異世界日帰り漫遊記

御結頂戴

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湖畔村トランクル、湖の村で小休憩編

3.異世界は家具にも追加効果がありまして

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 村長さんとの話は、昼食をご馳走ちそうして貰いながらのものとなった。

 最初は歓迎の言葉やらトランクル周辺の観光に関する話題が多かったんだけど、この世界特有の薄味のしょっぱいスープが冷めていくうちに、どんどん話題は村長さんの苦労話になって来た。

 やれ「出稼ぎで人が少なくなった」だの、やれ「今では観光客もこなくなった」だの、挙句あげくの果てには泣きながら「もうトランクルは廃村になるしかないのでしょうか」だの……。とにかくもう、聞いているこっちも落ち込んでしまうくらいに、村長さんの話はかなりの重たさだった。

 いや、でも、確かに気持ちは解る。
 自分が大好きな故郷がすたれていく光景なんて、誰だって見たくないもんな。一番活気が有った時期を知っているんなら、なおさら。

 俺の住んでた街は都会だったから、店なんて潰れたってすぐにまた新しい店が建ってたりしたけど……婆ちゃんの所も、年々老人が多くなってきてるしなあ。
 トランクルの現状と似てなくもないし……だから、村長さんの悲しさはある程度理解出来はするのだが。
 それにしても、重たい昼食会になっちゃったなあ。

「あのハゲ、僕達を役人か何かだと勘違いしてないかな? シアンの紹介だって言っても、僕らは冒険者なんだけどな」

 村長さんの家からの帰り、ブラックが不機嫌そうにボソッと呟く。
 周囲に人がいないから良いものの(本当は良くないが)、さすがにその物言いは頂けないと思い、俺はビシッと注意しておいた。

「こらブラック、気軽にハゲとか言うな! この世にはハゲに死ぬほど悩んでる人がいるんだぞ! ……でもまあ、やって来たばかりの俺達に話すには重すぎる話題ではあったな……」
「例え俺達が下の下の存在でも、コネと言う物はどこに転がってるか解らんからな。出来るだけ歓待して、水麗候に進言して貰えるようにしたいのだろう」

 身も蓋も無いクロウの言葉に、思わず溜息を吐きたくなる。
 なるほど、俺達がただのヤクザな冒険者だとしても、シアンさんが後ろ盾であるのは確かだもんな。それが判ってるから、俺達のような人間にもあんな風に物凄くへりくだって哀れな姿を見せたりしてる訳か。
 まあ、街を再び盛り上げたいって気持ちは解るが、そのために醜態をわざと見せまくるなんて、大人って奴は……。

「プライド……いや、自尊心ってもんはないのか」
「そんなもの持ってたから村が廃れたんじゃないの?」
「……そりゃまあ、そうだけども……」

 本当どうでも良い物事にはズバズバ言うなあブラック……。
 まあでも、言っている事はもっともだ。

 トランクルは初めから人気の観光地だったってんだから、それ相応にプライドはあったはずだ。でも、なりふり構っていられなくなるくらいに貧窮しちゃったから、今の状態になっているんだろう。
 チート持ちとしては、ここで一発奮起して街を救ってやるべきなんだろうけど……俺の能力で救える訳もないんだよなあ。

 うーむ、俺に出来る事と言ったら、湖のほとりのエリアの草むしりをする程度かな。
 どうせ時間はたっぷりあるんだし、庭をきちんとしてからやってみようかな。湖のそばで自生する植物ってのも結構興味あるし。

 とりあえず今日は家具の発注が先だな。

「ところでツカサ、家具は発注するのが普通だと言っていたが……どこで発注するんだ? 家具とは家に据え置きである物ではないのか」

 心を読んだようにちょうど良い疑問を投げかけて来るクロウに、俺は少々面白くなったが、相手の疑問をちゃんと説明できる知識は無かったので、ブラックにそこんところの説明を頼んだ。
 こういう時は博識なオッサンに任せるに限る。

「ブラック、説明ヨロシク」
「はー……。家具が据え置きって、お前どんな生活をして来たんだ? その家具だって、恐らく商人が売りに来たか、家具職人から買った物のはずだぞ。大工仕事が得意な奴は自分で作ったりもするらしいが、基本的に家具は家具職人やきこり、木工職人なんかから購入するんだ」
「家具職人は解るけど……きこりや木工職人も?」
きこりは村や街から間伐かんばつの仕事を頼まれていたりするけど、頻度ひんどは少ないからね。炭焼き職人とかが居る街なら、内職で木製の家具を作る事も有る。木工職人は木製の家具専用だけど、簡単なものなら安価で済むから利用する人は多いよ」

