魔女はいかがですか

ツヨシ

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スパークする光の玉が飛んでゆき、ドラゴンに当たった。

光の爆発が起こり、ドラゴンの全身をつつんだ。

しかしその光が消えた後も、ドラゴンになんの変化も見受けられなかった。

「そんな。こいつ、雷撃も効かないなんて」

するとそれまでなにもせずにこちらを見ているだけのドラゴンが、その大きな口を開いた。

「危ない!」

ミミが叫ぶと、その前方に大きな魔方陣のようなものが出現した。

次の瞬間、ドラゴンが口から炎を吹き出した。

それはまるでゴジラ映画を見ているようだった。

炎は魔方陣に当り、そこで止まった。

ミミも後方にいた俺も炎の直撃は間逃れた。

それでもかなり熱かったのだが、直撃をくらっていたら確実に死んでいたので、文句も言えない。

「火も雷撃も効果ないなんて。それならこれよ!」

ミミが再度ニンジンを掲げる。

するとその先に何かが集まってくるのが見えた。

――水?
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