異世界日帰り漫遊記

御結頂戴

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ファンラウンド領、変人豪腕繁盛記編

41.この衣装を作ったのは誰だァ!!(半ギレ)

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 そこらじゅうに金の装飾がはっつけてあるお高い馬車の中で、三人で身を寄せ合ってガクガクと震える。

 まさか王様から招待状を貰うなんて思っても見なかったので、こればっかりは俺のみならずブラックもクロウも委縮しっぱなしで俺に引っ付いていた。
 しかし、もうお分かり頂けているだろうが“お高い馬車”に乗っているという事は、俺達は最早逃げる事も出来ず王都へと輸送されているという訳で……。

「つ……ツカサく~ん、やっぱりやめようよぉ、辞退しようよぉ……」

 情けない声でそう言ってすり寄ってくるのは、俺以上にこう言う集まりが苦手なオッサンだ。気持ちは解るが、こればっかりは言う事を聞くわけにもいくまい。
 王様からの要請なんだから、権威もくらいも無い俺達が断れるはずなかろう。
 俺も正直逃げたかったが、仕方なくブラックを叱咤しったする。

「何言ってんだ、王様からの招待って、そんなの赤紙召集令状と一緒だぞ! これで断ったら大変な事になるかもしれないじゃないか! 俺だってイヤだけど、行くしかねーんだよ!」

 そう言うと、隣でクロウがウンウンと頷く。
 しかしクロウもあまり乗り気ではないのか、俺達と同じように体を縮めてなんだか居心地悪そうに熊耳を動かしていた。
 そんな俺達を見かねてか、ラスターがハァと溜息を吐く。

「まったく……ツカサは賢明なる俺の見立て通りに賢いというのにお前らは……。少しは俺の未来の嫁であるツカサを見習ったらどうだ」
「殺すぞお前」
「俺のような高潔であり最高位の貴族であるならまだしも、下等民などには拒否や辞退などは基本的に認められてはおらん。そもそも、陛下の恩寵おんちょうを拒否するなんて言語道断だ。貴様のような不潔で不快な中年にすら、陛下は広きお心で手を差し伸べて下さったのだ。思い上がって逃げようなどと思うなよ」
「ねえツカサ君、こいつののど切っていい? 二度と喋れないようにしていい?」
「やめなさいってば」

 冗談だったら良いんだけど(いや良くないが)、コイツの場合本気だからなあ。
 まあたしなめたらやめてくれるから良いけどさ……。

「なんにせよ、もう王都に入ってるんだ。お前達には参加して貰うぞ。……まあ、なんだ。悪いようにはせん。そもそも、ツカサは黒髪と言うだけで目立つ。お前の顔を知っている貴族もいるのだ。場が混乱するのは容易に想像できる……だから、俺がなんとかして短時間で席を外せるように頼んでみるからそうなげくな」
「え……ほんと?」
「ああ、だから少しの間だけ我慢しろ」

 ラスターのその言葉に、不承不承ながらもブラックとクロウは頷く。
 今回ばかりはさすがにラスターに従わざるを得ない状況なので、仕方なしに了承せざるをえなかったという所だろうか。
 ……よく考えたら貴族に暴言三昧ざんまいって死罪まっしぐらだろうに、いまだにラスターがそこまで怒ってないのが凄い。改めてごめんねラスター……。

「とにかく、宮殿内に到着するまで外は絶対に見るなよ。この不潔男はともかく、獣人とツカサの容姿は首都のシミラルではかなり珍しいからな。見られてしまえば色々と勘繰かんぐられかねん」
「う、うん……」

 馬車の窓にはカーテンが掛かっていて、外を見る事は出来ない。
 本当は王都がどんな場所なのか見てみたかったんだが、危険があるなら仕方ない。余計なトラブルを背負い込みたくないもんな。
 このライクネスでは、黒髪がほとんどいないらしいし……。

「……そう言えばさ、ラスター。なんでこの国には黒髪が少ないんだ? 東の国のヒノワから遠くたって、俺みたいな冒険者とか、なんか突然変異で黒髪とか生まれたりとかはしないのか?」

 何の気なしにそう問いかけると、ラスターは難しげな顔をしてあごさすった。

「うむ……。お前にとっては気分の悪い話だろうが、この国では黒髪は災禍さいかの象徴であり、同時に羨望の的でもあってな。大抵の黒髪は、即座にさらわれて奴隷に落とされるか、さもなくば好色な金持ちに飼われるのが常なのだ。……それに、この国では黒髪は生まれん。他国の嫁との混血であればそうなる事もあるが、ライクネスの国民同士では絶対に生み出せない色なのだ。故に価値も上がるんだろう」
「そ、即奴隷堕ち……」
「とは言え、そういう認識は知識層や一般的な街の民くらいしか持たんがな」

 ラスターがそう言うと、ブラックが解りやすく不快そうに顔を歪めた。

「羨望の対象ってナニ。髪の色程度で人をモノ扱いするのか?」
「俺に怒るな。昔からの迷信みたいなものだ、俺に憤られても困る」
「じゃあ……ラスターは最初、俺の事もそんな感じの奴だと思ってたのか」

