異世界日帰り漫遊記

御結頂戴

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遺跡村ティーヴァ、白鏐の賢者と炎禍の業編

2.完全一致で探そうとすると逆に検索の精度が落ちる

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 ティーヴァ村の酒場は、街の酒場よりも少し狭く思えたが、それでも十分に設備が整っており、やはり村の酒場とはとても思えなかった。

 カウンターだけにとどまらず、汚れを気にしての石畳の床には数十席のテーブルが乱雑に配置されている。その半数はすでに埋まっていて、まだ日も傾き始めた頃だというのに既に出来上がった奴らが陽気に笑っていた。

「い……意外とにぎわってる……」

 今までの「普通の村」という物からすると、凄い差だ。
 改めて酒場を見渡して、俺は感嘆の溜息をついた。宿が街レベルなら、酒場も中々のものだ。二十人ぐらいは余裕の広さだな……。結構な収容数じゃないか。

 悪い例えで持ち出すのもなんだが、復興前のトランクルで見た酒場の廃墟はかなり狭かったな。衰退を辿たどる頃に作られた店だったのか、カウンター席が主体でテーブル席は二つ三つくらいの狭い店舗だった。

 村の酒場と言う物は、人口の多さや裕福さによる影響をモロに受ける。まあ、酒を飲みに来る人が居なきゃ、酒場の意味が無いからな。基本的には村の人をターゲットにしてるんだし、人口の増減なんてたかが知れてるんだから大きな店を造ったって仕方がない。地元の人間が経営するんなら、尚更なおさら誰が酒を飲みに来てくれるかなんて解り切った事だからな。
 それゆえ、村に来た時は、そこの酒場を確認すれば栄え具合が判るのだ。
 ふっふっふ、どうだ凄いだろう俺の慧眼けいがんは。

 …………まあ、実は半分ぐらいブラックの受け売りだけど、それはともかく。

 そんな感じなので、虫の息だった頃のトランクルの場合は、あの酒場で「充分」だった訳だな。今は大人気の観光施設だから、そんな事にはならないと思うが。
 となると、このティーヴァ村は羽振りも客入りも良い事になるけど……。
 
「寂れた街道なのに、随分ずいぶんと盛況だねぇ。見た所、本当に旅人も居るみたいだし……やっぱりこの村には何かあるんだろうか?」

 ブラックの不思議そうな呟きに俺も首を傾げたが、入口につっ立っていても邪魔なだけなので、とりあえず二人の服の端を引っ張って移動する事にした。

「まず店の親父さんに色々聞いてみよ。旅人も居るんなら、村の事とかを聞かれ慣れてるだろうし」
「それもそうだね。とりあえず飲み物でも頼もうか」
「うむ。あと、宿で暴れた熊の話も聞いてみたい」

 あ、そうか……クロウとしてはそっちが気になるよな。
 オーデルから脱出してからと言うもの、クロウは急に父親に関しての事を言わなくなっちゃってたけど……やっぱりずっと気になってたんだな。

 シアンさんから何か聞いてたみたいだし、状況に進展が有ったのは確かだと思う。でも、俺達に何も話してくれないのは、まだ不確定な情報が有って何も言えないからなんだろうな。俺達の前で父親の事を連想させる事を言うって事は、そこまで深刻じゃないって事だと解釈してるけど……。
 ……ま、いいか。先に酒場の親父さんに話を聞いてみよう。

 カウンター席に三人で並んで座ると、適当に飲み物を頼んでから親父さんに質問を投げかけてみた。

「あの~、ちょっと聞きたいんですが……この村に、熊の獣人も泊めてくれる所ってないですかね……」

 片目に眼帯を付けたいかにも「元冒険者です」と言った様子の厳ついおじさんは、コップを拭きながら「あぁん?」と唸って俺に眼を向けた。

「なんだ兄ちゃん、冒険者みたいなナリしてるくせに敬語を使うなんざ気色悪りぃなァ。そんなんじゃいつまでもヒョロヒョロのまんまだぞ」

 ……おい、なんでこんな時に怒らねーんだオッサン二人。
 俺がヒョロヒョロだってバカにされてんだぞ! おいっ、「ですよね~」みたいな感じで満足げに頷くな! 嬉しそうにこっちみんな!!
 ち、畜生、いつまでも贅肉を揉まれる俺じゃないんだからな。絶対に筋肉を付けてムキムキになってやる……!!

