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番外編
ロベルト様の婚礼の儀式
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「ふふん、どうですか? どうですか?」
私は久しぶりに魔法で具現化した馬車の前で胸を張って問いかけた。
今日はロベルト様の婚儀の朝だ。
そして、今は朝の5時。私とフィリップとロベルト様で王宮前の広場で、魔法でカボチャの馬車を具現化中だ。
因みにシルヴィア様は、朝の4時から蒸し風呂や湯浴みやヘアセットや着付けなどで大忙しなので、馬車の用意が朝の5時とか早過ぎない? とか言うのはやめた。
怒られそうなので……。勿論、ロベルト様に。
「金の装飾が美しいよ。シシーは凄いね」
「ヴィアがカボチャの馬車と言った時は、間抜けな馬車になると想像したものだけど、形状はカボチャでも白を基調としていて、装飾が施されていて、思ったより間抜けではなかったね」
フィリップが「シシーはとても素晴らしい」と頭を撫でて褒めてくれている横で、ロベルト様はカボチャの馬車を眺めながら、そう言った。
相変わらずの冷ややかな声音と目に、何故か叱られている心持ちになってしまった。不思議だ。
「…………」
カボチャの馬車を間抜け……だなんて、そんな風に考えるロベルト様が変……なのだと思う。夢がなくて嫌だわ、と思ったけれど、勿論私は呑み込んだ。
口にしたら蔑むような視線付きで、倍になって返ってきそうなので……。私は口を噤んだ。
ロベルト様、怖い。フィリップの弟だとは思えない。
それでも最初に比べたらマシ……ではあるのだけれど。
「私の魔力では1時間程度しか保つ事が出来ません。今日1日維持する為には、フィリップとロベルト様のお力が必要です」
私が気を取り直してそう言うと、2人は頷いて私の魔法の上から魔法を重ねがけしてくれた。
これで、カボチャの馬車は24時間ほど姿を保てると思う。
「ふふっ、まるで夢のようですね。この馬車で神殿に向かい、儀式を行えるなんて、まるで物語の主人公になれたようです。きっとシルヴィア様は喜ばれるでしょうね」
「シシー……」
私の言葉にフィリップが、とてもショックな顔をしたので、私はとても驚いてしまった。
どうしたのかしら?
私、何か間違えた……?
「シシー、すまない。私たちとの婚儀の時、配慮が足りなかったね。一生に一度きりの大切な儀式なのに、シシーの心に残る思い出を作ってあげられなかった……」
「フィリップ……、そんな事はありません。フィリップとの婚儀は今でも大切な思い出です。心にしっかりと残っています」
私が落ち込んでいるフィリップを励ましていると、ロベルト様が冷ややかに……、それはもう凍えそうなくらい冷ややかに……、「くだらない。用がすんだら、さっさと持ち場に戻りたまえ」と言った。
ロベルト様は、何故かとても偉そうに感じる時がある……。王太子であるフィリップより偉そうなのは、弟故なのかしら?
「フィリップ、私たちには私たちのカタチがあるんですよ。私はフィリップとの婚儀を思い出すだけで、今でも幸せいっぱいですよ」
だから元気を出して下さい、と言うと、フィリップは「シシー!」と言って、私に抱きついた。ロベルト様は……勿論冷ややかな目で溜息を吐いている。
「フィリップ、取り敢えず戻りましょう」
「そうだね……」
私がそう促すと、フィリップが柔らかい顔でニコッと笑ってくれた。私もつられてニコッと笑って、フィリップと手を繋いだ。
配慮が足りなかったのは私なのかもしれない。
フィリップは、いつでも沢山幸せをくれるのに……。カボチャの馬車を用意されたシルヴィア様を羨ましがるような発言はいけなかったと思う。
ただ、素敵ですね、と褒めたかっただけで……フィリップとの婚儀が物足りなかったと言ったつもりじゃなかった。フィリップと過ごした日々は婚儀だけじゃなく、全て私にとっては良い思い出だし、幸せな日々だ。
「義姉上! ありがとう。助かったよ」
私たちが背中を向けた瞬間、ロベルト様がそう言ったので、私は驚きすぎて転びそうになってしまった。フィリップが支えてくれたので、転ばなかったけれど。
私は慌てて振り返って、ロベルト様にニコッと微笑んで一礼した。
