1 / 9
少し成長してきたでしょうか?刹那が幼いので、年相応であるか不安ですf(^_^)
一応、皆普通にいます。元気です。
しおりを挟む
「お父さーん! 喬が、又、壊しちゃったよ~!」
走ってくるのは金の髪の少年。
白髪というよりも、琉璃や息子達が手入れをしてくれるようになると、艶が出て銀色の髪になった孔明は、久しぶりの休日に畑を耕していたのだが、額をぬぐいつつ、
「はぁ? 喬が? 何を? 金剛」
「お母さんと一緒に、お菓子を作ってたら……」
「あぁ……」
孔明はため息をつく。
年は214年。
孔明は、33才になっていた。
一応、参謀兼内政担当だが、参謀職は士元に丸投げして日々、内政や作物について議論して、調査した後に実践している。
今耕しているのは、自分の屋敷とその周辺のあてがわれた地域の荒れ地。
ここをおこして、様々な作物の種を植える作業である。
で、畑がほとんどの屋敷には、孔明夫婦と5人の息子が一緒に住んでいた。
15才になる長男の金剛、14才の次男の循、12才の四男の統は器用なのだが、成長しつつある子供たちの中で、一番不器用なのは13才の三男の喬である。
ちなみに、乱暴と言うか、爆発的で何をしでかすか分からないのは息子は五男の10才の広である。
「えっと、また……」
「落ち込んで、目を潤ませてるの。お父さん……あれ」
示す、長男の金剛の伸び始めた背丈を嬉しく思いながら、ふわふわの頭を撫でる。
「ありがとう。金剛。やっぱり金剛は優しいお兄ちゃんだね。良い子に育った! お父さんは嬉しいよ」
「お父さんとお母さんが僕を可愛がってくれて、ちゃんと勉強に身を守るすべを教えて貰ったからだよ。俺は、お父さんの息子に育てて貰って嬉しかったよ! お母さんが一杯色々教えてくれたからだよ! 俺は、お父さんとお母さんの自慢の息子になりたいんだ!」
「何言ってるの。金剛はお父さんの自慢の息子だよ。それにね?」
ひょろひょろの13才の少年を片手で、抱き抱える。
「ほーら、喬。どうしたの? 金剛が心配してるよ」
「……お、お父さん……」
うるうる……
目を潤ませる三男が、余りにも可愛すぎる父親は、
「あぁぁ……何て可愛いの! お父さんは喬がとっても可愛いよ~! 何て可愛いの! 誰に似たの? あぁ、喬はお父さんの自慢の息子だよ~! それに……金剛も父さんの自慢の息子だよ~! お父さんは嬉しいです! こんな可愛い息子たちが大きくなった何て嬉しいの~!」
「わぁぁ! お父さん! 力任せに……痛いよ~!」
15才の少年が悲鳴をあげると、弟は諦めきった顔で、
「お兄ちゃん……お父さんの怪力は、諦めて」
「喬は華奢だから良いけど、この俺がお父さんにだっこだよ~? 部隊の同僚にバカにされるんだよ」
「兄さんは、馬鹿にする相手を父さんに習った技で滅多うちじゃない」
現れたのは循と統、末っ子の広である。
「循! 代わってくれ!」
「いや……わぁぁぁ! お父さんがぁぁ!」
循に統、広を一気にガバッと抱き締める。
「あぁぁ……お父さんは、息子達が宝物~! 琉璃も宝物だけど! あぁぁぁ、可愛いよ~! お父さんは幸せです!」
「アホがいる!」
「うるさい! 士元……って、あぁ、こんにちは。皆」
やってきた父親の衣の裾をつかんで、おずおずと見ている子供達に、にこっと笑う。
士元と嫁の球琳の子供達、琳瓊と玉葉、宏である。
8才の三人は、何をしてるのかな?
