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第2章 伝説のホテル
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思ったよりも、参加者が少ない、ということに気が付く。
だけど正直、その方がいい…と珠紀はホッとしていた。
なぜならあんまり人数が多いと、きっととても気を使って、
かなり疲れてしまうだろう、と思ったからだ。
「結構遠くまで来たねぇ」
カオリ先輩が、後部座席の珠紀たちに話しかける。
「大丈夫?車酔い、してない?」
少し眉をひそめて、2人に声をかけた。
2人があまりにも、口数が少ないからだ。
珠紀は頭を横に振ると、
「あと どれくらいですか?」と聞いてみる。
確かに建物は見えて来たけれど、まだ延々と山道が続いていたからだ。
さすがにお尻が痛いし、お腹もすいた。
でも子供じみているかと思い、恥ずかしくて口には出せない…
道は整備されているとはいえ、石ころだらけの悪路もある。
身体をゆすぶられ、カーブもあり、
そろそろ車から降りたい…と心の底から思う。
だけどさすがに先輩に運転させているので…
(珠紀たちは、まだ無免許なのだ)
あからさまに、疲れた、とは言えない。
困ったように、窓の外を見ると、前方を走る車が目に入った。
「ん?あとちょっとだよ」
疲れた?とニコニコしながら、秀人先輩は言う。
さすがに自分たちは、乗せてもらっているので
(先輩たちのデートのお邪魔虫だ)
文句を並べるわけにもいかない。
玲ともう1人の新入生の女の子と顔を見合わせると、
困ったようにあいまいに笑う。
「とってもきれいな所らしいよ!
ご飯も最高に、うまいんだって!」
気を引くように、秀人先輩は言う。
疲れを感じていないのか、とても機嫌のよい声を響かせて、
ハンドルを握る。
カーブを曲がるたびに、車がまた大きく揺れるので、
後ろの珠紀たちは、軽く目をギュッと閉じて、手すりにギュッと
つかまった。
だけど正直、その方がいい…と珠紀はホッとしていた。
なぜならあんまり人数が多いと、きっととても気を使って、
かなり疲れてしまうだろう、と思ったからだ。
「結構遠くまで来たねぇ」
カオリ先輩が、後部座席の珠紀たちに話しかける。
「大丈夫?車酔い、してない?」
少し眉をひそめて、2人に声をかけた。
2人があまりにも、口数が少ないからだ。
珠紀は頭を横に振ると、
「あと どれくらいですか?」と聞いてみる。
確かに建物は見えて来たけれど、まだ延々と山道が続いていたからだ。
さすがにお尻が痛いし、お腹もすいた。
でも子供じみているかと思い、恥ずかしくて口には出せない…
道は整備されているとはいえ、石ころだらけの悪路もある。
身体をゆすぶられ、カーブもあり、
そろそろ車から降りたい…と心の底から思う。
だけどさすがに先輩に運転させているので…
(珠紀たちは、まだ無免許なのだ)
あからさまに、疲れた、とは言えない。
困ったように、窓の外を見ると、前方を走る車が目に入った。
「ん?あとちょっとだよ」
疲れた?とニコニコしながら、秀人先輩は言う。
さすがに自分たちは、乗せてもらっているので
(先輩たちのデートのお邪魔虫だ)
文句を並べるわけにもいかない。
玲ともう1人の新入生の女の子と顔を見合わせると、
困ったようにあいまいに笑う。
「とってもきれいな所らしいよ!
ご飯も最高に、うまいんだって!」
気を引くように、秀人先輩は言う。
疲れを感じていないのか、とても機嫌のよい声を響かせて、
ハンドルを握る。
カーブを曲がるたびに、車がまた大きく揺れるので、
後ろの珠紀たちは、軽く目をギュッと閉じて、手すりにギュッと
つかまった。
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