異世界日帰り漫遊記

御結頂戴

文字の大きさ
上 下
1,056 / 1,264
空中都市ディルム、繋ぐ手は闇の行先編

  幸せな時間というものは2

しおりを挟む
 
※また遅れて申し訳ない……_| ̄|○




 
 
 末端が少し重なるように作られた指輪は、その重なる部分に楕円形だえんけいの宝石をんでいる。明るい中で見ると改めてよく解るけど、俺の指輪には本当に美しい紫色の石がぴったりとはまっていた。

 ……ほんとに凄くキラキラしてる……。
 なんか、ブラックの目みたい…………っ、じゃっ、じゃなくて!

 慌てて平静を装いながら、ベッドの近くまで椅子を近付けて来たクロウにその指輪を見せてやると、相手はふんふんと鼻を動かしながら指輪をいだ。
 何をしているんだろうと不思議に思っていると、クロウは目を何度かしばたたかせ軽く驚いたような顔をすると、再び俺達を見て来た。

「紫水晶でもただの鉱石でも無いな。黒籠石こくろうせきと似たニオイがするが、別物か?」
「えっ……こ、これ、アメジストとかじゃないの!?」

 てっきり俺はそういう宝石だと思っていたんだが、俺をひざに乗せているブラックの顔を見るとそうではないらしい。ていうかムカツク。ニヤニヤすんな。

「ふっふ~ん。解っちゃう? 土の曜術師だったらそういうのやっぱり解っちゃう~? ふふふ、その通りこれは黒籠石さ!」
「えっ、ええ!? 俺のだけ!?」
「いや、僕のもそうだよ」

 そう言いながら、ブラックは誇らしげに指輪のはまった指を見せつけて来る。
 だけど、何かが吸い取られるような感じはしないし、ブラックも平気そうだし……一体いったいどういう事なんだろうか。訳が解らなくてブラックを見上げると、相手は宝石のような菫色すみれいろの瞳をまぶたで弧に歪めた。

「ツカサ君たら忘れちゃった? 黒籠石は原石からそのまま切り出した水晶の状態じゃあ危ないけど、きちんと加工をしたら物凄い可能性を秘めた宝石になるんだよ。ほら、僕がいつも付けてるでっかい宝石みたいなのがついた飾りがあるでしょ。アレも黒籠石で出来てるって言わなかったっけ」

 あれ、そうだったっけ。
 確かに、いつもブラックが装備している、昔のファンタジー漫画に出てくるようなデカい肩当てがついたマントの左っ側には、これまた昔の漫画で良く見かける拳ほどの大きさも有る円形の宝石のブローチが付けられている。

 いかにも漫画的な装飾品だったので、俺的には肩当てマントを含めていいなぁ俺もそう言う装備が欲しいなあと常々思っていたのだが、思い返してみればそんなことを説明されたような気がしないでもない。

 えーと、ブラックのでっかい宝石ブローチは金の曜気と炎の曜気が無限収納されていて、ブラックだけが自由に引き出せるんだっけ?
 だから、ブラックは曜気が無い場所でも曜術を使えるって話だったような気が……そうだったっけ。なんか一度か二度説明されただけだから曖昧あいまいだ。
 しかし、ブラックの説明も大体同じ感じだったので、俺は胸をなでおろした。

 よかった、ブラックの話をド忘れしてはいなかったんだな、俺も!

「……ってなワケで、悪魔のごとき黒籠石も、ちゃんと加工さえすれば他の鉱石なんかじゃないくらいの逸品に変身するんだよ」
「なるほど……でも、どうして黒じゃなくて紫とかの色になってんの?」

 確かクロウが働かされていた鉱山で見た黒籠石の結晶は、普通の水晶みたいに透明で綺麗な奴だったよな。アレが加工されて色が付くってのは解るんだけど、どう色を付けているのかが想像出来ない。
 疑問符を浮かべながらブラックを見上げる取れに、相手はニコニコと笑いながら、機嫌良さそうに答えてくれた。

「ツカサ君、僕が作った隠蔽の術が籠った水晶のこと覚えてるかな。あれも黒籠石の水晶に術を入れて作ったんだけど……」
「あ、そう言えばそんなのあったな。あれってブラックが作ったんだっけか」
「うん。といっても、アレの場合僕は術をめただけだったんだけどね。でも今回の黒籠石は……えーと……難しい工程が色々あるんだけど、とにかく僕が根元っから術を籠めて“そういう色になるように”調整をしたんだ」

