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本編
17.殿下の御心
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少しずつ気持ち悪さが引いて、息が整ってきたので、わたくしは机の下から出ようと致しました。それなのに、殿下の手により阻まれてしまい、わたくしは困惑致しました。
わたくし、殿下とお話をしたいのに……。
だって、殿下は我が家に婿に入って下さると仰いました。一人娘のわたくしに気遣って下さったとは言え、王族の方が我が家になんて……身の程知らずな事だというのは分かっています。
けれど……殿下はそれでも良いと仰いました。
ですが、今の殿下方のお話だと、それは嘘だという事になります。
跡継ぎとなる子の懐妊か、もしくは養子か……。最初から、そのような無理難題を迫るおつもりで、わたくしを婚約者にしたのですか?
わたくしだけでなく、お父様達にまで無理をさせるおつもりなのですか?
せめて話し合うという選択肢はなかったのですか?
「僕はシルヴィアと共に少し休憩するよ。君たちも、少し休みたまえ。呼ぶまで、此処には近寄らぬように」
「畏まりました」
殿下のお言葉で、皆が執務室から出て行きました。
扉が閉まる音と共に、殿下がわたくしに出てくるように仰ったので、わたくしは涙を擦りながら、机の下から出ました。
「何故、泣いているんだい?」
「殿下……お約束が違います……。わたくしが殿下の婚約者となる事が、お父様達の負担になるのなら、わたくし……殿下の婚約者ではいられません……」
「あれは僕の考えではなく、父上の……陛下の考えだよ。僕としては……跡取りが産まれず、適当な養子も見つからないのであれば、考えても良いとは思っているよ」
ですが……命じたと仰いました。
陛下からのご命令を拒否する事など……我が家には不可能なのです。それはもう決定事項のようなものです。
「侯爵家が存続するのであれば、形はどうあれ、構わないだろう? 親戚筋から養子を迎え、跡取りとする事は珍しい話でもない。何を泣く事があるのか、理解出来ないな」
「だって……最初に交わした約束を容易く違えるのなら、この5日間のお約束もいずれ違えるのではないですか? わたくし……殿下を信じて良いのか分からなくなりました」
わたくしの言葉に、殿下は大仰に溜息を吐き、「面倒な事を言わないでくれ」と仰いました。
面倒な事……。
胸にチクリと棘のようなものが刺さった気が致します。
「必要であれば、その案も考慮する。問題がなければ、君を妃として娶る。僕から言える事は、それだけだ」
「殿下……」
「今はこれ以上、この話をするつもりはない。理解したまえ」
…………殿下には分からないのです。
何の相談もなく、そのような大切な事を決めないで欲しかったのです。陛下のお考えならば仕方がないのかもしれません……けれど、一言だけでも、わたくしに話して欲しかったのです。
2人の将来の事を命令で終わらせて欲しくなかったのです……。
けれど、殿下からすれば、わたくしは奴隷。それ以上でもそれ以下でもないのです……。
悲しいのです……。
「シルヴィア。顔でも洗ってくると良い。今の君の顔は、とても酷いよ」
「っ……申し訳ございません……」
わたくしは殿下に一礼し、殿下のお部屋へと下がりました。
部屋に入って、わたくしは言いつけ通りに顔を洗わずにベッドに突っ伏して泣きました。
殿下の御心の中に、ほんの少しでも己がいない事が悲しくて泣いてしまいました……。
わたくしは殿下の『もの』。話し合う必要のない『物』。人ではないのです……。
◆
「…………ん」
わたくし、どうやら泣き疲れて眠ってしまったようです。
……どうしましょう。殿下に叱られてしまいます。
嗚呼、一体どれ程の時間が経ったのでしょうか? わたくし、どれくらい寝ていましたか?
「起きたのかい?」
その声にドキリと心臓が跳ねると、殿下がわたくしの髪を撫でました。
「も、申し訳ございません……わたくし……」
「そんなに泣く程、君が侯爵家を継ぐ事を望んでいたとは思わなかったよ」
「え?」
………………。
そうかもしれませんけれど、違うのです。わたくしが泣いたのは……そうではないのです。
家の事は勿論大切なのですけれど、もう変えようがない事なのだとしても、話し合って欲しかったのです。
それは、わたくしのワガママですか?
