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空中都市ディルム、繋ぐ手は闇の行先編
手がかりは掴みにくい2
しおりを挟む「こっちだ」
ラセットの声に導かれて、俺達は揃って王宮の奥へと足を進める。
昨日の今日でシアンさんに会えるとは幸運な事だったが、それもみんなラセットのお蔭だろう。本当は敵同士だってのに俺にズボンを持って来てくれたし、シアンさんにも会わせてくれるし、ラセットが居なかったらここまでトントン拍子に進んでなかったかもしれない。
最初は嫌な奴だって思ってたけど、本当第一印象って罪作りだよなあ。
あのまま話し掛けもしなかったら、きっと俺達はシアンさんに会えてすらいなかっただろう。それを考えると、出会いに感謝するしかない。
あ、そうだ。クロッコさんもそうだよな。彼が居なかったら俺は【六つの神の書】の事も忘れていたかも知れないし。
いやあ本当に人の縁って物は偉大だ。ほっとするなあ。
…………ズボンを穿いて安心したから言ってるんじゃないからな。違うからな。
とにかく。俺達三人組は合縁奇縁って感じでぞろぞろとラセットの背中を追っていたのだが……ラセットが連れて来てくれた場所は、俺にとって予想外な所だった。
「ここって……守護の泉の端っこ……?」
そう。俺達が今いる場所は、王宮の奥まった所にある庭園よりも手前にある、泉に面した外廊下。とても誰かが幽閉されているような場所ではない。
この近くにシアンさんが監禁されているんだろうか?
俺はてっきり、シアンさんは地下の薄暗い部屋とかに監禁されているんだと思っていたが、さすがに身内も同然な人にそんな仕打ちはしないか。シアンさんもちゃんと日の光に当たっているんだと思うと、だいぶんホッとした。
だってやっぱり暗くてジメジメした部屋なんて体に悪いもんな。シアンさんはお婆ちゃんじゃないけどお婆ちゃんではあって……ええと、とにかく、女の人って冷え性だっていうから、そんな所に幽閉しておくなんてもってのほかだ。
この世界でも同じなのかは知らないが、とにかくずっといるなら日当たりのいい場所にいた方が良いに決まっている。夏場ならそうはいかんが、この浮島は今現在春の気候だし、それなら大丈夫だろう。むしろ当たった方がいい奴だ。
しかし……王宮の奥へと行っていたつもりだったんだが、まさか王宮の入口の方に歩いていたなんてな……。本当どうなってんだかこの宮殿は。
「それで、シアンはどこにいるんだ」
今まで大人しく付いて来ていたブラックがラセットに問いかける。
すると、ラセットは外廊下の先の方を指さした。
「シアン様は、あそこにいらっしゃる」
指の先にあるのは、外廊下……の、さらに先にある水上に続くシンプルな橋だ。
その橋の終点には、水上に浮かぶ鳥籠のような形をした小屋のような物がある。近付いてみるとそれほど小さくは無いみたいだけど、これはこれで牢獄だな。
というか、鳥籠型の部屋って、ラッタディアで人間用の鳥籠に放り込まれた情けない思い出が蘇るから嫌だな。アレよりは絶対に住み心地いいんだろうけども。
そんな事を思いながら、ふとすれば釣鐘型にも見える鳥籠に近付くと、重そうな扉の前で警備をしていた二人のエルフがこちらをじっと見て来た。
「ラセット、そいつらは……」
「安心しろ、こいつらは人族だがわきまえている人族だ。会わせる事に関しては、エメロード様にも許可を頂いている」
「そこの不潔そうな男は睨んでいるが本当に大丈夫なのか」
「気にするな。どのみちシアン様がいらっしゃるのだから心配は無かろう」
結構ずいぶんな事を喋ってくれたラセットに、警備をしていた二人のエルフは渋々頷き、扉を開けてくれた。
……俺達の心配じゃなくて捕らわれている人の心配をするなんて、やっぱりここの人達はシアンさんに対して悪い感情を抱いているんじゃないんだな。
だけど、疑わしい部分はあるし女王様の命令だから、閉じ込めざるを得ないんだ。
その事を思うと何とも言えない気分になったが、それも仕方のない事だ。
なに、俺達がシアンさんの身の潔白を証明すればいいんだから、そう悲観的になる事も無いだろう。彼女を信じてる人はたくさんいるわけだしね。
改めて気合を入れつつ中に入ると、まず六畳半ほどの狭い部屋が有り、その部屋の窓際に、書類が積まれた小さな机が有る。
そして、その机に就き、書類を処理し続けているほっそりとした女性が居た。
「ごめんなさいね、あと少しで一区切りだから待って頂戴」
ぴんと立った背筋に、長い耳を僅かに隠し流れる美しい銀の髪。
いつも見ていた美老女の姿ではない、若々しく美しい姿のシアンさんだ。
「お前……その姿で仕事してるのか」