 俺の二度目の問いに、ラスターは何故か目を逸らして数秒沈黙すると、「いや」と軽く否定するように首を振った。

「そうではない。……というか、俺がそう言う言い伝えを聞いたのも……どこだったかな……。とにかく、俺はは別に……」
は?」
「………………」

 変なの。いつものラスターなら何か言い返して来るのに、口籠くちごもっちゃったよ。
 何か思う所が有るんだろうか……と思っていると、馬車が停まった。

 ――と思う間もなく俺達はメイドだか執事だかもう確認するヒマも無く大人数に囲まれて、一斉にざーっとある部屋に連れて行かれてしまった。
 お、おい。なんか豪華な廊下があったのに見損ねたぞ。メイドさん達に囲まれたのはわりと嬉しかったけど、どこに連れて来られたんだ。

 ブラック達と共にただ泡を食っていると、唐突にメイド達の囲いが外れて、俺達は解放される。慌てて周囲を確認すると……なにやら、鏡台の並ぶ部屋に連れて来られていた。ここってもしかして……控え室みたいなところか?
 キョロキョロと見回していると、真正面から早足で女性が近付いて来た。
 その姿には見覚えがある。あれは……

「リタリアさん!」
「お久しぶりですわ、ツカサさん、ブラックさん!」

 嬉しそうにそう言いながら、豪奢なドレスで綺麗に御化粧をし、さらに美しさを増したリタリアさんが俺の手を取ってぎゅっと握ってきた。
 あっ、ああっ、もうすぐ人妻になるというのにそんな大胆な……っ!!

 ちくしょうラーミンが羨ましい、本当に羨ましい、自分で二人をくっつけといてなんだが、助けたのは俺なんだからチューの一つくらい貰って置けばよかった!
 だって瀕死の美少女を助けたとかそら絶対ほっぺにキッスくらい貰える奴でしょ、俺その資格あったよね、絶対あったよねえ!?
 いやまあそんなよこしまな考えしてるからダメなんでしょうけど俺は!!

「ツカサ君いつまで手ぇ握ってんの……。というか、リタリアさんが何故ここに」

 さすがに自分達に好意的な女性には乱暴な口は利けないのか、ブラックも比較的丁寧にリタリアさんに接している。
 彼女はそんなブラックにも嬉しそうに微笑みながら、クロウとラスターにも会釈えしゃくした。……この感じだと、俺達の情報はもう伝わってるのかな……?
 考える俺を余所に、リタリアさんはブラックの質問に答えた。

「私も陛下からの招待状を頂いたのです! それで、ラスター様から貴方がたの服を正装に整えるようにと……」
「えっ」
「さっ、話はあとです。ブラックさんとそちらの獣人さんは、別室に服を用意しておりますので、お早く。祝宴はもうすぐ始まりますから」

 そう言いつつ、リタリアさんがパンパンと白手袋の両手を叩くと、先程のメイド達が再びやって来て、目を丸くしているオッサン達を連れて行ってしまう。

「では俺も礼装に着替えて来るとしよう。後でな、ツカサ」
「えっ、えええ!?」

 ま、待って待って、ここに俺一人だけ置いてくの!?
 こんな、綺麗なメイドさん達とリタリアさんしかいない部屋……いや、待てよ。実に良い場所なんじゃないか、ここは。女の園って奴かなこれは。

「ツカサさん? ラスター様はもう行ってしまわれましたよ」
「ふあっ、い、いつの間に……」
「さあ鏡台の前にお座りになって。まずはお化粧……」
「化粧!? ちょっ、そ、それは勘弁して下さい!!」

 おいおいおい何おしろい持って来てんですか!
 そう言うのは女の子がやるからうわー綺麗だな色っぽいなーってなる訳で、俺がやってもバカ殿にしかなんないでしょ! 無理、絶対無理だってば!

 慌てて鏡台から離れて断固阻止の姿勢を取ると、リタリアさんとメイドさん達はあからさまにションボリしたような顔になった。

「あら……お化粧はお嫌いなのですね……。残念です、ツカサさんの可愛らしさがより際立つと思いましたのに……」
「お、お、俺男なので……」
「そう言う物なのでしょうか……貴族だとあまり関係ないのですが。ねえ」

 リタリアさんの不思議そうな顔に、メイドさん達もうんうんと頷く。
 ああ、いや、まあ……この世界って男も女も「メス」か「オス」かって感じだもんね。それだったら、妻やら嫁やらになりそうな男も化粧したって不思議じゃないが……でも俺は無理なんです、そう言うのダメなんですってば。

 勘弁して下さいと半泣きで両手を組む俺に、ガッカリ顔のリタリアさん達は「しょうがないにゃあ」と言う感じで、くしや髪留めを取り出した。
 せめて髪を整えろ、と言う事らしい。まあ……仕方ない……。
 大人しく鏡台に座ると、何か良い香りのする液体を軽く頭に振り掛けられて、少し硬い毛先のブラシでグシグシと俺の髪を撫で下ろし始めた。女の人達って、毎日こんな強い圧を掛けて髪をいてるのか……? 痛い、痛いんスけど。

 しかし、液体の力なのか、いつもはわりとボサボサな俺の髪が優等生ヘアのように落ち着いて、大人しくなってしまった。まだ少しはねてる所はあるけどね。
 ……でもすげーな……ヘアトニック的なもんを使ったのかな?

