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第3章 夢のカケラ
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「あのぉ~ここは、どこ?」
おずおずと、自分よりも年かさの男性に話しかける。
その人は、薬でも飲んだのか?
ボーッとして、黙っていたのだが、次第に目の焦点が合ってきたのか、
「あっ、まだ小人がいた」
ポソッとつぶやく。
「さぁねぇ~それが、ボクにも、よくわかんないんだよ。
いきなり、変なおばあさんに、連れて来られて」
ボンヤリとした口調で、返事をする。
「えっ?」
よく見ると…この人は、オジサンというよりは、まだかなり若い。
学生さん?
お兄さんだ!
そう気が付くと、柚は急に安心して、
「あのね!
魔法使いのおばあさんが、杖を振って、ここに来たの!」
身振り手振りで、柚は一生懸命話しかける。
「へぇ、一緒だぁ」
お兄さんは、ヘラッと笑う。
なぜだか、ニコニコしながら、この小さな女の子が、自分にまとわり
ついてくる。
普段だと、面倒だ…と思うのに、なぜだかこの子は憎めない。
彼は思わずクスッと笑う。
「キミ…迷子?
名まえは、何と言うの?」
思わず、話しかけていた。
さっきまで…とても大切なものを失って、寂しくて、死にたいくらいに
落ち込んでいた、というのに。
何だか、自分の弟や妹のことを思い出して、懐かしくなってきた。
おずおずと、自分よりも年かさの男性に話しかける。
その人は、薬でも飲んだのか?
ボーッとして、黙っていたのだが、次第に目の焦点が合ってきたのか、
「あっ、まだ小人がいた」
ポソッとつぶやく。
「さぁねぇ~それが、ボクにも、よくわかんないんだよ。
いきなり、変なおばあさんに、連れて来られて」
ボンヤリとした口調で、返事をする。
「えっ?」
よく見ると…この人は、オジサンというよりは、まだかなり若い。
学生さん?
お兄さんだ!
そう気が付くと、柚は急に安心して、
「あのね!
魔法使いのおばあさんが、杖を振って、ここに来たの!」
身振り手振りで、柚は一生懸命話しかける。
「へぇ、一緒だぁ」
お兄さんは、ヘラッと笑う。
なぜだか、ニコニコしながら、この小さな女の子が、自分にまとわり
ついてくる。
普段だと、面倒だ…と思うのに、なぜだかこの子は憎めない。
彼は思わずクスッと笑う。
「キミ…迷子?
名まえは、何と言うの?」
思わず、話しかけていた。
さっきまで…とても大切なものを失って、寂しくて、死にたいくらいに
落ち込んでいた、というのに。
何だか、自分の弟や妹のことを思い出して、懐かしくなってきた。
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