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37.目覚め(ジュリア視点)
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その後、俺は……1週間ほど寝ていたらしい。
魔法陣が光った後からは、正直なところ……全く覚えていないんだ。
そして、今……俺が「よく寝た……」と欠伸をしながら起き上がったら、驚いた顔のルカと目が飛び出しそうなくらいに目を見開いたチェシリーが目の前にいた。
「お、おはよ……」
「おはよう……ではありません。まったく……貴方という方は……」
「ジュリアちゃん、全然起きないからとても心配したのよ! それなのに、よく寝た……と言って普通の顔をして起きるのだもの。とても驚くじゃない!」
「あ……ごめん……」
その後、2人から切々と俺が眠っていた時の話をされた。チェシリーは泣きながら、俺が魔法陣の中で苦しんでいたのだと話してくれた。「何もしてあげられなくて、ごめんなさい」と言われたけど……側にいてくれているだけで充分なんだから、謝らないで欲しい。
「ずっと付いていてくれたんですよね? チェシリー、ありがとう」
「いえ、良いのよ。待っててね、フィリップを呼ぶから」
「あ、待って……待ってください。まずはルカと話がしたいんです。その後でも良いですか?」
「ええ、なら話が終わったら呼んでね。私はフィリップに報告してくるから……」
ニコニコと快く了承してくれたチェシリーにお礼を言って、俺は黙って俺を見ているルカに、気恥ずかしさを隠す為にエヘヘと笑って、「ただいま……」と言った。
「……遅過ぎます」
「ごめん……」
「この一週間……柄にもなく後悔をしてしまいました。このまま貴方を失ってしまうのではないかと……目覚めない貴方を見て……とても怖かった。女性になる事を許可しなければ良かったとさえ思ってしまいました」
ルカは、とても悲しそうな……とても困ったような……顔をしながら、俺をギュッと抱き締めてくれた。
ごめん……そんなにも心配してくれてたのに……。
俺……起き方……間違えてたかも。もう少し、神妙に起きるべきだったかも……。
「ルカ、ごめん。でも、ルカが信じて待っていてくれたから……わ、私はこうやって女になれました。目覚める事が出来たんだと思う」
ありがとう! と言って、ルカに抱きつくと力強く抱き締めてくれた。
どれだけ苦しくても、どれだけ辛くても、この選択を取って良かったと俺は思っている。ジュリアになるという事は、正真正銘ルカの妻になれたという事だ。
ジュリオ……はもう消えた。
これからはジュリアとして……ルカの妻として生きていきたい。
「ジュリア、良く頑張りましたね。今日は、沢山褒めてやらなければならないようですね」
ルカの抱き締めてくれる腕の強さや感じる体温の暖かさが、とても心地良い。
女になれた事実と、ルカの腕の心地良さで、俺を多幸感が包んでいる気がする。幸せ、だと心から思える。心から良かったと思える。
「ジュリア。では、陛下をお呼びしましょうか?」
「そう、ですよね。兄上にも、元気な姿を見せてあげないと」
その後、兄上とチェシリーが部屋に訪ねてくれて、色々と体の事を気遣ってくれた。
それだけじゃなく宮廷侍医まで呼んで、診察までしてくれた。
診察……子供を作る上で異常がないかまで、診られてしまった。つまり、内診までされた……。
俺は絶対に嫌だと言ったけど、ルカも兄上もそれを許してくれなかった。何か、知らないおっさんにアソコ触られるのって、抵抗がすげぇんだけど……。いや、知ってるおっさんだけど。
女の人って凄いな……。こんな事に耐えてるんだな。
絶対、嫌だと思うんだけど。
チェシリーは「最初は恥ずかしかったけれど、必要な診察だと思えば、そんなに嫌だと思わなくなったわ」と笑っていた。女の人は強いな、と思った。
「兄上……ありがとう、ございます」
「良いんだよ。これからは立派な淑女になれるように頑張るんだよ」
「は、はい!」
診察が全て終わって……兄上にお礼を言うと、兄上が優しく微笑みながら頭を撫でてくれた。
優しい。
兄上は優しいんだ。
俺がずっと拒絶してきただけで……本当はずっと見守ってくれていた。こうやって、いつでも手を差し伸べてくれる。
和解出来て良かった……やり直せて良かった……。
心からそう思える。
その後、ロベルトとシルヴィアちゃんも来てくれた。
シルヴィアちゃんは心配してくれていたのか、部屋に飛び込む様に入ってきて、ちょっとビックリした。ロベルトは何も言わずにシルヴィアちゃんの隣に立って、俺を見ていただけだった。
やっぱり……愚か者、と思っているのかもしれない。
「……姉上」
「へ? は、はい!」
それなのに突然名を呼ばれて、俺は声が裏返ってしまいそうになった。
ロベルト?