ブラックの言葉に、シアンさんは苦笑する横顔を見せながらペンを走らせる。
「普段の姿じゃ、やっぱり手が遅いから。……それに今は、私一人ですもの」
「…………」
シアンさんは笑っているけど、でもその怜悧で綺麗な横顔はちっとも楽しそうに思えなかった。無理をしているような、それを押し隠しているような……とにかく、気持ちを押し隠しているような感じがしたのだ。
俺はシアンさんと付き合いが長い訳じゃないけど、でも、分かる。
ブラックを見上げると、俺と同じように感じ取ったのか苦虫を噛み潰したような顔をしてシアンさんを見つめていた。
「……ふう。ごめんなさいね。ラセット、ツカサ君達を連れて来てくれてありがとう」
机に手を付いてゆっくり立ち上がるシアンさんに、ラセットはとんでもないと慌てながら、深々と頭を下げる。
「こ、これくらい当然です。……私がいることで話しにくい事も有るかとと思いますが、どうかご容赦下さい」
「ふふ……椅子を勧めたいところなんだけど、生憎と設備が無くてごめんなさいね。手短に済ませましょう」
あ、そうか。なんか部屋の中央がすっきりしてると思ったけど、ソファとかの応接系家具がないんだ、この部屋。最低限、普通の生活が出来る程度の家具は揃えられているけど、他人を招くようにはなっていないんだ。
それも、人を監禁しておくための場所だからなのかな。
……まあ、普通は牢獄に人なんて招かないから、これが正しいっちゃあ正しいんだろうけども……。
「それで……そっちは何か情報は入ったのか?」
ブラックの問いに、シアンさんは首を振る。
「いいえ。この島にいる限りは、エネが情報を持って帰って来るしかないのだけど……どうも帰って来る途中で色々手間取ってるらしくて、まだ帰って来ていないの。あの子が帰ってくれば、少しは自体が動くと思うのだけど」
「チッ……。あの女、人にはボロクソ言うくせに、本当に良い御身分だよ」
「ま、まあまあ……。シアンさん、ギアルギンの行方はこれで分かるんですか」
問いかけると、彼女は小さく頷いた。
「恐らくは。……もうそろそろ、【工場】で生き残っていた兵士達からの調書も上がってくるでしょうし、私の疑いについてはそこまで心配する必要もないと思うわ。……それよりも重要なのは……お姉様を襲った犯人のことね。まだ判らない事だらけだけど、ひとつ、これだけは断定して言える事が有る」
「なんだ」
短く返すブラックに、シアンさんはその怜悧な美貌を向けて、小さく呟いた。
「お姉様の呪いは、何者かによって無防備だった素肌の背中を針で刺され、そこから広がった物……背後から攻撃できる者の仕業よ」
「え……あの呪いって、首を切られたからなんじゃ……」
寝耳に水の情報だ。
目を丸くしてシアンさんを見やる俺に、シアンさんは真剣な顔で続けた。
「ツカサ君達が、解呪薬のために頑張ってくれている間……アドニス君がお姉様の体を調べていたのだけど、その時に針が突き刺さった痕をみつけたそうよ。今でも針の痕が残っているから、間違いないわ」
「なっ……お、お待ちくださいシアン様。だとすると姫は地上にいた何者かに……」
狼狽するラセット。そんな彼を、彼女は少し悲しそうに見つめた。
「致命傷だけなら、外部から何者かが攻撃したという可能性もあったでしょう。けれど“呪い”が針で注入されたのであれば話は別です。わざわざそのように攻撃を分けたという事は、外部からの犯行に見せかけたかったからに違いないわ。犯人にとっては呪いをかける事の方が重要だったのでしょう。……まあ、それはそうよね。ツカサ君が『相手を治療できる黒曜の使者』だと知っていれば……外傷なんて、それこそ意味がないのだから」
「…………!!」
シアンさんのその言葉で……俺は、凝り固まった至高の大部分が一気に氷解したような衝撃を覚えた。
そう、だ。そうだよな。
犯人が俺の事を知っていたら、絶対に俺の目の前ではエメロードさんを殺そうとしなかったはずだ。その場には俺が居て、更に世界最高の薬師であるアドニスもいるんだ。俺の世界なら危なかったかも知れないが、この異世界では傷を一瞬で治す薬が無駄遣いできるほどに存在している。
その薬を持っていれば外傷なんてすぐに塞がるし、何よりあの場所には俺が居た訳だから、もし俺の能力を知らなかったとしても俺の目の前で人を傷付けても、何か超常的な力で阻止されるかもしれないと警戒くらいはしたはずだ。
なのに、エメロードさんは何者かに殺されかけた。
そしてその傷とは別に、確実に彼女を眠らせる為に誰かが針を刺したのだ。
……それって、変な事だよな。
俺の事を知っているなら、俺を避けるだろうし呪いをかける理由は無い。
俺の事を知らなかったとしたら、二段構えで呪いをかけなくても良かったはずだ。
