798 / 1,264
ラゴメラ村、愛しき証と尊き日々編
11.肉は野菜より入手が困難
しおりを挟むブラックは台車を借りてから家に戻るらしいので、雑貨屋で一旦別れる事にして、俺とクロウは一足お先に東の放牧区域に行ってみる事にした。
放牧区域も、集落から東へと延びる道に向かう。
まあ要するに、このシルヴァという場所は集落の区域から三つ又に道が伸びているワケだな。上空から見ると、橋と繋がって三叉の槍に見えるかもしれない。こういう時にドローンとか使って見たくなるんだよなあ。
絶対面白い地形してるって、この村。
いやでも、禽竜族の人は飛び方さえ上手くなれば、上空から村の風景も見られるんだよな。あー、やっぱり空を飛べるのってはいいよなぁ……。
「ツカサ、どうした?」
「ん? いや、空を飛べるのって羨ましいなあって思って」
この村の形状から連想した事を話すと、クロウは何だか感心したようにコクコクと頷きながら、腕を組む。
「なるほど……俯瞰が出来れば戦況の把握も容易だからな……ツカサはこんな時でも色々考えているのだな。さすがはツカサだ」
えっ。いやあのそういう意味じゃなかったんだが……まあ良いか。
クロウが何か満足げにムフーしてるし、そう言う事にしておこう。
まさか「そぉーらを自由に~飛~びたーいなー」レベルの思考だったとはクロウも思うまい。下手に訂正して恥をかくのは嫌なのでナイショにしとこ。
でも、クロウと二人っきりでこういう他愛ない話をするのも久しぶりだなあ。
いつもは三人組だし、クロウはブラックが居ると遠慮してあまり話さなくなるから、こうして自分から声をかけてくれるのは嬉しい。
二人っきりの時なら、こうやって結構積極的に話してくれるんだけど……やっぱ、普段の寡黙さは“二番目の雄”と言う取り決めも関係してるのかな。
遠慮しきりって感じでもないけど、でも、こればっかりは仕方ないんだろうか。
ブラックって俺と話してる時に他の奴に会話に入られると、露骨に殺意の籠った顔するんだもんな……俺だったらそんな顔されたら間違いなく無言になるわ。
うーん……それを考えるとやっぱし仕方がないんだろうか……。
じゃあ、せめて二人きりになる時ぐらいは沢山喋りたいな。
オスだのメスだのって言う前にクロウは大事な仲間だし、俺だってクロウとも色々話したいんだからさ。
そんな訳で、比較的色気のない雑談をしながら道を歩いていると、柵で囲ってある広い牧草地が見えてきた。少し先には川が流れており、その川を越えた向こうには森が見える。案外この土地は広いみたいだな……。
「ここが放牧区域か?」
不思議そうに眠たげな目を瞬かせて首を傾げるクロウに、俺は木製の質素な柵から身を乗り出しながら答える。
「まあ、道がここで終わってるからそうなんだろうな。でも……管理人さんらしき人が見当たらない……。入ってもいいのかな」
「雑貨屋の親父から話が伝わっているのなら、入っても良いのではないか?」
「あ、そうだよな! 特に注意はされなかったし、ちょっと行ってみるか」
二人で仲良く柵を越え……るには、俺の股下がだいぶ足りなかったので、クロウに脇を持ち上げて貰って降ろして貰い俺達は牧場へと入った。
もうやだ死にたい。何なのこの時々やってくる物凄い差を感じる現象。どうせ俺は足短いですよちくしょうちくしょう。
内心嘆きつつ、とりあえず進んでみる。明らかに他の野草とは違うしっかりとした葉は、俺の世界の牧草とあまり変わりはない。
たしか牧草ってイネ科なんだっけ? ピンとした葉っぱが似てるよなー。
田舎で牛を飼ってる兄ちゃんが言ってたけど、イネ科の牧草は「死んでも喰われねーぞゴルァ!」ってガンギマリになった、植物の中でも気合入った部類らしくて、そのイネ科を食べる牛はマジヤバイリスペクトって動物らしいな。わざわざイネ科の植物を食べて栄養にする為に、胃も四倍にチューンナップしたとかなんとか。
まあ未だに意味は解らないけど、とにかく牛は凄いし牧草は強いってことだな。
すると、ここに放牧されている動物は牛のような動物ってことか?