 なるほど、どうして家具職人と木工職人を分けるのかと思っていたが、そういう区分が有ったのか。確かに、デザインとか耐久性とかにこだわらず、ニスとかうるしをつけないなら、やっぱり木が一番加工しやすくて最も安価だろう。
 普通の家なら木製の質素な家具が多いから、きこりや木工職人に頼む人が多いのかもしれない。金が無ければ俺だってそうするわ。

 ちなみに「間伐かんばつ」と言うのは、木が増えすぎて森が不健康な状態にならないように、わざと木を切り倒す事なのだそうだ。老いた木などを伐採ばっさいする事により、地面に日光を当て木を成長させたり、風通しを良くして植物や動物が生きやすい環境に整えているんだとか。そういや婆ちゃんの集落でも、林業の人がやってたな。

「そう言う物なのか……大体把握はあくした。となると、オレ達が行くのはどこだ?」
「この村だと……きこりの所かな? たしか村長さんに教えて貰った家は……あ、湖のほとりにある小屋だな」

 家に戻る前に注文しておこうと思い、俺達はきこりの小屋へと向かった。
 湖の近くに樵の小屋が在る……なんて変な感じだけど、聞いた所によると間伐の仕事がない日はそこで木を加工しているんだとか。

 湖に近付くごとにわさわさと草が生えて歩きにくくなっていく道を通り、俺達は四苦八苦しながらボートが横付けされている小屋に辿たどり着いた。

「すんませーん。家具を作って貰いたいんですけどー」

 強く叩いたら壊れてしまいそうな木製のドアをノックすると、ややあってドアが開き、大柄で筋肉質な壮年の男性がのっそりと出てきた。
 おお、流石は現役のきこり。クロウよりもガッチリしたマッチョおじさんだ。

「なんだ、家具っておめえ……おっと、お前ら見た事ねえ顔だな。あとは死ぬしかねえこの村に引っ越しとは、とんだ奴らが居たもんだ」

 わはは、テンプレのように口が悪い。
 でも粗野な男ってのは多少口が悪い方が格好いいよな。男の美学って奴だ。
 ブラックとクロウはムッとしたようだが、俺は結構好きなタイプだったので笑顔で樵のおじさんに俺達がここに来た経緯を簡単に説明した。

「ほー、長逗留ながとうりゅうか。そりゃ優雅でいいな。俺も丁度酒を買う小金が欲しかった所だったから、粗末な家具でよけりゃ構わんぜ。ただ、“仕上げ液”や材料を切らしてるから、ツヤだの強度だのは足せねえが……それでもいいか?」
「ないと困る事になりますか?」
「耐久度は下がるな。木工品は、お前ら冒険者が使う武器防具とは違って、うるしやら仕上げ液やら、いくつかの液体や材料を足したり塗布して強化や追加効果を木材にすんだよ。新しい村の住人ってんなら、まともな家具をつくってやりてえんだがな……しかし、近くの街に行くにも金がかかるから行けなくてよ」

 きこりのおじさん――マイルズさんと言うらしい――が言う事には、木工品は木の質もそうだが、その木に塗布する液体や塗料が重要なのだという。
 多分木材を張り合わせるとかニスの種類とかで、出来上がりに差が出るって事なんだろうけど……本当こう言う所は昔のMMORPGみたいに細かいな。

「簡単に作って貰うくらいでよくない? 僕達ずっとココにいる訳じゃないし」
「それもそうか……じゃあ、とりあえずベッドを二台と木製の食器をいくつか作って貰えますか。ベッドは出来れば重いものが乗っても大丈夫なように……」
「解った。……しかし、残ってる木材でそこの兄ちゃん達の体を支えられるベッドが出来るかどうかは疑問だな……とりあえず枠組みは明日作っておくから、今日は申し訳ないが地べたで勘弁してくれ。食器はとりあえず……俺が予備で作ってたのを渡すから、それで繋いどいてくれ。なに、習作だから金はいらねえよ」

 あ、そうか。ベッドに関しては木材自体の耐久性が問題になるのか。
 枠組みも今すぐ出来るもんじゃないし、今日の所は仕方ないな。

「マイルズと言ったか、ついでに聞くが敷物を扱う店は無いか? 寝るのに適した物が欲しいのだが」

 クロウの言葉に、一瞬マイルズさんは頭にハテナマークを浮かべたようだったが、熊の耳を見て「ああ」と合点がいったような声を漏らした。

「そうか、アンタ獣人だもんな。だけど、残念だが敷物屋はこの村には無いんだ。近くの街には似たような店が有ると思うが……今からだと街に着くのは夜になるし、もう門はしまっちまうから駄目だな」
「敷物はないのか……そうか……」

 無表情ながらも、しょぼーんと熊耳を垂らし落胆した雰囲気を醸し出すクロウ。
 伏せられた熊耳が可愛くてやっぱりキュンとしてしまったが、こんな所で年上のオッサンの頭を撫でる訳にもいかないので、ぐっとこらえる。
 俺はまだ常識は捨てちゃいないからな……ってか捨てたくないからな……!!