「君の覚悟は分かったよ。けど、あまり無茶をするのは愚か者のする事だよ」
「ごめん……。けど、私はどんな無茶をしてもルカの妻になりたかったんです。ルカの子が欲しいと思ったんです」
「……まあ、ルカがそれで良いなら僕は構わないよ。それより、早く元気になりたまえ。ベッドの上の君を見ていると、何故か調子が出ないよ」
「……ロベルト?」
え……っと、これはまさか……心配? 心配してくれているのか?
俺が恐る恐るロベルトの顔を見ると、ロベルトが「そんなに見つめないでくれたまえ。鬱陶しい」と言ったから、俺はさっきの考えをペッと捨てた。
やっぱり勘違いだ。
コイツが心配なんてする訳ない。
「それにしても禁忌の術の記憶がないなんて……どういう事なのですか? あんなに苦しんでいたのに……」
「人間という生き物は都合の良いところがあるからね。あのような身が引き裂かれる様な苦しみを覚えていると、心が壊れると思ったのかもしれないね。忘却は……人間に備わっている防衛本能だよ、シシー」
忘却は防衛本能……?
俺はチェシリーの疑問に答えている兄上の話を聞きながら、よく分からないままフムフムと頷いた。
「はっ。何も分かっていない顔で、さも分かっているかの様に頷くのはやめたまえ」
「…………」
やっぱり、ロベルトが心配してくれるなんて……幻想だった。
相変わらず、ムカつく奴だ……。
「ロブ、駄目ですよ。ジュリアちゃんは、とても頑張ったのですから、その様な言葉ではなく、優しい言葉を掛けてあげて下さいませ! 労って下さい!」
「いや、でも……」
「でも、ではありません!」
おお! ロベルトがシルヴィアちゃんに押されてる。
結局、偉そうにしていてもシルヴィアちゃんには弱いんだな。
俺が2人を見ながらニヤニヤしていると、ロベルトは不満そうに……「よく頑張ったと思うよ。愚姉のわりには……」と言ってくれた。
「ロベルト、ありがとう。これからは、姉と弟として仲良くして欲しい。出来れば、過去の蟠りを少しずつ無くしていきたいです」
俺がロベルトの手をギュッと握ると、ロベルトは「考えておくよ……」と小さく言った。手が振り払われなかったから、多分拒絶されていないのだと思う。
「さあ! この後は楽しい旅行ですよ! ロベルト様、是非ともその旅行中にジュリアちゃんと仲良くなりましょうね!」
突然、チェシリーが俺たちの手を握りながらそう言った。ロベルトは「やめてくれたまえ」と言いながら、チェシリーの手は振り払っていた。
「ロベルト。シシーの手を振り払うなんて、酷いよ。ちゃんと謝って」
すると、すかさず兄上がチェシリーの代わりに文句を言ったから、俺は笑ってしまった。
嗚呼、幸せだ。
少し前までは、こんな幸せ……考えられなかった。
ルカがあの日……俺に教育と称して、手を出し……いや、手を差し伸べてくれて、本当に良かった。ずっと呆れずに俺に付き合って……俺の心が変わるまで、根気よく接してくれて、本当に良かった。
ルカ、愛してる。
本当に、俺には勿体ない奴だよ……。
でも、もう絶対にその手を離さない。
俺はルカのものだから。ずっと……これから先も一緒に生きていく。
俺はヘヘッと笑いながら、ルカの手をギュッと握った。
◆後書き◇
やっとジュリアちゃんが、本物の女性になりました!!╰(*´︶`*)╯♡
そして、次はリクエスト頂いていた温泉です! 旅行です! 皆でワイワイきゃっきゃっ、しましょうね!!
