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番外編
ごめんなさい
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「やっ、フィリップ……待って」
「駄目だよ、シシー。君は懐妊中なのに、私の弟といえど内緒で会うなんて……」
「ごめんなさい……フィリップ、やっ、待っ、ああっ!」
フィリップが私を咎めながら、私のドレスの中に手を忍ばせて太ももを撫でている。段々と際どいところに上がってくるフィリップの指に、私はドキドキしながらフィリップの手を掴んだ。
それなのに、フィリップは私が「あっ!」と思った時には秘所を指でなぞってしまった。
「ひあっ!」
いけないのに……今はフィリップとお話をしないと駄目なのに、体をゾクゾクとしたものが走ってしまった。
駄目。駄目なの。
首を小さく横に振っても、フィリップはやめてくれない。
フィリップ、怒っているの?
「シシー、どうしたの? 何故、こんなに濡らしているの? 今は話している最中なのに……」
「……あっ! だ、だって……っ、っんん」
「だって……何?」
「フィリップが、触るからっ、ぁっ、だ、だめ……そこ触っちゃ、ひゃぁ」
フィリップは私の耳を舐めながら、秘所の敏感なところの薄皮を剥き、指で挟んで擦り上げた。
小さな悲鳴が上がり、私がビクビクと体を震わせると「シシーはいけない子だね」とフィリップが耳を甘噛みした。
もうイッてしまいそう……駄目なのに……。
私ったら、どうして我慢ができないの……。フィリップは怒っているのに、もっとして欲しくて堪らないなんて……。
私、はしたない……。
「フィリップ……フィリップ……ッ、おねがい、しますっ」
「ふっ、困った子だ」
私が泣きそうな声で、何とか願いを絞り出すと、フィリップは私のナカに指を挿れ、私の弱いトコロを擦り上げた。
「ああっ!!」
私はそれだけでイッてしまい、ビクビクと体を震わせながら、もうフィリップが怒っているだとか……そんな事がどうでも良くなって来そうだった……。
でも、こんな事で有耶無耶にするなんて悪い事だ。ちゃんと謝らないと……。
「フィリップ……ごめんなさい、許して……っ、お願い、します……フィリップを怒らせる、つもりじゃなかったの……っ」
「……そんな事は分かっているよ。私も、シシーの行動を制限し過ぎたね。懐妊してるからと言って、あまりにも束縛しすぎたかな? でも、少し淋しくて意地悪をしてしまった……」
フィリップが私の頭を撫で、困ったように笑ったから、私は慌てて首を振った。
そんな事はない。
フィリップが私を守ってくれているのは、とても嬉しいことで、やり過ぎだとか……そういうのはない。悪いのは私だ。
「フィリップ、そんな事はありません。私、嬉しいの。嬉しいのです。だから、そんな顔をしないでください」
ごめんなさい、ごめんなさい、フィリップ。
フィリップを傷つけるつもりなんてなかったのに……。
でも、私はもう一つフィリップに嘘をついている。
ジュリオと会うつもりだという事を言えないでいる。
お願いだから、今回だけは許して欲しい。
この一回きりにするから。その後は、ちゃんと良い子にするから。
だけれど、話さないのはいけない気がした。
もしも、内緒で会った事が分かった時に、フィリップをとても傷つけてしまう気がした。
「フィリップ、どうしたら許してくれますか? 私、フィリップと仲直りがしたいの」
「違う、違うんだ。最初からシシーを怒ってはいないよ。嫉妬をして当たってしまっただけだよ。ちゃんと話さずに感情に任せてシシーを抱こうとしてしまった。すまない、シシー。シシーこそ、私を許してくれる? 仲直りして欲しい」
フィリップは「すまない、シシー」と何度も言って、私を抱き締めてくれたから、私は首を横にフルフルと振った。
「ごめんなさい、フィリップ。ごめんなさい」
「シシー、どうしたの? そんなに謝らなくて良い。悪いのは感情に任せて、シシーを抱こうとした私だよ」
「違います。私……私……今日、ロベルト様を呼んだのはジュリオに会わせて貰う為だったんです。私、どうしてもお話がしたくて……でもフィリップは嫌がると思って……。だけど、どうしても一度ちゃんと話がしたかったんです」
私が思わず泣き出すと、フィリップが「大丈夫だよ」と慰めるように背中をさすってくれた。
フィリップは怒らなかった。
優しく、何度も「大丈夫だよ」と言ってくれた。
「フィリップ……怒っていないのですか?」
「シシーがジュリオを切り捨てられない事くらい分かっているよ。それでも、ジュリオを遠ざけたのは私のワガママだから……」
「ワ、ワガママなどではありません! フィリップが心配してくれている事の意味は分かっています。ジュリオは、それだけの事をしました。だけれど、今回は私のワガママです。お願いします、今回だけ……一度で良いからお話をさせて下さい」
私が頭を下げると、フィリップは「仕方がないな……」と小さく呟いて、私をギュッと抱き締めてくれた。
フィリップは、話せば分かってくれる。
それなのに、私ったら内緒で会おうとしていたなんて……。
「今回だけだよ。それで、どうやって会うつもりだったんだい? 一応、私に隠す方法を考えていたんだろう?」
教えて? というフィリップに、実は……と話し出すと、フィリップはお腹を抱えて笑い出した。
「そ、そんなに笑わなくても……」
そんなに変かしら?
