バイオリンの話の補足


 いつもお読みいただきありがとうございます。

 今回通貨「リラ」を使用しましたが、あくまで作者の世界の価格ですのでご了承ください。

 マルグレーテもようやくトリエステを発ちました。ちなみに船着場の官吏の格好がみすぼらしく見えたのは、彼がいつもまじめに潮風を受けながら桟橋に立っているためです。港や船上での仕事をしている人間には仕方のないことですね。

 官吏の話でマルグレーテは混乱していましたが、19世紀半ばは鉄道建設の時代で、ヨーロッパのあちこちで線路が作られていました。イタリアも例外ではありません。線路は端から順に繋げられていったのではなく、各地で転々と建設されていったので、その間の移動は従来通り馬車の移動になりました。もっともウィーンからトリエステまでの線路は早い段階で途切れることなく繋がれていたようです。
 書いた地図くらい載せればいいのにという話ですが、絵図を書くのが致命的な腕前なのでどうかご勘弁ください。その代わりといってはなんですが、地図など物語に関する小さな情報はTwitterをご参照いただければ幸いです(@setsailfor1718)。

 猛暑のおり、どうかお身体を大切に。
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登録日 2019.08.04 12:25

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