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番外編(ルクレツィオ視点)
お仕置き※
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「それでベレニーチェは何故そのように詳しいのだ?」
私が尋ねると、ベレニーチェがビクッとし、笑いながら逃げようとしたので、私はベレニーチェの首根っこを掴んだ。
「ベレニーチェ」
「む、昔、里奈の時に、百合ものの同人誌書く時に色々と調べたの。別に私が女性と性交経験があるって訳じゃないから。誤解です」
私がベレニーチェを離してやると、ベレニーチェとしてはルクレツィオだけですよと、ヘラヘラ笑った。
「リナとしては?」
「里奈としてはって、前世ではルクレツィオいないんだから、無理でしょ。何言ってるの?」
「違う。そういう事を言っているのではない。リナの男性経験を聞いているのだ」
言っておくがリナも私のものだ。
だが、あのリナの体は生娘ではなかった。故に、あの時より以前に経験があるのだろう。腹立たしいが……。
「えー、2人だけ。で、でも、すぐ終わったし。ルクレツィオ以上に好きになった人はいません。ルクレツィオが一番です」
「2人も……私のものに触れたというのか」
「ルクレツィオ、それは理不尽です。どうしようもない事言わないで下さい」
そう言いながら、執務室へと走って行ったので、私は執務室でベレニーチェにスローセックスの本を差し出した。
「へ?」
「ついでに、これの翻訳をしておけ。貴方が言った事を書物でも復習したいのだ」
「あー、はいはい」
すると、ベレニーチェが嫌そうな顔をしたあと、それを受け取り、お仕事しましょーと叫び出したので、執務机へ戻った。
「これを父上に届けてくれ」
「畏まりました、殿下」
「あの、殿下。翻訳、出来ました」
私が執務を行なっていると、ベレニーチェがいそいそと翻訳したものと、原本を持ってきたので、私が礼を言い、受け取るとベレニーチェはあとで褒めて下さいねと笑いながら、己の机へと戻った。
流石、早いな。私が翻訳されたものを読むと、大体がベレニーチェが言った事だった。それを更に詳しく書かれているので、とても勉強になる。
「殿下、読んでいないで働いて下さい!」
「ああ、少し待ってくれ。ここを読んだらやる」
「もう良いです。私がやりますから! こことここにサインして下さい」
「ああ」
私はベレニーチェのヒステリックな声を聞きながら、夢中で本を読んだ。
究極のオーガズムとエクスタシーを一度でも経験した女性の体は、イキやすくなり、5回、10回とイケるようになると……成る程。
今でもベレニーチェはイキやすいが……これをすれば更に感じやすくなるのだろうか……。今でも連続イキをしている時もあるが、如何せん勢い任せなところも否めない。
腹の子の事を考えるなら、生まれるまではオモチャは使えぬし……このスローセックスとやらで今より開発して、今以上に感じやすくしておくのも良いかもしれぬな。
その内、己から鞭をねだるように変えていかねばいかぬし、その初めの段階として、良いかもしれぬ。
◆
「ルクレツィオ、何で縛るんですか?」
「今から昼間の仕置きをしてやる。まったく、あのような事は行き過ぎた行為だ。決して許せるものではない」
「で、でも……分かりやすく教えようかなという私のせめてもの努力なのに」
私はベレニーチェの両手首をベッドに拘束し、更に目隠しもした。目隠しをすると、性感が刺激されやすいと他の本に書いてあったので、実践してみようと思う。
私は敢えて胸や秘所という直接的に快感を感じる部分は避け、脇腹、背中、尻、裏もも、足裏などと、アダムタッチで、ベレニーチェの体をくまなく愛撫してやった。
「ああ……ん、あっ! あ、あああ、んっ…んんっ……待っ、ふぁっ」
全身に持つ無数の性感帯を淡く刺激し、感じさせるように触れると、ベレニーチェが体をしならせながら悦んでいる。
「どうだ? ベレニーチェが言った通りに触っているのだが、気持ちが良いか?」
「あっ……ああっ! あひっ……ひぅ、気持ち、良すぎてっ、じんじんするっ……んんぅ、もっ、むりぃ、あああぁぁぁ!!!」