……でも、この世界にイネ科っていう概念とかはあるのかな……。
なんてことを思っていると、川の向こうからカランカランとカウベルの音がした。
「おー? お前さん達が滞在する人族のやつらかー?」
そう言いながらやって来たのは、細身で若者と言った感じの禽竜族の人だ。
彼は細い棒のような物を振りながら、こちらに近付いて来る。どうやら彼がここの管理を任されているらしい。じゃあ、あのベルの音は放牧されてる動物のかな。
どんな動物を連れているんだろうと思って手を振っていると……彼の背後からゾロゾロとやってきた不思議な生物に、俺は目を剥いた。
「な、なんだあの動物……」
思わず驚いてしまったが、これは仕方ないだろう。
だって、数十頭の群れでやって来たのは……ボールみたいな体に、象のような太い足が生えた、不可思議な生物だったのだから。
しかも顔の部分は、アリクイみたいな顔で……ちょっと可愛いかも……。
「なんだ、獣人とのつがいか? えらい珍しい組み合わせだな」
「ムッ。やはりつがいに見えるか」
こらこらクロウ喜ばないの。ブラックが訊いてたらヤバいでしょ。
何度目かと思うレベルだったが、俺は誤解を解きつつ牧畜を管理する禽竜族の青年に軽い挨拶をして、早速食肉に関してはどうかという話を聞いた。
すると、青年によるとこの妙な生き物――グロブスタマンドラは、禽竜族がここに連れて来た家畜らしく、現在の人族の大陸ではここでしか確認されていないモンスターとのことで潰すのは老齢のもののみに限られ、今はその老齢のグロタマちゃんがいないらしい。なので、食肉は当分出てこないんだそうな。
「ホントは俺達も肉が食いてぇんだけどさあ、こいつらはご先祖様から続く財産だし国の……国主卿ってんだっけ? その人にも出来るだけ数を減らさないようにって頼まれてるから、潰す事も出来なくてよぉ。まあ、こいつらのフンは暖炉の良い燃料になるから別にいいんだけど……肉は喰いたいよなぁ」
「禽竜族もお肉は好きなんですか」
「そら好きよ。だって俺ら、竜の名前を貰ってんだぜ? 人族よりも好きって保証はあるね。お前ら生肉とか食わないだろ?」
「ま、まあ確かに」
お腹壊しちゃうから食べないもんね、ナマニク。
血に毒が有ったら危険だし、どんな物を食べてるか判らないからとりあえず焼いて食べなきゃ不安だし……でも、禽竜族はやっぱりそういうの平気なんだ。
うーん、生肉を食べられるのはクロウもだけど、本当こういう話を聞いていると、彼らは姿は俺らに似てても全く違う存在なんだなあと思い知らされる。
「おっ、そうだ。兄ちゃん達、確か冒険者なんだろ? だったら、狩りに行って肉を狩って来てくれねえか。テイデ側の岩山には喰えるモンスターが出るっつってたし、もし狩ってきてくれたら相応の礼はするぜ」
「ほんとか」
どの言葉に関しての返答かは解らないが、クロウがにわかに興味を持って、相手の話に乗って来た。俺はどのみちシルヴァから出られないんだが……この際ブラックとクロウに狩りに行って貰うってのも手だな。
生肉が手に入れば料理の幅もグンと広がるし。
「ホントもホントよ。詳しい事は兵士達やテイデの人族達に聞けば解るぜ。俺達は時々テイデの奴らから肉を分けて貰ってんだ。代わりに俺らは、こいつらのお乳とか燃料のフンとか、あとは畑や森の恵みを交換してる……まっ、持ちつ持たれつって奴だな! だから、もし暇が有ったらよろしく頼むぜ。こいつらの乳はいつでもお前達に分けてやるからよ」
おお、それは願ったり叶ったりだ。
バロ乳の在庫も不安だし、いつ腐るか分かんなくて怖いし、グロタマちゃんのお乳も飲んでみたいから断る理由が無いぜ。これでより新鮮な牛乳……いやこれはタマ乳? タマ乳が飲めるってことだな。
とりあえず配達は明日とのことで、不思議な動物の乳をちょっと楽しみにしつつ、俺達は森のそばの家へと戻る事にした。
しかし……ブラックったらついに追いつかなかったな。
もうは荷物を運び終えたんだろうか。あいつの事だから、途中でヘバったって事は有り得ないだろうけど……。うーん、やっぱり手伝った方が良かっただろうか。
そんな事を考えながら、クロウと二人で帰路を歩いていると……不意に、クロウが立ち止まった。
「ん? どうした、クロウ」
振り返って呼びかけるが、クロウは返事をせずにただ突っ立っている。
なんだか心配になって駆け寄ると――クロウは、俺をぎゅっと抱きしめて来た。
「く……クロウ……?」
