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第四章 女王
閑話 ベアトリーチェの疑問
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「あの、マッティア様……。エフィージオ様って何者なのでしょうか?」
わたくしは、ずっと気になっていた事をマッティア様に聞いてみることに致しました。
すると、マッティア様が質問の意図が分からないというように首を傾げられました。
「エフィージオですか? エフィージオは侍従長ですよ?」
「違います。そのような事くらい分かっております。ただ、あの方は普通の方とは違う気が致します。何がと言われれば、上手く言えないのですけれど……」
マッティア様は、クスっと笑い、わたくしの腰に腕を回し、引き寄せました。
「貴方が他の男の事を考えているのは妬けるのですが……」
そう茶化しながらも、マッティア様は教えて下さいました。
「父上は能力が高い者は身分、家柄問わず重宝する方でしたので、詳しくは知りませんが、元々は戦時の時に父上に雇われた傭兵だったとも、暗殺業を担う者だったとも、聞いた事がありますが、私も詳しくは知らないのです」
マッティア様も詳しく知らないのですね……、それにしても傭兵や暗殺業を担う者と聞いて、わたくしは妙に納得してしまいました。
「私が物心つく頃には、既に我が国は小国を掌握し、順調に領土を拡大させ、平時に戻っていたので、エフィージオは私の教育係として常に私の側に居ました」
「マッティア様の教育係?」
成る程、だからマッティア様はエフィージオ様には頭が上がらないのですね。今でも、よく杖で殴られているのを見かけますし……。
「では、エフィージオ様はマッティア様の2人目のお父様のような存在ですね」
「うーん。まあ、そうかもしれないですね。実際の父上とは親子らしい関わりは皆無でしたので、エフィージオの方が父のような存在なのかもしれません」
マッティア様から幼い時より、エフィージオ様から学んだ座学や実技のお話を教えて頂きました。
剣術や弓術、槍術などは勿論のこと、扉や宝箱を鍵がなくても開けられる開け方や、他者に気付かれないように歩く忍び足、気配の消し方など、色々と教えて頂いたと……。
「エフィージオ様は王太子であるマッティア様の教育係だったのですよね? まるで、闇の稼業で生きていけそうな教育の仕方ですね……」
わたくしが首を傾げていると、背後で笑い声が聞こえました。
「ふぉっふぉっふぉっ、先王は気紛れな方でしたので、何があっても生き延びる術を伝授する事は急務だったのです」
「マッティア様は王太子だったのにですか?」
すると、エフィージオ様はにこやかに微笑まれました。そして、色々とお話をして下さいました。
「坊っちゃまが御生まれになった時、とても嬉しかったのを覚えております。そして、まだ王太子に選ばれてすらいなかったのですが、私はこの方に己の知り得る全ての技術を授け、何があっても生き延びる術を身に付けさせたかったのです」
そう語るエフィージオ様の瞳には確かに、マッティア様への愛情がありました。そして、エフィージオ様はマッティア様をお持ちになっている杖で小突いた後、わたくしに頭を下げられました。
「エフィージオ……」
「あのような非道な事を強いたにも関わらず、坊っちゃまを受け入れ、愛して下さり、まことにありがとうございます。貴方様のおかげで、私は孫に恵まれた気分ですぞ」
そう言って、エフィージオ様はいつものように、ふぉっふぉっふぉっと笑われました。エフィージオ様は御子たちをとても可愛がり、よく面倒を見て下さっています。
わたくし、とても感謝しているのです。
「あ、あの! では、女官長は何者なのですか? あの方も普通の方とは違うように思えます」
女官長は、気がつくといつも背後に突然現れるのです。絶対、あの方も気配を消せると思うのです。
エフィージオ様が教えて下さったのですが、戦場から、先王が突然拾って来て、気に入り側に置いていた盗賊だったと……。
「それにしても父上は女性なら、誰でも良いのですか? まさか、女官長にまで手を出していたとは……」
「ですが、女官長は綺麗な方ですよ? 鬼婆ですけれど……」
「容姿の話をしているのではありません」
マッティア様は心底嫌そうなお顔をなされていますけれど、エフィージオ様は、ずっとニコニコしています。
……と言う事は、まさか。
わたしくしは、一つの疑問が頭をよぎりました。
「ちゃんとした官職を与え、己が退いた後でも女官長に類が及ばないようにされていたという事は、先王にとって女官長は特別だったのでしょうか?」
それなのに、わたくし達が先王を裁いて、女官長は一体何を思ったのでしょうか?