とキョトンとしている。
思い出したのは金剛である。
「お父さん、おーろーしーてー! お父さん! お願い!」
「ガーン! 士元のせいで金剛が反抗期! 士元のせいだ!」
「アホか!」
士元は呆れ返った顔で、首を振る。
「おい、お前たち、あれを真似るなよ?」
「おとうしゃん、りんりん、だっこ!」
「ようようもだっこ! ぐるぐるもして!」
ねだる娘たちに、一瞬にしてデレッとした顔になる。
「し、仕方ねぇなぁ。だっこだけだぞ? 一人ずつ順番だ」
「僕良いので」
あっさり告げる息子に、ムッとする。
「おいこら! 宏!」
「僕は勉強します。失礼します。叔父上たちもふざけてる暇があるなら、もっと有意義なことをなさっては?」
「うるさい!」
父の体からスルッと抜け出した少年が、宏を捕まえる。
「はい、金剛兄ちゃん!」
「よし、よくやった。広はすごいな!」
金剛は弟を誉めると、宏のお尻を叩いた。
「俺達のことを馬鹿にするのは勝手だけど、父をバカにするな!」
「いったぁぁ!」
「俺が礼儀作法を教え直す!」
ペンペンとお尻を叩く息子に、
「うーん、最近、金剛は大人だねぇ……お父さん寂しいよ……」
「アホか! そんな冗談はいるか! まぁ、金剛。宜しく頼む。可愛いげのない息子を、統と広と特訓してやってくれ」
士元の言葉に、
「あら……士元お兄様。こんにちは。ようこそ」
赤ん坊を抱いた華奢な美少女……隣には、関索と手を繋いだ5才程の幼児。
「琉璃! 大丈夫なの? それに、桃花は……」
「大丈夫ですよ。お兄ちゃんたちに会いたいって言ってますよ」
「わぁぁ!」
集まってくる少年達に、
「えっと、おはよう、皆」
「おはよう。索。今日は絶対に勝つからね?」
金剛はにっと笑い、順番に、
「お早う。索兄さん。それに興も元気だね」
「うん! 循お兄ちゃん! 元気だよ!」
「それに、桃花はご機嫌だね」
喬は妹の顔を覗き込む。
「お早う。索兄さん。また、服がきちんと整ってないよ。もう……駄目でしょ?」
統の声に、
「えぇ? おかしいか? 破っちゃって自分で繕ったんだけど……」
「「「「「絶対に変!」」」」」
「頑張ってるんだけどなぁ……」
困った顔で見下ろす索に、循が、
「大丈夫。索兄さんは、うちの喬並みに不器用だから、安心して」
「ひ、酷いよ~! 循お兄ちゃん! 僕だって何とか……」
「無理だよ」
ガックリする息子の頭を撫でて、
「喬は、じっくりすればできる子だよ。皆、お父さんの自慢だよ。これからどういう道を行こうとも……お前達を見守っているよ」
「その前に、お父さん。僕たちは頑張らないと」
「隠居しないでね? じいちゃんになるよ?」
統と広……特に、広の一言に、
「じいちゃん……ガーン……! 広は、お父さんのことそう思っていたんだ……」
「なるなってことだよ。お父さんまだまだ頑張らないと、滄珠を取り戻すんだから!」
「そうなの? それなら……」
「循兄ちゃんと月季姉ちゃんに子供が生まれたら、じいちゃんだけど」
循は真顔で告げる。
「う~ん。そうだねぇ。そうしようか?」
「わぁぁぁ~! ダメダメダメ! まだ早いです!」
……再び動き出す時は満ちる。
走ってくるのは金の髪の少年。
白髪というよりも、琉璃や息子達が手入れをしてくれるようになると、艶が出て銀色の髪になった孔明は、久しぶりの休日に畑を耕していたのだが、額をぬぐいつつ、
「はぁ? 喬が? 何を? 金剛」
「お母さんと一緒に、お菓子を作ってたら……」
「あぁ……」
孔明はため息をつく。
年は214年。
孔明は、33才になっていた。
一応、参謀兼内政担当だが、参謀職は士元に丸投げして日々、内政や作物について議論して、調査した後に実践している。
今耕しているのは、自分の屋敷とその周辺のあてがわれた地域の荒れ地。
ここをおこして、様々な作物の種を植える作業である。
で、畑がほとんどの屋敷には、孔明夫婦と5人の息子が一緒に住んでいた。
