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第5章 いざ!出陣!
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やはり本の入った箱が、重たくて…
「なんで 本なんて持ってくるのよ」
早速淑子のダメ出しが入る。
いくらでも、言い訳はできたんだけれど、出来るだけ誠実でいたい…
と待子は思う。
ドタバタと運び込む間、これだけ騒いでいるのに、他の住人は
一体どうしているのだろう…とおぼろげながら、思い出していた。
家の中は、文字通りカオスの状態で、頭の中が、引っ繰り返った状態だ。
家の中は、シーンと静まり返っている。
それでも貴文は気を使い、なるべく静かに荷物を運ぶ。
「案外、荷物が少ないから、こういう時は、楽だなぁ」
何だかうれしそうな顔をする。
淑子は何だか、満足そうにうなづくけれど、
それを見て…待子は少々、うんざりする。
なぜならまだ、足りないものの数が多すぎるからだ。
これから、一からすべてを用意しないといけないのだ…
炊飯ジャーや、冷蔵庫だけじゃない。
机や、棚や、タンスも…
まだ、まるで何もない…
まずは、何から揃えればいいのか…と思うと、
とほうもなく大変な気がして、気が遠くなりそうだ…
「しばらくは、家から通うしか、ないかもねぇ」
待子の気持ちを呼んだのか、淑子はいきなり言い出した。
「えっ?それって」
貴文はなんで?という顔をする…
「だって、フトンもなんにもないから…
自炊しようにも、なんにも出来ないもんね」
そう言われれば、そうかぁ~とようやく貴文は納得する。
すると大家さんが、
「しばらくフトン、貸しましょうか?」
いきなり口をはさんできた…
「なんで 本なんて持ってくるのよ」
早速淑子のダメ出しが入る。
いくらでも、言い訳はできたんだけれど、出来るだけ誠実でいたい…
と待子は思う。
ドタバタと運び込む間、これだけ騒いでいるのに、他の住人は
一体どうしているのだろう…とおぼろげながら、思い出していた。
家の中は、文字通りカオスの状態で、頭の中が、引っ繰り返った状態だ。
家の中は、シーンと静まり返っている。
それでも貴文は気を使い、なるべく静かに荷物を運ぶ。
「案外、荷物が少ないから、こういう時は、楽だなぁ」
何だかうれしそうな顔をする。
淑子は何だか、満足そうにうなづくけれど、
それを見て…待子は少々、うんざりする。
なぜならまだ、足りないものの数が多すぎるからだ。
これから、一からすべてを用意しないといけないのだ…
炊飯ジャーや、冷蔵庫だけじゃない。
机や、棚や、タンスも…
まだ、まるで何もない…
まずは、何から揃えればいいのか…と思うと、
とほうもなく大変な気がして、気が遠くなりそうだ…
「しばらくは、家から通うしか、ないかもねぇ」
待子の気持ちを呼んだのか、淑子はいきなり言い出した。
「えっ?それって」
貴文はなんで?という顔をする…
「だって、フトンもなんにもないから…
自炊しようにも、なんにも出来ないもんね」
そう言われれば、そうかぁ~とようやく貴文は納得する。
すると大家さんが、
「しばらくフトン、貸しましょうか?」
いきなり口をはさんできた…
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