異世界日帰り漫遊記

御結頂戴

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世界協定カスタリア、世界の果てと儚き願い編

14.星の終わり

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※移動するだけの回です。何故か長くなってしまいました…(´・ω・`)





 
 
「ここが……星の終わりと呼ばれる場所か……」

 ブラックの声がすぐ後ろから聞こえる。
 俺は、その声にただただ頷く事しか出来ない。

 背後からがっしりと抱えられていても、最早その事を気にする余裕も無いほど眼下に広がる光景に目を奪われていたのだから。

「何故そのような恐ろしい名前になったのか疑問だったが……なるほど、これを見てしまえば、そうとしか思えなくなるな」
「やっぱり“下地げち”だな……こんな禍々まがまがしい場所があるなんて……」

 最後のラセットの言っている事はよく判らないが、お互いの為に無視しよう。
 とにかく全員が驚いてしまうほど、俺達の真下に広がる風景は想像を絶するものだった。

 ――星の終わり、ユーハ大峡谷。
 そこは隆起し押し上げられた大地が何十キロにも渡って続いている特異な場所で、谷に分け入る方法は「たった一つの大きな裂け目に入る」だけという堅牢な城壁も真っ青の作りをしていた。
 しかし、このユーハ大峡谷の驚くべきところはそこではない。

 ひび割れた谷となった場所を進んでいくと、亀裂は徐々に細くなり中心部へといざなわれる内に、周囲に細かくひび割れた亀裂が増えていく。
 それに従って地面も薄らと暗い色を帯びて来ており、その亀裂達が収束する場所を見やるとそこには――――漆黒に染まった大地と、その大地に今しがた激突したかのように衝撃の痕を刻んでいる、赤に近い橙色だいだいいろの巨大な光球が埋もれていた。

 そう、まるで、隕石が熱を帯びたまま突き刺さっているかのように。

「天の星が力尽き、亡骸なきがらとなって地上に降りたがゆえに、大地を隆起させ周囲を漆黒に染めてしまった……か」

 ケルティベリアさんの呟きに、俺達は背筋に冷たい物が這い寄るようなぞわぞわとした謎の怖気を感じた。……だって、それがもし本当だとしたら、どうして隕石たる星はこんな中途半端な状態で留まっているんだろう。

 隕石だったら地面を一気に吹き飛ばして燃え尽きるし、地中深くに埋まるだろう。
 それに、こんな銃弾が貫通したかのような変な亀裂は走らないはずだ。
 だったら、じゃあ……どうしてこんな事になってるんだろう……。

「…………魔素を感じるな……恐らく、下には凶悪なモンスターどもがうじゃうじゃいるだろう」
「ほう、感じる事が出来るのか」

 ラセットの言葉に、ケルティベリアさんが感心したように言う。
 魔素って……魔族が使う物だったっけ?
 確かモンスターが云々って話を聞いた気がするけど、あんまり覚えてないな。

 しかしそれを感じる事が出来るってのは、どういう事だろう。アレかな。ラセットも一応エルフ「神族」だから、邪悪なものを感知する力が有るのかもしれない。
 いや、魔素が邪悪って訳じゃないだろうけども。
 ブラックなら詳しく教えてくれるかな。

「なあブラック、魔素って魔族が必要としてる曜気みたいなモンだよな?」
「そうだね。あと、魔素は一般的には人族を弱らせる元になったり、植物が枯れたり食べ物が腐ったりする原因になるって言われてる物だよ。魔素はありとあらゆる物の力を奪うってのが定説なんだ。そんな厄介者を唯一活用できるのが魔族ってわけ」
「へー……」
「あと、魔素はモンスターと関係が有ると言われていて、魔素が濃い場所……人族や神族が弱体化するような所には、魔素によって力を付けた凶悪なモンスターがいるとかなんとか……まあ、これもただの学説だから、本当かどうかは解らないけどね」
「なるほど……ふんわり解った。ブラックはほんと色々知ってるなあ」

 素直に褒めてやると、ブラックはエッヘンと胸を張って、それから俺に物欲しそうな顔を見せつけて来た。ああハイハイ、解ってますよ。撫でて欲しいんですよね。
 三十もなかばを越えたオッサンなのに、どうしてこうコイツは……いや、まあいい。偉い事には違いないもんね。ここは素直に褒めるのが一番だろう。

 頭を撫でてやると、ブラックはエヘヘと笑いながら腕の力を強めて懐いて来る。
 まあ……このぐらいは……まあ……。

「グオッ、グゥ?」
「んっ? あ、ああ、そうだな! どこか降りる所を探さないと……。あっ、でも、ロク大丈夫かな。これじゃ降りた瞬間に攻撃されたりするんじゃ……」
「じゃあ、僕が【索敵】でモンスターがいるか調べるよ」
「我も手伝おう。君は魔素が濃い部分があるかどうかを判断してくれ」

 優しいケルティベリアさんも手伝ってくれるらしい。
 そんな彼に強引に役目を押し付けられたラセットは、「何故私が……」などとブチブチ言っていたものの、自分の安全にも関わる事だったので渋々了承した。
 俺はと言うと、ロクに何かの攻撃が来ないか見張る役だ。目視の見張りも大事な役だからな。しっかり務めるぞと張り切りつつ、俺達は大峡谷の中心まで進んだ。

 空中からだと数分もしない内に中心部へ辿り着けるが、徒歩や馬車だとどのくらい掛かったんだろうか……。改めて、ロクが手伝ってくれて本当に良かった。
 やっと呼び出せるようになったし、今度はロクが好きな物を沢山作ってから呼んでやろう。アンナさんの所で頑張って修行してるんだから、俺が呼び出した時くらいはロクを甘やかしたって良いよな! ふふふ、夢が膨らむぜ。

 ロクとのふれあいタイムを想像して悦に入っている俺を余所に、ブラック達は何やら難しそうな顔をしながら

「うーん……途中で降りるのも何かヤバそうだなあ……。うじゃうじゃいるって程じゃないけど、結構な巨体のモンスターがいるみたいだし……戦闘するとなると骨が折れそうだ」
「しかも、ある程度知能が有る相手のようだ。出来る事なら戦いたくはないな……」
「……中心に近付くたびに、魔素も濃くなっている。……この状態では、苦戦は必至だぞ。おい、本当にこんな汚れた場所のどこかに降りるのか?」

 今回ばかりはラセットの不安そうな声に同意だ。
 そんな三者三様の見解を聞かされたんじゃ降りるに降りれない。どうしたもんかと思っていると、ロクは少し上昇し、中心部へと向かってスピードを上げた。

「ロク?」
「グォッ、グォオオン!」
「え……中心に降りるって?! で、でも大丈夫かな……変なバリアとかが有って、ビリッとかしたりしない? ヤバそうだったら止めるんだぞ、ロク」
「グオゥ!」

 んもー、ロクったらほんと可愛いだけじゃなく勇ましいんだから!
 本当にお前は全方向どこから見ても完璧な準飛竜ザッハークちゃんだなあもう!

「ツカサ君ヨダレ……」
「ハッ……! え、えっと……そう言うワケで、ロクが中心に降りてくれるみたい! でも弾かれたり攻撃が有ったりするかも知れないから、準備ヨロシク!」

 そういうと、背後の大人たちがそれぞれに頷いた。
 ラセットが頷くのは意外だったけど……まあ、自分の命が掛かってるなら当然か。
 よし、俺も敵が向かって来ても良いように木の曜術の【グロウ】を準備するぞ。

 周囲を警戒しながら、ロクは慎重に卵の黄身のような橙色の球体へと降りる。
 上空からゆっくりと降りて行くうちに、その球体は半透明である事が解った。
 球体の中には、何やら建物のような物が見えるが……もしかして、あれが【エンテレケイア】なんだろうか。一気にやって来ちゃったけど、さてどうなるか……。

 ロクが怪我をしないように必死で周囲を見張りつつも、下降して――ついに、その橙色の球体へと触れる。だが。

「グォ……? グゥ……グォォ……」

 ロクが困惑したかのように首を傾げて、足で触れた球体をぺしぺしと叩いている。
 だが、球体はびくともせず、なんとロクが乗ってもヒビの一つも入らなかった。

「これ……障壁とかじゃなくて、本当になんらかの壁って事……?」

 これには流石のブラックも驚いたようで、目を瞬かせている。
 あ、やっぱこういう素材のドームって他の場所には無いんですね……じゃあ、ますます変だよなぁコレ。

「グォ……グ……キュ、キュゥウ……」

 「ロクが下におりるよ!」とやる気満々で言ったからか、ロクは何だか焦っているようだ。けど、ロクが悪い事なんてちっともないんだぞ。ヨシヨシ、泣かなくて良いからなロク。お前が俺達を運んでくれた事だけでも充分助かったんだから。

辿たどり着いただけでも凄いんだぞ~ロクぅ~」
「キュゥウウウ……」

 首に抱き着いてわしゃわしゃと撫でてやると、ロクは可愛い声を一生懸命出して、俺に甘えるように頭を向けて来る。だけど、流石に首の根元にまでは顔を持って行けない。そんな俺とロクショウのやりとりに、意外にもブラックが助け船を出した。

「とりあえず降りよう。このままだと攻撃のまとになりそうだしね」
「おっ、そ、そうだな。じゃあロク、お願いな」
「グォゥ!」

 元気な返事をした可愛いロクの首筋を、もう一息頑張ってくれよと撫でる。
 グルグルと低い音でのどを鳴らしながら、ロクは上機嫌で球体に置いた足にぐっとちからを籠めて、羽ばたこうと翼を一気に広げた。
 が。

「えっ」

 何故か、飛び立つ前に浮遊感が襲ってきた。
 ……なんだこれ。え。なに、落ちてる?
 あれっ、い、いまさっきまで俺達は球体の上に居たは……あっ、あああ何か知らんけどさっき居た場所が丸く開いてるうううう!!

「じゃあこれ落下してんじゃねえかあああああ」

 そうと解ると急激に落下した衝撃で一気に体に負荷が掛かってくる。
 病は気から、いやそんなこと言ってる場合じゃない、落ちてる、やばいやばい落ちてるううう!!

「おおお落ち着いて! ロクショウ君翼!!」
「そ、そうだロクっ、翼、翼展開して!」

 ブラックの声に気付き、俺もロクに呼びかける。
 しかし背後から聞こえて来る悲鳴みたいな音が掻き消すのか、ロクの耳には聞こえ辛いらしく、グオグオと泣いてよく解ってないみたいだった。
 しかし、この状況を打破しようとしてか、ロクは大きく翼を展開してホバリングをこころみ、己の意志で墜落を回避しようとした、のだが。

「グオッ」
「えっ?」

 唐突に、ロクの姿が消えた。
 っていうか、煙を撒き散らしてドロンとロクが帰っちゃったああああ。

「ああああツカサ君だからちゃんと練習しようねってええええ!!」
「練習したけどヘタクソだったんだよちくしょおおおおお!!!」
「どうでもいいからどうにかしろ、私はここで死ぬなんてごめんだぞ!!」
「こっ、この状態では大地に祈りが届かない……ッ」

 あああケルティベリアさんとラセットが何か言ってるやばいやばいやばい。
 こ、こうなったら第二弾、第二弾だ。さっき待機させていた木の曜気を一気に放出して、グロウでクッションを作るそうだそれしかない!!

「とっ、と、とらんぽりん! 網状のトランポリンになれ【グロウ】~~~!!」

 とらんぽいって何だと隣で声が聞こえるが、構うヒマがない。
 あわや地面と激突してしまうという所で、真下にあの不可思議な魔方陣が展開し、一瞬で地を走るように飛び散ると……木が複雑に絡み合った四本の柱が出現し、そこに太くしっかりとしたツルが網状に張り巡らされた。

 ああ、あとはもう運しかない。俺の想像力に賭けるしかない。

「つっ、ツカサ君……っ」

 ブラックが俺の事を抱き締める。
 だけど俺もブラックが怪我をするような事をさせたくなくて、このおよんで空中でどっちが下になるか揉み合い、空中でぐるぐる回転してしまった。
 いやでもだってブラックに痛い思いさせたくないし!
 チクショウ素直に俺を下にせんかいと地面も気にせず攻防していると。

「グエッ」

 俺の背中に衝撃が走り、瞬間、再び上へと放り投げられた。

「う、うわああ!? なっ、なんだこれっ、ぼ、ぼいんぼいんするよ!?」

 上へと放り投げられた勢いで俺と離れ離れになってしまったブラックも、地面……いや、俺が咄嗟とっさに作った木製トランポリンに何度も跳ね上げられて泡を食っている。
 見れば、ケルティベリアさんとラセットも、青い顔をしながらぽいんぽいんと跳ね続けていた。そりゃもう、石化でもしたかのように固まって。

 お、おお……全員セーフ……。

「む、無茶をする……クグルギ君……」
「ひっ……ひ……し、死ぬかと思った…………」

 ラセットイケメン台無しすぎる。
 い、いやでもこの不祥事は俺が引き起こした事だし、何も言えないか……。
 まず謝らねばと思い、やっと跳躍から解放された俺は、細かい網の上を這って移動し、ケルティベリアさんとラセットに謝った。

「すいませんでした……俺の召喚が不完全なばっかりに……」
「い、いや……結果的に君が収めたんだし、我々は無事だったからそれでいい。……それに、君が準飛竜ザッハークを召喚し空からの移動を実現させてくれなければ、我々は今頃もっと危険な目に遭っていただろうからな」
「ひ……ひひ……ひぃ……」

 ラセットお願いなんか言って。
 ムカツクイケメンだけど、今はそのイケメンっぷりも台無しなほど青ざめていて、何だか哀れを誘う。あんまりに可哀想だったので、俺は麦茶を取り出し【ウォーム】で人肌に温めてやってラセットに渡した。暖かい物を飲んだら落ち着くからな。茶を飲め茶を。

「ツカサくぅん……」

 そんな俺に、へろへろになったブラックが抱き着いて来る。
 ……ごめんな、お前も流石に焦ったよな……。

 肩に乗って来る頭を撫でると、ブラックは気の抜けた声で「えへえへ」とか変な声を出しながら、俺の体をきゅうっと抱き締めた。

「もう……こういう時くらい、僕に守らせてよ……」
「む……」

 何言ってんだよ、あんたいつも俺の事を守ってくれてるのに……。
 でも、そう思うとなんだか納得いかなくて、俺はブラックの頬を痛くない程度に引っ張った。

「ばか。俺だって、仲間なんだからな」

 守られてるだけじゃ、男らしくないじゃないか。
 俺はお姫さまじゃないし、守ってあげたい女の子でもないんだ。
 あんたと一緒に隣で戦いたいんだよ。だから、俺だって守りたいんだ。
 そりゃ……頼りないかも知れないけどさ……。

「ツカサく~ん……」
「ちょっ、ちょっとぐらい、頼れよ……」

 何だか恥ずかしくなってきてぶっきらぼうにそう言うと、ブラックは情けない声を漏らして俺の肩にぐりぐりと頭を押し付けた。

「もうたくさん頼ってるから守りたいんだよぉ……」

 なにそれ、よくわかんない。
 アンタが俺以上に俺を頼った事なんてあったっけ。
 俺の方が、ブラックにたくさん助けて貰ってるのに。あれかな、料理とか?
 でもそれは何かちょっと違うような……まあでも……いいか…………とにかく全員が助かってよかった……。

 ロクショウにも後でごめんなって言っておかなきゃな……。










 
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