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第4章 夢のつづき
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「なぁに?」
キョトンとした目で、柚がこちらを向いている。
(いつから、いたんだ?)
自分のことで、いっぱいいっぱいで、柚のことが目に入っていなかった
ことに、気が付く。
「あのね、このお兄さんね、もうすぐ…オジサンになるのよ」
面白がって、信子が顔に近づけて言う。
(よ、よけいなことを!)
「ちょっとぉ~やめてくれよぉ」
何と返したらいいのか、わからない。
ジュンヤは悲鳴のような声を上げた。
「赤ちゃん?」
柚はピクンと、身体を揺らす。
「お姉さん、赤ちゃんがいるの?」
柚は一人っ子なので、お兄さん、お姉さんがいる子が、とても羨ましかった。
ママに、
「お姉さんが、欲しいの」とおねだりをしても、
「それは、ムリだわ」と笑われる。
「お姉さんが欲しかったら、年上のお友達を作るか、お友達のお姉さんと
仲良くするしかないわねぇ」
そう笑って答える。
お友達のママが、赤ちゃんを連れているのを見ると、つい欲しくなる。
「そうねぇ~それは、神様にお願いしないとねぇ」
そう、笑って言ったのだ。
「じゃあ、お姉さんも…お願いしたの?」
ママの言葉を思い出して、柚が聞く。
「お願い?」
すぐには、何のことか、わからなかったけれども。
この小さな女の子の顏をのぞき込む。
小さな瞳が、真剣に見つめ返している。
「そうねぇ~お願いはしなかったけど…
プレゼントしてもらったのかしら?」
微笑みながら、そう答える。
その時柚は…このお姉さん、どこかで見た、と思った。
キョトンとした目で、柚がこちらを向いている。
(いつから、いたんだ?)
自分のことで、いっぱいいっぱいで、柚のことが目に入っていなかった
ことに、気が付く。
「あのね、このお兄さんね、もうすぐ…オジサンになるのよ」
面白がって、信子が顔に近づけて言う。
(よ、よけいなことを!)
「ちょっとぉ~やめてくれよぉ」
何と返したらいいのか、わからない。
ジュンヤは悲鳴のような声を上げた。
「赤ちゃん?」
柚はピクンと、身体を揺らす。
「お姉さん、赤ちゃんがいるの?」
柚は一人っ子なので、お兄さん、お姉さんがいる子が、とても羨ましかった。
ママに、
「お姉さんが、欲しいの」とおねだりをしても、
「それは、ムリだわ」と笑われる。
「お姉さんが欲しかったら、年上のお友達を作るか、お友達のお姉さんと
仲良くするしかないわねぇ」
そう笑って答える。
お友達のママが、赤ちゃんを連れているのを見ると、つい欲しくなる。
「そうねぇ~それは、神様にお願いしないとねぇ」
そう、笑って言ったのだ。
「じゃあ、お姉さんも…お願いしたの?」
ママの言葉を思い出して、柚が聞く。
「お願い?」
すぐには、何のことか、わからなかったけれども。
この小さな女の子の顏をのぞき込む。
小さな瞳が、真剣に見つめ返している。
「そうねぇ~お願いはしなかったけど…
プレゼントしてもらったのかしら?」
微笑みながら、そう答える。
その時柚は…このお姉さん、どこかで見た、と思った。
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