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16.ロブが酷いのです(シルヴィア視点)

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「んぅ……んんっ、ふ……ぁっ」
「シルヴィア。では、そのまま口淫して貰おうかな」


 口淫? 口淫ってロブのを舐めるという事ですよね?
 舐めるのは良いのですけれど、オモチャがナカに入っていて、今それどころではないのですけれど……。

「こちらに来たまえ」

 ロブはベッドのヘッドボードにもたれ掛かり、わたくしはロブの脚の間ではなく、横側に四つん這いになる形で、ロブにオモチャが入っているところがよく見えるようにお尻をを向けながら、口でするように命じました。


 この体勢だと色々丸見えですし、それに……ロブがわたくしに触りたい放題なのです。

 ……わたくし、ちゃんと口で出来るでしょうか? ただでさえ、オモチャで感じてしまっているのに、不安です。


「ほら、早く舐めたまえ」
「ふっ……んぅ、ひあ……待っ、手……っ、触っちゃ、だめっ……ああっ」


 ロブは、わたくしの胸に手を伸ばし、ゆっくりと胸の蕾を指で転がしました。


 ロブはとても満足そうですけれど、わたくしは今触れられると、それどころではなくなるので、触らないで欲しいのです。
 わたくしは体をビクビクと震わせながら、ゆっくりと舌を這わせました。裏筋を舐めたり、先を咥え、舌でチロチロと舐めていると、ロブが急にわたくしの頭をおさえました。


「それでは日が暮れるよ」
「で、ですが……ロブの手と、オモチャのせいで……あっ、んぅ……待っ、やめ……ゆっく、り……させてっ」


 それなのに、ロブはわたくしの顎を掴み口を大きく開かせ、口の中に無理矢理ロブのロブを押し込みました。


「んんっ!!」
「手が離れているよ」

 それだけじゃなく、苦しくてオモチャから手が離れてしまったわたくしのお尻をパシーンと叩き、突然オモチャを動かし始めました。

 やだっ、やめて……今、オモチャを動かさないで……。


「んんっ!!  んう!  んん!! ひゃめっ……んんっ!」

 オモチャで的確にわたくしの弱いところを擦り上げ、奥を穿うがたれると、苦しいのに大きな快感が……わたくしを襲いました。

 やだ……奥に押し当てないで……。
 駄目……そんな事をしたら……。


「シルヴィア、口いっぱいに僕のモノを咥え込み、喉の奥まで犯されて気持ちが良いのかい?」
「んんぅ、んんっ!!」


 違います。
 違うの……ロブが奥に押し当てるから……。


 否定をしたいのに、頭を押さえられているわたくしでは何も言えませんし、首を横に振る事も出来ません。

 やめて……やだっ……奥、グリグリしないで……。


「シルヴィア、返事は? ああ、僕のモノが入っているから答えられないかな」


 ロブの嘲笑を含む言葉に、わたくしは涙が止まりませんでした。

 酷い……酷いのです……。

 
「んぅ……んんっ、ふ……んぅ、ぅっ……ふ、ぁっ」


 わたくしがロブのお召し物をギュッと掴みながら、必死に快感と苦しさに耐えていると、ロブはじゅぷっ、と抽送を始めました。

 入り口ギリギリまで引き抜かれ、内壁を擦られながら、奥を抉るように動かされると、我慢が出来なくなってしまうのです。

 このままでは、ロブのモノを咥えながら、オモチャでイカされてしまうと思ったわたくしは、必死で口からロブのモノを抜こうと致しました。

 ですが、頭を押さえられながら、無理矢理わたくしの頭を動かすように喉の奥を犯されているので、それは叶いませんでした。


 その瞬間、またお尻をパシーンと叩かれてしまいました。

「───っ!!」
「今、逃げようとしたのかい?」

 ロブの冷たい声と見下ろす目に背筋に緊張が走り、体が冷えていく気すら致しました。

 違うの……やめて欲しくて……わたくし……。


「んぅ!  んっ……んん!! ち、がっ……ふぁ、っ、なひへ……んんっ、ひゃめへっ」
「何を言っているのか分からないよ。もっと、しっかりと喋りたまえ。ほら、ナカがキュウキュウして内股がビクビクしてきたよ。もうイキたいのかい?」



 やだやだ……絶対にこんなのでイキたくないの……。
 わたくしがそう思っても、わたくしの体はロブに教え込まれていて、ロブの手にいとも容易く堕ちてしまうのです。

 そこにわたくしの意思はないの……かもしれません……。

 ロブに抱いて頂く事は勿論大好きですが、こういうのは嫌なのです。それなのに……もう我慢が出来ないのです。イッてしまいそうなの……。


「シルヴィア、僕に両方の口を犯されながら淫らにイキたまえ」
「んんっ! やっ、やぁっ……」


 嫌……イッちゃう。イッちゃうの……。


「─────っ!!」


 あ……イッ……イッてしまいました……。

 わたくしはロブに喉の奥を犯されながら、オモチャで奥を穿うがたれて、イッてしまいました。わたくしがイクのと同時にロブも喉の奥に出したので、わたくしは咽せて、溺れそうになってしまいました。


 少し鼻に入ってしまった気がします……。


「飲みたまえ」


 わたくしが「えっ?」と思った瞬間、ロブがわたくしの口を手で塞ぎ、まるで喉をなぞるように首に触れました。

 飲むのは嫌なのです。だって美味しくないのですもの……。
 最初の頃と違って……飲む事を強要される事はなかったのに……。


 何故なのですか? ロブ……。

「二度も言わせないでくれたまえ。シルヴィアは本当に愚図だね」


 酷い……。

 わたくしが、イヤイヤと首を振るとロブはわたくしの首をグッと押さえました。


「飲みたまえ」

 その冷たい声に涙が止まりませんでした。
 わたくしが泣きながら嚥下すると、漸くロブがわたくしから手を離して下さいました。

 ベッドの上に無造作に投げ出された、グチャグチャになったオモチャと、シーツに落ちたわたくしの涙を見ると、とても情けない心持ちになりました。


◆後書き◇

 そろそろ仲直りした方が良いかも……。私、やり過ぎてませんか?

 このまま最後までするか、仲直りをするかで悩みますね_(:3 」∠)_
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