「半日程度でその街に行けるんですか」
「おう、馬があればもっと早いけどな。まあ、明日ったってそんなすぐに出来る訳じゃねえからよ。街に行った帰りにでも寄ってみてくれや」
「分かりました。じゃあ、お願いします」

 こう言う場合は前金とかいるんじゃないかと思ったが、マイルズさんは「本格的にベッドを作り始める時で良い」と言ってくれた。
 色々とやってもらう事になったのに、前金はいらないなんて人情が厚過ぎる。
 村の寂れ具合のせいで余計に申し訳なくなって来るなあ……。

 せめて明日の「木材耐久性テスト」が上手く行って、トントン拍子に事が進めばいいんだがなと思いつつ、俺達は日が傾き始めたのを見ながら家へと戻った。

 今日は食料を買い込む暇も無かったので、夕食は予備の保存食で適当に済ませる。ブラックとクロウは「料理作ってくれないのー!?」と不満げだったが、明日は豪勢にしてやると言うと素直に食べてくれた。

 …………本当何度目かと言われそうだけど、大人ってこんなだっけ……。
 普通さ、大人なら優しく微笑んで「そんなに気を使わないで大丈夫だよ。ツカサ君が料理を作ってくれるだけでも僕は嬉しいんだから」とか言ってくれる物では?
 何故にこのオッサン達はこうも子供っぽいんだろう……。

 まあ、美味いモンが食いたいって気持ちは解るけどさあ、俺はお前らの母さんじゃねーんですよ。何でナチュラルに俺が料理係になってんだよ。
 さてはこいつら掃除もサボるんじゃなかろうな。

 やっぱり家事は分担させるべきかなと色々考えつつ、洗面所の配水管が詰まっていないかどうかを確かめがてら歯を磨いていると、後ろからのろのろとブラックとクロウがやって来た。

「ツカサ君、もう寝るのー?」
「明日も色々やる事があるしな。お前らもちゃんと歯ァ磨けよ」

 有無を言わさず、アイスの棒みたいな板にヒポカムの毛を植えた歯磨きブラシを二人に渡す。渡されたブラシを見てブラック達は微妙な顔をしていたものの、大人しく歯を磨き始めた。

 そうして三人分の口を濯いだ水を流してみたが、排水管も問題ないようだ。
 じゃあ、風呂も大丈夫だな。明日はゆっくりと浸かれそうだ……なんて思っていたら、急に体が浮き上がった。

「うええ!?」

 ちょっ……お、おい! なんでこのタイミングでお姫様だっこ!?

 何をしてるんだと自分を抱え上げているブラックを睨むが、相手はどこ吹く風でクロウに顔を向ける。

「邪魔するなよ」
「解った。今夜は別の部屋で寝よう」
「え……え?」

 何を言っているのか解らず二人の顔を交互に見るが、何も説明してくれない。
 それどころか、クロウは俺の頭を撫でると洗面所から出て行ってしまった。
 ……後に残るは、俺とブラックの二人のみ。

「さあツカサ君、ベッドに行こうか」
「はっ……は!? い、いやちょっと待て、降ろせよ! なんで抱っこしてんの!? 俺全然疲れてないんですけど!?」
「んも~ツカサ君たらいつまで経ってもウブなんだから~。恋人同士なんだから、こうしてベッドまで行くのは当たり前だよ?」

 そう言いながらずんずん歩いて行くブラックに、俺は口を引き攣らせて返す。

「ひぇ……こ、恋人……?」

 あかん、口が回らん。
 おたおたしている間にもブラックは階段を登って、唯一ベッドのある家主の寝室へと辿り着いてしまった。
 こうなってしまうと、バカな俺でもブラックが何をしたいか解る訳で。

「……あ、あの」
「ん? なーに?」
「…………すんの……?」

 何をする、とは言えなくてそれだけ呟くと、ブラックは俺をゆっくりとベッドに降ろして圧し掛かって来た。

「するよ。……だって、やっとツカサ君と思う存分愛し合えるんだもん」

 俺の真上にあるブラックの顔は、これ以上ないくらいに嬉しそうに歪んでいる。
 いっそ「セックスする」と言ってくれれば抵抗も出来たのに……そう言われると何故か言葉が出なくて、俺はただ困ったように熱が上がってくる顔をしかめる事しか出来なかった。









 
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