「殿下……わたくしが泣いたのは、殿下がわたくしとの将来を……命令などで終わらせたからです。2人の将来は2人で考え決めたかったのです……」
奴隷の分際でと思われるかもしれませんが、それでも悲しかったのです。
「……シルヴィア。本来なら僕は、君を娶る事は許されないんだよ」
「え? どういう事ですか?」
その言葉に弾かれたように顔を上げ、殿下を見ると殿下は困ったように笑いました。
「この国に魔法がある事は知っているね?」
「は、はい……勿論です」
確か、王族の方や王族と縁戚関係が深い公爵家の方に魔力を有する者が稀に生まれると聞いた事があります。
「父上も当然ながら使えるし、兄弟達の中では、王太子である兄上と、僕……それと末の妹姫くらいかな。故に、僕は王位継承権第2位なのだよ」
え? そのような方が、わたくしと婚姻など……ましてや婿に入るなど……絶対に無理なのです。
「まあ、僕は王位を継ぐ事を厭うているし、王太子である兄上は使命感に満ち溢れているので、何の問題もなく王位を継ぐだろう。だから、僕の王位継承権などあってないようなものだよ」
「ですが……」
そのような殿下に……王族の身分を捨て、我が家に婿に入って欲しいなどと言えないのです。
本当なら、このように話すことも叶わない雲の上の人なのです。
「本来なら魔力や血を薄めぬ為にも、婚約者は王族か公爵家の者と決まっているんだ。その慣例の中、君を婚約者候補に入れる為に、僕がどれほどの苦労をして、小細工したか分かるかい? それを台無しにされた時の僕の気持ちが、君に分かるかい?」
「何故、そこまでして……殿下は……」
わたくしを望まれるのですか?
虐め甲斐があるからですか?
そのような事の為に、慣例を破る意味がありますか?
わたくしに、そこまでの価値はありますか?
「君は僕のものだ。誰にも渡さない。例え、陛下だとて反対する事は許されないのだよ」
「分かりません、殿下。何故、わたくしなのですか? 分かりません」
「分からなくて良いよ。きっと君には僕の歪んだ気持ちなど理解出来ないだろうからね。……だから、婿に入るとでも言わなければ、君は何が何でも首を縦に振らないと思ったんだ」
その前に辞退されるとは思わなかったけどねと、殿下は苦笑い致しました。
「申し訳ございません……」
「まあ良いよ。だから、僕は何があっても君を離してはやらない。君は生涯かけて僕のものだ。僕だけの奴隷であり妃だ」
「殿下……」
そこにあるものは愛ではないのかもしれません。
とても歪んだ執着しかないのかもしれません……。
けれど、殿下の目が……わたくしを捉える殿下の空色の瞳が……もう何があっても逃さないと物語っておりました。
「分かりました……。殿下に嫁がせて頂きます。その代わり条件があります」
「何だい?」
「今更、我が家に跡取りが生まれるとは思えません。ですから、親戚筋の養子の選定はお父様やお母様に任せて欲しいのです。我が家にとって、良き方を選べるように」
「分かったよ」
「あと一つ……」
すると、殿下が「何なりと……」と仰ったので、わたくしは殿下の手をギュッと掴みました。
「なら、5日間の賭けは関係なく……他の方とお別れして下さい。わたくしだけにして下さい。それに、殿下は5日が終わったからと言って、わたくしに拒否権など下さいませんでしょう?」
「そうだね……奴隷の君に拒否権はないよ」
すると、殿下は何かを思案した後、溜息を吐き、分かったと仰いました。
「それならば、僕からも一つ条件がある。君に、僕のものだという烙印を刻みたい」
「烙印ですか?」
「それを魔法によって刻む事により、完全に僕のものとなる。裏切った時は、君は死ぬ。それでも良いかい?」
「………………」
何やら、怖い魔法なのです……。
けれど、殿下は語尾に疑問符をつけていますが、これは命令のつもりで話している事が分かったので、わたくしは小さく頷きました。
「良かったよ。これに拒否を示した時は、君を一生鎖に繋いで監禁しなければならないところだった」
「え?」
あまりの猟奇的な殿下の思想に……わたくしは、この手を取る事が怖くなりましたけれど、もう退路はないのです。
逃げれば監禁。進んでも主従。
それならば、まだ少しは自由のある主従関係の方がまだマシなのです。
「では、烙印を刻もうか」
「はい……」
「これは受ける方に拒否の心があれば、失敗してしまう、とても危険な魔法だ。決して拒まないように。必ず、僕を受け入れたまえ」
「畏まりました」
こうして、わたくし達の歪な関係は、決して逃げられない雁字搦めの鎖のようなカタチへと姿を変えました。
わたくし、殿下とお話をしたいのに……。
だって、殿下は我が家に婿に入って下さると仰いました。一人娘のわたくしに気遣って下さったとは言え、王族の方が我が家になんて……身の程知らずな事だというのは分かっています。
けれど……殿下はそれでも良いと仰いました。
ですが、今の殿下方のお話だと、それは嘘だという事になります。
跡継ぎとなる子の懐妊か、もしくは養子か……。最初から、そのような無理難題を迫るおつもりで、わたくしを婚約者にしたのですか?