「特別? はっ、まさか……。ただの気紛れでしょう。側室はあくまで貴族でなければなれません。故に、側に置く口実として官職を与えただけです」
その証拠に、私が知っている限りでは、女官長が寝所へ呼ばれていた事はないとマッティア様は鼻で笑いました。
「ですが……」
「あの父上に惚れた好いたという感情が存在するのかも疑問です。まあ、女官長を一時的に気に入り、側へ召していたとしても、少しの間だけですよ」
わたくしは納得出来ませんでした。エフィージオ様をチラッと見ると、エフィージオ様は微笑んでおられます。
うぅ……、感情が読めない笑顔です……。
「まあ、あの方は寝所へ呼ぶという形式すら面倒に思われる方でしたので、空いている部屋であろうが、物置きであろうが、庭園であろうが、場所を選ばず、行為に及ばれておりましたので」
その隠れ方が、実に巧妙で知っているのは爺だけですなと笑ったエフィージオ様に、マッティア様はまた心底嫌なお顔をされました。
親の醜聞は聞きたくないものなのでしょうね……。
「まあ、百歩譲って女官長との関係がずっと続いていたとして、だから何なのです。ただ、相性が良かっただけでしょう。あの父上に限って特別などという事は断じて有り得ません」
「ですが……」
「女性はすぐに恋愛に物事を直結しがちですが、あの父上は女性を対等に思うことすらない方でしたので、有り得ません」
鼻で笑いながら、エフィージオ様を伴い、マッティア様は去っていかれましたが、わたくしは、どうしても腑に落ちなかったので、女官長に聞いてみる事に致しました。
けれど、女官長を探しても何処にもいらっしゃいません。いつも、突然現れる方なので、探した事がなかったのですけれど……突然いるという事は隠れるのも巧妙だという事ですよね。
ま、まあ、隠れている訳ではないのでしょうけれど……お仕事をしている筈ですし……。
ですが、わたくしは途方に暮れてしまいました。
「ああ、女官長は何処なのでしょうか?」
「何か御用でしょうか? 女王陛下」
「きゃあぁぁっ!」
わたくしがそう呟いた瞬間、背後から声がし、わたくしは悲鳴をあげ飛び上がってしまいました。
「驚かせてしまったのなら申し訳ありません。ですが、探されていたようでしたので」
「探していました! わたくし、女官長に聞きたいことがあるのです」
わたくしが、今日エフィージオ様から聞いた話をすると、女官長は声を出して笑われました。わたくしは、そんな女官長を見て、とても驚きました。
「確かに以前は、お情けを頂いた事もありましたが、それは生きる為です。決して浮ついた感情からではありません」
女官長は否定してしまいました。わたくしが、ですが……と言うと、女官長はクスクスと笑いながら、言葉を続けました。
「私は裏稼業から足を洗いたい。先王は戦場で性欲を処理したい。お互いの利害が一致しただけです」
「利害の一致……そのようなことで、好きでもない殿方と枕を交わせるものなのですか?」
「女王陛下は、国王陛下から大切に守られているので分からないのです。私たちにとって、性交はあくまで一つの手段であって、愛を確かめる行為ではありません。己が生き抜くための手段なのですよ」
そう言い切った女官長にわたくしは、もう何も言えなくなりました……。
わたくしだとて、最初はマッティア様との行為が嫌で堪りませんでした。けれど、それを手段にしたいと思ったことなど、一度もありませんでした。
わたくしは己が不幸な身の上だと思っていましたが、実は恵まれていたほうだったのでしょうか……。
世の中には、わたくしよりも辛い思いをしている方たちがいるのは、漠然とは分かっていました……。そうですよね……、その方たちに比べれば、カルロ様の事を考えても……マシなのでしょうか?
だって、わたくしは己の体を切り売りするような真似をした事がないのですもの。
なんだかんだと言っても、最初からマッティア様はわたくしに優しくし、守って下さっていたのですし……。
わたくしは、ずっと気になっていた事をマッティア様に聞いてみることに致しました。
すると、マッティア様が質問の意図が分からないというように首を傾げられました。
「エフィージオですか? エフィージオは侍従長ですよ?」
「違います。そのような事くらい分かっております。ただ、あの方は普通の方とは違う気が致します。何がと言われれば、上手く言えないのですけれど……」
マッティア様は、クスっと笑い、わたくしの腰に腕を回し、引き寄せました。
「貴方が他の男の事を考えているのは妬けるのですが……」
そう茶化しながらも、マッティア様は教えて下さいました。
「父上は能力が高い者は身分、家柄問わず重宝する方でしたので、詳しくは知りませんが、元々は戦時の時に父上に雇われた傭兵だったとも、暗殺業を担う者だったとも、聞いた事がありますが、私も詳しくは知らないのです」
マッティア様も詳しく知らないのですね……、それにしても傭兵や暗殺業を担う者と聞いて、わたくしは妙に納得してしまいました。
「私が物心つく頃には、既に我が国は小国を掌握し、順調に領土を拡大させ、平時に戻っていたので、エフィージオは私の教育係として常に私の側に居ました」
「マッティア様の教育係?」
成る程、だからマッティア様はエフィージオ様には頭が上がらないのですね。今でも、よく杖で殴られているのを見かけますし……。
「では、エフィージオ様はマッティア様の2人目のお父様のような存在ですね」
「うーん。まあ、そうかもしれないですね。実際の父上とは親子らしい関わりは皆無でしたので、エフィージオの方が父のような存在なのかもしれません」
マッティア様から幼い時より、エフィージオ様から学んだ座学や実技のお話を教えて頂きました。
剣術や弓術、槍術などは勿論のこと、扉や宝箱を鍵がなくても開けられる開け方や、他者に気付かれないように歩く忍び足、気配の消し方など、色々と教えて頂いたと……。
「エフィージオ様は王太子であるマッティア様の教育係だったのですよね? まるで、闇の稼業で生きていけそうな教育の仕方ですね……」
わたくしが首を傾げていると、背後で笑い声が聞こえました。
「ふぉっふぉっふぉっ、先王は気紛れな方でしたので、何があっても生き延びる術を伝授する事は急務だったのです」
「マッティア様は王太子だったのにですか?」
すると、エフィージオ様はにこやかに微笑まれました。そして、色々とお話をして下さいました。
「坊っちゃまが御生まれになった時、とても嬉しかったのを覚えております。そして、まだ王太子に選ばれてすらいなかったのですが、私はこの方に己の知り得る全ての技術を授け、何があっても生き延びる術を身に付けさせたかったのです」
そう語るエフィージオ様の瞳には確かに、マッティア様への愛情がありました。そして、エフィージオ様はマッティア様をお持ちになっている杖で小突いた後、わたくしに頭を下げられました。
「エフィージオ……」
「あのような非道な事を強いたにも関わらず、坊っちゃまを受け入れ、愛して下さり、まことにありがとうございます。貴方様のおかげで、私は孫に恵まれた気分ですぞ」
そう言って、エフィージオ様はいつものように、ふぉっふぉっふぉっと笑われました。エフィージオ様は御子たちをとても可愛がり、よく面倒を見て下さっています。
わたくし、とても感謝しているのです。
「あ、あの! では、女官長は何者なのですか? あの方も普通の方とは違うように思えます」
女官長は、気がつくといつも背後に突然現れるのです。絶対、あの方も気配を消せると思うのです。
エフィージオ様が教えて下さったのですが、戦場から、先王が突然拾って来て、気に入り側に置いていた盗賊だったと……。
「それにしても父上は女性なら、誰でも良いのですか? まさか、女官長にまで手を出していたとは……」
「ですが、女官長は綺麗な方ですよ? 鬼婆ですけれど……」
「容姿の話をしているのではありません」
マッティア様は心底嫌そうなお顔をなされていますけれど、エフィージオ様は、ずっとニコニコしています。
……と言う事は、まさか。
わたしくしは、一つの疑問が頭をよぎりました。
「ちゃんとした官職を与え、己が退いた後でも女官長に類が及ばないようにされていたという事は、先王にとって女官長は特別だったのでしょうか?」
それなのに、わたくし達が先王を裁いて、女官長は一体何を思ったのでしょうか?
「特別? はっ、まさか……。ただの気紛れでしょう。側室はあくまで貴族でなければなれません。故に、側に置く口実として官職を与えただけです」
その証拠に、私が知っている限りでは、女官長が寝所へ呼ばれていた事はないとマッティア様は鼻で笑いました。
「ですが……」
「あの父上に惚れた好いたという感情が存在するのかも疑問です。まあ、女官長を一時的に気に入り、側へ召していたとしても、少しの間だけですよ」
わたくしは納得出来ませんでした。エフィージオ様をチラッと見ると、エフィージオ様は微笑んでおられます。
うぅ……、感情が読めない笑顔です……。
「まあ、あの方は寝所へ呼ぶという形式すら面倒に思われる方でしたので、空いている部屋であろうが、物置きであろうが、庭園であろうが、場所を選ばず、行為に及ばれておりましたので」
その隠れ方が、実に巧妙で知っているのは爺だけですなと笑ったエフィージオ様に、マッティア様はまた心底嫌なお顔をされました。
親の醜聞は聞きたくないものなのでしょうね……。
「まあ、百歩譲って女官長との関係がずっと続いていたとして、だから何なのです。ただ、相性が良かっただけでしょう。あの父上に限って特別などという事は断じて有り得ません」
「ですが……」
「女性はすぐに恋愛に物事を直結しがちですが、あの父上は女性を対等に思うことすらない方でしたので、有り得ません」
鼻で笑いながら、エフィージオ様を伴い、マッティア様は去っていかれましたが、わたくしは、どうしても腑に落ちなかったので、女官長に聞いてみる事に致しました。
けれど、女官長を探しても何処にもいらっしゃいません。いつも、突然現れる方なので、探した事がなかったのですけれど……突然いるという事は隠れるのも巧妙だという事ですよね。
ま、まあ、隠れている訳ではないのでしょうけれど……お仕事をしている筈ですし……。
ですが、わたくしは途方に暮れてしまいました。
「ああ、女官長は何処なのでしょうか?」
「何か御用でしょうか? 女王陛下」
「きゃあぁぁっ!」
わたくしがそう呟いた瞬間、背後から声がし、わたくしは悲鳴をあげ飛び上がってしまいました。
「驚かせてしまったのなら申し訳ありません。ですが、探されていたようでしたので」
「探していました! わたくし、女官長に聞きたいことがあるのです」
わたくしが、今日エフィージオ様から聞いた話をすると、女官長は声を出して笑われました。わたくしは、そんな女官長を見て、とても驚きました。
「確かに以前は、お情けを頂いた事もありましたが、それは生きる為です。決して浮ついた感情からではありません」
女官長は否定してしまいました。わたくしが、ですが……と言うと、女官長はクスクスと笑いながら、言葉を続けました。
「私は裏稼業から足を洗いたい。先王は戦場で性欲を処理したい。お互いの利害が一致しただけです」
「利害の一致……そのようなことで、好きでもない殿方と枕を交わせるものなのですか?」
「女王陛下は、国王陛下から大切に守られているので分からないのです。私たちにとって、性交はあくまで一つの手段であって、愛を確かめる行為ではありません。己が生き抜くための手段なのですよ」
そう言い切った女官長にわたくしは、もう何も言えなくなりました……。
わたくしだとて、最初はマッティア様との行為が嫌で堪りませんでした。けれど、それを手段にしたいと思ったことなど、一度もありませんでした。
わたくしは己が不幸な身の上だと思っていましたが、実は恵まれていたほうだったのでしょうか……。
世の中には、わたくしよりも辛い思いをしている方たちがいるのは、漠然とは分かっていました……。そうですよね……、その方たちに比べれば、カルロ様の事を考えても……マシなのでしょうか?
だって、わたくしは己の体を切り売りするような真似をした事がないのですもの。
なんだかんだと言っても、最初からマッティア様はわたくしに優しくし、守って下さっていたのですし……。
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