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ソータローのこと…31
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どういうわけだか、いきなり清子に物置小屋に押し込まれた。
「何なんだよ」
「いいから、いいから!」
清子は嬉々として、物色を始める。
「これは、何かしら?
ここに、座っちゃう?」
さっきとは別人のように、はしゃいでいる。
「おい…勝手に、人のものをさわるなよ」
思わず宗太郎は、たしなめるけれど、もちろん清子はそんなことなど、
聞いてはいない。
「あら~だって、誰も住んでいないんでしょ?
だったら、いいじゃない」
「子供じゃあないんだから!」
自分でも、これは言っても無駄だな、とは思うけれども。
こうなると、誰も清子のことを止められない。
(キヨコって、こんなヤツだったか?)
呆気にとられる宗太郎をよそに、清子は部屋の中をグルリと見回すと、
「ここは昔…私たちの秘密基地だったんだ」
ボソッと、宗太郎に打ち明ける。
「へっ?そうだったの?」
急に真面目な顏になる清子に、どう反応したらいいのか、わからない。
「ねぇ、ソータロー。
ホントに、何にも覚えてないの?
この近くに、秘密の部屋があって…」
そう言いかけたところで、いきなりガタッと、入り口の方で物音が聞こえて来た。
「ちょっと、ソータロー!驚かさないでよ!」
場所が場所だけに、さすがの清子も、ビックリしたようだ。
「ボクじゃないよ。
誰かが、入ってきたんだ」
一応言い返してはみるものの…
「え~っ、ちょっとぉ~やめてよね!」
本気でビビッているようだ。
清子もどうやら、普通の女の子だ。
(なんだよぉ~人のこと、散々からかっていたくせに)
フフッと思わず、宗太郎の顔がにやけた。
「何なんだよ」
「いいから、いいから!」
清子は嬉々として、物色を始める。
「これは、何かしら?
ここに、座っちゃう?」
さっきとは別人のように、はしゃいでいる。
「おい…勝手に、人のものをさわるなよ」
思わず宗太郎は、たしなめるけれど、もちろん清子はそんなことなど、
聞いてはいない。
「あら~だって、誰も住んでいないんでしょ?
だったら、いいじゃない」
「子供じゃあないんだから!」
自分でも、これは言っても無駄だな、とは思うけれども。
こうなると、誰も清子のことを止められない。
(キヨコって、こんなヤツだったか?)
呆気にとられる宗太郎をよそに、清子は部屋の中をグルリと見回すと、
「ここは昔…私たちの秘密基地だったんだ」
ボソッと、宗太郎に打ち明ける。
「へっ?そうだったの?」
急に真面目な顏になる清子に、どう反応したらいいのか、わからない。
「ねぇ、ソータロー。
ホントに、何にも覚えてないの?
この近くに、秘密の部屋があって…」
そう言いかけたところで、いきなりガタッと、入り口の方で物音が聞こえて来た。
「ちょっと、ソータロー!驚かさないでよ!」
場所が場所だけに、さすがの清子も、ビックリしたようだ。
「ボクじゃないよ。
誰かが、入ってきたんだ」
一応言い返してはみるものの…
「え~っ、ちょっとぉ~やめてよね!」
本気でビビッているようだ。
清子もどうやら、普通の女の子だ。
(なんだよぉ~人のこと、散々からかっていたくせに)
フフッと思わず、宗太郎の顔がにやけた。
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