博元 裕央

博元 裕央

ライトノベル・マンガ・アニメ・特撮・SF・ファンタジー好き。長編「逆襲物語ネイキッド・ブレイド」&他様々な長編・短編を掲載。是非お読みください!カクヨム、ノベルアッププラスでも作品を掲載中です。

【逆襲物語ネイキッド・ブレイド】追記(ネタバレ注意)・前編

逆襲物語ネイキッド・ブレイドについて少々補足をと思い、こちらで「作者の思っていた事」について記載してみます。【逆襲物語ネイキッド・ブレイド】本編のネタバレを含みます。ご注意の上閲覧の是非をご判断下さい。

さて。これまで単純な異世界転生チートものについてだけではなく物語を愛する心と現実との闘い、現実そのものについて物語を通じて語ってきた【逆襲物語ネイキッド・ブレイド】ですが、最終回で改めて、異世界転生チートとは何かに一部回帰した事についてですが。
要するに、現実との闘い、現実について今物語の観点から語るのであれば、それは現実の影響で異世界転生チートが流行した理由を語る必要があると考えたからです。
それは原点回帰であると同時に、現実と異世界転生、その二つの主題が同一の根を持つ事、その二つを同時に扱う事が正しかったことの証明であると思います。
だから異世界転生チートを完全に乗り越え克服する形で物語を終わらせるためにも、そもそもそれは何なのか、何故流行したのかを改めて問い直す必要があると考え。
やり直したい、孤独は嫌だ、より良い認められた存在になりたい、死を乗り越えたい、要するに、救われたいという思いであると考えたわけです。
それは本来的な物語と宗教・神話・哲学の力が為すべき救いで。生きている間の幸せを齎すものとは別に、死んでしまうというどうしようもない現実に対するそれを忘れさせたり救いの答えを齎すものとして、物語の力は常に人間に必要な存在だった。
それが今それらの力が弱まってしまったからこそ、異世界転生チートが流行した、という側面もあるのではないかと思うのです。
(文字数制限的に後編に続きます。)
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登録日 2020.02.23 14:50

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