木製の小屋が建っているのが見えた。
 随分ずいぶんと古ぼけた感じだけど、なんだか森の中に人工物があると不思議な感じだ。

 それをぼけっと見ていた俺の肩を、女将さんはポンと叩いた。

「今日はちょっと天気が不安定だ。いつ雨が降って来るか分からないから、アタシが帰ってくるまでこのきこり小屋でちょっと待ってておくれ」
「女将さん、どこかにいくの?」

 こんな人気のない場所で、しかもモンスターが出るかもしれない場所で一人になるのかと思うと、何だか妙な感じを覚えて思わず女将さんを見上げてしまう。
 そんな俺の表情に何か読み取ったのか、女将さんは眉根を緩めて笑うと、またもや俺の頭を優しく撫でて来た。

「そんな不安そうな顔をしないの。なあに、アタシも昔は中々のモンだったからね。仮にモンスターが出ても返り討ちにしてやるさ。だけど、ツカサちゃんはモンスターとの戦い方をまだ知らないだろう? だから、大人しく小屋で待ってるんだ。ついでに、ノザクラブドウが熟しているかも確認して来るから」
「は……はい……」

 まあ、確かに、女将さんならモンスターもやっつけられるかもしれないけど……。
 なんだか引き留めたい気持ちになってしまったが、引き留めてもどうしようもない。と言う訳で、俺は大人しくきこり小屋という建物で少し待つ事になった。

 小屋の中は殺風景で、草の山とかとにかく何か色々とある。
 俺にとってはどうでもいい事なので一々見ていられないが、人の物かも知れないし出来るだけ触らないようにしよう。そんなことを思いながら、山小屋の中で小さくなって待っていると。

「…………あ。雨だ……」

 硝子がらすはまっていない窓のふたを少し開けて外を見ていたら、また薄暗くなってきて、目の前でぽつりぽつりと小さなものが降ってくる。
 少し肌寒い森の中では、雨に降られたらより一層寒いかも知れない。
 だって昨日、雨に少し当たっただけでもかなり寒くて、思わずレッドと二人で暖炉の火の前にずっといたもんな。

「…………女将さん、大丈夫かな……」

 しばし、外を見やる。
 そうして女将さんの帰りを大人しく待っていると――――

「…………?」

 なにか、少し遠い場所でガサリと音がしたような気がした。
 女将さんだろうかと思ったが、それなら近付いて来た時に声をかけてくれるよな。
 だとしたら、モンスター……とか……。
 いやでも、なんだかそんな感じはしないような気も。

「なんだろ……」

 少し気になって、爪先立ちで窓から身を乗り出して外を見てみる。
 だが、雨が少し強くなっているのが見えるだけで、森の奥は良く見えない。
 ……雨によって葉っぱが動いた音とかだったんだろうか?
 だけど、結構大きな音だったしな。

「…………あっ」

 やっぱり森の奥で葉っぱが凄く大きく動いた。雨のせいじゃないんだ。
 でも……どうして動いてるんだろう。
 モンスターとかだったら……うなり声とか聞こえるよな。あ、でも、モンスターと言っても大人しい奴も居るみたいだし、だったら危険じゃ無いのかな?

 じゃあ……ちょっと……ちょっとくらい、確認しても良いんじゃないかな……。
 いやほら、だって、茂みが動く感じは小さかったし。
 それに、雨が降っているんだ。雨が降ると寒くなるし、モンスターだって風邪を引く可能性がある訳だし……だったら、小屋に入れてあげてもいいんじゃないかな。

 大人しいモンスターだったら……友達とか、そういうのになってくれたり……。

「……友達……」

 本の中の物語で、たくさん出てきた単語。
 一緒に冒険して、戦って、楽しい事を一杯する存在の事だ。

 ……俺には、友達がいない。
 レッドはご主人様で恋人だし、村長さんと女将さんは友達と言うよりも、俺に色々な物を教えてくれる「先生」という感じだ。友達とはちょっと違った。
 俺は他の人に会った事もないし、レッドは会わせる気も無いみたいだし……。