そういえば、ロベルト様も変な顔をしていた……。
でも、でも……。
「ジュリアちゃんか……。それは良いね。私も是非とも見てみたいな」
「でも、フィリップが出てくると……」
ジュリオが萎縮して、本音を聞き出せない気がするの……。
「一応、ルカからある程度の報告は受けているよ。かなり変わったようだし、もうあのような愚かな真似はしないだろうね。だから、影からロベルトとルカとそのお茶会とやらを見物するのも悪くないかな」
フィリップは、クスクス笑いながらそう言った。
とても楽しそうにフィリップが笑っているのだから、良いのかしら? フィリップも近くで見守れるなら安心だろうし……、ジュリオには悪いけれど……その形でも良いかもしれない。
「あ……では、ロベルト様にジュリオがジュリアちゃんになる必要はないと伝えないと」
「良いよ、そのままで。私は是非とも弟が妹になったところが見たいな」
「もうフィリップったら……。ジュリオが知ると怒りますよ」
「大丈夫だよ、ジュリオには私に怒る資格なんてないから」
フィリップがずっと笑っている。
そんなにもジュリアちゃんが面白かったのかしら?
「駄目だよ、シシー。君は懐妊中なのに、私の弟といえど内緒で会うなんて……」
「ごめんなさい……フィリップ、やっ、待っ、ああっ!」
フィリップが私を咎めながら、私のドレスの中に手を忍ばせて太ももを撫でている。段々と際どいところに上がってくるフィリップの指に、私はドキドキしながらフィリップの手を掴んだ。
それなのに、フィリップは私が「あっ!」と思った時には秘所を指でなぞってしまった。
「ひあっ!」
いけないのに……今はフィリップとお話をしないと駄目なのに、体をゾクゾクとしたものが走ってしまった。
駄目。駄目なの。
首を小さく横に振っても、フィリップはやめてくれない。
フィリップ、怒っているの?
「シシー、どうしたの? 何故、こんなに濡らしているの? 今は話している最中なのに……」
「……あっ! だ、だって……っ、っんん」
「だって……何?」
「フィリップが、触るからっ、ぁっ、だ、だめ……そこ触っちゃ、ひゃぁ」
フィリップは私の耳を舐めながら、秘所の敏感なところの薄皮を剥き、指で挟んで擦り上げた。
小さな悲鳴が上がり、私がビクビクと体を震わせると「シシーはいけない子だね」とフィリップが耳を甘噛みした。
もうイッてしまいそう……駄目なのに……。
私ったら、どうして我慢ができないの……。フィリップは怒っているのに、もっとして欲しくて堪らないなんて……。
私、はしたない……。
「フィリップ……フィリップ……ッ、おねがい、しますっ」
「ふっ、困った子だ」
私が泣きそうな声で、何とか願いを絞り出すと、フィリップは私のナカに指を挿れ、私の弱いトコロを擦り上げた。
「ああっ!!」
私はそれだけでイッてしまい、ビクビクと体を震わせながら、もうフィリップが怒っているだとか……そんな事がどうでも良くなって来そうだった……。
でも、こんな事で有耶無耶にするなんて悪い事だ。ちゃんと謝らないと……。
「フィリップ……ごめんなさい、許して……っ、お願い、します……フィリップを怒らせる、つもりじゃなかったの……っ」
「……そんな事は分かっているよ。私も、シシーの行動を制限し過ぎたね。懐妊してるからと言って、あまりにも束縛しすぎたかな? でも、少し淋しくて意地悪をしてしまった……」
フィリップが私の頭を撫で、困ったように笑ったから、私は慌てて首を振った。
そんな事はない。
フィリップが私を守ってくれているのは、とても嬉しいことで、やり過ぎだとか……そういうのはない。悪いのは私だ。
「フィリップ、そんな事はありません。私、嬉しいの。嬉しいのです。だから、そんな顔をしないでください」
ごめんなさい、ごめんなさい、フィリップ。
