最初は短編だったはずの作品なんですが、気がついたらずいぶんと長くなってしまいました。

本作の主人公、レイミリアさん
性格は、わりと結構どこにでもいそうな女性をイメージして書いたつもりなんです。けれどそれだとあんまりにも主役っぽくないんで、背景となる家や家族は、あまり見かけたことがない裕福な一家にしてみました。

こうするとわがままさと甘ったれ具合がほどよい気がします。


そしてもう一人の主人公、ミラクールくん
彼の性格は、たぶん昨今のアニメに強く影響されてしまったような気がします。異世界ものとかで転生したお子様っぽさが強く出てしまったので、いっそ最初から異世界に住む住人にしようとなって、それならいいとこのお坊ちゃんにすれば違和感がなくなるかなと。

そうしてできあがったのが本作のミラクールくんです。どうぞショタってやってください。


最後に、もう一人の影の薄い主人公、ジョジロウさん
この人は、抜け忍を書きたくてできあがったキャラクターです。作中は抜け忍じゃありませんでしたけど…。
忍者なんですが、歴史に登場する里の忍者ではありません。もっとファンタジーに生きる忍者たちの里があるんです。有史以前から、世界に害をなす異形の存在を狩る者たち。ときに勇者と呼ばれたり、ときに魔法使いと言われたり、そんな一族の21世紀の末裔ですね。家族持ちなのでゆくゆくは、次かその次の作品あたりでジョジロウさんの家族が出てくるといいなと思ってます。


あと余談ですが、物語前半にちょこっと出てきた、暖炉の上の天使像
実は彼もまたもう一人の主人公と言えるキャラクターだったりするんです。
本作中では、レイミリアさんはだんだんと忘れていってしまいました。
そういう立ち位置でいいんです。
なので一部の痛烈なファンの皆様、どうか次回作かその次か、もしくは更に次の作品をお待ち下さい。


最後までお読みいただきありがとうございました。
ご感想などをいただけると幸いです。