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世界協定カスタリア、世界の果てと儚き願い編
愚か者どもの真実2
しおりを挟む『お前、自分の体がおかしいってには気付いてるよな? すぐに傷が治る事とか』
「あ……ああ、自己治癒能力だっけ? それは……聞かされたし、自覚した」
そう言うと、ブラックの腕がまたぎゅっと強く俺を抱き締める。
上を向けないから相手がどんな顔をしているのかは解らないけど、でも、その腕の強さが俺を支えているのは確かで、なんだか胸がぎゅっとなった。
『解ってるならオッケーだ。その自己治癒能力の事だが、軽く見積もってるなら誤りだぞ。恐らくお前は、細胞一片でも残っていればお前ごと再生するからな』
「え゛……」
『クローンとかプラナリアとかそう言う科学的な理屈じゃないし、スワンプマンやワープで人体を再構築した時の問題を持ち出すことも違う。お前自身がそのままで、例えば細胞の一つになっても、意識を保ったまま何もかもが再生しちまうんだよ』
えっと……ようするに、全滅してもまた全滅する前からやり直せるみたいな?
ヤバいよく解らない。体力1で瀕死……ってのはまた違うよな。残機制って訳でもないし、ええと、セーブとロードでも何か違うし……ど、どういう事なんだ……?
スワンプマンてなに、ワープで再構築って何のこと。
偏差値低い俺に無茶言わないで。
「きゅ、キュウマ、そんなこと言われても俺わかんないってば……」
『ハッ……す、すまん……。とにかく、お前はそういう超常的な力によって、どんな姿になっても今の状態に戻ってしまうんだ』
「それは……良い事じゃないの?」
ブラックもイマイチ解らないらしくて、疑問調の声を漏らす。
しかしキュウマは深刻そうな顔で、俺達を見た。
『良いこと? ……おい、良く考えろよ。塵ほどの肉片になったとしても、コイツは意識を失えない。どんなに千切れようが頭が吹っ飛ぼうが、お前は意識を保ったまま生き続けて回復しちまうんだよ。……もし、拷問なんかされたらどうなると思う?』
冷えた言葉に、心臓が痛くなる。
思わずブラックの腕をぎゅっと掴んでしまったが、キュウマは冷酷に続けた。
『意識も、体も、いずれは今の状態のお前にそのまま戻ってしまう。痛みや苦しみ、辛さも味わうことの出来る、今の状態のお前に。……ガキの体を切り刻むのが趣味の奴に捕まりでもしたら、それこそ未来永劫の地獄を味わう事になるだろうな。お前が本当に狂うまで。……いや……いつ狂えるのかすら解らないし、狂ったとしても……長い時間をかけて、お前は戻ってしまうのかも知れないが』
……どれほど体を奪われようが、どれほど辛い目に遭おうが、元に戻る?
じゃあ、それじゃあ、俺って。
本当に……腕をもがれても、何かを失ったとしても、死ねないのか。
どんなに辛い事をされても、痛い事をされても、逃げられず元に戻ってしまう。
死んだ方が楽だと思ってしまう事をされても、ずっと…………
「っ……」
「ツカサ君、落ち着いて! 大丈夫、僕が絶対にさせない、もう他の奴にそんなことさせないから……!」
ブラックが、俺の体を反転させて自分の方へと向けさせる。
一瞬相手の焦ったような顔が見えた気がしたけど……俺は、そのままブラックの肩に顔を押し付けられて、また抱き締められた。
他人の肩に、手に押さえられて、初めて自分が震えていたんだって事が解る。
自分じゃ気付けなかったけど、俺、震えてたんだ。
思った以上に俺は……【工場】での事や、今まで受けた傷に、怯えていたらしい。
だけど、そんなブラックの言葉を打ち消すように、キュウマは続けた。
『……そんな事はさせない。ああそうだな。お前達グリモアは、元々は黒曜の使者を守る事が使命の存在だった。だが、もう違う。お前は知っておくべきだ』
「何を……!」
『お前達グリモアが、唯一黒曜の使者を殺せることを、だよ』
「……ッ!?」
頭を預けている肩が、大きく震える。
ブラックの顔は見えない。だけど、息を飲んだ音は耳に届いていた。
『己の存在意義を捻じ曲げられ、名実ともに世界の支配者になる権利を持った七人は、神によって祝福を受けた。もう二度と、悪しき力に呑まれないようにとな。……そこで、グリモアには新たな能力が付けられた。それこそが“支配”の力だ』
「……それが、殺せることと、どう繋がるっていうんだ?」
ブラックの声が、固い。
俺を抱いている手がどんどん力を増してきて、体が軋んだ。
だけど、何も言えない。……何も、言えなかった。
