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14話 2人の生活の始まり
しおりを挟む翌朝、目が覚めたリオンは横で眠っているユウキを見て安心した。
よかった…夢じゃなかった…
リオンがユウキの顔を触っているとユウキが目を覚ました。
「あっ、ごめん。起こしちゃった」
「ううん。おはよっ」
「おはよ。ユウキは寝てていいよっ」
「オレも起きるよ」
「パンとコーヒーでいい?」
「うん。ありがとう」
リオンは着替えて2人はリビングへ行った。
「リオン、今日は何時頃帰って来る?」
「19時頃かな」
「じゃ、その頃までに夕食の準備しておくね」
「本当っ?ありがとう。あっでも食材何もないよっ」
「買い物行くから大丈夫」
「じゃ、お金渡しておくね」
「お金はあるから大丈夫だよ」
「えっ…お金持ってるの?どうして?」
「リオンに迷惑かけるつもりでこの姿で戻って来た訳じゃないし。そこら辺は大丈夫だから心配しないで」
「…うん。わかった」
「それと昨夜の男…危険だから関わらない方がいいよ」
「あ…部長ね。うん…昨日は仕方なかったけど、もう関わらないようにする。今は会社も違うから会うことないし」
「アイツは腹黒いから」
「もしかして前の会社に私がまだいた時、部長が転んだんだけど…ユウキが?」
「…うん」
「そっか。ありがとう助けてくれて」
「もうこの姿になったから、これからは助けられないからね。昨日はたまたま出くわしたからよかったけど」
「うん。じゃ私そろそろ行くね」
「わかった。行ってらっしゃい」
リオンが出勤した後、ユウキは部屋の掃除をして買い物に行った。
ユウキは今までしてあげられなかったことを限られた時間の中で出来るだけたくさんしようと思った。
仕事を終えたリオンは急いで家に帰った。
「ただいまーっ」
「おかえり」
「ハァ…ハァ…」
「走って来たの?」
「早くユウキに会いたくてっ」
そんなリオンを見てユウキは可愛いと思った。
ユウキはリオンの手を取りリビングに連れて行き、久しぶりに2人で食事をした。
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