助けた人は超がつく有名人でした！？

忙しくないんですか..... ？

ピンポーン

「う～、はーい！」

のそのそとベッドから降り玄関へと急ぐ。

昨夜は小説のネタの書き出しや、これからのスケジュール確認やら何やらと追われていて、ベッドに入ったのは確か深夜2時半だった。

眠い目をこすり、インターホンを確認しないままガチャリとドアを開けると、

「あ、黒谷さん」

「七川さんお久しぶりです」

黒谷さんが居た。その笑顔が眩しいです。

「看病してくれたお礼に来ました。あの時は本当にありがとうございました」

と言って紙袋を渡してくれる。というか、その笑顔眩しすぎて私の目がおかしくなりそうなんだけど....。

「ありがとうございます」

そんなところが芸能人なんだなぁと思いながら受け取る。中身は有名店の菓子折りだろうか、綺麗な包装がされた箱が入っている。

「えっと、入ります？立ち話もなんなので... 」

数日前のテレビの発言について聞きたいことがあるけど、仕事大丈夫かなと思って一か八か聞いてみる。

「いいですよ」

なぜか嬉しそうに黒谷さんはそう言った。




そう、嬉しそうに言ったのだ。眩しい笑顔で。






....忙しくないのかな。仮にもあなた超有名芸能人ですよね？



パパラッチとか、事務所大丈夫？もし、彼女居たら、私殺されるよ。多分。




などと、黒谷さんを招き入れながらずっとなやんでました。





って、入れたのは私じゃん！






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こんばんは、久しぶりに覗いたらお気に入りが増えていて驚いた。

近いうちに続き出る予定。


.....暑い。
熱中症にお気を付けて。