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空中都市ディルム、繋ぐ手は闇の行先編
11.小さなことも見逃すな
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――翌朝。
俺達はエーリカさんによる案内のもと、昨晩話に出て来たバリーウッドさんという凄く偉い長老さんの所へと向かっていた。
相手は“真祖”と呼ばれる、一番最初の世代の名前を受け継いだ人……というか、エーリカさんの話によると恐らく何千年も生きているであろう、第一世代その物……まさにオリジンとも言える人だ。
失礼な事をしないように気を引き締めて対面に望まねばならなかった。
……が、俺はと言うと……ぶっちゃけ、そういう雰囲気ではない。
それというのも、全てこの隣で涼しい顔をしてやがるクソオヤジのせいだった。
こ、この野郎……トイレで俺を弄んだあと、自分だけ何食わぬ顔で食堂に戻って、エーリカさんから「明日会おうと返事が来た」と言われるまで、イタズラなぞヤった覚えはないみたいな顔をして、ずーっと俺の隣に座ってやがったんだぞ。
そのうえ、返事が来たから今日は寝ようと言う事になって部屋に戻ろうとしたら、強引について来て居座り、ベッドの上で延々い、い、弄りやがって……っ。
あれだけでも相当キツかったのに、散々弄られたせいでボケた頭になってる俺に、無理矢理フェラまでさせやがったんだぞこの鬼畜オヤジ!!
おかげで寝て起きたってのにまだケツが変な感じがするっての!
まあブラックが色んな意味で酷い奴だってのは充分知ってるけど、でもお前、自分一人だけ気持ちよくスッキリするくせに、俺の方はとことん後ろしか弄らないってのはどういうことだよ!!
「早く後ろだけでイける感覚を取り戻そうねっ」と語尾にハートマーク付けながら弄り回されるこっちの身にもなって見ろ、いくらブラックには抱かれても良いって言ってもなあ、こっちだって限界とか無理ってことがあるんだよォ!!
ちくしょう、余裕ぶって攻めてきやがって。
こんなの俺が悪いんじゃない、ブラックがイジワルするから悪いんだ。ブラックがケツを弄繰り回すから俺だって変になって、あ、あんな、あんな風に物足りなさげに……じゃなくて! と、とにかくブラックが最低なの、俺を弄んでんの!!
ぐぅうう、こんな事になるのも全部ブラックのせいだ。
俺は悪くない、えっちな気分になるのだって、ブラックが悪いんだからな!
ああもう中途半端に何度も勃たされたもんだからイライラするう。
あんなの拷問だ、拷問……。
「ツカサ、大丈夫か?」
別荘がある庭園から再び建物の中へと入り移動する途中、クロウが俺のイライラに気付いたのか、無表情ながらも心配そうに声をかけて来る。
ああ、そう言えばクロウの事も話し合いしなきゃいけなかったんだった……。
ううう、初日から飛ばされ過ぎてもう色々頭が回らないんですけど、こういうのは後に残さないためにも早く話し合いしとかなきゃ。バリーウッドさんの所に行った後から考えよう。はぁ、どうしてこうなってしまうのか……気が休まる暇がない。
「ツカサ」
「あ、ああ。大丈夫だよ。心配してくれてありがとな」
本当は大丈夫じゃないんだが、こんな事でイライラしてるなんて知られると物凄く恥ずかしいので、大丈夫だと見栄を張っておく。
そうだ。俺は箸が転んでも勃起しかねない思春期の高校生だが、しかしプライドと誇りは持っているつもりだ。こんなこっ恥ずかしいシモ話でイライラしているなんて、とてもじゃないが話せない。
だから、クロウには大丈夫と言うしかなかった。
これはもう意地だ。日本男児としての意地なのだ。
こうなったら俺もちんちんなんて抑え込める大人の男だと証明してやる。
自分の分身を抑え込めなくて何が大人だ、俺だって出来るんだ。TPOも無視して発情しまくるブラックより大人だと、格の違いを見せつけてやるんだ。
……っていうか、俺は普通にしてる分にはああいう事にならないんだけどね!?
