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番外編《吉岡海のテディベアの作り方》2
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《半縫製キット》の作り方です。
まず、袋を開けて、必要なものを確認しましょう。
書いてあるものが間違いなくあるかを確認です。
ジョイントというのは手足、首を動かすのですが、こういう場合にあるのはプラスチックジョイントと呼ばれるものです。
プラスチックジョイントはとても使い勝手がいいものですが、一回はめ込むと取れませんのでちゃんと4、もしくは5セットあるか確認してください。
同じサイズのものもあれば、手と首の3セットと足の2セットがサイズが違う場合があるので、間違えないようにしてください。
そして、腕、足、胴体、頭、耳が間違いなく揃っているか、確認を。
そのあとひっくり返さず、胴体、腕、足にジョイント差し込み口に薄く接着剤を塗りましょう。
☆ここ注目です。
接着剤はなぜ必要か……メーカーによって違いますが、ベアの布が裁断機……機械で切られ、開けられた穴の場合、綿詰めをしていると、穴が広がり裂けます←何度も経験済み。
布地もいい生地ならば適度な伸縮ですが、結構差……はっきり言えば、かなり縦横、斜めと伸びます。
毛も抜けますし、穴も伸び、広がります。
基本は私の場合は、その上に同系色のフェルトに目打ちで穴を開け、ボタン穴の周りのように細かくかがります……補強です。
綿詰め作業はかなり楽しいので、際限なくしてしまうのでご注意ください。
厚く塗ると乾くのに時間がかかるのと、変に突っ張るのでお気をつけください。
手足に胴体を乾かしつつ、まず、耳と頭をひっくり返しましょう。
特に細かい耳はひっくり返しにくいですが、キットの中にコツが書いてあるので確認を。
テディベア作家さんは、手術にも使われる鉗子を持っています。
でも、初挑戦の方は、ひっくり返せないなーと無理に引っ張ったりされず、耳の上の部分を指や菜箸の背の部分を押すようにしてみてください。
あまり無理にすると、ボアの毛が抜けてしまうことがあるのでご注意ください。
特に耳の縁とか、手や足の先、頭のお鼻の先などは、綺麗にしてあげてください。
ちょっと毛が……淋しいベアになっちゃいます>_<
なるべく、きちんとひっくり返してあげると可愛い子になります。
乾いた頃に手足と胴体をひっくり返します。
その時、胴体の首をつなぐ部分をわかりやすいようにまち針などで印をお勧めします。
結構ひっくり返すと、どこに首がくっつくのと慌てます。
その後、頭、耳、手足、胴体を並べて見てください。
どんな子になるでしょう?
想像しつつ、まず頭に脳……コホンッ! 綺麗な形の頭を作るために綿を詰めていきましょう。
可愛い赤ちゃんを想像してみてください。
鼻先に菜箸の背側を使って、綿を押し込みます。
綿は生き物ですので、逃げます。
スライムのように、するりんと逃げてくれやがります。
綿は左右の頬と鼻の上の布が重なってますので、三か所からグイグイ突っ込みましょう。
何度か利き手の親指と人差し指で押し込んだことがありますが、指が最後に使いものにならなくなるので、菜箸の太い部分……持ち手側を使ってください。
力を込めると2日位物が持てなくなります。
ペンも箸も痛くて持てません→ここまでしないでください。
そして、菜箸の細い部分は刺さります。
ベアの顔に穴が開くのは悲しいので、決してしないでください……。
教室で穴が空いた人いました。
傷だらけのベアはかわいそうです。
どうか、根気よく詰めてください。
ちなみに、何回もしていて思っていることは、なるべく鼻先に固く綿を詰めてください。
スカスカだと鼻の刺繍の時、針が刺さりません。
鼻の刺繍がないのは残念なので、鼻先にはしっかり詰めてあげてください。
そして、ベアの顔はネコ系か、イヌ系どっちにしようかなという感じを想像してください。
ちなみに猫系は……特に子猫のように顔の中心に集まるような可愛い系。
日本のテディベア作家さんに多いのは、正面からみると目と鼻がほぼ同位置、子猫の顔です。
犬系の顔だと、ちょっと左右の上に目を上げて、鼻から離してみる感じです。
時々、メガネとか掛けているのは、イヌ系ベアさんが多いです。
もうちょっとわかりやすいのは、スナネコのように鼻ぺちゃでベビーフェイスか、日本のキツネ、キタキツネのように鼻がシュッとして見える顔ですね。
詰めていくと顔も少しですが変わっていきますので、外から綿が詰まっているかフニフニ確認しつつ、このベアはカッコいい子とか、可愛い子と思いながら詰めると楽しみも増しますよ。
ある程度しっかり詰めたら、詰め口をざっくり縫って、ジョイント凸部分をセットして、慎重に糸を縮めてください。
ジョイント部分はしっかり糸が切れないようにお願いします。
首を動かすと、当たり前ですが布地や糸は擦れてしまうので、糸はしっかり縫い縮めることが大事です。
次は目の位置をまち針で決め、目打ちで布地をなるべくぶち切らないように布地を広げるように穴を開けます。
目玉ボタンの出っ張りがその穴に入るくらいがいいです。
そのときには、ほお側と鼻上の布地を縫っている縫い糸は切らないようにしてください。
目を説明書通りに縫ったら、耳です。
コアラのように横にするか、狐っぽくするか、その中間かは、耳布地にまち針をつけて、位置を決めてくださいね。
真正面からだけだと位置がずれたりするので、頭頂部や左右をチェックするといいです。
耳の注意は、ぬいぐるみを持つ人がたまにやっちゃうのですが……つい、掴みやすい耳を引っ張っちゃいます。
小さい子も当たり前に引っ張っちゃいます。
なので引っ張ってもちぎれないように、耳の後ろから上まで縫い、次は耳の前を丁寧に縫って、耳たぶまでしっかり縫うことが必要です。
鼻は太めの刺繍糸一本どりです。
▼、○、◾️、五角形、が基本ですが、可愛いのだと❤︎なんかもできます。
手縫いですからどんな形でもいいです。楕円もいいですね。
好みの形が説明書にあると思いますが、自分のベアに似合うお鼻を、あれば消えるペンで形を書いて、ない時は薄く鉛筆で小さめに書いて、左右をバランスよく縫います。
鼻の下にはお口をつけましょう。
への字でも可愛いですし、ネコの口のように広角上がってるのもいいですね。
目、耳、口の順は目→口→耳でもいいです。
私は、鼻の刺繍がとても苦手ですので、最後にしています。
では、腕と足は同じようにジョイント凸を入れて、綿詰めを。
腕は手のひらに綿を入れるイメージで、手の付け根は少なめにするのがおすすめです。
足も足裏の足首の折れ部分……つま先にしっかり詰めてください。
逆に腕や足の付け根関節部に綿が溜めすぎると、怒り肩で安産型……少々いかつくなるので、逆に足の裏、手のひらをしっかり詰めるとポーズも可愛く、スマートな子になります。(私のイメージです。可愛いのは変わりません)
手と足の爪は鼻と同じ刺繍糸で。バランスよくです。
3本爪、4本爪可愛いです。
これで、頭、両腕両足、まだ何もしていない胴体とジョイント5セットの凹部分が並んでいると思います。
ジョイントは、セットしてしまうと、外せません。
もう一度言います。外せません。
ですので、まず、ベアの頭をジョイントします。
平べったい穴の開いた円盤と、突起のついた円盤を順番にセットします。
頭部のジョイントを、胴体の頭部差し込み口に差し込み、平べったい方を差し込みます。
この時、生地が何重にも重なっているので、きちんと出ない場合があります。
慎重に頭部のジョイントが出るようにしてください。
そうして、突起のついたジョイントを、突起部を上にして、力を込めて挟みます。
ぶちっ
もしくは、
ブチブチ!
と音がしたのが確認できたら、一度きちんとつながっているか首を動かします。
まず、袋を開けて、必要なものを確認しましょう。
書いてあるものが間違いなくあるかを確認です。
ジョイントというのは手足、首を動かすのですが、こういう場合にあるのはプラスチックジョイントと呼ばれるものです。
プラスチックジョイントはとても使い勝手がいいものですが、一回はめ込むと取れませんのでちゃんと4、もしくは5セットあるか確認してください。
同じサイズのものもあれば、手と首の3セットと足の2セットがサイズが違う場合があるので、間違えないようにしてください。
そして、腕、足、胴体、頭、耳が間違いなく揃っているか、確認を。
そのあとひっくり返さず、胴体、腕、足にジョイント差し込み口に薄く接着剤を塗りましょう。
☆ここ注目です。
接着剤はなぜ必要か……メーカーによって違いますが、ベアの布が裁断機……機械で切られ、開けられた穴の場合、綿詰めをしていると、穴が広がり裂けます←何度も経験済み。
布地もいい生地ならば適度な伸縮ですが、結構差……はっきり言えば、かなり縦横、斜めと伸びます。
毛も抜けますし、穴も伸び、広がります。
基本は私の場合は、その上に同系色のフェルトに目打ちで穴を開け、ボタン穴の周りのように細かくかがります……補強です。
綿詰め作業はかなり楽しいので、際限なくしてしまうのでご注意ください。
厚く塗ると乾くのに時間がかかるのと、変に突っ張るのでお気をつけください。
手足に胴体を乾かしつつ、まず、耳と頭をひっくり返しましょう。
特に細かい耳はひっくり返しにくいですが、キットの中にコツが書いてあるので確認を。
テディベア作家さんは、手術にも使われる鉗子を持っています。
でも、初挑戦の方は、ひっくり返せないなーと無理に引っ張ったりされず、耳の上の部分を指や菜箸の背の部分を押すようにしてみてください。
あまり無理にすると、ボアの毛が抜けてしまうことがあるのでご注意ください。
特に耳の縁とか、手や足の先、頭のお鼻の先などは、綺麗にしてあげてください。
ちょっと毛が……淋しいベアになっちゃいます>_<
なるべく、きちんとひっくり返してあげると可愛い子になります。
乾いた頃に手足と胴体をひっくり返します。
その時、胴体の首をつなぐ部分をわかりやすいようにまち針などで印をお勧めします。
結構ひっくり返すと、どこに首がくっつくのと慌てます。
その後、頭、耳、手足、胴体を並べて見てください。
どんな子になるでしょう?
想像しつつ、まず頭に脳……コホンッ! 綺麗な形の頭を作るために綿を詰めていきましょう。
可愛い赤ちゃんを想像してみてください。
鼻先に菜箸の背側を使って、綿を押し込みます。
綿は生き物ですので、逃げます。
スライムのように、するりんと逃げてくれやがります。
綿は左右の頬と鼻の上の布が重なってますので、三か所からグイグイ突っ込みましょう。
何度か利き手の親指と人差し指で押し込んだことがありますが、指が最後に使いものにならなくなるので、菜箸の太い部分……持ち手側を使ってください。
力を込めると2日位物が持てなくなります。
ペンも箸も痛くて持てません→ここまでしないでください。
そして、菜箸の細い部分は刺さります。
ベアの顔に穴が開くのは悲しいので、決してしないでください……。
教室で穴が空いた人いました。
傷だらけのベアはかわいそうです。
どうか、根気よく詰めてください。
ちなみに、何回もしていて思っていることは、なるべく鼻先に固く綿を詰めてください。
スカスカだと鼻の刺繍の時、針が刺さりません。
鼻の刺繍がないのは残念なので、鼻先にはしっかり詰めてあげてください。
そして、ベアの顔はネコ系か、イヌ系どっちにしようかなという感じを想像してください。
ちなみに猫系は……特に子猫のように顔の中心に集まるような可愛い系。
日本のテディベア作家さんに多いのは、正面からみると目と鼻がほぼ同位置、子猫の顔です。
犬系の顔だと、ちょっと左右の上に目を上げて、鼻から離してみる感じです。
時々、メガネとか掛けているのは、イヌ系ベアさんが多いです。
もうちょっとわかりやすいのは、スナネコのように鼻ぺちゃでベビーフェイスか、日本のキツネ、キタキツネのように鼻がシュッとして見える顔ですね。
詰めていくと顔も少しですが変わっていきますので、外から綿が詰まっているかフニフニ確認しつつ、このベアはカッコいい子とか、可愛い子と思いながら詰めると楽しみも増しますよ。
ある程度しっかり詰めたら、詰め口をざっくり縫って、ジョイント凸部分をセットして、慎重に糸を縮めてください。
ジョイント部分はしっかり糸が切れないようにお願いします。
首を動かすと、当たり前ですが布地や糸は擦れてしまうので、糸はしっかり縫い縮めることが大事です。
次は目の位置をまち針で決め、目打ちで布地をなるべくぶち切らないように布地を広げるように穴を開けます。
目玉ボタンの出っ張りがその穴に入るくらいがいいです。
そのときには、ほお側と鼻上の布地を縫っている縫い糸は切らないようにしてください。
目を説明書通りに縫ったら、耳です。
コアラのように横にするか、狐っぽくするか、その中間かは、耳布地にまち針をつけて、位置を決めてくださいね。
真正面からだけだと位置がずれたりするので、頭頂部や左右をチェックするといいです。
耳の注意は、ぬいぐるみを持つ人がたまにやっちゃうのですが……つい、掴みやすい耳を引っ張っちゃいます。
小さい子も当たり前に引っ張っちゃいます。
なので引っ張ってもちぎれないように、耳の後ろから上まで縫い、次は耳の前を丁寧に縫って、耳たぶまでしっかり縫うことが必要です。
鼻は太めの刺繍糸一本どりです。
▼、○、◾️、五角形、が基本ですが、可愛いのだと❤︎なんかもできます。
手縫いですからどんな形でもいいです。楕円もいいですね。
好みの形が説明書にあると思いますが、自分のベアに似合うお鼻を、あれば消えるペンで形を書いて、ない時は薄く鉛筆で小さめに書いて、左右をバランスよく縫います。
鼻の下にはお口をつけましょう。
への字でも可愛いですし、ネコの口のように広角上がってるのもいいですね。
目、耳、口の順は目→口→耳でもいいです。
私は、鼻の刺繍がとても苦手ですので、最後にしています。
では、腕と足は同じようにジョイント凸を入れて、綿詰めを。
腕は手のひらに綿を入れるイメージで、手の付け根は少なめにするのがおすすめです。
足も足裏の足首の折れ部分……つま先にしっかり詰めてください。
逆に腕や足の付け根関節部に綿が溜めすぎると、怒り肩で安産型……少々いかつくなるので、逆に足の裏、手のひらをしっかり詰めるとポーズも可愛く、スマートな子になります。(私のイメージです。可愛いのは変わりません)
手と足の爪は鼻と同じ刺繍糸で。バランスよくです。
3本爪、4本爪可愛いです。
これで、頭、両腕両足、まだ何もしていない胴体とジョイント5セットの凹部分が並んでいると思います。
ジョイントは、セットしてしまうと、外せません。
もう一度言います。外せません。
ですので、まず、ベアの頭をジョイントします。
平べったい穴の開いた円盤と、突起のついた円盤を順番にセットします。
頭部のジョイントを、胴体の頭部差し込み口に差し込み、平べったい方を差し込みます。
この時、生地が何重にも重なっているので、きちんと出ない場合があります。
慎重に頭部のジョイントが出るようにしてください。
そうして、突起のついたジョイントを、突起部を上にして、力を込めて挟みます。
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と音がしたのが確認できたら、一度きちんとつながっているか首を動かします。
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