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沈め

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「おい、お前颯太と言ったな」

「あ、はいそうっす! 俺が腐男子颯太です☆」

 ウィンクを決めて目元でピースする腐男子颯太。やっぱりこいつ喧嘩売ってるだろ。

「······3秒で沈めてやる」

「い、いやぁ~今日も良い天気ですねぇ~」

「連日雨だ」

「あ、あっれれ~? おかし~ぞ~? ──グフォッ!?」

「少し黙れ」

「あい······」

 鳩尾に拳を入れてとりあえず黙らせる。こいつ、一人でベラベラと煩い。

「で、スマホをゴミ共に向けて何をしてたんだ」

「ゴ、ゴミ共······? ハッ、そうだったぁあああ!!! 腐男子として王道を録画──グハッ!」

「煩いつってんだろ」

「···············ごめんなはい·····」

 はぁ······まともに会話出来ないのかよ。
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