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第8章
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「もしも本当のことを知ったら…
キミはそんな風に、言えるかなぁ~」
妙に、気になる言い方だ。
「例えば…このスィッチを切っても、仕方がないようなことを、
この人が…したとしたら?」
神林君は、試すように宗太郎を見る。
そうして点滅する機械に、手を触れる。
「どういうことだ?」
じぃっと見返す宗太郎を、清子はドンと押しのけると、
「ちょっと、何をしているの?
ゴチャゴチャ言ってないで、止めなさいよ!」
飛び付くようにして、神林くんの前に躍り出る。
「冗談でも、そういう真似はしないで!
もし万が一、触ってしまったら、一生後悔するわよ!」
まっすぐに、神林君に抗議するように、立ちはだかる。
「へぇ~」
目の前に立ちふさがる清子を見て、彼は面白いものを見るように笑う。
「あなた…殺人罪でつかまってもいいの?
おじいさんはまだ、生きているのよ」
重ねて言うけれども、神林君はさして驚くことはない。
「ボクに、お説教ですか?」
まっすぐに、清子を見る。
「いや、そういうわけじゃないんだけど…でも…」
ようやく清子が、後ずさりをする。
「まぁ、いいか」
フワッと笑うと、神林君は事務的に
「いずれにせよ…この人の命は、あとわずかだ。
だから、本人の好きにさせているだけだ」
さして感情のこもらぬ声で、淡々と言った。
キミはそんな風に、言えるかなぁ~」
妙に、気になる言い方だ。
「例えば…このスィッチを切っても、仕方がないようなことを、
この人が…したとしたら?」
神林君は、試すように宗太郎を見る。
そうして点滅する機械に、手を触れる。
「どういうことだ?」
じぃっと見返す宗太郎を、清子はドンと押しのけると、
「ちょっと、何をしているの?
ゴチャゴチャ言ってないで、止めなさいよ!」
飛び付くようにして、神林くんの前に躍り出る。
「冗談でも、そういう真似はしないで!
もし万が一、触ってしまったら、一生後悔するわよ!」
まっすぐに、神林君に抗議するように、立ちはだかる。
「へぇ~」
目の前に立ちふさがる清子を見て、彼は面白いものを見るように笑う。
「あなた…殺人罪でつかまってもいいの?
おじいさんはまだ、生きているのよ」
重ねて言うけれども、神林君はさして驚くことはない。
「ボクに、お説教ですか?」
まっすぐに、清子を見る。
「いや、そういうわけじゃないんだけど…でも…」
ようやく清子が、後ずさりをする。
「まぁ、いいか」
フワッと笑うと、神林君は事務的に
「いずれにせよ…この人の命は、あとわずかだ。
だから、本人の好きにさせているだけだ」
さして感情のこもらぬ声で、淡々と言った。
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