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わたくしは、誰なのでしょう?
あぁぁ……嘘だろう……ドラゴンを飼うなんてできませんっていうべきだったかな……ちぃちゃん目線
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あぁ……この目の前にいるマレーネという女性……いや、この人は人間ではない。
マレーネは、この世界に一頭しかいないと言われていたブルードラゴンの、新発見された2頭目の純血種。
そして、生まれたばかりのアスールも、純血種の幼体。
奇跡の2頭なのだと昨日認定された。
ちなみに、一頭目は、孤高の竜王と言う二つ名を持つ存在があり、もう一つ……生死は不明だがブルードラゴンの卵が、約1800年前から静かに時を待っている。
それはそれでいいとして、何故か、
「おぉぉ! お姉さま!」
彩映を抱いているマレーネを崇めるように、手を合わせ泣いている月歩姉。
「あぁ! なんで、ローズ様がここにいらっしゃらないんだ! あの方なら俺とこの尊さを共有してくださるはず! 萌えが理解できるのに~!」
「あ、後宮で、めちゃくちゃ萌えてたよ。絶対ナーニャ姉さんと新しいデザイン考えてくると思うよ、月歩。それに今度、彩映が元気になったら、大々的に七五三するし」
「陛下、『シチゴサン』って何ですか?」
手をあげるアルベルト……一応、失礼ができない存在には単語会話はできないらしい……に、
「あ、そうか、アルベルトは知らなかったっけ? グランディアの風習で、子供が生まれてひと月くらいして、神様に『子供が生まれました。子供をお守りください。よろしくお願いします』ってお願いしに行くの。そして数え年の3歳、5歳、7歳……向こうは、生まれた時には一歳っていうふうに数えるから……2歳、4歳、6歳になると、大きくなりましたって、神殿にお礼のお参りをするんだよ。その数字で七五三。それに、特にグランディアでは昔、幼い子供は弱くてすぐに死んでしまうから、生まれた時に神から預かったって言われるんだ。数え年で7歳の時に、神の子から人の子になる、神に預けていた子供を返してもらえるとも言われるからね。じい様が目の色変えてるのは、『神から預かっている彩映に、なにしてくれやがった! このバカ者ども! もし神が怒ったら、どうなるかわかっていないのか!』だって」
と、何故か、祖父の声色を真似する幸矢に、
「うわぁ、幸矢兄様、おじいさまそっくり~」
那智は目をキラキラさせる。
那智はおじいちゃん子である。
容姿や、育った場所のせいか、同年代の友人が作りにくかったのもあり、両親と祖父の職場にいることが多かった。
忙しい人だったが、書類整理などでは那智を膝に乗せてよく、色々な話をしてくれた祖父が大好きである。
「ふふっ! 似てるでしょ? で、じいさまが『彩映の七五三には、私の財産だけでなく、神殿に収めている宝物の数々、特別に天女の羽衣も出す! それに、あの子が生まれてから、特別に織ってもらっていた絹織物も通常の儀式以上……十分溜まっているから、2回はできる! このまま溜めていけば、裳着の時には、五衣まで準備もできる! 大丈夫だ! それにしても……去年の千夏のは手を抜いてしまった……すまない……そうだ! 代わりに一緒にもう一度しよう! それに、風深の分も準備しなければ!』だって。ちぃ。二人の準備頑張って!」
「えぇぇ! あれ、またするんですか? あれで手抜き?」
「うん、相当、間抜いてる。だって、神事の道具も揃っていなかったって言ったでしょ? ちぃとセイの息子の時はしてたよ。覚えてないの?」
「……覚えてない……です」
「じい様孝行すると思って、二人にさせてあげなよ。彩映一人に全部じい様の愛を込めると、絶対彩映が倒れるから」
すると、目をキラキラさせ、那智はお願いポーズをする。
かわいいな、やっぱり。うちの妹は!