道端に人はいないから、まあ、恥ずかしくは無いが……でも、どうしたんだろう。
何か嫌な事でもあったのかなと心配になっていると、クロウが少し拗ねたような顔をしながら、体を曲げて俺の頬に自分の頬を擦りつけた。
「このまま帰ると……ツカサといちゃいちゃ出来なくなる……」
「んん゛っ!?」
何を言ってるのかと思わず驚いてしまったが、しかしクロウは至って本気のようで、俺の首に鼻を引っ付けて抱きすくめながら声を吹きかけて来る。
「せっかく、今はオレとツカサの二人きりなのに……オレだけの、ツカサなのに」
子供みたいな事を言いながら、俺を軽々と抱き上げて離すまいとする。
いつもなら「やめなさい」と窘める所だったけど……でも……そう言えば、最近はブラックの事ばっかりで……クロウの事、ちゃんと考えてあげてなかったかも……。
ああ、気付くと凄く申し訳なくなってきた。
クロウはブラックと違って我慢もするし理性的な部分もある奴だから、どうしても遠慮しちまうんだよな。……だってクロウは、誰よりもブラックと俺の関係を認めているんだから。例え……ライバルであっても。
…………その事を考えると、なんだか突き放す事も出来ない。
今更だけど、本当にクロウには我慢をさせてるなと思いながら、俺はクロウの頭に手を伸ばし、後頭部から抱き締めるように手を回してクロウの頭を撫でた。
今はそれくらいしかしてやれなかったから。
「ツカサ……」
「ごめんな、クロウ……いつも我慢させて……」
自分でもクズな台詞だなと解っちゃいるけど、でも、この状況は三人で進むうちにぶつかり合い、結論を出したが故の関係だ。
俺はブラックを裏切りたくないし、一緒に居ると誓いを立てたクロウを見捨てる事は絶対にしたくない。クロウも、俺達の関係を引き裂きたくはないけど、あわよくば俺の事をよ……嫁に、したいとか、思っているらしい。
だけど、それで今のところは三人とも納得して上手く回ってるんだ。
この事に関しては、ぶっちゃけ俺はブラックがどう思っているのか未だによく解らないんだけど……でも、ブラックも「犯さないならある程度OK]って感じで納得しているみたいだし……うーん、それを考えると本当謎だな俺達の関係は。
誰か一人でも我慢出来なくなったら終わりって感じの関係なのに。
なのに、こんなにチグハグな関係が維持できてるのって……やっぱり、ブラックもクロウも相手の事を理解していて、ある程度信頼を寄せているからなんだろうか。
まあ……そうでもないと、クロウに俺を任せたりしないか。
……じゃあ、ブラックも本当はそこそこクロウの事を信頼してるのかな。
信頼してるなら、素股でタコ殴りとかはちょっと勘弁して欲しいんだけども。
いや、見てる俺が怖いんだって。俺が殴られた方がまだいいわ本当。
「ツカサ……?」
「あっ、ご、ごめんごめん」
色々と考えていたらすっかり無言になってしまっていたのか、クロウが不安そうな声で俺に問いかけて来る。おっといけねえ。
慌てて気を取り直すと、俺は……ある事を思い出し、その話題ならばクロウも元気が出るだろうかと考え、思い切って……伝えてみる事にした。
「あの……あのさ、その……今日、クロウがその…………し、したい……って……言ってたじゃん?」
「グ……」
そう。
き、昨日……クロウが、ブラックと勝手にそう約束してたよな。
食べたいって。俺の事、食べたいって。
だから、その……。
「あの……あの、さ、結構、ここに滞在すると思うし……その……だから……クロウとも、たくさん話す時間があると思うんだ。……じゃあ、そういうのも、一度じゃない……と、思うし……。だから、その……元気……出して?」
今日はとりあえず……クロウを、お腹いっぱいにするから。
そう言う気持ちを込めておずおずと言葉を零すと……クロウは、ただ嬉しそうに熊耳を動かして、俺をぎゅっと抱きしめた。
「……本当に……」
「え?」
「本当に……オレにも時間をくれるのか……? 何度も……?」
そう言って、クロウは射抜くような強い視線を俺に向けて来る。あまりの強い圧に思わず頷いてしまうと……クロウの顔は、嬉しそうな微笑みに歪んで、また俺を強く抱きしめた。
「ああっ、ツカサ……! 約束だ。約束だぞ。オレも、たくさんツカサを気持ちよくしてやるからな……!」
「う、うん……」
……やばい。クロウに悲しい顔して欲しく無くて良いこと言っちゃったけど、これ要するに俺が中年二人の相手を拒否せずにやんなきゃ行けないって事だよね?