 そう言う色……。

 改めてブラックの指輪と自分が持っている指輪を見比べる。
 琥珀色の鼈甲べっこうあめみたいな綺麗な宝石と、俺が持っているブラックの目とおんなじ、深くて鮮やかで煌めいている美しい菫色すみれいろの宝石。

 これを、ブラックはたくさん頑張って作ってくれたんだ。
 俺との婚約指輪のために…………。

「…………」
「ツカサ、顔が赤いぞ。ほだされたか」
「えへ、えへへ、ツカサくぅうん」

 せ、赤面ったって仕方ないじゃないか。
 だって、その……う、嬉しいって思ったもんは、嬉しいん、だし……。
 こ、こういう時は、素直に喜ばないと失礼だし、俺ツンデレ美少女じゃないし、すっ、素直にプレゼントに喜んだ方が……ブラックも、喜ぶと、思うし……。

「ツカサ君、好きぃ……愛してるぅ。えへ、えへへ……僕の婚約指輪、そんなに気にってくれたんだね!」
「う……だ、だって、こんな大変なモンを貰ったら、そりゃ……」
「嬉しい? ねえ嬉しい!? 僕に惚れ直しちゃったぁ!?」

 俺の動きがにぶいのを良いように取りやがって、ブラックは顔のすぐ横から俺を覗き込んでくる。無精髭がチクチクして痛い。生暖かい息を吹きかけるのはやめろ。

 どうしてお前はそうモブおじさんみたいな事しか出来ないんだと思わず冷静になりかけたが、なんとか気を持ち直す。いつもの俺ならば鬱陶うっとうしいと顔を押しのけている所だが、今日は違うぞ。俺だって、そういうのを頑張るって決めたんだし、その、ぶ、ブラックと恋人だって、認めたんだからな。

 それに今日はその……き……記念とかする感じの日だし!?
 記念とかになる日ならそりゃ、まあ、なんだ。俺だって男らしくだなあ!
 お……男らしく、ブラックに言ってやるくらい、出来るんだからな。

 息を吸って、横からうるさいオッサンに耐えつつ、俺はぐっと気合を込めて自分の中の恥ずかしさを抑え込むと……覚悟を決めて、言ってやった。

「う……うれ、しい」
「えっ」
「うむっ」

 きぃっ、あからさまに驚くんじゃねーよオッサンどもっ!
 せっかく素直に言おうとしてるのにそんな驚かれたら言えなくなるだろうが!!

 落ちつけ俺、今日くらいはちゃんと言うんだ。
 クロウが目の前にいるけど、なんだその、ほら、やっぱりこういうのはちゃんと言って、良い気分で眠りたいじゃないか。せっかくの、指輪貰った日なんだし……。
 ……ろっ、ロマンチックで悪いか! おお俺だってなあ、人並みにロマンチックな所もあるんだよ、良い雰囲気とか考えるんだよ!

 でも男がロマンチックじゃ無かったら女の子を喜ばせられないだろうが。だから俺がこういう事に夢を持ってたって別に悪くないはずだ、何も変じゃないはずだ。
 男としてどうなのよって恥ずかしさも有るけど、でも、俺だって……俺だって、ブラックの事を大事に想ってるんだし、だったら記念の日くらいは…………。

「ツカサ君……」

 ああもう呆気あっけにとられたかのような声を出すんじゃない。
 素面しらふの俺が素直に感想を言うのがそんなに珍しいってのか。
 ……普段からもうちょっと素直になった方が良いのかな……いやだからって性格はすぐに改善できるもんでもないし、まあそのなんだ、とにかく今は言うぞ。
 ちゃ、ちゃんと言うんだからな。

 そう決めて、俺はもう一度大きく息を吸うと――震えそうになる声を必死の思いで抑えながら、告げた。

「…………指輪……一生懸命作ってくれて……う、嬉しい……あり、がと……」

 ………………。
 顔がカッカしてくる。めちゃくちゃ頬が痛い。目の下が凄く熱くて何だか涙でも出て来そうだ。口だって戦慄わなないて、もう横にあるブラックの顔なんて冷静に見れたもんじゃない。だけど、言ったぞ。俺は言ってやったんだ。
 ……なんかあんまり感謝してる感じじゃないかも知れないけど……。

 …………うう……でも仕方ないじゃないか。大人にスマートに感謝したかったのに、これしか言葉が出て来なかったんだもん。
 なんでこう、素面シラフでお礼を言うのにこんな風になっちまうんだろう。
 いつもならお礼なんてすぐに言えるのに……。

