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第7章 突然あらわれた謎の住人
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さすがに部屋の物には手を触れたりはしていないものの…
こうあからさまにのぞかれると…待子としては、ひどく居心地の悪い、
落ち着かない気持ちだ。
「あのぉ、もう大丈夫ですから、帰ってもらってもいいですかぁ?」
こらえきれずに、声を張り上げた。
「あらぁ、そぉ?
何か、手伝えることない?」
ひるむことなく、金髪のマイコが、買ったばかりの冷蔵庫の中を
のぞこうとするので、あわててその手を押しとどめた。
「大丈夫!自分でボチボチ、どうにかしますから!」
たまりかねて、大きな声を出すと、グイグイとマイコとレイコさんを
部屋から押し出そうとして…がんばって手を伸ばすと…
ふいに、ドアの隅からのぞき込む、見覚えのない人をもう1人見つけた。
その人は、住人の中に紛れ込むようにして、ひっそりと立っている。
「あのぉ、お宅…どなたですか?」
ぼぅっとマボロシのように立っているその人は、待子と目が合うと、
「あ、ワタシのことは、おかまいなく」
ポソリと言うと、視線をそらそうとする。
「おかまいなくってぇ~!」
困ったように、助けを求めて、レイコさんに視線を向けると、
ピタッと立ち止まり、待子の手から逃れるように体をかわして、
「あら、おかえりなさい」
待子の視線の先にいる人に、声をかける。
「えっ」
待子は立ち止まり、
「ここの人?」
戸惑うように、その女を見つめる。
ただでさえ…この人達の相手で、もう一杯一杯の待子なのに…
さらにもう1人?
めまいがしてきそうだ…
すると相手はのんきな顔をして、
「ここの人って言うかぁ、まぁ~何というかねぇ~」
はぐらかすように、何だか歯切れの悪い返事が返ってきた。
こうあからさまにのぞかれると…待子としては、ひどく居心地の悪い、
落ち着かない気持ちだ。
「あのぉ、もう大丈夫ですから、帰ってもらってもいいですかぁ?」
こらえきれずに、声を張り上げた。
「あらぁ、そぉ?
何か、手伝えることない?」
ひるむことなく、金髪のマイコが、買ったばかりの冷蔵庫の中を
のぞこうとするので、あわててその手を押しとどめた。
「大丈夫!自分でボチボチ、どうにかしますから!」
たまりかねて、大きな声を出すと、グイグイとマイコとレイコさんを
部屋から押し出そうとして…がんばって手を伸ばすと…
ふいに、ドアの隅からのぞき込む、見覚えのない人をもう1人見つけた。
その人は、住人の中に紛れ込むようにして、ひっそりと立っている。
「あのぉ、お宅…どなたですか?」
ぼぅっとマボロシのように立っているその人は、待子と目が合うと、
「あ、ワタシのことは、おかまいなく」
ポソリと言うと、視線をそらそうとする。
「おかまいなくってぇ~!」
困ったように、助けを求めて、レイコさんに視線を向けると、
ピタッと立ち止まり、待子の手から逃れるように体をかわして、
「あら、おかえりなさい」
待子の視線の先にいる人に、声をかける。
「えっ」
待子は立ち止まり、
「ここの人?」
戸惑うように、その女を見つめる。
ただでさえ…この人達の相手で、もう一杯一杯の待子なのに…
さらにもう1人?
めまいがしてきそうだ…
すると相手はのんきな顔をして、
「ここの人って言うかぁ、まぁ~何というかねぇ~」
はぐらかすように、何だか歯切れの悪い返事が返ってきた。
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