「こちらですよー」
俺が悲痛な決心をしている間に、何も知らない清らかなエーリカさんは俺達をどんどん王宮の奥へと案内していく。
枢候院に集う人たちが働く場所に行くと言っていたが、どんな所なんだろう。
そう思いながら王宮の白を基調にした神殿のような荘厳な廊下をくねくね歩き、奥の方へと続く道から階段を長々と下りて、扉を開け今度は階段を登り……。
「……って、なんか異様に長くないか」
ブラックのツッコミに「そうだね」と頷いてしまいそうになる。
確かに、なんか遠い。めちゃくちゃ遠い。別荘から見た王宮はここまで巨大な建物には思えなかったし、土地の感じから見てもそう巨大な建物は建てられなかったような気がするんだけど、今歩いている距離は明らかにその予測を越えていた。
どういう事なんだと思っていると、エーリカさんがにこやかに答えてくれた。
「この王宮は【迷宮】の“特技”を持つ神族が管理しておりますので、外観以上の構造を維持する事が出来ているんです。それと、今こうして遠回りのように歩いているのは、一種のセキュリティなのです。“認められていない者”が訪れると、王宮は歪み、目的の部屋にすぐ辿り着けないようになってしまうのです。このような場合に道案内が出来るのは、特別な権限を持った者や私達従者だけですね」
「セキュリティ?」
「あ、ええと、防犯装置のような物……かな」
まあカタカナ語とか英単語はともかく、魔法による防犯装置か。それなら納得だ。
“特技”というのは、恐らくこの世界における超常的な力である【法術】や、野生のモンスターが持っている固有の特殊能力に近い物なのだろう。
自然に漂う気を使用しなくても使える技ってところなのかな。
しかしそれだと【迷宮】という特技は本当にヤバいな。
小説とかでよく見るダンジョンマスターみたいなモンじゃないのか。
「迷宮の特技を持つ者は、女王陛下のために常に王宮にいる人の動きを監視しておりますので、滅多な事はなさらないようにお願い致しますね」
「は、はーい」
「ああ、もうそろそろ到着しますよ」
そう言いながら、エーリカさんは廊下の壁に唐突に現れた階段を降りる。
俺達にはどうしようもないので、ただ彼女について行くことしか出来ない。そうして、何度開いたかも知れない地下への扉を開くと――――
「え…………」
明るい光が扉の隙間から差し込んで来たと思った刹那、透明でほんのり甘い植物の香りを纏った風が俺達の髪を浚った。
人工の物ではない、自然の風だ。
どういうことだと完全に開いた扉の向こうに足を踏み入れて、俺達は視界いっぱいに広がる光景に思わず息を飲んでしまった。
「ここ……植物園……?」
そう。俺達が辿り着いたのは、美しい花々と瑞々しい植物が咲き乱れる、ドーム型のガラス天井に囲われた広い植物園だったのだ。
「なんだこりゃ……ここが枢候院だってのか?」
「ム……生きている植物のニオイがするぞ。ニセモノではないのだな」
職務を行う場所ではないだろう、とまともな事を呟くブラックに、ふんふんと鼻を動かしながら周囲を確認するクロウ。
俺も、すぐそばにある大きなシダ植物のような葉っぱを指でなぞった。
……確かにこの感触は生きている植物だ。
葉脈も鮮やかで、なにより手で触れた時の感覚が違う。
だけど、ここにある植物は亜熱帯の場所に生えるような鮮やかで葉っぱが大ぶりな物ばかりで、外に存在する春や秋の気候を好むような広葉樹など存在していない。
平たく言うとトロピカルな植物ばっかで外の雰囲気とまるで違っていた。
「常夏の国の植物は、気候に負けないように木の曜気や大地の気を多く溜め込んで、余力を放出する性質が有りますの。常秋の植物は気を溜めこむばかりですし、常春の植物は調節して溜めこむため、あまり力を感じられないでしょう? 激務の傍らに置くには少し力不足と言いますか……。ですので、枢候院だけは常夏の気候を好む植物を配置しておりますの」
「へぇ~! この世か……植物って気候で気の扱い方にも違いが有るんですね!」
思わずこの世界って言おうとしちゃった危ない危ない。
俺達の事情を知る上層部のエルフ神族以外は、黒曜の使者の事なんて知らないってシアンさんが言ってたもんな。ここはお口チャックだ。
しかし、やっぱ異世界だなぁ……。植物には曜気や大地の気が必要ってのは理解していたつもりだったけど、気候によってそれをどう維持するかが異なるってのは全く考えてなかった。けどよくよく思い返すとそうだよな。
性質が違わないと、気候で植物の分布が異なる訳が無いんだし。
この世界は何故だか国ごとに四季が固定されていて、一年中春だとか夏だとかって感じになってるけど、ここは「気」によって成り立つ事が多い異世界だ。
植物も、気候によって自分が最適に生きられる方法を選択しているんだな……。
うーんどこの世界でもそういう進化ってあるもんなんだろうか。
この世界だと神様がポンポンって作っちゃってそうではあるけどな。
「常夏の植物は成長が早く、生まれ変わりのサイクルも他の気候の植物より早い物が多いので、このくらい集めれば常に若々しい気を放出してくれます。枢候院の方々は職務が忙しいが故に滅多に外にでることは無いので、緑を感じて癒されるため……という部分も有りますけどね。さ、こちらです」
そう言いながら植物園の煉瓦の小道を進むエーリカさん。
再び大人しく付いて行きながら、俺は腕を組んでううむと唸ってしまった。
うーん、俺は今まで薬効とかそういう部分でしか植物を見て来なかったけど、ここは異世界なんだから、植生についてもかなり違うって所を見てもよかったかもなあ。
だって、気を栄養にして成長するなんて、俺の世界じゃ有り得ないじゃん。
こちらなりのメカニズムって奴があるなら、是非とも知りたいものだ。……まあ、それを聞いて俺が理解出来るかどうかは何とも言えないんだが……。
…………やっぱ学校でちゃんと勉強しといたら良かったかな……。
「あそこの木の上がお仕事をされている場所です~」
「はえ……えええ! すごっ……!」
木が密集しているので入り口からは見えなかったが、道の先にあった“仕事場”は、なんとも夢のある造りをしていた。
あの、あれだ。ツリーハウスだ。
木の真ん中部分にある平らな所に、壁のないログハウスが立ってるみたいな、よく無人島に遭難した人が造ってるアレだ! サバイバル者が憧れる、あのツリーハウスですよ! そんな南国無人島物語なものが、目の前に存在しているのだ!