「つ……ツカサ君……っ」

 あっ、なんだこの声。やっぱ駄目だったか。感謝の気持ち伝わらなかった?
 つたなすぎなんだよもう、だから俺って奴は……――

「嬉しい……僕も嬉しいよ……っ! あぁ、あぁあ……」
「ふあっ、ぶ、ブラック……っ」

 てっきり茶化されるとばかり思っていたのに、ブラックは震えるような声を漏らして、俺の事をより一層抱き締めて来た。
 そうして、俺の肩に顔をうずめてぐりぐりと押し付けてくる。
 ちゃんと感謝してるのは伝わったのかな。だとしたら、良いんだけど……。

「つかしゃくんすきぃい……」
「発情しないとは珍しいな。それだけ嬉しかったらしい」

 クロウの言葉に、俺はハッとする。
 そっか。普通に……普通に嬉しかったのか。
 じゃあ、さっきの言葉で良かったのかな。ブラックが喜んでくれてるなら、それで良かったんだよな。発情しないってのはよく解らんけど、まあ……喜んでくれたら、それでいいか……。

 ………………。ま、まあ、結果オーライだな!

 よし、今の内にちゃんと指輪にヒモを付けておこう。
 失くしたりしたら大変だし。

「クロウ、申し訳ないけど俺のバッグ取ってくれる?」
「ウム。ヒモを付けるんだな。その指輪はお前には大きすぎるし」
「あ、やっぱ分かる?」
「ぐぬっ……」

 ブラックが変な声を出す。
 やっぱりそこは気にしてるのな……まあ気持ちは解るが……。
 そういやあんまり気にした事無かったけど、ブラックって意外と完璧主義なんだよな。本だってきっちり最後まで読むし、呪符探しの時だって自分で全部確かめないと「ヨシ!」しなかったし。身形みなりは凄くだらしないのになあ。

 ウェストバッグを取って貰って、俺は余っていた“虹の水滴”の糸を通す。
 紐状のものと言ったら今はこれしか無いし、耐久性もこの糸には敵わないだろう。少々勿体もったいないが、大事な物を失くすよりはマシだからな。

 丁寧に指輪をくくって、輪にした糸を首に回す。
 指輪の重さに糸が耐えられるか少し不安だったけど、意外と大丈夫なようだ。
 応急処置という事できちんとはしてないが、まあしばらくは大丈夫だろう。

「ブラック、鎖……よろしく頼むぞ」

 ぽんぽんと頭を叩くと、ブラックは軽く頭を上げて嬉しそうに笑う。
 クロウもそんなブラックをどことなく喜ばしげな感じで見つめていて、俺達の事を本当に祝福してくれているんだと感じる事が出来た。

 今日は本当に嬉しい日だ。

 ブラックとずっと一緒に居る約束をして、大切な物を貰って、祝福して貰って。

 この嬉しさはどれほどの物だろうかと考えてみるけど、ブラックよりも前に誰かを本気で好きになった事も婚約した事すらも無い俺には、何も比べられる物は無い。
 父さんも母さんも……こんな風に、幸せな気持ちになって結婚したのかな。
 俺がブラックに抱いている感情を、父さん達も抱いた事が有るんだろうか。

 だったら……俺の感情も、きっと…………。

「ツカサ君」

 嬉しそうな声が顔の所まで登って来て、太い指が俺のあごを捕える。
 ああ、キスされるんだな。そう思って急に体の熱が上がったような気がしたけど、俺の体は動かなくて。それどころか、期待するみたいにドキドキして来て。

 クロウも見てるのに、でも、胸が暖かくてぼうっとして、思わず持っている自分のバッグを強く抱え込んでしまうほど胸がぎゅうっとして、思考が停止してしまう。
 ブラックの顔が近付いて来て、吐息が先に触れて来て、そして――――












「――――……え?」

 目の前が急に、真っ暗になった。

 途端、浮遊感と共に体が落ち、硬い地面に叩き付けられる。

「っぐ……ッ!?」

 い、痛い。
 何が起こったのか解らないけど、でも、寒い。暗い、生暖かい吐息じゃない、冷たい風が体に当たって体が思わず震えた。

 だけど、意識が付いて行かない。
 周囲がどうして真っ暗になったのか、何故風が体に当たるのか、解らない。
 地面に急に叩き付けられた痛みに付いて行けず、バッグを強く抱きしめ冷たい地面にうずくまっていると……目の前に、見た事のない靴が現れた。

「…………」

 なに、この靴。
 だれ?

