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一章
十四話
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「えぇ·······その体の何処からこんな力出てくるの·······」
「お前のせいで溜まったストレスからだ」
筋肉が無いからって甘く見るな。こちとら昔から護身術叩き込まれてんだよ。
相手を油断させればギリギリ、本当にギリギリ背負い投げくらい出来る。無理に動いたせいで身体めっちゃ痛いけど。
「大丈夫? なんか君の方が痛そうだけど」
「心配するなら寝かせてくれ。ていうかお前誰だよ」
友達になって3週間、みたいな距離感で話し掛けてくんな。
「嘘でしょ? 俺の事知らないの?」
「ナルシストで勘違いバカって事は知ってる」
「酷いな! 俺は三年生の冴島光輝! 寮長だよ?! 寮長!」
「·······あぁ──」
寮長·······まさか結翔が言ってた一年中セックスしてるあいつか。王道だと鍵取りに言ったらちゃっかり襲われるやつ。
「·········蝶々でも盲腸でも何でもいいのでさっさと消えてください」
屋上は風紀委員の巡回が頻繁にあるから襲われても大丈夫なはず。大きくため息を吐きながら、倒れたまま金髪をクルクルする男の隣に寝る。
「あれ? もしかして添い寝して欲しかったの?」
「へーそうですねー」
なんか疲れすぎてどうでも良くなってきたわ。『強引だね』とか意味の分からない事をほざいてるけど無視だ。
「うーん··········」
「··············」
「えー?··········」
「··············」
「ふむふむ·········」
「うるっさい! 黙れカス」
クソッ。視線がウザすぎて眠れないわ。さっさとどっか行け。何がふむふむだよ。
「ねぇ、君ってあの天使ちゃんだよね? 噂通り死んだ魚みたいな目してるね」
「あんたこそ見た目通り節操も常識も無いですね」
死んだ魚の目は否定しないがな。初対面で言われると流石にウザい。特にこいつみたいな人種には言われたくないわ。
ごちゃごちゃと煩い男を無視して目を閉じる。なんか頭の下に枕?みたいな感覚があるけどどうでもいいや。
俺はそのまま眠りについた。
「お前のせいで溜まったストレスからだ」
筋肉が無いからって甘く見るな。こちとら昔から護身術叩き込まれてんだよ。
相手を油断させればギリギリ、本当にギリギリ背負い投げくらい出来る。無理に動いたせいで身体めっちゃ痛いけど。
「大丈夫? なんか君の方が痛そうだけど」
「心配するなら寝かせてくれ。ていうかお前誰だよ」
友達になって3週間、みたいな距離感で話し掛けてくんな。
「嘘でしょ? 俺の事知らないの?」
「ナルシストで勘違いバカって事は知ってる」
「酷いな! 俺は三年生の冴島光輝! 寮長だよ?! 寮長!」
「·······あぁ──」
寮長·······まさか結翔が言ってた一年中セックスしてるあいつか。王道だと鍵取りに言ったらちゃっかり襲われるやつ。
「·········蝶々でも盲腸でも何でもいいのでさっさと消えてください」
屋上は風紀委員の巡回が頻繁にあるから襲われても大丈夫なはず。大きくため息を吐きながら、倒れたまま金髪をクルクルする男の隣に寝る。
「あれ? もしかして添い寝して欲しかったの?」
「へーそうですねー」
なんか疲れすぎてどうでも良くなってきたわ。『強引だね』とか意味の分からない事をほざいてるけど無視だ。
「うーん··········」
「··············」
「えー?··········」
「··············」
「ふむふむ·········」
「うるっさい! 黙れカス」
クソッ。視線がウザすぎて眠れないわ。さっさとどっか行け。何がふむふむだよ。
「ねぇ、君ってあの天使ちゃんだよね? 噂通り死んだ魚みたいな目してるね」
「あんたこそ見た目通り節操も常識も無いですね」
死んだ魚の目は否定しないがな。初対面で言われると流石にウザい。特にこいつみたいな人種には言われたくないわ。
ごちゃごちゃと煩い男を無視して目を閉じる。なんか頭の下に枕?みたいな感覚があるけどどうでもいいや。
俺はそのまま眠りについた。
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