「…………友達に、なってくれるかな……」

 レッドは怖いモンスターが居るって言ってたけど、この距離だったら相手はもうこっちに気付いてたりするだろうし……それなら、俺は今頃とっくに襲われてるはずだよな。でもそうなってないって事は、きっと相手は怖いモンスターではないんだ。

 だったら、友達になれるかも。
 初めての友達に。

「……ちょっとくらいなら……いい、よな……?」

 女将さんに怒られてしまうかも知れないけど、小屋から少しだけ離れるだけだ。
 遠い場所には行かないし、確認して来るだけ。だから、大丈夫。

「よし……ちょっとだけ……」

 ちょっとだけなら、きっと大丈夫。
 そう考えて、俺はこっそりきこり小屋のドアを開けると、依然として不規則に動いている茂みを目指して、そろりそろりと近付いた。
 幸い、雨の音のお蔭で俺の動く音は掻き消されているようだ。
 雨は冷たいけど、まあ大丈夫だろう。

 そんな事を思いながら、姿勢を低くして茂みに近付いて行くと。

「ウ゛……ゥ、ウ……」
「…………!」

 なんか声が聞こえる。これがモンスターの声?
 でも何か……苦しそう……。
 もしかして怪我してるのかな。病気になったりしていたら大変だ。
 だけど結構聞いた事のない低い声だったし……もしかしたら本当に怖いモンスターかも知れないから、身長に近付かないとな。

 そう思って、茂みのすぐ近くで待機しようと木の根っこに足を乗せて、ぐっと体重を掛けた瞬間。

「――――ッ!!」

 ずるりと一気に体が傾き、泡を食って大仰に動いた俺の体が、一気に茂みの方へとすべってしまう。雨のせいで草が体を余計に加速させて、俺は何度も体勢を変えながら必死に踏み止まろうと頑張ったのだが……もう遅かった。

「うわあっ!」

 何をどうしたらそうなったのか、俺は前のめりになって、思いきり茂みに突っ込んでモンスターがいるだろう向こう側へと突きぬけてしまった。

 あ、あああ……ど、どうしよう、もしモンスターが居たら……っ。

「ぅ、うぅ……」

 ヤバい、早く立ち直らなきゃ。

 そう思って、痛む体を必死に起こして。
 ふと、目の前を、見ると……――――

「…………え……?」

 そこには。

「あ……あ、あぁ……あぁあ……」

 そこには、大きくて、見た事も無いものがいて。
 目を見開いている俺に気付いて、なんだか、妙な声をあげていた。

 ……これは……モンスター、では……ない……のか……?

「つ、かさ、く……」
「え……」

 名前を、呼ばれた?

 名前……そう、か。これ……この、人……この人……人族だ。人族なんだ。
 ボロボロで、ああ、そうだ。レッドみたいに外套を羽織っているし、変な動き方で地面を這いずっているけど、でも確かに人なんだ。
 この人は……人、なんだ。

「つか、さ……つかさ、く……ぅ゛……」

 薄暗い世界なのに、レッドと同じ赤い髪が輝いている。
 目の色は見た事も無い綺麗な紫色をしていて、顔は毛だらけだった。
 みたこともない、顔。見た事も無い服、みたこともないような……表情。
 俺は全部、知らない。

 だけど……どうしてこの人は……俺の名前を知ってるんだろう……。

「あ……」
「づがざ、ぐ……う……うぅ……う、ぁ、あぁああ……」

 相手の顔が震えている。目の所から、雨のしずく以上の何かが溢れている。
 あれは……涙……?
 なんでこの人は泣いてるんだろう。どうして、俺の名前を呼んで……こんな、胸が痛くなるような顔をしているんだろう……。解らない。解らないよ。だけど……

「つがざ、ぐ……」
「…………」

 だけどなんだか……その場から、動けなくて。

 人らしきボロボロの誰かに抱き着かれても、俺は「イヤ」と言えなかった。













 
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