「ほう、イッたのか……」
体中を撫で回しているだけで、こうも容易くイクとは……。感じやすい体に変えさせる事が出来るというのは本当だったのだな。
私が何度もベレニーチェの全身をアダムタッチで撫でながら、イカせ続けてやると、ベレニーチェは触れなくともビクビクと体を震わせ、目には涙が溜まり目隠しを濡らしている。
とても良い具合にぐずぐずに仕上がったようだ。
「はっ、あひっ、んんあっ……も、ゆるひてっ、あぅ、ゔぅ……ずっと、変……ッ、おねがっ、触って……あああ、おねがっ、挿れてっ……ひあっ、またイッちゃ、あああぁぁ!!」
触って、挿れてとねだっているが、まだ叶えてやるつもりはない。
もっともっと焦らして快感に歓喜し絶叫するベレニーチェを見たいのだ。それにこれは仕置きだしな。
私はベレニーチェの体を撫でながら、口付けをしてやる事にした。
まず唇が触れるか触れないか……そんな距離で行い、それを楽しんだ後、お互いの唇を、パーツに分けて細かく味わい、啄むようにゆっくりと楽しんだ。
そして、聴覚を刺激するように、チュッチュッと音を立てて口付けしたのち、舌を口内に差し入れ、舌先が触れ合う感触を楽しんだ後、舌を絡めていく。
私が一番本の中で気になったペニスキス。お互いの舌をペニス・膣に見立てて、1分程度口内で疑似挿入を行う口付けらしい。
だが、ベレニーチェがひっきりなしに喘いでいるので、いまいちうまく出来なかった。
なので、私は激しくお互いの舌を絡め、吸ってやると、ベレニーチェの体はビクビクと跳ね、口付けだけで軽くイッてしまったようだ。
「ふ……あんっ、もっ、ゆるひて、んぅ……あ、はあっ……はッ……おねがっ、にゃんれも……にゃんれもっ……するからぁ……あああ、ルク、レ、ツィオ……ッが、欲ひいのっ」
私は挿れてという願いは聞き入れず、胸と秘所をゆっくりと丹念に愛撫することにした。その間も、ベレニーチェは体をビクビクと跳ねさせながら、イッている。
「あああ、もっ、ひんじゃう……あああぁぁ、おかひくなるっ、おねがっ、ゆるひてっ……、こ、こんなのっ……ばか、にっ、なりゅっ、あああぁぁ!」
「安心しろ、ベレニーチェはもう馬鹿だ」
もう私の言葉も届いていないようだ。悪態が飛んで来ぬ。
ふむ、これは凄いな。まるで、媚薬でも使ったかのようだ。
スローセックスと目隠し、拘束が良いスパイスとなっているのだな。
私がベレニーチェに己をあてがい、ゆっくりと擦り付けると、ベレニーチェが絶叫しながら、いやいやと首を振った。挿れて挿れてと泣き叫びながら乞うその様は、嗜虐心や征服欲が満たされる。
確かに挿入行為や射精がなくとも、充分私を満足させてくれる。ベレニーチェも絶叫しながら悦んでいるしな。
「ん゛んっ、それ……やっ、ああっ……ひれてっ……あああぁぁ、やらやら、もっ……ゆるひて……んんあっ、にゃんれも、するからあああぁぁ!! ひああぁぁぁ!!」
何でもすると先程から言っているが、本当だろうか?
今、鞭を使えば良い結果を得られるかも知れぬな。
私はSM調教用のバラ鞭を取り出し、ベレニーチェを四つん這いにさせ、鞭で打った。
「ひあぁぁぁっ!! らめらめっ、痛ひぃぃ、あああぁぁぁ!!」
ほう。鞭の刺激ですら、今はイッてしまうのか。良い事だ。
私は己を充てがったまま、挿れる事も、動く事もせずにベレニーチェの背中を鞭で打ち続けた。
痛みを感じているうちに快感を与えてやると、ベレニーチェは悦び、そのうちもっと打ってとねだるようになってきた。
「あ゛っ、あ゛あ゛っ……おねがっ……~ッ、ひっぐっ、ああっ……はっ、ひっ……挿れへっ……当たってる、しょこっ、ジンジンしゅるのっ……挿れへっ、奥、突いて、やぁ、動ひへっ、あああぁぁぁ!!! おねがっ、鞭、ほしっ、鞭、叩きながら、奥、ちょうらいっ、ア゛ア゛ア゛ッ!!!」
とんだ乱れようだな。
とても満足だ。
私は褒美として、ベレニーチェの中にゆっくりと挿れ、奥をグリグリと腰を回しながら刺激し、鞭で打ってやった。
その間、何度もイキ続け、ベッドに突っ伏し、尻を突き出し、顔を横向きにベッドに置いているので、ベレニーチェの涙と鼻水と涎でぐちゃぐちゃなアヘ顔がよく見える。