「ま、それはともかく……宿はあるのかい」

 ちゃっかりワインを頼んでいるブラックは、コップを傾けつつ気楽そうに親父さんに話しかける。ぐぅう……大人特有の軽妙洒脱な感じが憎い……。

「おっ、そうだったな。熊の獣人も泊まれる宿だっけか?」
「そうなんです……だよ。なんとかならない……かな? クロウは紳士的な熊だし、酒も強いし寝惚けて暴れるみたいな習慣は無いんだよ。だから、どうにか三人一緒に泊めてくれるような場所は無い、かな」

 きぃいっ、上手く喋れん!
 女にもてそうな調子こいたイケメンには遠慮なくタメ口いけるのに!!

「坊主は三人一緒がいーのか。別に一人くらい野宿でも構わねーだろ?」
「いや、パーティーなんだから、一人だけ除け者にして自分がおいしい思いするってのは違うだろ。そんなの冒険者だったら絶対やんない事じゃないの」

 なんてことを言うんだとムッとして親父さんを見ると、相手はニカッと笑って俺の頭をガシガシと撫でて来た。

「ちょっ、やめろっ!」
「ガハハ、なよっちいが心はいっぱしなようだな! ヨシヨシ、坊主に免じて真面目に考えてやろう。その代わり滞在中はここで酒飲んでけよ」

 「なっ」と言って快活に笑う親父さんに。ブラックは白けた顔で目を細めた。

「美味い酒があるならね」
「ったく坊主に比べて可愛げのねえ中年共だなァ。田舎の酒場に無茶言うんじゃねえや。……まあいい。あーっと……お前なんて名前だ坊主」
「あ、ツカサです」

 そう言うと、親父さんは何故か眉を上げて口笛を吹いた。
 なんだろうかと目を瞬かせていると、相手はすぐにウェイトレスとして走り回っていた女性の名を呼んで引き留めた。

「おい、今何時だ?」
「え? ああ、えっと……もうすぐ五時かしら?」

 応えながらも、お酒を人に届けたりテーブルを拭いたりするウェイトレスさん。
 さすがの酒場娘だなと見惚れていると、親父さんが俺の背後でなんだか面白げな声を出して「ふーん?」と呟いた。

「そりゃいい。お客さん方、とりあえず風呂屋にでも行ってさっぱりして来いよ」
「ふ、風呂屋?」
「おう。まァ宿の事は気になるだろうけどよ、俺も今すぐに『あそこに頼みに行け』とは言えん。村人にも付き合いってもんがあるからな。まー、風呂屋に行って旅の垢でも落としてりゃ、泊まる場所の問題もすぐ解決するだろうさ」
「それって……探してくれるって事ですか!」

 思わず席から体を浮かせた俺に、親父さんはニカッと笑って親指を立てた。

「良いからさっぱりして来い。この村の風呂屋は、首都の貴族様ですら入れねえ程の良い湯だぜ。お前らも可愛い坊主の湯上り姿がそろそろ見てぇだろ?」

 ハハハ親父さんたら御冗談を、とブラックとクロウの方を見やると、二人は激しく頭を縦に動かしていた。……おい、ちょっとは大人としての理性みせろよ。
 でもまあ、ちゃんとした浴槽のある風呂に入れるってのはありがたいか……。

 プレインの風呂屋ってのもちょっと興味あるし、行ってみても良いかもね。

「酒場は月が中天に来るぐらいまではずっと開いてるからよ。ゆっくりしてこい」
「じゃあ……お言葉に甘えさせて頂きます」

 月が中天ってのは、この世界独特の言い回しだ。
 この世界の天体の動きはちょっと特殊らしく、だいたいどこの国でも同じ時間帯に同じ場所に月が昇って来るらしい。なんか変だなとは思うんだが、ブラックが言うには「それが当たり前」だとの事で、俺もそう言う事で納得している。ファンタジーの世界ならそんな事もあると思った方が、気楽だしな……。

 閑話休題。
 そんな感じなので、月が空のてっぺんに登る頃は、だいたい午前十二時。つまり、日付が変わる頃とされているのだ。夜は時間を知らせる鐘を鳴らせないから、この世界の人達はそうして時間を計っているらしい。
 ……まあ、地域ごとに微妙に時間が変わるよりかはありがたいよね。

 しかし午前十二時まで開いてる酒場とは……やっぱこの村って規格外だわ。
 ベイシェールの酒場ですら、午後十時くらいには閉まるのに。

「ずいぶん遅くまで開いてるんですね」
「ああ、ティーヴァ村から南の村まで行くには、だいぶん距離が有るからな。旅人が徒歩で歩くとすれば、真夜中にこの村に着いてもおかしくはねえ。そう言う時に、店が開いてなかったら困るだろ? 特に、このティーヴァはでけえ村なんだからよ。入って寂れた雰囲気だったら、来る奴もがっかりしちまうわな」