「もう少しどうにかならなかったのか? 乱暴すぎるぞ」

 靴の主の声が降ってくる。
 その声に、別の声が言葉を返した。

「無茶を言わないで下さい。遠隔で人族のみを移送するのは難しいんですよ」

 この、声。

 忘れられるはずもない。そうだ、この二人の声は。

「ツカサ……やっと会えたな」

 咄嗟とっさに見上げたその場所には、外からの光に浮かび上がる人影が在った。
 
「あ…………」

 赤い髪で、青い目をした…………若い、男。

 もう二度と会いたくなかった奴が、そこにいた。









 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

義理姉がかわいそうと言われましても、私には関係の無い事です

渡辺 佐倉
恋愛
マーガレットは政略で伯爵家に嫁いだ。 愛の無い結婚であったがお互いに尊重し合って結婚生活をおくっていければいいと思っていたが、伯爵である夫はことあるごとに、離婚して実家である伯爵家に帰ってきているマーガレットにとっての義姉達を優先ばかりする。 そんな生活に耐えかねたマーガレットは… 結末は見方によって色々系だと思います。 なろうにも同じものを掲載しています。

悪役令嬢になりたくない(そもそも違う)勘違い令嬢は王太子から逃げる事にしました~なぜか逆に囲い込まれました~

咲桜りおな
恋愛
 四大公爵家の一つレナード公爵家の令嬢エミリア・レナードは日本人だった前世の記憶持ち。 記憶が戻ったのは五歳の時で、 翌日には王太子の誕生日祝いのお茶会開催が控えており その場は王太子の婚約者や側近を見定める事が目的な集まりである事(暗黙の了解であり周知の事実)、 自分が公爵家の令嬢である事、 王子やその周りの未来の重要人物らしき人達が皆イケメン揃いである事、 何故か縦ロールの髪型を好んでいる自分の姿、 そして転生モノではよくあるなんちゃってヨーロッパ風な世界である事などを考えると…… どうやら自分は悪役令嬢として転生してしまった様な気がする。  これはマズイ!と慌てて今まで読んで来た転生モノよろしく 悪役令嬢にならない様にまずは王太子との婚約を逃れる為に対策を取って 翌日のお茶会へと挑むけれど、よりにもよってとある失態をやらかした上に 避けなければいけなかった王太子の婚約者にも決定してしまった。  そうなれば今度は婚約破棄を目指す為に悪戦苦闘を繰り広げるエミリアだが 腹黒王太子がそれを許す訳がなかった。 そしてそんな勘違い妹を心配性のお兄ちゃんも見守っていて……。  悪役令嬢になりたくないと奮闘するエミリアと 最初から逃す気のない腹黒王太子の恋のラブコメです☆ 世界設定は少し緩めなので気にしない人推奨。

BL短編

水無月
BL
『笹葉と氷河』 ・どこか歪で何かが欠けたふたりのお話です。一話目の出会いは陰鬱としていますが、あとはイチャイチャしているだけです。笹葉はエリートで豪邸住まいの変態で、氷河は口悪い美人です。氷河が受け。 胸糞が苦手なら、二話から読んでも大丈夫です。 『輝夜たち』 ・シェアハウスで暮らしている三人が、会社にいる嫌な人と戦うお話。ざまぁを目指しましたが……、初めてなので大目に見てください。 『ケモ耳学園ネコ科クラス』 ・敏感な体質のせいで毛づくろいでも変な気分になってしまうツェイ。今度の実技テストは毛づくろい。それを乗り切るために部活仲間のミョンに助けを求めるが、幼馴染でカースト上位のドロテが割って入ってきて…… 猫団子三匹がぺろぺろし合うお話です。 『夏は終わりだ短編集』 ・ここに完結済みの番外編を投稿していきます。 ・スペシャルはコラボ回のようなもので、書いてて楽しかったです私が。とても。 ・挿絵は自作です。 『その他』 ・書ききれなくなってきたので、その他で纏めておきます。 ※不定期更新です。