『考えても見ろ。カミサマは黒曜の使者を殺したかったんだぞ? 自分を殺しに来る相手を黙って見過ごすはずが無いだろ。相手だって必死なんだからな。だけど、自分の力じゃどうにも出来ない。相手は自己治癒能力まで持っている。だからこそ、カミサマって奴らは、お前達に栄誉を与える代わりに黒曜の使者の始末を頼んだんだ』
「……!?」
体が、痛い。
ブラックに締め付けられて、心臓も痛くて、動けない。
耳が心臓の音だけをどくどく流し込んできて、もう、声すら聞こえなくなりそうな程の息苦しさで意識が遠くなりそうだった。
だけど、キュウマの声だけは、何故か、はっきり聞こえて来て。
『ナトラが教えてくれた事だが、この世界に既に在る物は、例え神や黒曜の使者であっても一から作り直せないらしい。だが、理を捻じ曲げたり追加する事は出来る。例えば……お前達が見た、あの古代の装置の文言みたいにな。……黒曜の使者の力で創造された魔導書なら、その力を逆に利用して黒曜の使者の力を奪い、殺す事も可能になる。難しい改変だが……カミサマには、それが出来ちまった』
「じゃあ……この力は…………」
震えるブラックの声に、相手は一言だけ返した。
『お前も気付いている通り、素晴らしくて酷い力さ。死ぬほどの痛みや苦しみを受けても一生死ねないソイツを、お前は殺せるんだ』
誰も、殺せない。
誰も殺せない俺を、ブラックは。
ブラック達だけは、殺せる。
「な……んで……なんで、僕が、ツカサ君を……」
『お前だけじゃない。グリモア全員が殺せるんだ。……クグルギの事を大事に思っているお前には辛いことだろうけどな。だが、事実だ。お前達はこいつの生殺与奪を握っている支配者なんだよ』
「ぅ……ぁ…………」
うめき声が、降ってくる。
ブラックの肩が震えていて、どうしようもないくらい……俺を掴んでいる手が、肌に痕を残すほどの強さで食い込んでいた。
『つまり、お前達にとっての黒曜の使者は……玩具であり、しもべであり、捕える事が出来れば真の支配者になれる……“無限の力を持つ曜具”みたいなものだ』
「や、めろ」
『飽きたら殺せばいいし、支配したまま飼い殺しにして、好きに弄んでもいい。そういう風に、作り変えられた力なんだ。お前の力は』
「やめろ……」
体の震えが伝わったかのような、低い声。
まるで何かを恐れているみたいで、俺は思わずブラックの顔を見上げた。
「っ……」
目を見開いて、口を戦慄かせて、冷や汗を垂らしている。
見た事も無いほどの、言いようのない表情をしているブラック。その焦りや困惑、恐れか緊張かも判らないほどの顔に、俺が手を伸ばしかけたと同時。
『どれだけ愛し合っていようが、本質は変わらない。グリモアに……お前にとっての、クグルギは……使役できる“最高の奴隷”でしかないんだよ』
キュウマの冷静な声に、ブラックの口が牙をむき出さんばかりに開いた。
「ふざけるなぁああ!! 殺すっ、お前、殺す……ッ!!」
『いいよ、殺せよ! 殺して済むなら殺せばいい!! だがな、映像でしかない俺を殺してどうなる!? お前の理性はその程度なのかよ、ソイツを守ってやるだなんて聞いて呆れるなァ!!』
「――――っ……!」
キュウマの鋭い怒声に、ブラックは思わず口を閉じる。
だが、その事にキュウマは激昂する事は無く、今発した怒声など嘘のように冷静になって、ブラックを見つめて語りかけた。
『……言い方が悪かったことは謝る。だが、これは知るべき事実なんだ。それに……お前達グリモアがクグルギを唯一殺せるとしたら、コイツが救われる手段が一つだけあるという事にもなる』
「…………」
『もし、クグルギが苦しみ続けるような事態に陥って、最早どうする事も出来なくなった時……ソイツを殺せるのは、お前達グリモアしかいない。クグルギを苦痛から解き放てるのは、お前達だけ……いや、彼がもし死にたいと願った時に叶えられるのは、お前達だけってことなんだ』
ブラックの喉が、動いた気がした。
菫色の目は見開かれたままで、口は薄ら開いている。
だけど、瞳は光を一杯に孕んで、どこか狂気すら感じるように輝いていた。
『……その時、お前には……コイツが殺せるか? 』
キュウマの言葉に、ブラックが、口を閉じ、息を飲んで――俯く。
俺にすら解らないように赤い髪で顔を隠して歯を噛み締めた相手に、俺は無意識に何かを言おうとして口を開いたが……ブラックが俺を引き剥がし後ずさったことで、何も言えずにただ固まってしまった。
「ッ……く…………ぅ、う、ぅ……ぅあぁああ……ッ!!」