15才になる長男の金剛、14才の次男の循、12才の四男の統は器用なのだが、成長しつつある子供たちの中で、一番不器用なのは13才の三男の喬である。
ちなみに、乱暴と言うか、爆発的で何をしでかすか分からないのは息子は五男の10才の広である。
「えっと、また……」
「落ち込んで、目を潤ませてるの。お父さん……あれ」
示す、長男の金剛の伸び始めた背丈を嬉しく思いながら、ふわふわの頭を撫でる。
「ありがとう。金剛。やっぱり金剛は優しいお兄ちゃんだね。良い子に育った! お父さんは嬉しいよ」
「お父さんとお母さんが僕を可愛がってくれて、ちゃんと勉強に身を守るすべを教えて貰ったからだよ。俺は、お父さんの息子に育てて貰って嬉しかったよ! お母さんが一杯色々教えてくれたからだよ! 俺は、お父さんとお母さんの自慢の息子になりたいんだ!」
「何言ってるの。金剛はお父さんの自慢の息子だよ。それにね?」
ひょろひょろの13才の少年を片手で、抱き抱える。
「ほーら、喬。どうしたの? 金剛が心配してるよ」
「……お、お父さん……」
うるうる……
目を潤ませる三男が、余りにも可愛すぎる父親は、
「あぁぁ……何て可愛いの! お父さんは喬がとっても可愛いよ~! 何て可愛いの! 誰に似たの? あぁ、喬はお父さんの自慢の息子だよ~! それに……金剛も父さんの自慢の息子だよ~! お父さんは嬉しいです! こんな可愛い息子たちが大きくなった何て嬉しいの~!」
「わぁぁ! お父さん! 力任せに……痛いよ~!」
15才の少年が悲鳴をあげると、弟は諦めきった顔で、
「お兄ちゃん……お父さんの怪力は、諦めて」
「喬は華奢だから良いけど、この俺がお父さんにだっこだよ~? 部隊の同僚にバカにされるんだよ」
「兄さんは、馬鹿にする相手を父さんに習った技で滅多うちじゃない」
現れたのは循と統、末っ子の広である。
「循! 代わってくれ!」
「いや……わぁぁぁ! お父さんがぁぁ!」
循に統、広を一気にガバッと抱き締める。
「あぁぁ……お父さんは、息子達が宝物~! 琉璃も宝物だけど! あぁぁぁ、可愛いよ~! お父さんは幸せです!」
「アホがいる!」
「うるさい! 士元……って、あぁ、こんにちは。皆」
やってきた父親の衣の裾をつかんで、おずおずと見ている子供達に、にこっと笑う。
士元と嫁の球琳の子供達、琳瓊と玉葉、宏である。
8才の三人は、何をしてるのかな?
とキョトンとしている。
思い出したのは金剛である。
「お父さん、おーろーしーてー! お父さん! お願い!」
「ガーン! 士元のせいで金剛が反抗期! 士元のせいだ!」
「アホか!」
士元は呆れ返った顔で、首を振る。
「おい、お前たち、あれを真似るなよ?」
「おとうしゃん、りんりん、だっこ!」
「ようようもだっこ! ぐるぐるもして!」
ねだる娘たちに、一瞬にしてデレッとした顔になる。
「し、仕方ねぇなぁ。だっこだけだぞ? 一人ずつ順番だ」
「僕良いので」
あっさり告げる息子に、ムッとする。
「おいこら! 宏!」
「僕は勉強します。失礼します。叔父上たちもふざけてる暇があるなら、もっと有意義なことをなさっては?」
「うるさい!」
父の体からスルッと抜け出した少年が、宏を捕まえる。
「はい、金剛兄ちゃん!」
「よし、よくやった。広はすごいな!」
金剛は弟を誉めると、宏のお尻を叩いた。
「俺達のことを馬鹿にするのは勝手だけど、父をバカにするな!」
「いったぁぁ!」
「俺が礼儀作法を教え直す!」
ペンペンとお尻を叩く息子に、
「うーん、最近、金剛は大人だねぇ……お父さん寂しいよ……」
「アホか! そんな冗談はいるか! まぁ、金剛。宜しく頼む。可愛いげのない息子を、統と広と特訓してやってくれ」
士元の言葉に、
「あら……士元お兄様。こんにちは。ようこそ」
赤ん坊を抱いた華奢な美少女……隣には、関索と手を繋いだ5才程の幼児。
「琉璃! 大丈夫なの? それに、桃花は……」
「大丈夫ですよ。お兄ちゃんたちに会いたいって言ってますよ」
「わぁぁ!」
集まってくる少年達に、
「えっと、おはよう、皆」
「おはよう。索。今日は絶対に勝つからね?」
金剛はにっと笑い、順番に、
「お早う。索兄さん。それに興も元気だね」
「うん! 循お兄ちゃん! 元気だよ!」
「それに、桃花はご機嫌だね」
喬は妹の顔を覗き込む。
「お早う。索兄さん。また、服がきちんと整ってないよ。もう……駄目でしょ?」
統の声に、
「えぇ? おかしいか? 破っちゃって自分で繕ったんだけど……」
「「「「「絶対に変!」」」」」
「頑張ってるんだけどなぁ……」
困った顔で見下ろす索に、循が、
「大丈夫。索兄さんは、うちの喬並みに不器用だから、安心して」
「ひ、酷いよ~! 循お兄ちゃん! 僕だって何とか……」
「無理だよ」
ガックリする息子の頭を撫でて、
「喬は、じっくりすればできる子だよ。皆、お父さんの自慢だよ。これからどういう道を行こうとも……お前達を見守っているよ」
「その前に、お父さん。僕たちは頑張らないと」
「隠居しないでね? じいちゃんになるよ?」
統と広……特に、広の一言に、
「じいちゃん……ガーン……! 広は、お父さんのことそう思っていたんだ……」
「なるなってことだよ。お父さんまだまだ頑張らないと、滄珠を取り戻すんだから!」
「そうなの? それなら……」
「循兄ちゃんと月季姉ちゃんに子供が生まれたら、じいちゃんだけど」
循は真顔で告げる。
「う~ん。そうだねぇ。そうしようか?」
「わぁぁぁ~! ダメダメダメ! まだ早いです!」
……再び動き出す時は満ちる。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
破鏡の世に……(アルファポリス版)
刹那玻璃
歴史・時代
後漢王朝は、形ばかりのものになりつつあった190年後半。
曹孟徳(そうもうとく)による『徐州大虐殺』から姉弟たちと共に逃れ、逃れて荊州(けいしゅう)の襄陽(じょうよう)にたどり着いた諸葛孔明(しょかつこうめい)、16歳。
現在の趣味は畑仕事に掃除、洗濯に内職。裁縫も得意だ。星を読むのは天候予測のため。でないとご飯にありつけない。一応学問はさらっているが、それが今現在役に立っているかは不明。そして早急に必要なのは姉弟の腹を満たすものと、結婚適齢期を過ぎつつある二人の姉の嫁ぎ先!
性格は悪くないものの破天荒な姉弟たちによって磨かれた「おかんスキル」と、新しく親族となった一癖どころか二癖も三癖もある人々の中、何とかいかに平和に、のんびりと、無事にやり過ごそうと努力したもののことごとく失敗。
その上、一人の少女と出会う。
半身を追い求める孔明、幼い少女は自分を守ってくれる人、愛を求める。
桜蘂ふる
紫乃森統子
歴史・時代
延宝二年春。浪人の身であった父を病で亡くした春秋(ひととせ)源之丞は、僅か七歳で天涯孤独の身となった。
再び仕官することを目指していた父の望みを引き継ぎ、源之丞は形見の大刀を背に負い、大名屋敷を訪ね回る。
しかし身寄りのない子供を相手にする屋敷は一つもなく、途方に暮れていた。
そこに声を掛けたのが、後に主君として戴くことになる六歳の美童・秋月万作であった。
アルゴスの献身/友情の行方
せりもも
歴史・時代
ナポレオンの息子、ライヒシュタット公。ウィーンのハプスブルク宮廷に閉じ込められて生きた彼にも、友人達がいました。宰相メッテルニヒの監視下で、何をすることも許されず、何処へ行くことも叶わなかった、「鷲の子(レグロン)」。21歳で亡くなった彼が最期の日々を過ごしていた頃、友人たちは何をしていたかを史実に基づいて描きます。
友情と献身と、隠された恋心についての物語です。
「ライヒシュタット公とゾフィー大公妃」と同じ頃のお話、短編です。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/268109487/427492085
西涼女侠伝
水城洋臣
歴史・時代
無敵の剣術を会得した男装の女剣士。立ち塞がるは三国志に名を刻む猛将馬超
舞台は三國志のハイライトとも言える時代、建安年間。曹操に敗れ関中を追われた馬超率いる反乱軍が涼州を襲う。正史に残る涼州動乱を、官位無き在野の侠客たちの視点で描く武侠譚。
役人の娘でありながら剣の道を選んだ男装の麗人・趙英。
家族の仇を追っている騎馬民族の少年・呼狐澹。
ふらりと現れた目的の分からぬ胡散臭い道士・緑風子。
荒野で出会った在野の流れ者たちの視点から描く、錦馬超の実態とは……。
主に正史を参考としていますが、随所で意図的に演義要素も残しており、また武侠小説としてのテイストも強く、一見重そうに見えて雰囲気は割とライトです。
三國志好きな人ならニヤニヤ出来る要素は散らしてますが、世界観説明のノリで注釈も多めなので、知らなくても楽しめるかと思います(多分)
涼州動乱と言えば馬超と王異ですが、ゲームやサブカル系でこの2人が好きな人はご注意。何せ基本正史ベースだもんで、2人とも現代人の感覚としちゃアレでして……。
本能のままに
揚羽
歴史・時代
1582年本能寺にて織田信長は明智光秀の謀反により亡くなる…はずだった
もし信長が生きていたらどうなっていたのだろうか…というifストーリーです!もしよかったら見ていってください!
※更新は不定期になると思います。
独裁者・武田信玄
いずもカリーシ
歴史・時代
歴史の本とは別の視点で武田信玄という人間を描きます!
平和な時代に、戦争の素人が娯楽[エンターテイメント]の一貫で歴史の本を書いたことで、歴史はただ暗記するだけの詰まらないものと化してしまいました。
『事実は小説よりも奇なり』
この言葉の通り、事実の方が好奇心をそそるものであるのに……
歴史の本が単純で薄い内容であるせいで、フィクションの方が面白く、深い内容になっていることが残念でなりません。
過去の出来事ではありますが、独裁国家が民主国家を数で上回り、戦争が相次いで起こる『現代』だからこそ、この歴史物語はどこかに通じるものがあるかもしれません。
【第壱章 独裁者への階段】 国を一つにできない弱く愚かな支配者は、必ず滅ぶのが戦国乱世の習い
【第弐章 川中島合戦】 戦争の勝利に必要な条件は第一に補給、第二に地形
【第参章 戦いの黒幕】 人の持つ欲を煽って争いの種を撒き、愚かな者を操って戦争へと発展させる武器商人
【第肆章 織田信長の愛娘】 人間の生きる価値は、誰かの役に立つ生き方のみにこそある
【最終章 西上作戦】 人々を一つにするには、敵が絶対に必要である
この小説は『大罪人の娘』を補完するものでもあります。
(前編が執筆終了していますが、後編の執筆に向けて修正中です)
織田信長に育てられた、斎藤道三の子~斎藤新五利治~
黒坂 わかな
歴史・時代
信長に臣従した佐藤家の姫・紅茂と、斎藤道三の血を引く新五。
新五は美濃斎藤家を継ぐことになるが、信長の勘気に触れ、二人は窮地に立たされる。やがて明らかになる本能寺の意外な黒幕、二人の行く末はいかに。
信長の美濃攻略から本能寺の変の後までを、紅茂と新五双方の語り口で描いた、戦国の物語。
if 大坂夏の陣 〜勝ってはならぬ闘い〜
かまぼこのもと
歴史・時代
1615年5月。
徳川家康の天下統一は最終局面に入っていた。
堅固な大坂城を無力化させ、内部崩壊を煽り、ほぼ勝利を手中に入れる……
豊臣家に味方する者はいない。
西国無双と呼ばれた立花宗茂も徳川家康の配下となった。
しかし、ほんの少しの違いにより戦局は全く違うものとなっていくのであった。
全5話……と思ってましたが、終わりそうにないので10話ほどになりそうなので、マルチバース豊臣家と別に連載することにしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる