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54.婚礼衣装(ジュリア視点)
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「シルヴィアちゃん、それ何だ?」
「これですか? これは三色団子というものです。あと、他によもぎ団子もありますよ。あ……これはお抹茶という飲み物らしいです」
「違う」
俺が聞きたかったのは、シルヴィアちゃんが抱えている菓子のことじゃなくて……。そのお茶を運んでいる透明な物体のことだ。
まるでスライムのようだ。
ロベルトの魔法だろうか……。
「そのスライムみたいなやつは何ですか?」
「これはスライムですよ。水饅頭みたいで、美味しそうでしょう? あ、本物の水饅頭もありますよ。食べますか?」
「……そんなに菓子持って、どうしたんだよ」
小食のくせに、欲張るんだから……。
俺は、沢山の菓子を持って、俺の部屋に来たシルヴィアちゃんに溜息を吐いた。
チェシリーや兄上たちが公務でいない間、俺の部屋で留守番するのが、もう恒例になりつつある。
「これはロブを見送る為に廊下を歩いていたら、皆様がくださったのです」
運ぶのに大変なので、ロベルトがスライムを貸してくれたと、ニコニコと微笑むシルヴィアちゃんに、俺は「ロベルトって……たまにシルヴィアちゃんに甘いよな。普段はキツいくせに」って、思ってしまった。
「っ、苦っ!」
「あら、大丈夫ですか? そのままだと苦いですよ」
俺がそんな事を考えながら、テーブルに置かれた抹茶というお茶を口に含むと、その濃厚さと苦さに咽せてしまった。あと、熱かった……。
「こちらの国の方は、そのまま飲む方もいるそうですけれど、慣れないと苦いらしいので、ミルクと砂糖をいれて抹茶ラテにして飲む方法を侍女の方に教えて頂きました!」
「最初から、そうしろよ……」
「と言っても……珈琲でも、砂糖もミルクもいれないほうを好む方もいらっしゃいますし。こればかりは聞いてからでないと……」
シルヴィアちゃんは、その熱々の抹茶に砂糖とミルクをいれて、ニコニコと差し出した。
…………確かに、とても飲みやすくはなっていた。
でも珈琲と違って、慣れない飲み物だと分かっているなら、最初から抹茶ラテで良かったと、俺は思う。
「つーか、そのスライム……うにょうにょ動いて、なんだか気持ち悪いですね。ロベルトの事だから、卑猥な事にも使ってそうだ」
「……ジュリアちゃん、もしや興味があるのですか? お貸し致しましょうか? わたくしは好みませんけれど、ルカ様とお使いになられては? このスライムは、触手のような形状にもなれるので、スライムプレイや触手プレイが存分に楽しめますよ。わたくしは嫌いですけれど……。本当に嫌い」
………………。
やっぱりロベルト……使ったんだな。
「……いらないよ。大体、それはロベルトの魔力を具現化したものでしょ? 人の魔力をおいそれと貸すなよ」
「あ、それもそうですね……」
それに……ロベルトは嫌がると思う。
自分の魔力が、俺とルカに卑猥な事に使われたら、多分……いや絶対に嫌がると思う。めちゃくちゃ蔑まれそうだ。
「そんな事より、シルヴィアちゃん。シルヴィアちゃんは、この国に来てから、よく着物っぽい服を着ていますね」
そういえば、今日も着物風ワンピースだ。腰のところに可愛らしい帯が付いている。
胸のところの合わせのデザインや袖が着物みたいで、スカートはアシンメトリーになっていて、少し膨らんでいる。
それにスカートや袖の部分に、レースが施されていてるし、肩にスリットがあって、そこから二の腕がのぞき抜け感を出しているせいか、もう着物ではなく、違う服にも見える。アイボリー色の生地に可愛らしい水玉の柄だし……。
美しい和柄より、こういう可愛らしい柄のほうがシルヴィアちゃんには似合うよな……。チビだし。
可愛い格好しているから、つい皆も菓子をあげたくなったんだろうな。
「そういえば、この国の婚礼衣装を見ましたか? 白無垢と言うそうですよ。完全に真っ白なものから、裾から覗く裏地が赤いものまで、白を基調としていて、どれもとても美しかったです」
柄がないのかと思うと、同系色の糸で美しい刺繍が施されていて、とても美しかったと、シルヴィアちゃんはウットリとしていた。
そういえば、我が国ではチェシリーの前までは婚礼の衣装は白ではなかった。花嫁の実家の権威を示す為に、色鮮やかな様々な色の絹や、ベルベットの布地を基調に、金糸・銀糸の刺繍の縫い取りがあって、とてもゴテゴテしている豪奢なドレスだった。
まあ、チェシリーがそういうものを好まない性格なのは知っていたけど……実際の婚儀の時に純白なドレスで現れたから、正直なところ驚いた。
よく皆が許したな……と。
だけど、思ったより良かったらしく、それが流行となり、チェシリー以降は皆が純白なドレスを着るようになった。
あの時、流行を生んだチェシリーは王太子妃として立派だったと思う。
兄上も、「白というのは、何ものにも染められていない。染まっていない。今から私色に染まってくれるのだと……染めて良いのだと言われているみたいで、とても嬉しいよ」とか言っていた。
「この国では婚礼衣装に、婚家の嫁として、嫁いだ先の家風に染まるという意味や清廉潔白などの意味が込められているそうなのですよ」
婚家の色に染まる?
あながち……兄上の言っている事は間違いではなかったのか……。
自分色に染めたいとか、変態だなって思って……ごめん、兄上。
我が国にとっても、この国の方にとっても、白という色は神聖な色なのだろうな……。結婚も儀式だ。神聖な心で、貴方のものになるという想いが込められているのかもしれない。
「ジュリアちゃんの婚礼も、とても素晴らしかったのです。思い出すだけで、顔がニヤけてしまうのです」
「うるさいな。揶揄うなよ……」
「揶揄ってなどいません。純粋に、ルカ様とご結婚出来て良かったな、という思いからです」
「…………」
……俺も、婚儀の時にチェシリーが選んでくれた純白のドレスを着た……。
すっきりした上半身と、ひざまで身体にぴったりとフィットしていて、裾が人魚の尾ひれのように広がっているドレスだった。S字を思わせる曲線を描き、動く度に身体のラインが強調されるので、女性らしい体のラインが際立って、少しソワソワしたのを覚えている。
チェシリーは「背の高さやスタイルの良さをいかすのにぴったりのデザインなのよ!」とか、言っていたな。そういうチェシリーは、自分の時はAラインのドレスを着ていたように思うけど……。
「ジュリアちゃんのドレスは、シルエットも美しかったのですけれど、背中のリボンの編み込みが腰の装飾に流れるように続いていて、とても美しかったです。背中の美しさ、スタイルの美しさ、脚線美も、今思い出すだけで、ウットリとします」
「ありがとう……」
それに刺繍も美しかったな。
その美しい刺繍がデコルテの美しさを際立たせ、胸が大きくても下品にならない作りだった。
立った時に、床にまで伸びる美しい尾ひれのようなスカートと、細部までこだわり抜かれた美しい刺繍。
着飾る……というのを好まない俺でも、着ていて嬉しくなった。
嬉しくて、婚儀が終わっても暫くは脱げなかった。
…………。
それなのに、それなのに、ルカはそのドレスを着ている俺をベッドに運んで……乱したんだ。
ドレスが汚れるから嫌だって言ったのに……。
「これですか? これは三色団子というものです。あと、他によもぎ団子もありますよ。あ……これはお抹茶という飲み物らしいです」
「違う」
俺が聞きたかったのは、シルヴィアちゃんが抱えている菓子のことじゃなくて……。そのお茶を運んでいる透明な物体のことだ。
まるでスライムのようだ。
ロベルトの魔法だろうか……。
「そのスライムみたいなやつは何ですか?」
「これはスライムですよ。水饅頭みたいで、美味しそうでしょう? あ、本物の水饅頭もありますよ。食べますか?」
「……そんなに菓子持って、どうしたんだよ」
小食のくせに、欲張るんだから……。
俺は、沢山の菓子を持って、俺の部屋に来たシルヴィアちゃんに溜息を吐いた。
チェシリーや兄上たちが公務でいない間、俺の部屋で留守番するのが、もう恒例になりつつある。
「これはロブを見送る為に廊下を歩いていたら、皆様がくださったのです」
運ぶのに大変なので、ロベルトがスライムを貸してくれたと、ニコニコと微笑むシルヴィアちゃんに、俺は「ロベルトって……たまにシルヴィアちゃんに甘いよな。普段はキツいくせに」って、思ってしまった。
「っ、苦っ!」
「あら、大丈夫ですか? そのままだと苦いですよ」
俺がそんな事を考えながら、テーブルに置かれた抹茶というお茶を口に含むと、その濃厚さと苦さに咽せてしまった。あと、熱かった……。
「こちらの国の方は、そのまま飲む方もいるそうですけれど、慣れないと苦いらしいので、ミルクと砂糖をいれて抹茶ラテにして飲む方法を侍女の方に教えて頂きました!」
「最初から、そうしろよ……」
「と言っても……珈琲でも、砂糖もミルクもいれないほうを好む方もいらっしゃいますし。こればかりは聞いてからでないと……」
シルヴィアちゃんは、その熱々の抹茶に砂糖とミルクをいれて、ニコニコと差し出した。
…………確かに、とても飲みやすくはなっていた。
でも珈琲と違って、慣れない飲み物だと分かっているなら、最初から抹茶ラテで良かったと、俺は思う。
「つーか、そのスライム……うにょうにょ動いて、なんだか気持ち悪いですね。ロベルトの事だから、卑猥な事にも使ってそうだ」
「……ジュリアちゃん、もしや興味があるのですか? お貸し致しましょうか? わたくしは好みませんけれど、ルカ様とお使いになられては? このスライムは、触手のような形状にもなれるので、スライムプレイや触手プレイが存分に楽しめますよ。わたくしは嫌いですけれど……。本当に嫌い」
………………。
やっぱりロベルト……使ったんだな。
「……いらないよ。大体、それはロベルトの魔力を具現化したものでしょ? 人の魔力をおいそれと貸すなよ」
「あ、それもそうですね……」
それに……ロベルトは嫌がると思う。
自分の魔力が、俺とルカに卑猥な事に使われたら、多分……いや絶対に嫌がると思う。めちゃくちゃ蔑まれそうだ。
「そんな事より、シルヴィアちゃん。シルヴィアちゃんは、この国に来てから、よく着物っぽい服を着ていますね」
そういえば、今日も着物風ワンピースだ。腰のところに可愛らしい帯が付いている。
胸のところの合わせのデザインや袖が着物みたいで、スカートはアシンメトリーになっていて、少し膨らんでいる。
それにスカートや袖の部分に、レースが施されていてるし、肩にスリットがあって、そこから二の腕がのぞき抜け感を出しているせいか、もう着物ではなく、違う服にも見える。アイボリー色の生地に可愛らしい水玉の柄だし……。
美しい和柄より、こういう可愛らしい柄のほうがシルヴィアちゃんには似合うよな……。チビだし。
可愛い格好しているから、つい皆も菓子をあげたくなったんだろうな。
「そういえば、この国の婚礼衣装を見ましたか? 白無垢と言うそうですよ。完全に真っ白なものから、裾から覗く裏地が赤いものまで、白を基調としていて、どれもとても美しかったです」
柄がないのかと思うと、同系色の糸で美しい刺繍が施されていて、とても美しかったと、シルヴィアちゃんはウットリとしていた。
そういえば、我が国ではチェシリーの前までは婚礼の衣装は白ではなかった。花嫁の実家の権威を示す為に、色鮮やかな様々な色の絹や、ベルベットの布地を基調に、金糸・銀糸の刺繍の縫い取りがあって、とてもゴテゴテしている豪奢なドレスだった。
まあ、チェシリーがそういうものを好まない性格なのは知っていたけど……実際の婚儀の時に純白なドレスで現れたから、正直なところ驚いた。
よく皆が許したな……と。
だけど、思ったより良かったらしく、それが流行となり、チェシリー以降は皆が純白なドレスを着るようになった。
あの時、流行を生んだチェシリーは王太子妃として立派だったと思う。
兄上も、「白というのは、何ものにも染められていない。染まっていない。今から私色に染まってくれるのだと……染めて良いのだと言われているみたいで、とても嬉しいよ」とか言っていた。
「この国では婚礼衣装に、婚家の嫁として、嫁いだ先の家風に染まるという意味や清廉潔白などの意味が込められているそうなのですよ」
婚家の色に染まる?
あながち……兄上の言っている事は間違いではなかったのか……。
自分色に染めたいとか、変態だなって思って……ごめん、兄上。
我が国にとっても、この国の方にとっても、白という色は神聖な色なのだろうな……。結婚も儀式だ。神聖な心で、貴方のものになるという想いが込められているのかもしれない。
「ジュリアちゃんの婚礼も、とても素晴らしかったのです。思い出すだけで、顔がニヤけてしまうのです」
「うるさいな。揶揄うなよ……」
「揶揄ってなどいません。純粋に、ルカ様とご結婚出来て良かったな、という思いからです」
「…………」
……俺も、婚儀の時にチェシリーが選んでくれた純白のドレスを着た……。
すっきりした上半身と、ひざまで身体にぴったりとフィットしていて、裾が人魚の尾ひれのように広がっているドレスだった。S字を思わせる曲線を描き、動く度に身体のラインが強調されるので、女性らしい体のラインが際立って、少しソワソワしたのを覚えている。
チェシリーは「背の高さやスタイルの良さをいかすのにぴったりのデザインなのよ!」とか、言っていたな。そういうチェシリーは、自分の時はAラインのドレスを着ていたように思うけど……。
「ジュリアちゃんのドレスは、シルエットも美しかったのですけれど、背中のリボンの編み込みが腰の装飾に流れるように続いていて、とても美しかったです。背中の美しさ、スタイルの美しさ、脚線美も、今思い出すだけで、ウットリとします」
「ありがとう……」
それに刺繍も美しかったな。
その美しい刺繍がデコルテの美しさを際立たせ、胸が大きくても下品にならない作りだった。
立った時に、床にまで伸びる美しい尾ひれのようなスカートと、細部までこだわり抜かれた美しい刺繍。
着飾る……というのを好まない俺でも、着ていて嬉しくなった。
嬉しくて、婚儀が終わっても暫くは脱げなかった。
…………。
それなのに、それなのに、ルカはそのドレスを着ている俺をベッドに運んで……乱したんだ。
ドレスが汚れるから嫌だって言ったのに……。
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