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第二章 王妃
26.戴冠式
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本日、わたくしは王宮へと戻って参りました。そして、わたくしは歴代の王妃さまが賜るというお部屋を見て、とても感動したのです。
「わぁ! 素敵ですね!」
とても煌びやかで可愛らしく美しい調度品たちに、とてもステキな天蓋のベッドです。天蓋のカーテンの刺繍もとても美しく、わたくし好みに可愛らしいデザインで、わたくしは一目で気に入ってしまいました。
わたくしが嬉しさのあまり、机に頬擦りしながら、感嘆の声をあげていると、アニェッラとベルタがクスクスと笑っています。
「全て殿下の采配で整えられているんですよ。ベアトリーチェ様の好みそうな物を、ご自身で選ばれた様です」
「そ、そうなのですね……」
マッティア様は、いつもわたくしの望む物を先読みしたかの様に揃えて下さります。わたくしが分かりやすいのか……、マッティア様が人の心を読む術に長けているのか……、どちらなのでしょう……。
わたくしみたいに、他人の思考を読む能力を持っていないにも関わらず、マッティア様はわたくしの考えている事がお見通しの様で、とても悔しいのです。
「明日は戴冠式です、ベアトリーチェ様。婚儀の時と同様に朝早くから準備を致しますので、今日はゆっくり過ごされて下さいませ」
「朝から綺麗に磨き上げますから! 楽しみにしていて下さいね!」
わたくしは、アニェッラとベルタの言葉にギョッとしました。婚儀の時も目が回るくらい忙しく大変だったのに、それを上回るのでしょうか……。
わたくし、ついていけるのでしょうか……?
「大丈夫ですよ。貴方は女官に身を任せていれば良いのです」
「ですが……それでも大変なのですよ……」
夜、当然のように訪ねてきたマッティア様に、不安をこぼすと、マッティア様がわたくしの頭を撫でながら、大丈夫大丈夫と笑っています。
あの約束以来、不埒な事はして来ませんが、触れ合いは多いのです。何かにつけて触って来ますし……。
そして翌朝、日の出と共に女官達に起こされ、眠い目をこすりながら、わたくしはベッドから起き上がりました。
「今日もお部屋のお風呂ではなく、地下のテルマエで、湯浴みやマッサージをしますね」
「え? テルマエ……? またですか?」
以前、のぼせてしまった事もあり、良い思い出がないのですけれど……。
「大丈夫です! 大丈夫! さあ、まず蒸し風呂で汗を流し、老廃物を排出しましょうね」
「待って! 嫌なのです! 待って下さい!」
わたくしの嘆きは虚しく、テルマエへと連行されてしまいました。
「さあ、この台の上にうつ伏せに寝転んで下さいませ」
「でも……」
「大丈夫ですよ。以前の事も踏まえて、温度調整もバッチリです」
本当でしょうか?
わたくしは半ば押し切られるように、台の上にうつ伏せで寝ました。
「30分程で良いので、くつろいで下さい。水分補給は絶対に! こまめにして下さいね!」
「わたくし達は隣で湯浴みの準備などをしておりますので、何かありましたら、すぐに! こちらのベルでお呼び下さいね!」
そう言って女官達が退室して行きました。わたくしは暖かく心地が良かったので、朝が早かった事もあり、またウトウトしてしまいました。
「ベアトリーチェ様、ベアトリーチェ様」
「起きてください」
「大丈夫ですか?」
「あ……わたくし、寝てしまいました」
以前と違い、温度が絶妙で心地良かったので、すっかり眠りこけてしまいました。
「さあ! お風呂の前に冷たいお水を飲んで下さいませ」
「水分補給はしっかりしてと言いましたのに……」
「申し訳ありません……」
わたくしは言われた通りにお水を飲んだ後、水風呂に入りました。本当に心地よい冷たさで、体がスッキリとしていく様です。
「ずっと入っていると次は体が冷え過ぎてしまいますので、スッキリしたら暖かいお風呂にも入りましょうね」
わたくしは頷き、暖かいお風呂に浸かりました。相変わらず、配慮が行き届いていて、心地よい温度でした。
女官達の心遣いが、とても嬉しいのです。そして、わたくしの髪を洗い、頭皮のマッサージをして下さいました。
その後は、わたくしの体を洗い、湯浴みの後は全身をオイルでマッサージし、髪と体に香油をつけて下さいました。この流れは婚儀の時と同じです。
そして、あの消えるものを顔と、今回は体にも塗ると女官たちは馴染むまでお休み下さいと言いました。
この顔や体に塗ったものは、とても不思議なのです。自然に馴染んで消えてしまうのです。たっぷり塗ってあるのに、綺麗さっぱり消えてしまうのです。そして、お肌がぷるぷるになるのです。
わたくしは鏡を見ながら、またもや不思議そうにしてしまいました。
「ベアトリーチェ様は、最近はよく眠れているのでしょう?」
「むくみもなく、お肌の調子も良いのですけれど、今日は全身を磨き上げる日ですから」
「今日は王国一、綺麗に仕上げてみせます!」
「あら、元々ベアトリーチェ様は王国一よ。王太子殿下も、そう仰られていたわよ」
「今日から国王陛下よ。気をつけてね」
女官達がわいわいと盛り上がっています。それにしても、マッティア様は一体何を言っているのでしょうか……。
わたくしは呆れながら、女官達のお話に耳を傾けておりました。
そして、湯あみの後はドレスです! このドレスもとても美しいのです。とても綺麗な真紅に金糸の刺繍、そしてランタン・スリーブの膨らみが可愛らしく、また袖先にかけては平袖の様に、とても美しい広がりを見せています。
腰がキュッと締まり、スカートがローブのように分かれていて、隙間から見える生地の刺繍も、とても可愛らしいのです。この隙間から見えるゴンナの生地は広がりのある袖に使われている生地とお揃いです。
溜息が出てしまうくらい優雅なドレスです。
わたくしはひと目で気に入ってしまいました。ワクワクしながら袖を通し、着付けて頂きます。そして、着付けて頂いた後は、鏡の前に座り、髪のセットです。
わたくしは、婚儀の準備の時の順序を理解しているためか、混乱せずついて行けています。ですが、女官達はとても忙しそうです。
「今回は王妃さまらしく、髪はアップした方が宜しいですね」
そう言いながら、わたくしの髪を手早くかつ華やかに結い上げて下さいます。そして髪飾りや首飾りには真珠をはじめ、ルビー、サファイアなどの宝石が散りばめられ、現在貴族の間で流行している豪奢な装飾で、彩って下さいました。
「如何ですか? ベアトリーチェ様」
「わぁ! 本当にお美しいですよ! これなら王国一ですわ!」
「誰もベアトリーチェ様には敵いませんわ」
女官達が次々に褒めて下さいます。わたくしは、何だかくすぐったい様な恥ずかしい様な気分になり、照れてしまいました。
「決して俯いてはなりませんよ。今日は婚礼の儀式とは違い、国中の者が見ていると思って下さい。胸を張って、自信をお持ち下さい」
照れているわたくしに、女官長がそう言いました。わたくしは静かに頷き、なるべく堂々と見えるように、胸を張りました。
そして、マッティア様エスコートの下、大神殿へと場を移し、戴冠式が執り行われました。そして、今日はわたくしの立后も兼ねているので、とても緊張してしまいます。
本来なら、この戴冠式もプロヴェンツァ公爵が執り行うのです。ですが、今プロヴェンツァ公爵の座は空位です。わたくしの爵位継承は立后のあとでするそうです。
なので、代理としてマルゲリータ様に、叔父様の正室として元老院サポートの下、戴冠式を執り行って頂けるそうです。
恭しく、祝詞が述べられ、マッティア様の頭に冠が被せられます。そして、次にマッティア様が、わたくしを王妃として冊立する旨を宣言し、マッティア様の手で冠をわたくしに被せて下さいました。
そして、国中に国王と王妃が立った事を宣言されました。
バルコニーから民の前に姿を表すと、轟くほどの大きな歓声で出迎えて下さいました。国中が歓喜に満ちています。
そして、マッティア様が「王位交代が、先王の早すぎる退位故に、皆を不安にさせた事を許して欲しい。元老院諸氏はじめ、王侯貴族達、そして民の皆には、まだまだ至らぬ私の執政について指導を仰ぎたい。そして、約束しよう。私は妃と共にこの国をより良い国にして行くと!」
そうお言葉を述べられました。
その後は大神殿内の小神殿に場を移し、わたくしの爵位継承が行われました。
これにより、わたくしは王妃の位とプロヴェンツァの公爵位を手に入れたのです。
「わぁ! 素敵ですね!」
とても煌びやかで可愛らしく美しい調度品たちに、とてもステキな天蓋のベッドです。天蓋のカーテンの刺繍もとても美しく、わたくし好みに可愛らしいデザインで、わたくしは一目で気に入ってしまいました。
わたくしが嬉しさのあまり、机に頬擦りしながら、感嘆の声をあげていると、アニェッラとベルタがクスクスと笑っています。
「全て殿下の采配で整えられているんですよ。ベアトリーチェ様の好みそうな物を、ご自身で選ばれた様です」
「そ、そうなのですね……」
マッティア様は、いつもわたくしの望む物を先読みしたかの様に揃えて下さります。わたくしが分かりやすいのか……、マッティア様が人の心を読む術に長けているのか……、どちらなのでしょう……。
わたくしみたいに、他人の思考を読む能力を持っていないにも関わらず、マッティア様はわたくしの考えている事がお見通しの様で、とても悔しいのです。
「明日は戴冠式です、ベアトリーチェ様。婚儀の時と同様に朝早くから準備を致しますので、今日はゆっくり過ごされて下さいませ」
「朝から綺麗に磨き上げますから! 楽しみにしていて下さいね!」
わたくしは、アニェッラとベルタの言葉にギョッとしました。婚儀の時も目が回るくらい忙しく大変だったのに、それを上回るのでしょうか……。
わたくし、ついていけるのでしょうか……?
「大丈夫ですよ。貴方は女官に身を任せていれば良いのです」
「ですが……それでも大変なのですよ……」
夜、当然のように訪ねてきたマッティア様に、不安をこぼすと、マッティア様がわたくしの頭を撫でながら、大丈夫大丈夫と笑っています。
あの約束以来、不埒な事はして来ませんが、触れ合いは多いのです。何かにつけて触って来ますし……。
そして翌朝、日の出と共に女官達に起こされ、眠い目をこすりながら、わたくしはベッドから起き上がりました。
「今日もお部屋のお風呂ではなく、地下のテルマエで、湯浴みやマッサージをしますね」
「え? テルマエ……? またですか?」
以前、のぼせてしまった事もあり、良い思い出がないのですけれど……。
「大丈夫です! 大丈夫! さあ、まず蒸し風呂で汗を流し、老廃物を排出しましょうね」
「待って! 嫌なのです! 待って下さい!」
わたくしの嘆きは虚しく、テルマエへと連行されてしまいました。
「さあ、この台の上にうつ伏せに寝転んで下さいませ」
「でも……」
「大丈夫ですよ。以前の事も踏まえて、温度調整もバッチリです」
本当でしょうか?
わたくしは半ば押し切られるように、台の上にうつ伏せで寝ました。
「30分程で良いので、くつろいで下さい。水分補給は絶対に! こまめにして下さいね!」
「わたくし達は隣で湯浴みの準備などをしておりますので、何かありましたら、すぐに! こちらのベルでお呼び下さいね!」
そう言って女官達が退室して行きました。わたくしは暖かく心地が良かったので、朝が早かった事もあり、またウトウトしてしまいました。
「ベアトリーチェ様、ベアトリーチェ様」
「起きてください」
「大丈夫ですか?」
「あ……わたくし、寝てしまいました」
以前と違い、温度が絶妙で心地良かったので、すっかり眠りこけてしまいました。
「さあ! お風呂の前に冷たいお水を飲んで下さいませ」
「水分補給はしっかりしてと言いましたのに……」
「申し訳ありません……」
わたくしは言われた通りにお水を飲んだ後、水風呂に入りました。本当に心地よい冷たさで、体がスッキリとしていく様です。
「ずっと入っていると次は体が冷え過ぎてしまいますので、スッキリしたら暖かいお風呂にも入りましょうね」
わたくしは頷き、暖かいお風呂に浸かりました。相変わらず、配慮が行き届いていて、心地よい温度でした。
女官達の心遣いが、とても嬉しいのです。そして、わたくしの髪を洗い、頭皮のマッサージをして下さいました。
その後は、わたくしの体を洗い、湯浴みの後は全身をオイルでマッサージし、髪と体に香油をつけて下さいました。この流れは婚儀の時と同じです。
そして、あの消えるものを顔と、今回は体にも塗ると女官たちは馴染むまでお休み下さいと言いました。
この顔や体に塗ったものは、とても不思議なのです。自然に馴染んで消えてしまうのです。たっぷり塗ってあるのに、綺麗さっぱり消えてしまうのです。そして、お肌がぷるぷるになるのです。
わたくしは鏡を見ながら、またもや不思議そうにしてしまいました。
「ベアトリーチェ様は、最近はよく眠れているのでしょう?」
「むくみもなく、お肌の調子も良いのですけれど、今日は全身を磨き上げる日ですから」
「今日は王国一、綺麗に仕上げてみせます!」
「あら、元々ベアトリーチェ様は王国一よ。王太子殿下も、そう仰られていたわよ」
「今日から国王陛下よ。気をつけてね」
女官達がわいわいと盛り上がっています。それにしても、マッティア様は一体何を言っているのでしょうか……。
わたくしは呆れながら、女官達のお話に耳を傾けておりました。
そして、湯あみの後はドレスです! このドレスもとても美しいのです。とても綺麗な真紅に金糸の刺繍、そしてランタン・スリーブの膨らみが可愛らしく、また袖先にかけては平袖の様に、とても美しい広がりを見せています。
腰がキュッと締まり、スカートがローブのように分かれていて、隙間から見える生地の刺繍も、とても可愛らしいのです。この隙間から見えるゴンナの生地は広がりのある袖に使われている生地とお揃いです。
溜息が出てしまうくらい優雅なドレスです。
わたくしはひと目で気に入ってしまいました。ワクワクしながら袖を通し、着付けて頂きます。そして、着付けて頂いた後は、鏡の前に座り、髪のセットです。
わたくしは、婚儀の準備の時の順序を理解しているためか、混乱せずついて行けています。ですが、女官達はとても忙しそうです。
「今回は王妃さまらしく、髪はアップした方が宜しいですね」
そう言いながら、わたくしの髪を手早くかつ華やかに結い上げて下さいます。そして髪飾りや首飾りには真珠をはじめ、ルビー、サファイアなどの宝石が散りばめられ、現在貴族の間で流行している豪奢な装飾で、彩って下さいました。
「如何ですか? ベアトリーチェ様」
「わぁ! 本当にお美しいですよ! これなら王国一ですわ!」
「誰もベアトリーチェ様には敵いませんわ」
女官達が次々に褒めて下さいます。わたくしは、何だかくすぐったい様な恥ずかしい様な気分になり、照れてしまいました。
「決して俯いてはなりませんよ。今日は婚礼の儀式とは違い、国中の者が見ていると思って下さい。胸を張って、自信をお持ち下さい」
照れているわたくしに、女官長がそう言いました。わたくしは静かに頷き、なるべく堂々と見えるように、胸を張りました。
そして、マッティア様エスコートの下、大神殿へと場を移し、戴冠式が執り行われました。そして、今日はわたくしの立后も兼ねているので、とても緊張してしまいます。
本来なら、この戴冠式もプロヴェンツァ公爵が執り行うのです。ですが、今プロヴェンツァ公爵の座は空位です。わたくしの爵位継承は立后のあとでするそうです。
なので、代理としてマルゲリータ様に、叔父様の正室として元老院サポートの下、戴冠式を執り行って頂けるそうです。
恭しく、祝詞が述べられ、マッティア様の頭に冠が被せられます。そして、次にマッティア様が、わたくしを王妃として冊立する旨を宣言し、マッティア様の手で冠をわたくしに被せて下さいました。
そして、国中に国王と王妃が立った事を宣言されました。
バルコニーから民の前に姿を表すと、轟くほどの大きな歓声で出迎えて下さいました。国中が歓喜に満ちています。
そして、マッティア様が「王位交代が、先王の早すぎる退位故に、皆を不安にさせた事を許して欲しい。元老院諸氏はじめ、王侯貴族達、そして民の皆には、まだまだ至らぬ私の執政について指導を仰ぎたい。そして、約束しよう。私は妃と共にこの国をより良い国にして行くと!」
そうお言葉を述べられました。
その後は大神殿内の小神殿に場を移し、わたくしの爵位継承が行われました。
これにより、わたくしは王妃の位とプロヴェンツァの公爵位を手に入れたのです。
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