 だから誰も来なかろうが夜まで開けてるんだよ、と笑う親父さんに、俺はちょっと男気を感じてしまった。そう考えるのは、きっと親父さんも冒険者だったからなんだろうな……いや、確定してる訳じゃないけど、そうだったら格好いい。
 確かに、夜中に人が活動してる明かりが見えると、これほど心強い事はないもんな……。特に、荒涼としたこんな所じゃ民家の明かりは灯台と同じだろう。

 むむ……めんどくせえ親父だと思ってすみませんでした。
 親父。あっ、そうだ熊の話を忘れてた。

「あの、それと親父さ……親父」
「おうなんだ坊主」
「宿で暴れた熊って……どんな奴だったの?」

 そう訊くと、クロウが耳をぴんと立てて、親父さんを凝視してきた。
 明らかにクロウの態度が変化したのを見取って、相手は少し怪訝けげんそうな顔をしたが……そこまで深刻な話題でもなかったのか、すんなりと話してくれた。

「まあ、なんつうかなぁ……熊っつうか、普通のジジイだったぞ? 山賊と間違えるくらい髭を蓄えたむさい奴だったけどな。酒が好きで陽気な奴だったが、嫌な奴ではなかったな……酒が好き過ぎて問題を起こしちまったようではあるが」
「何かを探してはいなかったか」

 クロウの真剣な質問に、親父さんは視線で空を探ると、眉根を顰めた。

「探してる……ああ、そういや……妙な事言ってたな」
「妙な事?」
「確か……を探してるとかなんとか。爺さんみたいなもんかって聞いたら、そうだと言ってたから……多分、同じ獣人族じゃねえのかなァ。大方パーティーでも組んでて、裏切られたんじゃねえのかね。ネズミ族の野郎共はなまじっか商才があるせいで詐欺師が多いし、ウサギ族も手癖が悪くてすーぐ仲間を食っちまうって評判だからよ。……あ、喰っちまうってのはコッチのことな」

 そう言いながら、親父さんは親指と人差し指でわっかを作って、そこに指を何度も抜き差しする。……おい、やめろおい。セクハラか。

「耳長だけか?」
「おう。それしか聞いてねえが……なんだ、知り合いだったのか?」

 親父さんが言うと、クロウは珍しく人前で耳を伏せてしょぼんと肩を落とした。

「…………違う……知り合いではない……」
「クロウ……」

 ああ、お父さんだと思ってたらそうじゃなくてガッカリしたのか。
 って事は……クロウのお父さんは、何かを探して旅をしてた事は確かだけど、ティーヴァ村に来た熊とは違う物だったって事か。
 そしてクロウは……多分、その「探してる物」を知ってるんだろう。
 だから、こんなにも落ち込んだんだ。

 ……俺には詳しい事は解らないけど、残念だったな……。
 いや、俺まで落ち込んでる訳にはいかない。ここは明るくいかなきゃな。

 重苦しい空気はさっさと散らすに限る。と言う事で、俺は席から降りると、クロウの所に行ってポンポンと肩を叩いてやった。

「ツカサ……」
「まあ、なんだ。そういう事も有るさ! この村に来た同族の話だって思わぬ偶然だったんだし、クロウのお父さんの事だって、またきっと新しい情報が見つかるさ。今日はとにかく風呂に入ってスッキリしよ! なっ」

 笑顔でそう言うと……クロウはぺっそりと伏せていた耳をピョンと立たせて、嬉しそうな雰囲気を醸し出しながら無表情で頷いた。

「む。ツカサの言う通りだ。くじけないぞ」
「おいコラどさくさに紛れて抱き締めようとしてんじゃねえぞクソ熊」
「……なんか難儀な関係みたいだな、お前ら」

 あああ親父さんに一瞬で察されてしまった……。
 違うんです違うんですそうだけどそうじゃないんですぅうう。

「もっ、い、いいから早く風呂! 風呂行こうぜ!」
「ツカサ君顔真っ赤」
「親父さん宿よろしく頼む!!」
「おう行って来い色男」

 こういう時に色男って言って欲しくなかったな!!
 なんで男にモテても色男なんだよ本当この世界おかしいわ!

 内心親父さんの発言には色々とツッコミたかったが、それをやるとまた厄介な事になるので何も言えない。色男のレッテルを張られて嬉しくない時が来るなんて思わなかった。どうせなら女の子にモテて色男って言われたかったな……。

 いや、この世界の女の子にモテたとしても、俺がメス役の可能性があるから素直に喜べないんだけどね……ハハ……ハハハハ……。

「ツカサ君目が死んでる」
「うるさい元祖目が死んでるオッサン」

 ちくしょう、こうなったら湯上り美女で心を癒してやる。
 俺は涙を呑んで、オッサン二人と一緒に大人しく風呂屋へと向かったのだった。










 
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