「幸矢兄様。メオくんはダメですか? 今、まだファルト領から戻ったばかりで、お義父様のところにいますが、今度うちの子になるのです! ……向こうでは、とても大変だったそうですから」
すぐに悲しげに目を伏せる。
ラファ兄の弟であるリーダイルは、はっきり言えば、ラズラエラルの逆のバカ親だ。
仕事好きな真面目な性格と共に、少々やんちゃすぎる。
星蘭は口下手で不器用だが、あいつは何かに集中したら、全力投球で他に目をやれない。
独り身、もしくは星蘭と結婚したばかりならよかったのだろうが、二人とも仕事持ちで、ちょうど星蘭は第二子出産後、職場に復帰したばかり。
第二子を仕事しつつ見ていた星蘭に、長男のメオ……メテオールは自分が見るといい、連れて行った先で仕事に集中してしまい、その場に置き去りにして帰ってしまった。
前にも何度か町でも置いて帰ったこともあり、その時には町の人が送ってくれたそうだが、今回は場所が悪かった……。
倉庫……しかも騎士団の武器庫の中である。
もし、不用意にメオが触ったら、大怪我もあったはずである。
慎重で大人しいメオは、ただ泣きもせず、じっと座っていたから無事だった……いや、翌日の朝まで閉じ込められていたメオは、脱水症状で熱を出した。
元々おとなしかったメオは心を閉ざし、食事すら拒否するようになったらしい。
緊急連絡でそれを知り、怒り狂った那智と星蘭の義父が奪い、王都に連れ帰り、医者にかかって、メオは静養中である。
「うーん、確か4歳だっけ? うん、いいんじゃないかな? じい様もかわいいひ孫だもの。喜ぶよ」
「嬉しいです! メオくんは何色が似合うでしょうか。どの色が好きですかって聞いても、お返事がないのですわ。首を傾げたり、頷いたりはしてくれるのですが、あまり表情もないし……お父様は、少し言葉は喋らないけれど、賢い子だって言ってくださるのですが……」
「人見知りの時期かもしれないね。大丈夫だよ。那智のこと絶対嫌いじゃないから」
「それだと嬉しいです。メオくんは、リー兄様よりラファ様に似ていて、とってもかっこいいのです。それに、この間ちょっと笑ってくれて、また来るねってラファさまと伝えたら、またねって手を振ってくれました」
うーん……二、三度会ったけど、メオはカッコいいより可愛いと思う。
ラファ兄に顔立ちそっくりってことは、完全に女顔だから!
いや、那智はあの美少女顔のラファ兄のことがかっこいいと思うんだ……うん、黙っておこう。
もし、俺の顔を……不細工とか思われてたら落ち込む……。
そんな俺の様子に気づかなかったのか、那智はニコニコと、幸矢兄を見あげている。
「兄様、メオくんには何が似合うでしょうか? そういえば、グランディアのお名前があるそうですね」
「あぁ、千剣破だね。千の敵を破るという意味があるけれど、武器よりも強い知識を持てという意味もあるって。じい様がつけたよ。すごい名前だと思うよ。あ、メオは優しい色が似合うと思うな。パステル色。ウェイト兄さんとラファと同じで瞳が緑で、髪が金だから」
「えっ? 兄様は、濃い色なのに?」
「いや、俺は色が選べない格好だから……」
幸矢兄はため息をつく。
「本当は、もっと地味な格好にとか思うんだよ? できるなら髪の色を変えたりして、お忍びしたいのに、髪は染められないし、いくら格好を変えたって、すぐ見つかるんだよね……なんでだと思う? 俺、ちょっとルゥとデートとか、蒼記を身代わりにお忍びでカズールに行くとか、考えてたのに、尽く失敗するんだけど……」
「やめて、幸矢兄……俺、死にたくないです」
「僕も……」
俺とアルベルトが青ざめる。
「えぇ? 大丈夫だよ。俺、強いから!」
「そう言う問題じゃなくて、兄は、その顔とその色と、そのキラキラしたオーラで無理!」
「リスティル陛下……一応人間。幸矢兄さん、人外」
「失礼だな~アルベルトは!」
