半道海豚

半道海豚

男性サラリーマンです。

第4章中盤を書き進めています1

第4章のもうひとつのテーマは、進化(evolution)です。
白魔族に食用として品種改良されたヒトが登場します。
彼らは、神によって選ばれた民だと信じています。
選民思想と優生思想の権化のような人々です。

evolutionという言葉を最初に使ったのは、進化論で有名なチャールズ・ダーウィンのおじいさん、エラズマス・ダーウィンだといわれています。

チャールズ・ダーウィンの進化論は、自然選択、自然淘汰、適者生存ですが、この学説自体はアルフレッド・ウォレスとともに発表しています。共同研究ではなく、アルフレッド・ウォレスは独自に自然選択、自然淘汰、適者生存という進化の道筋を見出しています。

チャールズ・ダーウィンの著書「種の起源」は、生物種はいかにして生まれるのか、を説いた本で、“個体の起源”ではありません。
これ、結構間違っちゃうんですね。

チャールズ・ダーウィン以前に、ラマルクが進化論を説いています。
ラマルクの進化論は、用不用と獲得形質の遺伝です。
つまり、用いる器官はより高機能化し、使わない器官は消滅していく、ということ。
そして、例えば、速く走れる個体は、その形質を子孫に伝える、ということ。

ラマルク進化論は現在では否定されています。
獲得形質は遺伝しません。
ですが、こっちのほうがチャールズ・ダーウィン進化論よりも受け入れやすいんです。

なんたって、親の努力が子に遺産相続のように伝わるんですから……。

受け入れやすいから、受け入れちゃうわけですね。
生物は進化する、親の努力が子に伝わるんだ!
登録日 2018.05.30 08:34

この投稿はコメントを受け付けておりません


処理中です...

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。