隙を生じぬ二段構えという考え方だとしても、それなら「死ぬ」呪いの方がいいし、眠る呪いにする理由がまったく解らない。
あの場所で首を狙ったのは、確実に彼女を殺すためだったはずだ。
だとしたら「眠らせる」意味は無いじゃないか。
……そうだよ。どうして今まで気付かなかったんだろう。
そもそも、最初からあの一件は妙な事だらけだったんだ。
「眠らせた理由はなんだろうな」
クロウがさして驚きもしていないような声で呟く。
その問いに、ブラックは唸りながら腕を組んだ。
「…………眠らせる事が本意だったとしても、首を切る必要なんてないんだよな。首を切った事で得られる事って、なんだ?」
そうだよな。そこもまだ判らない。
ただ一つ確かなのは「エメロードさんがギアルギンの事を話そうとした瞬間に、何者かによって首を切られた」って事だけなんだから。
「まだ何か足りないわね。……なんにせよ……お姉様は犯人の目星がついている。それも何か重要な事のような気がするのだけれどね」
しかし、籠の鳥の自分にはどうしようもない。
そう言って、シアンさんは溜息を吐き肩を竦めた。
「こんな風になっていなければ、私も協力できたのだけど……」
「いえ、充分ですよ。だって俺、そこまで全然考えてなくて、目から鱗でしたし……」
「ありがとう、そう言って貰えると心が軽くなるわ」
そう言いながら、シアンさんは嬉しそうに微笑んで俺の頭を撫でてくれる。
姿は若々しいクールビューティーだけど、中身はやっぱり俺が甘えたくなるぐらいの優しいお婆ちゃんだ。その事に、何だか俺はホッとしてしまった。
どんな姿でも、俺の異世界のお婆ちゃんには変わりないんだな。……まあ、この姿で撫でられると、なんだか気恥ずかしいような興奮するような感じになってしまい、ちょっと罪悪感が凄いのだが。
そんな不埒な事を考えていると、ラセットがどこか辛そうな声を零した。
「…………シアン様、やはり一度、姫とお会いになられては……」
それって……仲直りしないかってこと?
エメロードさんのために、そこまで考えていたんだろうか。
やっぱりラセットご主人様想いの従者なんだな、なんて胸が熱くなってしまったが、シアンさんはそんなラセットに、悲しそうに首を振った。
「今の私には、お姉様に会える姿がない。不愉快にさせるだけだわ。……この姿では、嫌な事ばかりを思い出させてしまう。かと言っていつもの姿でも、苛立たせるだけよ。私の存在自体が……彼女を苦しめる毒にしかならないの。だったら、会うわけには行かない。解ってくれるわね、ラセット」
そう言いながら、シアンさんは耳を伏せる。
自分を「毒だ」と貶めるくらい、シアンさんはエメロードさんに対して申し訳ないという気持ちを抱いている。
自分の存在が姉を苦しめたのだと理解しているからこそ、会えないんだ。
……でも、そんなの悲し過ぎるよ。
本当ならいがみあう理由も無かったはずの姉妹が、周囲の変化という自分達にはどうにもできない事象のせいで、こんな風に拗れてしまうなんて。
周囲が彼女達を取換えようとさえしなければ、エメロードさんとシアンさんは今でも仲の良い姉妹だったはずなのに。
「……そんな泣きそうな顔をしないで。ツカサ君は笑顔が一番可愛いのよ? ほら、私のために笑ってちょうだいな」
「シアンさん……」
また、勝手に想像して勝手に悲しい顔をしてしまっていたのか。
情けなさすぎると顔を背けようとしたけど、シアンさんは俺の頬を白魚のような綺麗な手で包んで、自分の方へと向けさせた。
優しい微笑みを湛えた美しい顔が、俺の目に映る。
悲しそうだけど、でも……その微笑みは、本当の微笑みだった。
「私達の事を心配してくれてありがとう。その気持ちだけでも救われるわ。……だから、私をもっと幸せな気持ちにしてくれないかしら。ツカサ君の笑顔で」
ああ、気を使われている。
俺の方がシアンさんに救われてどうするんだよ。
本当なら俺が、シアンさんを元気づけてやらなければいけないのに。
捕らわれの身である彼女を救わなきゃ行けないのに。
そうは思っても、俺が出来るのは情けない笑顔だけで、今はそれ以上の事なんて何も出来そうになかった。
→
※明日…てかもう今日ですが、今日こそは時間通りに更新できると思うので
ご容赦頂けると嬉しいです…やっと熱くなくなってきた(´;ω;`)
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追記:3.21
忙しさに落ち着きが見えそうなのでゆっくり更新再開します。需要があるかわかりませんが1人でも続きを待ってくれる人がいらっしゃるかもしれないので…。
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