魔法陣が光った後からは、正直なところ……全く覚えていないんだ。
そして、今……俺が「よく寝た……」と欠伸をしながら起き上がったら、驚いた顔のルカと目が飛び出しそうなくらいに目を見開いたチェシリーが目の前にいた。
「お、おはよ……」
「おはよう……ではありません。まったく……貴方という方は……」
「ジュリアちゃん、全然起きないからとても心配したのよ! それなのに、よく寝た……と言って普通の顔をして起きるのだもの。とても驚くじゃない!」
「あ……ごめん……」
その後、2人から切々と俺が眠っていた時の話をされた。チェシリーは泣きながら、俺が魔法陣の中で苦しんでいたのだと話してくれた。「何もしてあげられなくて、ごめんなさい」と言われたけど……側にいてくれているだけで充分なんだから、謝らないで欲しい。
「ずっと付いていてくれたんですよね? チェシリー、ありがとう」
「いえ、良いのよ。待っててね、フィリップを呼ぶから」
「あ、待って……待ってください。まずはルカと話がしたいんです。その後でも良いですか?」
「ええ、なら話が終わったら呼んでね。私はフィリップに報告してくるから……」
ニコニコと快く了承してくれたチェシリーにお礼を言って、俺は黙って俺を見ているルカに、気恥ずかしさを隠す為にエヘヘと笑って、「ただいま……」と言った。
「……遅過ぎます」
「ごめん……」
「この一週間……柄にもなく後悔をしてしまいました。このまま貴方を失ってしまうのではないかと……目覚めない貴方を見て……とても怖かった。女性になる事を許可しなければ良かったとさえ思ってしまいました」
ルカは、とても悲しそうな……とても困ったような……顔をしながら、俺をギュッと抱き締めてくれた。
ごめん……そんなにも心配してくれてたのに……。
俺……起き方……間違えてたかも。もう少し、神妙に起きるべきだったかも……。
「ルカ、ごめん。でも、ルカが信じて待っていてくれたから……わ、私はこうやって女になれました。目覚める事が出来たんだと思う」
ありがとう! と言って、ルカに抱きつくと力強く抱き締めてくれた。
どれだけ苦しくても、どれだけ辛くても、この選択を取って良かったと俺は思っている。ジュリアになるという事は、正真正銘ルカの妻になれたという事だ。
ジュリオ……はもう消えた。
これからはジュリアとして……ルカの妻として生きていきたい。
「ジュリア、良く頑張りましたね。今日は、沢山褒めてやらなければならないようですね」
ルカの抱き締めてくれる腕の強さや感じる体温の暖かさが、とても心地良い。
女になれた事実と、ルカの腕の心地良さで、俺を多幸感が包んでいる気がする。幸せ、だと心から思える。心から良かったと思える。
「ジュリア。では、陛下をお呼びしましょうか?」
「そう、ですよね。兄上にも、元気な姿を見せてあげないと」
その後、兄上とチェシリーが部屋に訪ねてくれて、色々と体の事を気遣ってくれた。
それだけじゃなく宮廷侍医まで呼んで、診察までしてくれた。
診察……子供を作る上で異常がないかまで、診られてしまった。つまり、内診までされた……。
俺は絶対に嫌だと言ったけど、ルカも兄上もそれを許してくれなかった。何か、知らないおっさんにアソコ触られるのって、抵抗がすげぇんだけど……。いや、知ってるおっさんだけど。
女の人って凄いな……。こんな事に耐えてるんだな。
絶対、嫌だと思うんだけど。
チェシリーは「最初は恥ずかしかったけれど、必要な診察だと思えば、そんなに嫌だと思わなくなったわ」と笑っていた。女の人は強いな、と思った。
「兄上……ありがとう、ございます」
「良いんだよ。これからは立派な淑女になれるように頑張るんだよ」
「は、はい!」
診察が全て終わって……兄上にお礼を言うと、兄上が優しく微笑みながら頭を撫でてくれた。
優しい。
兄上は優しいんだ。
俺がずっと拒絶してきただけで……本当はずっと見守ってくれていた。こうやって、いつでも手を差し伸べてくれる。
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その後、ロベルトとシルヴィアちゃんも来てくれた。
シルヴィアちゃんは心配してくれていたのか、部屋に飛び込む様に入ってきて、ちょっとビックリした。ロベルトは何も言わずにシルヴィアちゃんの隣に立って、俺を見ていただけだった。
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俺はチェシリーの疑問に答えている兄上の話を聞きながら、よく分からないままフムフムと頷いた。
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「いや、でも……」
「でも、ではありません!」
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俺がロベルトの手をギュッと握ると、ロベルトは「考えておくよ……」と小さく言った。手が振り払われなかったから、多分拒絶されていないのだと思う。
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突然、チェシリーが俺たちの手を握りながらそう言った。ロベルトは「やめてくれたまえ」と言いながら、チェシリーの手は振り払っていた。
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すると、すかさず兄上がチェシリーの代わりに文句を言ったから、俺は笑ってしまった。
嗚呼、幸せだ。
少し前までは、こんな幸せ……考えられなかった。
ルカがあの日……俺に教育と称して、手を出し……いや、手を差し伸べてくれて、本当に良かった。ずっと呆れずに俺に付き合って……俺の心が変わるまで、根気よく接してくれて、本当に良かった。
ルカ、愛してる。
本当に、俺には勿体ない奴だよ……。
でも、もう絶対にその手を離さない。
俺はルカのものだから。ずっと……これから先も一緒に生きていく。
俺はヘヘッと笑いながら、ルカの手をギュッと握った。
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