「――! ブラック……!」
顔を伏せ表情を見せないまま、ブラックは後退し、そして……勢いよくドアを開けどこかへ走り去ってしまった。
俺の顔なんか、見もせずに。
「………………ブラック……」
思わず相手の名前を呟いてしまうが、それ以上、何も言えない。
何かを伝えたかったはずなのに、もう言葉が出て来なかった。
そんな俺の隣に、キュウマが歩み寄って来る。
『……すまなかった。まさか、アイツがあんなに動揺するとは……。大人だからと思って、直球で伝えたのが悪かったな……』
心底、後悔しているような声。
そんな声を出されたら誰だって責められないだろう。キュウマは俺達に大事な事を教えるためにこの場所に居たんだし……なにより、こんな事、誰かにはっきり言って貰わなければ、俺達自身も受け入れられなかったと思うから。
「……ううん。キュウマのせいじゃないよ。……それに、俺も、自分の体がおかしい事や、ギアルギンの言ってた事が気になってたから……ここでちゃんと教えて貰えて良かったと思ってる。……流石にちょっと、ショックだったけど」
『ショックじゃない奴なんて居ないさ。俺達は普通の高校生だったんだ。それなのに、バケモノみたいな体に勝手に作り変えられてて、しかも……大事な奴が、傷付くような事を言われたんだからさ』
そう、だよな。キュウマだって、そうだったんだよな。
彼が黒曜の使者であり冒険者だったって事は、彼の周りにもグリモアが現れたり、大事な人や大事な仲間がいたはずだ。
それに、キュウマには奥さんが複数人居たらしいし、その中にグリモアの子が居たかもしれない。だとしたら……キュウマやその子だって、この事実を知らされた時は酷くショックを受けただろう。
大事な人を操って、殺す事さえできる。
そんなの誰だってやりたくない。好きな人を苦しめるような事なんて、まともな奴だったら拒んで当然なんだ。なのに、聞かざるを得なかった。
何故なら、それが真実だから。
知っておかなければならない、酷い現実だったから……。
『……お前、ホント解りやすいな…………』
「……?」
『ありがとな。俺のために悲しんでくれて』
「え……」
何で解ったんだろう。まさか、また顔に出てたんだろうか。
慌てて頬を掴むが、よく判らない。
困惑する俺に、キュウマは元気付けるように苦笑を含んだ笑みを見せた。
『あんな事を言っちまった俺が言うのもどうかと思うが……あのオッサンの事なら、心配するな。……お前の事を一番大事に思ってるみたいだし、何より相当な自己中みたいだったからな。いずれ自分で納得して、結論を出すさ』
「…………でも……」
『気持ちは解るが……信じてやれよ。お前がアイツと別れる事に怯えてるのと同じで、あのオッサンだって、お前を殺せる事実に恐怖を覚えたから逃げたんだろう』
「……ブラックが……」
いつも殺す殺すって言ってるブラックが、俺を殺したくないって思ったのか。
それは…………恋人だからなのか。
……俺の事、大事に思ってくれてるって、ことなのかな。
だったら……嬉しい。
あんな事を聞いても、どれだけ面倒臭い存在なんだって思わずに、俺が大事だから殺したくないって思ってくれたのなら、どれだけ嬉しいだろう。
怖がって見捨てる事だって、ブラックには出来る。俺は逃げる事すら出来ないけどブラックにはまだ逃げられる余地が有るんだ。なのに、それでも、もし、俺の事を……自分の大事な存在だって、思ってくれてるのなら…………
『お、おい、泣くな。泣くなってば』
「っ…………」
『困るんだって、お、俺ハンカチとか出せないんだよ、映像だから!』
慌てるキュウマに、頬が濡れている事に気付く。
どうやら、泣いていたらしい。
「あ……っ。ご、ごめ……大丈夫、大丈夫だから……っ」
『バカ、大丈夫な事あるか! 待ってろちょっとゴーレム呼ぶから……!』
違う。違うんだよ、本当に大丈夫だから。
何だかよく分からなくて泣いちまっただけで、そんなんじゃないんだ。ああもう、本当に情けない。どうしてこんな時に泣いちまうんだろう。
格好悪いよ、こんなの。
こんな時だからこそ、男らしくしなきゃいけないのに。ブラックの事だって、信じて待ってやらなきゃいけないのに。どうして俺、こんなに弱いんだろう。
ブラックの方が、もっときっと、傷付いたはずなのに。
そう思うけど、だけど涙がどうしても止まらなくて。
俺は謝り続けながら、しばらく目を擦っている事しか出来なかった。
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