うおおおおすげええええ!
「なるほど木の上に……これなら植物の湿気もあまり気にならないね」
「ムゥッ、神族は木登りが好きなのか……!」
クロウなんで興奮してるの。
あっ、もしかして熊さんだから木登りとかちょっと興奮しちゃうの?
やだなにそれ可愛い。耳ぴこぴこさせちゃってもー!
「木登りは……まあたまにお疲れになった方々が戯れに……。順路はこちらです」
あ、やるんだ神族の人……。
やっぱり人間ってのは何百年生きていようが子供の心は持ってるんだな。
そう言う話を聞くとちょっと親近感を感じてしまうぞ。
この感じなら、バリーウッドさんにも緊張から粗相を見せずに済むかも。
よし、トコナツな気候に乗って俺も陽気に行くぞ!
気合十分で木製の簡易エレベーター……縄を引いたり歯車で巻いたりして、自力で上下させる奴……を使って上階まであがると、そこには木を割って作ったのであろう一枚板のテーブルがずらりと並んでいて、様々なエルフの人達が難しそうな顔でカリカリとペンを動かしていた。端にある本棚にはぎっしりと書籍が詰まっていて、机に挟まれた通路の先には、青々とした蔦や蔓で形作られた箱のような物がある。
エーリカさんが言うには、あの箱みたいな所が、最長老やシアンさんが普段執務を行っている特別室らしい。
ほぉお……さすがは森に暮らすエルフと似ている人達……やっぱりそういう所はちょっとエルフっぽかったりするんだな……。
「バリーウッド様、お客様をお連れ致しました」
ドアのない扉の前で、エーリカさんが言う。
すると、中からゆっくりと椅子を引くような音が聞こえた。
「うむ、入ってよろしい」
渋くて低くて威厳のある、おじいさんの声だ。
うおぉ……か、格好いい……まさに重鎮って感じの声……!!
ドキドキしつつ部屋の中に入ると――エーリカさんを外に残して、ドアがない入口が蔦で厳重に覆われてしまった。
内部は蔓や蔦で出来ているとは思えないほどにしっかりしていて、橙色の温かい光を灯すランプが掲げられている。わずか八畳ほどの部屋には本を詰め込んだ棚や、何の道具かは判らないがファンタジーっぽさのある道具が並ぶ棚があちこちにある。
そして、部屋の少し隅寄りに置かれている執務机の前には――茨を模した黄金の冠を頂いた、美しい銀色の髪を肩に流す老紳士の姿があった。
「っ……」
細かく美しい装飾を施されたローブに身を包んだ、まさに大賢者のような風格。
物語ではよく見る姿だけど、でも、実際にそんな人に会うとこれほど緊張して身が引き締まってしまうのかと驚いてしまった。
威厳と言う物は、言葉で説明しても表現しきれる物じゃない。
このバリーウッドという人を見ていると、それが思い知らされるようだった。
「貴方がたが、シアンが言っていた……」
そう言いながら、バリーウッドさんは俺達に近付いて来る。
すると、彼は俺を見て、何故エメラルドのような瞳を湛えた目を見開いた。
「ッ……!!」
そうして、何をするのかと思ったら、いきなり――
「えっ……!?」
いきなり、片膝を地面について、俺に対して深く頭を下げて来たのだ。
「なっ……」
えっ、え……え……!?
な、なんで、何でこんな事になってんの!?
「ハッ……!? も、申し訳ない……ウム……うむ……? いや、どうも、勘違いをしてしまったようだ……。いくら似たような性質とは言え、間違うなどとは……儂もついにボケが始まってしまったかな」
自分でも自分の行動が不可解だったのか、バリーウッドさんは豊かに蓄えた白髭をさすりながら、ゆっくりと立ち上がる。
俺達はと言うとその行動にどう反応して良いのか解らず、ぽかんと呆けているしかなかった。いやだって、こんなのどうしたらいいのさ。
「いや、驚かせてしまって申し訳ない。さ、座って下され」
そう言いながら、バリーウッドさんはパチンと指を鳴らす。
すると、何も無かった場所から唐突にテーブルとイスが生えた。
……いやこれ、木が隆起して変化してるのか……凄い、こんな術を使うとは……。
「今お茶を用意させます」
そう言いながら、チリンチリンと小さなベルを鳴らすバリーウッドさん。
……何だかよく分からないが、とりあえず歓迎されていないって事はないのかな。
俺達は顔を見合わせたが、まずは大人しく椅子に座る事にした。
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