頬を膨らませる幸矢兄に、バッサリと斬って捨てる。
「無駄に、垂れ流しダメ。犯罪」
「何が無駄に垂れ流し?」
「流し目、微笑み諸々。リスティル陛下……小悪魔。幸矢兄さん、傾城」
その言葉につい頷いてしまう。
ぐうの音も出ない様子の幸矢兄。
そして、この言葉を素直に聞いて、王宮から逃走だけはしないでほしいと警護を兼ねた職務の俺は祈ったのだった。
マレーネは、この世界に一頭しかいないと言われていたブルードラゴンの、新発見された2頭目の純血種。
そして、生まれたばかりのアスールも、純血種の幼体。
奇跡の2頭なのだと昨日認定された。
ちなみに、一頭目は、孤高の竜王と言う二つ名を持つ存在があり、もう一つ……生死は不明だがブルードラゴンの卵が、約1800年前から静かに時を待っている。
それはそれでいいとして、何故か、
「おぉぉ! お姉さま!」
彩映を抱いているマレーネを崇めるように、手を合わせ泣いている月歩姉。
「あぁ! なんで、ローズ様がここにいらっしゃらないんだ! あの方なら俺とこの尊さを共有してくださるはず! 萌えが理解できるのに~!」
「あ、後宮で、めちゃくちゃ萌えてたよ。絶対ナーニャ姉さんと新しいデザイン考えてくると思うよ、月歩。それに今度、彩映が元気になったら、大々的に七五三するし」
「陛下、『シチゴサン』って何ですか?」
手をあげるアルベルト……一応、失礼ができない存在には単語会話はできないらしい……に、
「あ、そうか、アルベルトは知らなかったっけ? グランディアの風習で、子供が生まれてひと月くらいして、神様に『子供が生まれました。子供をお守りください。よろしくお願いします』ってお願いしに行くの。そして数え年の3歳、5歳、7歳……向こうは、生まれた時には一歳っていうふうに数えるから……2歳、4歳、6歳になると、大きくなりましたって、神殿にお礼のお参りをするんだよ。その数字で七五三。それに、特にグランディアでは昔、幼い子供は弱くてすぐに死んでしまうから、生まれた時に神から預かったって言われるんだ。数え年で7歳の時に、神の子から人の子になる、神に預けていた子供を返してもらえるとも言われるからね。じい様が目の色変えてるのは、『神から預かっている彩映に、なにしてくれやがった! このバカ者ども! もし神が怒ったら、どうなるかわかっていないのか!』だって」
と、何故か、祖父の声色を真似する幸矢に、
「うわぁ、幸矢兄様、おじいさまそっくり~」
那智は目をキラキラさせる。
那智はおじいちゃん子である。
容姿や、育った場所のせいか、同年代の友人が作りにくかったのもあり、両親と祖父の職場にいることが多かった。
忙しい人だったが、書類整理などでは那智を膝に乗せてよく、色々な話をしてくれた祖父が大好きである。
「ふふっ! 似てるでしょ? で、じいさまが『彩映の七五三には、私の財産だけでなく、神殿に収めている宝物の数々、特別に天女の羽衣も出す! それに、あの子が生まれてから、特別に織ってもらっていた絹織物も通常の儀式以上……十分溜まっているから、2回はできる! このまま溜めていけば、裳着の時には、五衣まで準備もできる! 大丈夫だ! それにしても……去年の千夏のは手を抜いてしまった……すまない……そうだ! 代わりに一緒にもう一度しよう! それに、風深の分も準備しなければ!』だって。ちぃ。二人の準備頑張って!」
「えぇぇ! あれ、またするんですか? あれで手抜き?」
「うん、相当、間抜いてる。だって、神事の道具も揃っていなかったって言ったでしょ? ちぃとセイの息子の時はしてたよ。覚えてないの?」
「……覚えてない……です」
「じい様孝行すると思って、二人にさせてあげなよ。彩映一人に全部じい様の愛を込めると、絶対彩映が倒れるから」
すると、目をキラキラさせ、那智はお願いポーズをする。
かわいいな、やっぱり。うちの妹は!
