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 本編【第一章】初めの前座

 瞬く間に広がるスライム武勇

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 アッィーは何時の間にか有名人並みに、冒険者から狙われる存在と成。
 報奨金まで掛けられて、殆どお尋ね者であった。
 日増しに増える冒険者の数が、アッィーにはたまらなく重圧と成。
 勇者の為にお金を稼ぐ寄り、冒険者相手の戦闘が増える中、アッィーは考えた、冒険者の戦闘でお金を稼げ無いだろうかと…。
 だが冒険者と言えどスライム如きに、お金をくれるとも思え無い。
 戦闘前に交渉したが、笑い飛ばされて仕舞ったり、中にはスライムの写真を撮るだけで、寸鳴り帰る者さえいた。
 真逆写真が指名手配に使われて居るとはアッィーさえ予想だにしなかった。
 日増しに冒険者も対策を考え、あの手この手でアッィーに挑んで来るのであった。
 中には麻痺毒を投げつける者、飛び道具で穿つうがつ者に、魔法を浴びせかける者など質が悪い者まで出て来た。
 1番質が悪いのは、不法物を投げつける者であった。
【空き缶、ガラクタ、酒瓶などが見てとれる。】
 ほとほと呆れるアッィー、全部アッィーが片付ける事に成っていた。
 この様な場所、勇者には見せる訳にも行かないアッィー。
 全部所定のゴミ箱に収め、清掃までしないといけないアッィー。
 頼れる者は己のみがまた悲劇を生むので有る。
 アッィーの為に他のスライムまで避難を浴びるそして孤独とかすアッィー。
 他のスライムからも石を投げつけられたり、とうとうお金を稼ぐ為の薬草売りも出来なくなるのであった。
 手持ちの金では、いずれ底を付く。
 その為矢張り早い段階で魔王を倒さねば成らなく成ったアッィーである。
 勇者の食費もいずれ無くなるのでは、本末転倒なので、取り敢えずまだ余裕ある内に魔王を倒したかった。
 だがアッィーとて、体力が心許ないのも事実であった。

【次の章、アッィー魔王宝物庫】

 アッィーは暗い夜道を1人魔王城に向かった。
 魔王の配下の者達をある程度蹴散らし進むのは宝物庫であった。
 まず勇者の服、装備を取り返すのが先決である。
 アッィー似してみたら一度行った事の有る場所なのだが、中々辿り着かない魔王宝物庫であった。
 そうして迷う事、アッィーは魔王配下である、キの空飛ぶ魔物に遭遇した。
【キの魔物に付いて、お分かりと思うかもだけど、名前は伏せます。】
 アッィーは飛ぶ事が出来無いので、身を低く待ち構える事にした。
 その光景をキの魔物が上空から見た。
 逸れは丸で小さな湖の様に、数倍の面積が罠の様にキの魔物に対して、高圧的に攻撃を仕掛ける様に、待ち構えて見えるのであった。
 そしてその光景に、キの魔物が怯むと、羽根を羽ばたかせ一目散に高校度に上がると、急降下する様にアッィー目掛けて急接近したが、わずか数センチ届かない場所で、上昇しなければならない羽目に成る。
 上昇する僅かな空きをアッィーは、足を掴み地面に叩き付けると、同時にアッィーがキの魔物を羽交い締め羽根を毟り盗る。
 羽根を毟り盗られ丸裸のキの魔物が、丸でフライドチキンの様な格好で、地面をバタバタと逃げ惑う姿は滑稽であった。

【アッィーはワープの羽根(○メラの翼)を手に入れた。
 アッィーは魔法場所移動『テレポート』を覚えた。
 アッィーは魔法転位測定『マクロターゲット』を覚えた。
 アッィーは魔法場所測定『ルートターゲット』を覚えた。
アッィーはマクロターゲットをルートターゲットと融合、場所解析『ステーション』を覚えた。
アッィーはテレポートとステーションヲトを融合、瞬間移動『ルーラ』を覚えた。】
 早速アッィーは覚えたての魔法を使う…。

 一瞬にしてアッィーの仮の家に戻っていました。
「アレ、アッィーもう戻って居たの、結構早かったね。」
 ナスの勇者がアッィーを見て言ったのであった。
「……。」
 膝から崩れ落ち、顔色が青ざめたアッィーであった。
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