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彼女の秘密…4
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「見たわよ」
いきなりナギコに、声をかけられた。
清子は平然とした顔で、
「何が?」と聞き返す。
まるで自分には、いっぺんの曇りもない…と確信している態度だ。
だけどもナギコはニコニコしながら、清子に近付くと
「もう!全然、他人に興味のなさそうな顔をして!」
お安くないわね!
ポン!と気安く、清子の肩をたたく。
「はっ?」
そんな扱いをされる覚えがなかったので、清子自身は、一体何を見たんだ…
と不自然に思う。
そのボーッとした顔さえも、能面のように無表情に見えたので…
ナギコは、(あれは、気のせいだったのか?)と、自分の目を疑った。
「あっ、あの…この前、いたでしょ?」
自信満々で、声をかけたナギコは、引っ込みのつかない様子で、うろたえた
顔をする。
「いたって…どこに?」
清子はますます、ボーッとしている。
その無表情の顔が、逆に怖い…と、誰かに言われたことがある。
「どこって…」
まるで、叱られたような顔になり、ナギコはおそるおそる、
「神社の階段で…」
消え入りそうな声でそう言う。
「神社?」
ようやく清子は「あぁ~」と納得したようにうなづく。
ナギコはあからさまに、ホッとした顔になる。
「それって、ソータローのことね?」
だが、少しもあわてることもなく、やはり平然としてそう言う。
ナギコや、ナギコの親友のカナエも、自分たちが見たのは、もしかしたら
気のせいだったのか…と思わず自分のことを疑った。
いきなりナギコに、声をかけられた。
清子は平然とした顔で、
「何が?」と聞き返す。
まるで自分には、いっぺんの曇りもない…と確信している態度だ。
だけどもナギコはニコニコしながら、清子に近付くと
「もう!全然、他人に興味のなさそうな顔をして!」
お安くないわね!
ポン!と気安く、清子の肩をたたく。
「はっ?」
そんな扱いをされる覚えがなかったので、清子自身は、一体何を見たんだ…
と不自然に思う。
そのボーッとした顔さえも、能面のように無表情に見えたので…
ナギコは、(あれは、気のせいだったのか?)と、自分の目を疑った。
「あっ、あの…この前、いたでしょ?」
自信満々で、声をかけたナギコは、引っ込みのつかない様子で、うろたえた
顔をする。
「いたって…どこに?」
清子はますます、ボーッとしている。
その無表情の顔が、逆に怖い…と、誰かに言われたことがある。
「どこって…」
まるで、叱られたような顔になり、ナギコはおそるおそる、
「神社の階段で…」
消え入りそうな声でそう言う。
「神社?」
ようやく清子は「あぁ~」と納得したようにうなづく。
ナギコはあからさまに、ホッとした顔になる。
「それって、ソータローのことね?」
だが、少しもあわてることもなく、やはり平然としてそう言う。
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