「ねぇ、フィリップ。ロベルト様って、お礼が言えるのですね」
「それはどういう意味かな? 流石に捻くれていても、ちゃんと感謝が出来る子だよ」
フィリップが苦笑いをしたので、私はふふふと笑って誤魔化しておいた。
だって、ロベルト様が私にお礼を言うイメージがなかったのだもの。寧ろ、叱られたり蔑まれたりするイメージしかなかったのだもの……。
そしてその後は、無事にシルヴィア様に喜んで頂いて、恙無く神殿での儀式諸々が終わった。シルヴィア様は、フィリップがカボチャの馬車を作ったと思っているらしく、感激しながらフィリップにお礼を言っていた。
まあ、維持する為の魔法のほうが大変なので、フィリップにお礼を言う事は概ね間違えていないと思う。私は少し手を貸しただけだ。
……ただ一つ気になる事があるとすれば、フィリップだ。フィリップの表情がキリッとしていて、取っ付き難いと思う。
折角、義妹が可愛らしくお礼を言ってくれているのに、対外的な対応しかしないなんて……。
「フィリップ、何故笑ってあげないのですか?」
「でも、今は婚儀の最中なのだよ。そんなにヘラヘラしていられないよ」
「ですが……少しくらい笑顔で対応してあげれば良いのに」
「そう? では、次から気をつけるね」
私がコソコソとフィリップにそう言うと、フィリップは私に優しげに微笑んで頭を撫でた。
……私はその笑顔をシルヴィア様に向けてあげて、と言っているのだけれど……。
けれど、シルヴィア様はとても可愛らしかった。艶のある茶色の髪に綺麗な翠眼。それにとても華奢で背が低かった。身長が180cmあるロベルト様から25cmも低いらしい。
因みにフィリップもジュリオも背が高い。ロベルト様より少し高いくらいだ。私も170cm代はあるので、シルヴィア様を見ると子供のように見えてしまった。
こんな小さな子を虐めて興奮する……だなんて、やっぱりロベルト様は変、かもしれない。
フィリップはお互い合っているんだろうと言うけれど、気が弱そうだし……嫌だと言えないだけかもしれない……と思ってしまったのだけれど、仲は良さそうなので、一概にフィリップは間違えていないのかもしれない……。
ロベルト様が苦手な私としては、少し意外なのだけれど、人の趣味は様々なので、私は可愛い義妹が出来たことを素直に喜ぼうと思う。
私は久しぶりに魔法で具現化した馬車の前で胸を張って問いかけた。
今日はロベルト様の婚儀の朝だ。
そして、今は朝の5時。私とフィリップとロベルト様で王宮前の広場で、魔法でカボチャの馬車を具現化中だ。
因みにシルヴィア様は、朝の4時から蒸し風呂や湯浴みやヘアセットや着付けなどで大忙しなので、馬車の用意が朝の5時とか早過ぎない? とか言うのはやめた。
怒られそうなので……。勿論、ロベルト様に。
「金の装飾が美しいよ。シシーは凄いね」
「ヴィアがカボチャの馬車と言った時は、間抜けな馬車になると想像したものだけど、形状はカボチャでも白を基調としていて、装飾が施されていて、思ったより間抜けではなかったね」
フィリップが「シシーはとても素晴らしい」と頭を撫でて褒めてくれている横で、ロベルト様はカボチャの馬車を眺めながら、そう言った。
相変わらずの冷ややかな声音と目に、何故か叱られている心持ちになってしまった。不思議だ。
「…………」
カボチャの馬車を間抜け……だなんて、そんな風に考えるロベルト様が変……なのだと思う。夢がなくて嫌だわ、と思ったけれど、勿論私は呑み込んだ。
口にしたら蔑むような視線付きで、倍になって返ってきそうなので……。私は口を噤んだ。
ロベルト様、怖い。フィリップの弟だとは思えない。
それでも最初に比べたらマシ……ではあるのだけれど。
「私の魔力では1時間程度しか保つ事が出来ません。今日1日維持する為には、フィリップとロベルト様のお力が必要です」
私が気を取り直してそう言うと、2人は頷いて私の魔法の上から魔法を重ねがけしてくれた。
これで、カボチャの馬車は24時間ほど姿を保てると思う。
「ふふっ、まるで夢のようですね。この馬車で神殿に向かい、儀式を行えるなんて、まるで物語の主人公になれたようです。きっとシルヴィア様は喜ばれるでしょうね」
「シシー……」
私の言葉にフィリップが、とてもショックな顔をしたので、私はとても驚いてしまった。
どうしたのかしら?
私、何か間違えた……?