婚約解消して次期辺境伯に嫁いでみた

cyaru
恋愛
一目惚れで婚約を申し込まれたキュレット伯爵家のソシャリー。 お相手はボラツク侯爵家の次期当主ケイン。眉目秀麗でこれまで数多くの縁談が女性側から持ち込まれてきたがケインは女性には興味がないようで18歳になっても婚約者は今までいなかった。 婚約をした時は良かったのだが、問題は1か月に起きた。 過去にボラツク侯爵家から放逐された侯爵の妹が亡くなった。放っておけばいいのに侯爵は簡素な葬儀も行ったのだが、亡くなった妹の娘が牧師と共にやってきた。若い頃の妹にそっくりな娘はロザリア。 ボラツク侯爵家はロザリアを引き取り面倒を見ることを決定した。 婚約の時にはなかったがロザリアが独り立ちできる状態までが期間。 明らかにソシャリーが嫁げば、ロザリアがもれなくついてくる。 「マジか…」ソシャリーは心から遠慮したいと願う。 そして婚約者同士の距離を縮め、お互いの考えを語り合う場が月に数回設けられるようになったが、全てにもれなくロザリアがついてくる。 茶会に観劇、誕生日の贈り物もロザリアに買ったものを譲ってあげると謎の善意を押し売り。夜会もケインがエスコートしダンスを踊るのはロザリア。 幾度となく抗議を受け、ケインは考えを改めると誓ってくれたが本当に考えを改めたのか。改めていれば婚約は継続、そうでなければ解消だがソシャリーも年齢的に次を決めておかないと家のお荷物になってしまう。 「こちらは嫁いでくれるならそれに越したことはない」と父が用意をしてくれたのは「自分の責任なので面倒を見ている子の数は35」という次期辺境伯だった?! ★↑例の如く恐ろしく省略してます。 ★9月14日投稿開始、完結は9月16日です。 ★コメントの返信は遅いです。 ★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。 ♡注意事項~この話を読む前に~♡ ※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。 ※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。 ※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。 ※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります) ※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。 ※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません

趣味を極めて自由に生きろ! ただし、神々は愛し子に異世界改革をお望みです

紫南
ファンタジー
魔法が衰退し、魔導具の補助なしに扱うことが出来なくなった世界。 公爵家の第二子として生まれたフィルズは、幼い頃から断片的に前世の記憶を夢で見ていた。 そのため、精神的にも早熟で、正妻とフィルズの母である第二夫人との折り合いの悪さに辟易する毎日。 ストレス解消のため、趣味だったパズル、プラモなどなど、細かい工作がしたいと、密かな不満が募っていく。 そこで、変身セットで身分を隠して活動開始。 自立心が高く、早々に冒険者の身分を手に入れ、コソコソと独自の魔導具を開発して、日々の暮らしに便利さを追加していく。 そんな中、この世界の神々から使命を与えられてーーー? 口は悪いが、見た目は母親似の美少女!? ハイスペックな少年が世界を変えていく! 異世界改革ファンタジー! 息抜きに始めた作品です。 みなさんも息抜きにどうぞ◎ 肩肘張らずに気楽に楽しんでほしい作品です!

4番目の許婚候補

富樫 聖夜
恋愛
愛美は家出をした従姉妹の舞の代わりに結婚することになるかも、と突然告げられた。どうも昔からの約束で従姉妹の中から誰かが嫁に行かないといけないらしい。順番からいえば4番目の許婚候補なので、よもや自分に回ってくることはないと安堵した愛美だったが、偶然にも就職先は例の許婚がいる会社。所属部署も同じになってしまい、何だかいろいろバレないようにヒヤヒヤする日々を送るハメになる。おまけに関わらないように距離を置いて接していたのに例の許婚――佐伯彰人――がどういうわけか愛美に大接近。4番目の許婚候補だってバレた!? それとも――? ラブコメです。――――アルファポリス様より書籍化されました。本編削除済みです。

スキルが生えてくる世界に転生したっぽい話

明和里苳
ファンタジー
物心ついた時から、自分だけが見えたウインドウ。 どうやらスキルが生える世界に生まれてきたようです。 生えるなら、生やすしかないじゃない。 クラウス、行きます。 ◆ 他サイトにも掲載しています。

縦ロールをやめたら愛されました。

えんどう
恋愛
 縦ロールは令嬢の命!!と頑なにその髪型を守ってきた公爵令嬢のシャルロット。 「お前を愛することはない。これは政略結婚だ、余計なものを求めてくれるな」 ──そう言っていた婚約者が結婚して縦ロールをやめた途端に急に甘ったるい視線を向けて愛を囁くようになったのは何故? これは私の友人がゴスロリやめて清楚系に走った途端にモテ始めた話に基づくような基づかないような。 追記:3.21 忙しさに落ち着きが見えそうなのでゆっくり更新再開します。需要があるかわかりませんが1人でも続きを待ってくれる人がいらっしゃるかもしれないので…。

処理中です...