藤井聡先生、大石久和先生著「歴史の謎はインフラで解ける」
８３頁に私が長年提唱していた学説が掲載されました。
今まで、長年、色々な人や出版社に資料を送り、自分の名前は出さなくていいから、
どうか実際に織田信長がやったことを世間に広めてほしいと訴えてきましたが、
面白い詳細の部分は利用されても、肝心の信長のインフラ政策は完全にスルーされてきました。
しかし、今回、藤井先生がほぼ正確な形で信長のインフラ政策を記述してくださいました。
非常に嬉しいです。
それだけではなく、驚くべき事に１００頁に私の著書を引用文書として掲載されています。
こんな事は生まれて初めてです。
いままでは、ほとんどの人が「信長のような優れた為政者が道路建設などという愚かで非効率的な
土木政策などするはずがない」と全否定されるか、実際に資料を送付して、
　信長がそういう政策をやっていることを納得されても「織田信長は経済音痴だった」というような
事を著書に書かれたりして、かなり絶望していました。
私が必死にかき集めた資料、現地取材の成果を学者の先生、作家、出版社に送付していた頃から、
世間に「信長無能論」が蔓延しはじめました。実際に信長は道路建設など非効率的で愚かな
政策をしていたようだ。楽市楽座など自由開放経済など優れた経済政策は否定していたようだ。
織田信長は無能で愚かだった。という言説が蔓延しはじめました。
それで、私は、本当に絶望していました。
　しかし、最近では、しだいに信長が保守的な政治家で、熱心に道路建設をやっている事も
少しずつ世間に浸透してきました。
それでも、専門の学者先生で、ここまで具体的に信長の経済政策に言及した先生は、
本当に少ないです。
しかも、参考文献として私の名前を出してくださいました。
本当に報われた気がします。