フィリップを傷つけるつもりなんてなかったのに……。
でも、私はもう一つフィリップに嘘をついている。
ジュリオと会うつもりだという事を言えないでいる。
お願いだから、今回だけは許して欲しい。
この一回きりにするから。その後は、ちゃんと良い子にするから。
だけれど、話さないのはいけない気がした。
もしも、内緒で会った事が分かった時に、フィリップをとても傷つけてしまう気がした。
「フィリップ、どうしたら許してくれますか? 私、フィリップと仲直りがしたいの」
「違う、違うんだ。最初からシシーを怒ってはいないよ。嫉妬をして当たってしまっただけだよ。ちゃんと話さずに感情に任せてシシーを抱こうとしてしまった。すまない、シシー。シシーこそ、私を許してくれる? 仲直りして欲しい」
フィリップは「すまない、シシー」と何度も言って、私を抱き締めてくれたから、私は首を横にフルフルと振った。
「ごめんなさい、フィリップ。ごめんなさい」
「シシー、どうしたの? そんなに謝らなくて良い。悪いのは感情に任せて、シシーを抱こうとした私だよ」
「違います。私……私……今日、ロベルト様を呼んだのはジュリオに会わせて貰う為だったんです。私、どうしてもお話がしたくて……でもフィリップは嫌がると思って……。だけど、どうしても一度ちゃんと話がしたかったんです」
私が思わず泣き出すと、フィリップが「大丈夫だよ」と慰めるように背中をさすってくれた。
フィリップは怒らなかった。
優しく、何度も「大丈夫だよ」と言ってくれた。
「フィリップ……怒っていないのですか?」
「シシーがジュリオを切り捨てられない事くらい分かっているよ。それでも、ジュリオを遠ざけたのは私のワガママだから……」
「ワ、ワガママなどではありません! フィリップが心配してくれている事の意味は分かっています。ジュリオは、それだけの事をしました。だけれど、今回は私のワガママです。お願いします、今回だけ……一度で良いからお話をさせて下さい」
私が頭を下げると、フィリップは「仕方がないな……」と小さく呟いて、私をギュッと抱き締めてくれた。
フィリップは、話せば分かってくれる。
それなのに、私ったら内緒で会おうとしていたなんて……。
「今回だけだよ。それで、どうやって会うつもりだったんだい? 一応、私に隠す方法を考えていたんだろう?」
教えて? というフィリップに、実は……と話し出すと、フィリップはお腹を抱えて笑い出した。
「そ、そんなに笑わなくても……」
そんなに変かしら?
そういえば、ロベルト様も変な顔をしていた……。
でも、でも……。
「ジュリアちゃんか……。それは良いね。私も是非とも見てみたいな」
「でも、フィリップが出てくると……」
ジュリオが萎縮して、本音を聞き出せない気がするの……。
「一応、ルカからある程度の報告は受けているよ。かなり変わったようだし、もうあのような愚かな真似はしないだろうね。だから、影からロベルトとルカとそのお茶会とやらを見物するのも悪くないかな」
フィリップは、クスクス笑いながらそう言った。
とても楽しそうにフィリップが笑っているのだから、良いのかしら? フィリップも近くで見守れるなら安心だろうし……、ジュリオには悪いけれど……その形でも良いかもしれない。
「あ……では、ロベルト様にジュリオがジュリアちゃんになる必要はないと伝えないと」
「良いよ、そのままで。私は是非とも弟が妹になったところが見たいな」
「もうフィリップったら……。ジュリオが知ると怒りますよ」
「大丈夫だよ、ジュリオには私に怒る資格なんてないから」
フィリップがずっと笑っている。
そんなにもジュリアちゃんが面白かったのかしら?
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