あの件があるし、毎日って事は無いだろうけど……でも……。
…………やばい、早まった事言っちゃったかも……。
……ああああぁ……またかよ、俺のばかぁあ……。
→
※次はえちえち(*^ω^*)
16
お気に入りに追加
3,610
あなたにおすすめの小説
義理姉がかわいそうと言われましても、私には関係の無い事です
渡辺 佐倉
恋愛
マーガレットは政略で伯爵家に嫁いだ。
愛の無い結婚であったがお互いに尊重し合って結婚生活をおくっていければいいと思っていたが、伯爵である夫はことあるごとに、離婚して実家である伯爵家に帰ってきているマーガレットにとっての義姉達を優先ばかりする。
そんな生活に耐えかねたマーガレットは…
結末は見方によって色々系だと思います。
なろうにも同じものを掲載しています。
悪役令嬢になりたくない(そもそも違う)勘違い令嬢は王太子から逃げる事にしました~なぜか逆に囲い込まれました~
咲桜りおな
恋愛
四大公爵家の一つレナード公爵家の令嬢エミリア・レナードは日本人だった前世の記憶持ち。
記憶が戻ったのは五歳の時で、
翌日には王太子の誕生日祝いのお茶会開催が控えており
その場は王太子の婚約者や側近を見定める事が目的な集まりである事(暗黙の了解であり周知の事実)、
自分が公爵家の令嬢である事、
王子やその周りの未来の重要人物らしき人達が皆イケメン揃いである事、
何故か縦ロールの髪型を好んでいる自分の姿、
そして転生モノではよくあるなんちゃってヨーロッパ風な世界である事などを考えると……
どうやら自分は悪役令嬢として転生してしまった様な気がする。
これはマズイ!と慌てて今まで読んで来た転生モノよろしく
悪役令嬢にならない様にまずは王太子との婚約を逃れる為に対策を取って
翌日のお茶会へと挑むけれど、よりにもよってとある失態をやらかした上に
避けなければいけなかった王太子の婚約者にも決定してしまった。
そうなれば今度は婚約破棄を目指す為に悪戦苦闘を繰り広げるエミリアだが
腹黒王太子がそれを許す訳がなかった。
そしてそんな勘違い妹を心配性のお兄ちゃんも見守っていて……。
悪役令嬢になりたくないと奮闘するエミリアと
最初から逃す気のない腹黒王太子の恋のラブコメです☆
世界設定は少し緩めなので気にしない人推奨。
BL短編
水無月
BL
『笹葉と氷河』
・どこか歪で何かが欠けたふたりのお話です。一話目の出会いは陰鬱としていますが、あとはイチャイチャしているだけです。笹葉はエリートで豪邸住まいの変態で、氷河は口悪い美人です。氷河が受け。
胸糞が苦手なら、二話から読んでも大丈夫です。
『輝夜たち』
・シェアハウスで暮らしている三人が、会社にいる嫌な人と戦うお話。ざまぁを目指しましたが……、初めてなので大目に見てください。
『ケモ耳学園ネコ科クラス』
・敏感な体質のせいで毛づくろいでも変な気分になってしまうツェイ。今度の実技テストは毛づくろい。それを乗り切るために部活仲間のミョンに助けを求めるが、幼馴染でカースト上位のドロテが割って入ってきて……
猫団子三匹がぺろぺろし合うお話です。
『夏は終わりだ短編集』
・ここに完結済みの番外編を投稿していきます。
・スペシャルはコラボ回のようなもので、書いてて楽しかったです私が。とても。
・挿絵は自作です。
『その他』
・書ききれなくなってきたので、その他で纏めておきます。
※不定期更新です。
婚約解消して次期辺境伯に嫁いでみた
cyaru
恋愛
一目惚れで婚約を申し込まれたキュレット伯爵家のソシャリー。
お相手はボラツク侯爵家の次期当主ケイン。眉目秀麗でこれまで数多くの縁談が女性側から持ち込まれてきたがケインは女性には興味がないようで18歳になっても婚約者は今までいなかった。
婚約をした時は良かったのだが、問題は1か月に起きた。
過去にボラツク侯爵家から放逐された侯爵の妹が亡くなった。放っておけばいいのに侯爵は簡素な葬儀も行ったのだが、亡くなった妹の娘が牧師と共にやってきた。若い頃の妹にそっくりな娘はロザリア。
ボラツク侯爵家はロザリアを引き取り面倒を見ることを決定した。