わたくしだけでなく、お父様達にまで無理をさせるおつもりなのですか?
せめて話し合うという選択肢はなかったのですか?
「僕はシルヴィアと共に少し休憩するよ。君たちも、少し休みたまえ。呼ぶまで、此処には近寄らぬように」
「畏まりました」
殿下のお言葉で、皆が執務室から出て行きました。
扉が閉まる音と共に、殿下がわたくしに出てくるように仰ったので、わたくしは涙を擦りながら、机の下から出ました。
「何故、泣いているんだい?」
「殿下……お約束が違います……。わたくしが殿下の婚約者となる事が、お父様達の負担になるのなら、わたくし……殿下の婚約者ではいられません……」
「あれは僕の考えではなく、父上の……陛下の考えだよ。僕としては……跡取りが産まれず、適当な養子も見つからないのであれば、考えても良いとは思っているよ」
ですが……命じたと仰いました。
陛下からのご命令を拒否する事など……我が家には不可能なのです。それはもう決定事項のようなものです。
「侯爵家が存続するのであれば、形はどうあれ、構わないだろう? 親戚筋から養子を迎え、跡取りとする事は珍しい話でもない。何を泣く事があるのか、理解出来ないな」
「だって……最初に交わした約束を容易く違えるのなら、この5日間のお約束もいずれ違えるのではないですか? わたくし……殿下を信じて良いのか分からなくなりました」
わたくしの言葉に、殿下は大仰に溜息を吐き、「面倒な事を言わないでくれ」と仰いました。
面倒な事……。
胸にチクリと棘のようなものが刺さった気が致します。
「必要であれば、その案も考慮する。問題がなければ、君を妃として娶る。僕から言える事は、それだけだ」
「殿下……」
「今はこれ以上、この話をするつもりはない。理解したまえ」
…………殿下には分からないのです。
何の相談もなく、そのような大切な事を決めないで欲しかったのです。陛下のお考えならば仕方がないのかもしれません……けれど、一言だけでも、わたくしに話して欲しかったのです。
2人の将来の事を命令で終わらせて欲しくなかったのです……。
けれど、殿下からすれば、わたくしは奴隷。それ以上でもそれ以下でもないのです……。
悲しいのです……。
「シルヴィア。顔でも洗ってくると良い。今の君の顔は、とても酷いよ」
「っ……申し訳ございません……」
わたくしは殿下に一礼し、殿下のお部屋へと下がりました。
部屋に入って、わたくしは言いつけ通りに顔を洗わずにベッドに突っ伏して泣きました。
殿下の御心の中に、ほんの少しでも己がいない事が悲しくて泣いてしまいました……。
わたくしは殿下の『もの』。話し合う必要のない『物』。人ではないのです……。
◆
「…………ん」
わたくし、どうやら泣き疲れて眠ってしまったようです。
……どうしましょう。殿下に叱られてしまいます。
嗚呼、一体どれ程の時間が経ったのでしょうか? わたくし、どれくらい寝ていましたか?
「起きたのかい?」
その声にドキリと心臓が跳ねると、殿下がわたくしの髪を撫でました。
「も、申し訳ございません……わたくし……」
「そんなに泣く程、君が侯爵家を継ぐ事を望んでいたとは思わなかったよ」
「え?」
………………。
そうかもしれませんけれど、違うのです。わたくしが泣いたのは……そうではないのです。
家の事は勿論大切なのですけれど、もう変えようがない事なのだとしても、話し合って欲しかったのです。
それは、わたくしのワガママですか?