 考えている間に、左にヘアピンっぽい奴、右にリタリアさんが付けてるような髪留めを装着されてしまった。……う、うう……なんか女っぽくて嫌だ……。

「ああ、やっぱりツカサさん可愛らしい! この髪留め似合うと思ったんです!」
「お嬢様の見立ては完璧でしたね~」
「恋人がいらっしゃるなんて、本当お相手が羨ましいですわぁ」

 鏡の向こう側で俺を囲んでキャッキャとはしゃぐ可愛いメイドさん達。
 そう言われると……俺、イケてる? 実は女子に受ける系なのかな?
 似合ってるんならまあ……女っぽくても……いいかな……? 俺的にはまったくそう言うのは解らんけど……まあ、その……恋人が羨ましいとか言われたし。

「…………」

 俺のこの姿を見たら、ブラックも……喜んでくれるのかな……。
 ……い、いや、別に良いですけど、似合ってないし! 笑われてもいいけどね!

「さあ、次はツカサさんに似合う衣装です! こちらも事前に私達が用意しておきましたから、どうぞこちらへ。ささ、どうぞどうぞ!」

 鏡の中の自分を見詰めて唸っていると、リタリアさんが俺を急かすように立たせてしまう。何事かと思ったら、試着室のようなところに放り込まれてしまった。
 なんだと思って目の前を見やると……妙な服が、そこに。

「……えっと……これ……」
「さあ着替えましょうね!」
「うええ!? ちょっまっ、まって一人で出来ます、あああ脱がさないでぇえ!」

 ポイポイと服を脱がされてパンツ一丁にされたと思ったら、次々にメイドさん達が俺に服を装着していく。恥ずかしがる暇もなく黒スラックスを穿かされ、ワイシャツ……かと思ったら、腰の部分から一気にすそが広がって前部分のないドレスのようになった謎の立てえり付き袖なし服を有無を言わさず着せられる。

 もうここで普通の服ではないと思ったのだが、まだ装着の儀は終わらなかった。
 金の刺繍をほんの少しだけあしらった黒のベスト(これも当然袖無し)を装備し、立て襟の付け根に来るように宝石の付いたチョーカーを留められる。
 ああ、やっと終わりか……と思っていたら。

「ツカサ様、すこしお手を拝借いたします」
「ま、まだあるんすかぁ……」

 左右からメイドさんに両手を軽く上げられると、金の留め具の付いた「何故切り取った」的な黒い袖を二の腕の部分で装着される。
 あの、この袖意味あるんすか。と思っていると、腕輪のような留め具に付属していた鎖に、何やらふわりとした透け布をくっつけられた。
 …………まてよ、これって……スカーフとかヴェールとか……か?
 日本風に言うと羽衣か。待て。待ってくれ。まさか俺に羽衣をまとえと?

「前の方に残ったベールは腕に巻いて下さいね。そうそう、先を少し残して」

 わあいヒラヒラしてますね!!
 これ後ろから見たらベール後ろに流した変な服のお貴族様ですよね!
 っておい待てコラこれ本当に正装なの!?
 何か変なコスプレ衣装にしか見えねんだけど!

「あ、あの……これ本当に正装なんですか……?」
「ええ、そうですよ。未婚の男性で、なおかつ可愛らしい容姿の方は、皆さま女性と同じように、ドレスに似た裾の長い服をお召しになられるのです。とは言え、ご自身の気分で男らしい服装をなさる事も有るので、必ずこれでなければと言う事もありません。裾の長い服はお金がかかりますからね」
「お金が……もしかしてこれ、俺が買わなきゃいけないなんてこと……」
「ありませんよ! この服はお嬢様がツカサ様に是非着て欲しいと思われて、特別に発注なさった礼装なのですから!」

 えええぇ……り、リタリアさん、いつからご用意なさってたんですか。
 というかいつ俺の体の採寸を……。

 恐る恐る外を見やると、笑顔の彼女はほうと溜息をついて頬を軽く染めていた。

「ああ……本当にお似合いですわツカサさん……! 作らせてよかった……!」

 …………もしかして……リタリアさんも実はちょっと変な人……なのかな……。














※重要な部分まで入らなかった……_(:3 」∠)_
 ツカサの衣装はいわゆる「メス」の衣装です。オスと認識される男ならまた
 違いますし、オス側の女性も若干男らしい服装になります。
 が、まあ、これはリタリアさんの趣味もだいぶ入ってたり……。
 
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