「幸矢兄様。メオくんはダメですか? 今、まだファルト領から戻ったばかりで、お義父様のところにいますが、今度うちの子になるのです! ……向こうでは、とても大変だったそうですから」
すぐに悲しげに目を伏せる。
ラファ兄の弟であるリーダイルは、はっきり言えば、ラズラエラルの逆のバカ親だ。
仕事好きな真面目な性格と共に、少々やんちゃすぎる。
星蘭は口下手で不器用だが、あいつは何かに集中したら、全力投球で他に目をやれない。
独り身、もしくは星蘭と結婚したばかりならよかったのだろうが、二人とも仕事持ちで、ちょうど星蘭は第二子出産後、職場に復帰したばかり。
第二子を仕事しつつ見ていた星蘭に、長男のメオ……メテオールは自分が見るといい、連れて行った先で仕事に集中してしまい、その場に置き去りにして帰ってしまった。
前にも何度か町でも置いて帰ったこともあり、その時には町の人が送ってくれたそうだが、今回は場所が悪かった……。
倉庫……しかも騎士団の武器庫の中である。
もし、不用意にメオが触ったら、大怪我もあったはずである。
慎重で大人しいメオは、ただ泣きもせず、じっと座っていたから無事だった……いや、翌日の朝まで閉じ込められていたメオは、脱水症状で熱を出した。
元々おとなしかったメオは心を閉ざし、食事すら拒否するようになったらしい。
緊急連絡でそれを知り、怒り狂った那智と星蘭の義父が奪い、王都に連れ帰り、医者にかかって、メオは静養中である。
「うーん、確か4歳だっけ? うん、いいんじゃないかな? じい様もかわいいひ孫だもの。喜ぶよ」
「嬉しいです! メオくんは何色が似合うでしょうか。どの色が好きですかって聞いても、お返事がないのですわ。首を傾げたり、頷いたりはしてくれるのですが、あまり表情もないし……お父様は、少し言葉は喋らないけれど、賢い子だって言ってくださるのですが……」
「人見知りの時期かもしれないね。大丈夫だよ。那智のこと絶対嫌いじゃないから」
「それだと嬉しいです。メオくんは、リー兄様よりラファ様に似ていて、とってもかっこいいのです。それに、この間ちょっと笑ってくれて、また来るねってラファさまと伝えたら、またねって手を振ってくれました」
うーん……二、三度会ったけど、メオはカッコいいより可愛いと思う。
ラファ兄に顔立ちそっくりってことは、完全に女顔だから!
いや、那智はあの美少女顔のラファ兄のことがかっこいいと思うんだ……うん、黙っておこう。
もし、俺の顔を……不細工とか思われてたら落ち込む……。
そんな俺の様子に気づかなかったのか、那智はニコニコと、幸矢兄を見あげている。
「兄様、メオくんには何が似合うでしょうか? そういえば、グランディアのお名前があるそうですね」
「あぁ、千剣破だね。千の敵を破るという意味があるけれど、武器よりも強い知識を持てという意味もあるって。じい様がつけたよ。すごい名前だと思うよ。あ、メオは優しい色が似合うと思うな。パステル色。ウェイト兄さんとラファと同じで瞳が緑で、髪が金だから」
「えっ? 兄様は、濃い色なのに?」
「いや、俺は色が選べない格好だから……」
幸矢兄はため息をつく。
「本当は、もっと地味な格好にとか思うんだよ? できるなら髪の色を変えたりして、お忍びしたいのに、髪は染められないし、いくら格好を変えたって、すぐ見つかるんだよね……なんでだと思う? 俺、ちょっとルゥとデートとか、蒼記を身代わりにお忍びでカズールに行くとか、考えてたのに、尽く失敗するんだけど……」
「やめて、幸矢兄……俺、死にたくないです」
「僕も……」
俺とアルベルトが青ざめる。
「えぇ? 大丈夫だよ。俺、強いから!」
「そう言う問題じゃなくて、兄は、その顔とその色と、そのキラキラしたオーラで無理!」
「リスティル陛下……一応人間。幸矢兄さん、人外」
「失礼だな~アルベルトは!」
頬を膨らませる幸矢兄に、バッサリと斬って捨てる。
「無駄に、垂れ流しダメ。犯罪」
「何が無駄に垂れ流し?」
「流し目、微笑み諸々。リスティル陛下……小悪魔。幸矢兄さん、傾城」
その言葉につい頷いてしまう。
ぐうの音も出ない様子の幸矢兄。
そして、この言葉を素直に聞いて、王宮から逃走だけはしないでほしいと警護を兼ねた職務の俺は祈ったのだった。
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