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付き添い大杉問題

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後ろの席の北条に連れられ保健室に運ばれた。
休み時間、生徒が行き交う中、腰にジャケットを巻いて 中腰で真っ赤な顔した俺がはぁはぁ発情しながら練り歩く。

みんな、あぁ・・・見たいな生暖かい眼差しで見てくる。

前世でどんな悪行をすればこんな目に合うというのだ。

途中で朝倉会長が声をかけてきて、俺の片方の腕を取って北条と一緒になって運んでくれた。

何とか保健室に辿り着くと校医の先生が待っていた。
そして奥の隔離用の部屋に通された。
けっこう広くて、ちょっとしたホテルの一室の様になっている。

城田医師が来るまで頑張ってと言われ、扉を閉められそうになり、慌てて
「やっぱり抑制剤ください!体に悪くていいから!」
って言ったら、

「ごめんね、とりあえず城田先生が来るまで、ドアは閉めておくから。
部屋の使い方は前に教えたよね?
あと、親御さんにも無事にラットがきたから今日は隔離室に泊まるかもって連絡してくるね。」

そう言って閉められそうになった。
おれはドアに体をねじ込み、必死に訴えた。

「嫌だ、嫌だ、先生、閉めないで!一人はいやだよ。
これからどうなるんだよ、ちんこがおかしい、体がぞわぞわする!
こええよ!だ、誰か・・・きりゅう・・・」

「先生、生徒会長である私が彼の傍に付いて良いでしょうか。こんなに怯えた小山田を一人にするのは危険です。」

責任感を滲ませた会長の声がした。

「一人ではさすがにまずいんじゃ無いですか。俺も付き添いますよ。」
面白そうなことに首を突っ込みたいだけの北条の声も。

「分かった。部屋の使い方は分かるね?
じゃあいったん閉めるけど、何かあったら後は部屋の中に電話があるから・・・」

その時、聞きなれた声が降ってきた。

「待ってください、俺も付き添います!」
ハアハアと、走ってきたらしい桐生が立っていた。
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