「シシー、すまない。私たちとの婚儀の時、配慮が足りなかったね。一生に一度きりの大切な儀式なのに、シシーの心に残る思い出を作ってあげられなかった……」
「フィリップ……、そんな事はありません。フィリップとの婚儀は今でも大切な思い出です。心にしっかりと残っています」
私が落ち込んでいるフィリップを励ましていると、ロベルト様が冷ややかに……、それはもう凍えそうなくらい冷ややかに……、「くだらない。用がすんだら、さっさと持ち場に戻りたまえ」と言った。
ロベルト様は、何故かとても偉そうに感じる時がある……。王太子であるフィリップより偉そうなのは、弟故なのかしら?
「フィリップ、私たちには私たちのカタチがあるんですよ。私はフィリップとの婚儀を思い出すだけで、今でも幸せいっぱいですよ」
だから元気を出して下さい、と言うと、フィリップは「シシー!」と言って、私に抱きついた。ロベルト様は……勿論冷ややかな目で溜息を吐いている。
「フィリップ、取り敢えず戻りましょう」
「そうだね……」
私がそう促すと、フィリップが柔らかい顔でニコッと笑ってくれた。私もつられてニコッと笑って、フィリップと手を繋いだ。
配慮が足りなかったのは私なのかもしれない。
フィリップは、いつでも沢山幸せをくれるのに……。カボチャの馬車を用意されたシルヴィア様を羨ましがるような発言はいけなかったと思う。
ただ、素敵ですね、と褒めたかっただけで……フィリップとの婚儀が物足りなかったと言ったつもりじゃなかった。フィリップと過ごした日々は婚儀だけじゃなく、全て私にとっては良い思い出だし、幸せな日々だ。
「義姉上! ありがとう。助かったよ」
私たちが背中を向けた瞬間、ロベルト様がそう言ったので、私は驚きすぎて転びそうになってしまった。フィリップが支えてくれたので、転ばなかったけれど。
私は慌てて振り返って、ロベルト様にニコッと微笑んで一礼した。
「ねぇ、フィリップ。ロベルト様って、お礼が言えるのですね」
「それはどういう意味かな? 流石に捻くれていても、ちゃんと感謝が出来る子だよ」
フィリップが苦笑いをしたので、私はふふふと笑って誤魔化しておいた。
だって、ロベルト様が私にお礼を言うイメージがなかったのだもの。寧ろ、叱られたり蔑まれたりするイメージしかなかったのだもの……。
そしてその後は、無事にシルヴィア様に喜んで頂いて、恙無く神殿での儀式諸々が終わった。シルヴィア様は、フィリップがカボチャの馬車を作ったと思っているらしく、感激しながらフィリップにお礼を言っていた。
まあ、維持する為の魔法のほうが大変なので、フィリップにお礼を言う事は概ね間違えていないと思う。私は少し手を貸しただけだ。
……ただ一つ気になる事があるとすれば、フィリップだ。フィリップの表情がキリッとしていて、取っ付き難いと思う。
折角、義妹が可愛らしくお礼を言ってくれているのに、対外的な対応しかしないなんて……。
「フィリップ、何故笑ってあげないのですか?」
「でも、今は婚儀の最中なのだよ。そんなにヘラヘラしていられないよ」
「ですが……少しくらい笑顔で対応してあげれば良いのに」
「そう? では、次から気をつけるね」
私がコソコソとフィリップにそう言うと、フィリップは私に優しげに微笑んで頭を撫でた。
……私はその笑顔をシルヴィア様に向けてあげて、と言っているのだけれど……。
けれど、シルヴィア様はとても可愛らしかった。艶のある茶色の髪に綺麗な翠眼。それにとても華奢で背が低かった。身長が180cmあるロベルト様から25cmも低いらしい。
因みにフィリップもジュリオも背が高い。ロベルト様より少し高いくらいだ。私も170cm代はあるので、シルヴィア様を見ると子供のように見えてしまった。
こんな小さな子を虐めて興奮する……だなんて、やっぱりロベルト様は変、かもしれない。
フィリップはお互い合っているんだろうと言うけれど、気が弱そうだし……嫌だと言えないだけかもしれない……と思ってしまったのだけれど、仲は良さそうなので、一概にフィリップは間違えていないのかもしれない……。
ロベルト様が苦手な私としては、少し意外なのだけれど、人の趣味は様々なので、私は可愛い義妹が出来たことを素直に喜ぼうと思う。
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