いつのまにか、目隠しはズレてしまっていたようだ。
そして、休ませてと願うベレニーチェを朝まで虐め抜いてやった。
私が尋ねると、ベレニーチェがビクッとし、笑いながら逃げようとしたので、私はベレニーチェの首根っこを掴んだ。
「ベレニーチェ」
「む、昔、里奈の時に、百合ものの同人誌書く時に色々と調べたの。別に私が女性と性交経験があるって訳じゃないから。誤解です」
私がベレニーチェを離してやると、ベレニーチェとしてはルクレツィオだけですよと、ヘラヘラ笑った。
「リナとしては?」
「里奈としてはって、前世ではルクレツィオいないんだから、無理でしょ。何言ってるの?」
「違う。そういう事を言っているのではない。リナの男性経験を聞いているのだ」
言っておくがリナも私のものだ。
だが、あのリナの体は生娘ではなかった。故に、あの時より以前に経験があるのだろう。腹立たしいが……。
「えー、2人だけ。で、でも、すぐ終わったし。ルクレツィオ以上に好きになった人はいません。ルクレツィオが一番です」
「2人も……私のものに触れたというのか」
「ルクレツィオ、それは理不尽です。どうしようもない事言わないで下さい」
そう言いながら、執務室へと走って行ったので、私は執務室でベレニーチェにスローセックスの本を差し出した。
「へ?」
「ついでに、これの翻訳をしておけ。貴方が言った事を書物でも復習したいのだ」
「あー、はいはい」
すると、ベレニーチェが嫌そうな顔をしたあと、それを受け取り、お仕事しましょーと叫び出したので、執務机へ戻った。
「これを父上に届けてくれ」
「畏まりました、殿下」
「あの、殿下。翻訳、出来ました」
私が執務を行なっていると、ベレニーチェがいそいそと翻訳したものと、原本を持ってきたので、私が礼を言い、受け取るとベレニーチェはあとで褒めて下さいねと笑いながら、己の机へと戻った。
流石、早いな。私が翻訳されたものを読むと、大体がベレニーチェが言った事だった。それを更に詳しく書かれているので、とても勉強になる。
「殿下、読んでいないで働いて下さい!」
「ああ、少し待ってくれ。ここを読んだらやる」
「もう良いです。私がやりますから! こことここにサインして下さい」
「ああ」
私はベレニーチェのヒステリックな声を聞きながら、夢中で本を読んだ。
究極のオーガズムとエクスタシーを一度でも経験した女性の体は、イキやすくなり、5回、10回とイケるようになると……成る程。
今でもベレニーチェはイキやすいが……これをすれば更に感じやすくなるのだろうか……。今でも連続イキをしている時もあるが、如何せん勢い任せなところも否めない。
腹の子の事を考えるなら、生まれるまではオモチャは使えぬし……このスローセックスとやらで今より開発して、今以上に感じやすくしておくのも良いかもしれぬな。
その内、己から鞭をねだるように変えていかねばいかぬし、その初めの段階として、良いかもしれぬ。
◆
「ルクレツィオ、何で縛るんですか?」
「今から昼間の仕置きをしてやる。まったく、あのような事は行き過ぎた行為だ。決して許せるものではない」
「で、でも……分かりやすく教えようかなという私のせめてもの努力なのに」
私はベレニーチェの両手首をベッドに拘束し、更に目隠しもした。目隠しをすると、性感が刺激されやすいと他の本に書いてあったので、実践してみようと思う。
私は敢えて胸や秘所という直接的に快感を感じる部分は避け、脇腹、背中、尻、裏もも、足裏などと、アダムタッチで、ベレニーチェの体をくまなく愛撫してやった。
「ああ……ん、あっ! あ、あああ、んっ…んんっ……待っ、ふぁっ」
全身に持つ無数の性感帯を淡く刺激し、感じさせるように触れると、ベレニーチェが体をしならせながら悦んでいる。
「どうだ? ベレニーチェが言った通りに触っているのだが、気持ちが良いか?」
「あっ……ああっ! あひっ……ひぅ、気持ち、良すぎてっ、じんじんするっ……んんぅ、もっ、むりぃ、あああぁぁぁ!!!」
「ほう、イッたのか……」
体中を撫で回しているだけで、こうも容易くイクとは……。感じやすい体に変えさせる事が出来るというのは本当だったのだな。
私が何度もベレニーチェの全身をアダムタッチで撫でながら、イカせ続けてやると、ベレニーチェは触れなくともビクビクと体を震わせ、目には涙が溜まり目隠しを濡らしている。
とても良い具合にぐずぐずに仕上がったようだ。
「はっ、あひっ、んんあっ……も、ゆるひてっ、あぅ、ゔぅ……ずっと、変……ッ、おねがっ、触って……あああ、おねがっ、挿れてっ……ひあっ、またイッちゃ、あああぁぁ!!」
触って、挿れてとねだっているが、まだ叶えてやるつもりはない。
もっともっと焦らして快感に歓喜し絶叫するベレニーチェを見たいのだ。それにこれは仕置きだしな。
私はベレニーチェの体を撫でながら、口付けをしてやる事にした。
まず唇が触れるか触れないか……そんな距離で行い、それを楽しんだ後、お互いの唇を、パーツに分けて細かく味わい、啄むようにゆっくりと楽しんだ。
そして、聴覚を刺激するように、チュッチュッと音を立てて口付けしたのち、舌を口内に差し入れ、舌先が触れ合う感触を楽しんだ後、舌を絡めていく。
私が一番本の中で気になったペニスキス。お互いの舌をペニス・膣に見立てて、1分程度口内で疑似挿入を行う口付けらしい。
だが、ベレニーチェがひっきりなしに喘いでいるので、いまいちうまく出来なかった。
なので、私は激しくお互いの舌を絡め、吸ってやると、ベレニーチェの体はビクビクと跳ね、口付けだけで軽くイッてしまったようだ。
「ふ……あんっ、もっ、ゆるひて、んぅ……あ、はあっ……はッ……おねがっ、にゃんれも……にゃんれもっ……するからぁ……あああ、ルク、レ、ツィオ……ッが、欲ひいのっ」
私は挿れてという願いは聞き入れず、胸と秘所をゆっくりと丹念に愛撫することにした。その間も、ベレニーチェは体をビクビクと跳ねさせながら、イッている。
「あああ、もっ、ひんじゃう……あああぁぁ、おかひくなるっ、おねがっ、ゆるひてっ……、こ、こんなのっ……ばか、にっ、なりゅっ、あああぁぁ!」
「安心しろ、ベレニーチェはもう馬鹿だ」
もう私の言葉も届いていないようだ。悪態が飛んで来ぬ。
ふむ、これは凄いな。まるで、媚薬でも使ったかのようだ。
スローセックスと目隠し、拘束が良いスパイスとなっているのだな。
私がベレニーチェに己をあてがい、ゆっくりと擦り付けると、ベレニーチェが絶叫しながら、いやいやと首を振った。挿れて挿れてと泣き叫びながら乞うその様は、嗜虐心や征服欲が満たされる。
確かに挿入行為や射精がなくとも、充分私を満足させてくれる。ベレニーチェも絶叫しながら悦んでいるしな。
「ん゛んっ、それ……やっ、ああっ……ひれてっ……あああぁぁ、やらやら、もっ……ゆるひて……んんあっ、にゃんれも、するからあああぁぁ!! ひああぁぁぁ!!」
何でもすると先程から言っているが、本当だろうか?
今、鞭を使えば良い結果を得られるかも知れぬな。
私はSM調教用のバラ鞭を取り出し、ベレニーチェを四つん這いにさせ、鞭で打った。
「ひあぁぁぁっ!! らめらめっ、痛ひぃぃ、あああぁぁぁ!!」
ほう。鞭の刺激ですら、今はイッてしまうのか。良い事だ。
私は己を充てがったまま、挿れる事も、動く事もせずにベレニーチェの背中を鞭で打ち続けた。
痛みを感じているうちに快感を与えてやると、ベレニーチェは悦び、そのうちもっと打ってとねだるようになってきた。
「あ゛っ、あ゛あ゛っ……おねがっ……~ッ、ひっぐっ、ああっ……はっ、ひっ……挿れへっ……当たってる、しょこっ、ジンジンしゅるのっ……挿れへっ、奥、突いて、やぁ、動ひへっ、あああぁぁぁ!!! おねがっ、鞭、ほしっ、鞭、叩きながら、奥、ちょうらいっ、ア゛ア゛ア゛ッ!!!」
とんだ乱れようだな。
とても満足だ。
私は褒美として、ベレニーチェの中にゆっくりと挿れ、奥をグリグリと腰を回しながら刺激し、鞭で打ってやった。
その間、何度もイキ続け、ベッドに突っ伏し、尻を突き出し、顔を横向きにベッドに置いているので、ベレニーチェの涙と鼻水と涎でぐちゃぐちゃなアヘ顔がよく見える。
いつのまにか、目隠しはズレてしまっていたようだ。
そして、休ませてと願うベレニーチェを朝まで虐め抜いてやった。
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