婚約の時にはなかったがロザリアが独り立ちできる状態までが期間。
明らかにソシャリーが嫁げば、ロザリアがもれなくついてくる。
「マジか…」ソシャリーは心から遠慮したいと願う。
そして婚約者同士の距離を縮め、お互いの考えを語り合う場が月に数回設けられるようになったが、全てにもれなくロザリアがついてくる。
茶会に観劇、誕生日の贈り物もロザリアに買ったものを譲ってあげると謎の善意を押し売り。夜会もケインがエスコートしダンスを踊るのはロザリア。
幾度となく抗議を受け、ケインは考えを改めると誓ってくれたが本当に考えを改めたのか。改めていれば婚約は継続、そうでなければ解消だがソシャリーも年齢的に次を決めておかないと家のお荷物になってしまう。
「こちらは嫁いでくれるならそれに越したことはない」と父が用意をしてくれたのは「自分の責任なので面倒を見ている子の数は35」という次期辺境伯だった?!
★↑例の如く恐ろしく省略してます。
★9月14日投稿開始、完結は9月16日です。
★コメントの返信は遅いです。
★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません
趣味を極めて自由に生きろ! ただし、神々は愛し子に異世界改革をお望みです
紫南
ファンタジー
魔法が衰退し、魔導具の補助なしに扱うことが出来なくなった世界。
公爵家の第二子として生まれたフィルズは、幼い頃から断片的に前世の記憶を夢で見ていた。
そのため、精神的にも早熟で、正妻とフィルズの母である第二夫人との折り合いの悪さに辟易する毎日。
ストレス解消のため、趣味だったパズル、プラモなどなど、細かい工作がしたいと、密かな不満が募っていく。
そこで、変身セットで身分を隠して活動開始。
自立心が高く、早々に冒険者の身分を手に入れ、コソコソと独自の魔導具を開発して、日々の暮らしに便利さを追加していく。
そんな中、この世界の神々から使命を与えられてーーー?
口は悪いが、見た目は母親似の美少女!?
ハイスペックな少年が世界を変えていく!
異世界改革ファンタジー!
息抜きに始めた作品です。
みなさんも息抜きにどうぞ◎
肩肘張らずに気楽に楽しんでほしい作品です!
4番目の許婚候補
富樫 聖夜
恋愛
愛美は家出をした従姉妹の舞の代わりに結婚することになるかも、と突然告げられた。どうも昔からの約束で従姉妹の中から誰かが嫁に行かないといけないらしい。順番からいえば4番目の許婚候補なので、よもや自分に回ってくることはないと安堵した愛美だったが、偶然にも就職先は例の許婚がいる会社。所属部署も同じになってしまい、何だかいろいろバレないようにヒヤヒヤする日々を送るハメになる。おまけに関わらないように距離を置いて接していたのに例の許婚――佐伯彰人――がどういうわけか愛美に大接近。4番目の許婚候補だってバレた!? それとも――? ラブコメです。――――アルファポリス様より書籍化されました。本編削除済みです。
スキルが生えてくる世界に転生したっぽい話
明和里苳
ファンタジー
物心ついた時から、自分だけが見えたウインドウ。
どうやらスキルが生える世界に生まれてきたようです。
生えるなら、生やすしかないじゃない。
クラウス、行きます。
◆ 他サイトにも掲載しています。
縦ロールをやめたら愛されました。
えんどう
恋愛
縦ロールは令嬢の命!!と頑なにその髪型を守ってきた公爵令嬢のシャルロット。
「お前を愛することはない。これは政略結婚だ、余計なものを求めてくれるな」
──そう言っていた婚約者が結婚して縦ロールをやめた途端に急に甘ったるい視線を向けて愛を囁くようになったのは何故?
これは私の友人がゴスロリやめて清楚系に走った途端にモテ始めた話に基づくような基づかないような。
追記:3.21
忙しさに落ち着きが見えそうなのでゆっくり更新再開します。需要があるかわかりませんが1人でも続きを待ってくれる人がいらっしゃるかもしれないので…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる