もふもふタヌキの初恋~平安あやかし恋物語~

(恋しい…恋しい、晴明さま…っ。)
それは、満月の夜。 琥珀には、幼い頃から必ず、その名を呼ぶ声が聞こえる。 それはあの日。晴明に命を救れたその日から。それからずっと琥珀は、晴明だけをみてきた。
琥珀の想いはつのるばかり。
晴明も、それはとても琥珀を可愛がってくれるが、晴明のそれは愛情なのか。
琥珀はもう、この想いが溢れだしそうで─。
(晴明さま…。…恋しい…。…僕は…っ。)
一方、晴明も琥珀への愛しさを今にも堪えきれなくなりそうだった─。
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