「殿下……わたくしが泣いたのは、殿下がわたくしとの将来を……命令などで終わらせたからです。2人の将来は2人で考え決めたかったのです……」
奴隷の分際でと思われるかもしれませんが、それでも悲しかったのです。
「……シルヴィア。本来なら僕は、君を娶る事は許されないんだよ」
「え? どういう事ですか?」
その言葉に弾かれたように顔を上げ、殿下を見ると殿下は困ったように笑いました。
「この国に魔法がある事は知っているね?」
「は、はい……勿論です」
確か、王族の方や王族と縁戚関係が深い公爵家の方に魔力を有する者が稀に生まれると聞いた事があります。
「父上も当然ながら使えるし、兄弟達の中では、王太子である兄上と、僕……それと末の妹姫くらいかな。故に、僕は王位継承権第2位なのだよ」
え? そのような方が、わたくしと婚姻など……ましてや婿に入るなど……絶対に無理なのです。
「まあ、僕は王位を継ぐ事を厭うているし、王太子である兄上は使命感に満ち溢れているので、何の問題もなく王位を継ぐだろう。だから、僕の王位継承権などあってないようなものだよ」
「ですが……」
そのような殿下に……王族の身分を捨て、我が家に婿に入って欲しいなどと言えないのです。
本当なら、このように話すことも叶わない雲の上の人なのです。
「本来なら魔力や血を薄めぬ為にも、婚約者は王族か公爵家の者と決まっているんだ。その慣例の中、君を婚約者候補に入れる為に、僕がどれほどの苦労をして、小細工したか分かるかい? それを台無しにされた時の僕の気持ちが、君に分かるかい?」
「何故、そこまでして……殿下は……」
わたくしを望まれるのですか?
虐め甲斐があるからですか?
そのような事の為に、慣例を破る意味がありますか?
わたくしに、そこまでの価値はありますか?
「君は僕のものだ。誰にも渡さない。例え、陛下だとて反対する事は許されないのだよ」
「分かりません、殿下。何故、わたくしなのですか? 分かりません」
「分からなくて良いよ。きっと君には僕の歪んだ気持ちなど理解出来ないだろうからね。……だから、婿に入るとでも言わなければ、君は何が何でも首を縦に振らないと思ったんだ」
その前に辞退されるとは思わなかったけどねと、殿下は苦笑い致しました。
「申し訳ございません……」
「まあ良いよ。だから、僕は何があっても君を離してはやらない。君は生涯かけて僕のものだ。僕だけの奴隷であり妃だ」
「殿下……」
そこにあるものは愛ではないのかもしれません。
とても歪んだ執着しかないのかもしれません……。
けれど、殿下の目が……わたくしを捉える殿下の空色の瞳が……もう何があっても逃さないと物語っておりました。
「分かりました……。殿下に嫁がせて頂きます。その代わり条件があります」
「何だい?」
「今更、我が家に跡取りが生まれるとは思えません。ですから、親戚筋の養子の選定はお父様やお母様に任せて欲しいのです。我が家にとって、良き方を選べるように」
「分かったよ」
「あと一つ……」
すると、殿下が「何なりと……」と仰ったので、わたくしは殿下の手をギュッと掴みました。
「なら、5日間の賭けは関係なく……他の方とお別れして下さい。わたくしだけにして下さい。それに、殿下は5日が終わったからと言って、わたくしに拒否権など下さいませんでしょう?」
「そうだね……奴隷の君に拒否権はないよ」
すると、殿下は何かを思案した後、溜息を吐き、分かったと仰いました。
「それならば、僕からも一つ条件がある。君に、僕のものだという烙印を刻みたい」
「烙印ですか?」
「それを魔法によって刻む事により、完全に僕のものとなる。裏切った時は、君は死ぬ。それでも良いかい?」
「………………」
何やら、怖い魔法なのです……。
けれど、殿下は語尾に疑問符をつけていますが、これは命令のつもりで話している事が分かったので、わたくしは小さく頷きました。
「良かったよ。これに拒否を示した時は、君を一生鎖に繋いで監禁しなければならないところだった」
「え?」
あまりの猟奇的な殿下の思想に……わたくしは、この手を取る事が怖くなりましたけれど、もう退路はないのです。
逃げれば監禁。進んでも主従。
それならば、まだ少しは自由のある主従関係の方がまだマシなのです。
「では、烙印を刻もうか」
「はい……」
「これは受ける方に拒否の心があれば、失敗してしまう、とても危険な魔法だ。決して拒まないように。必ず、僕を受け入れたまえ」
「畏まりました」
こうして、わたくし達の歪な関係は、決して逃げられない雁字搦めの鎖のようなカタチへと姿を変えました。
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